ケンのブログ

日々の雑感や日記

カニカニカーニバル

2021年11月06日 | 日記
英語の構文でso that構文というのがある。

例えばso A that B なら基本的には、「とてもAなのでBである」と訳すのが定石だ。

具体的には
My dog is so cute that I can’t stop looking at him.
という文章なら。

「私の犬はとても可愛いので私は彼をみることがやめられない」となる。

ちょっと注をつけると
so cute =とてもかわいい。

I can't stop looking at him =私は彼を見ることをやめられない 
となる。ちなみに彼とは犬のことだ。


このso that 構文を使ったもう少し長い文で日本語に訳すと

彼の冗談はとてもつまらなかったので、人々は彼の冗談を笑うというよりは
むしろ彼自身のことを笑いました。

という文章に学生の頃、出会った。

ちょっと記憶に自信がないけれど、トーマス・モアの ユートピアという書物の中に出てきたような気がする。(記憶違いだったらごめんさい)

親父のギャグは、とてもしょうもなかったので、みんなは親父のギャグを笑うというよりはむしろ親父自身のことを笑った

などと置き換えて考えると状況がよく分かると思う。

まあ、そういうギャグに遭遇することも最近は多くなった。

今日の中日新聞の旅行の広告にこんなのがある。

名古屋から日本海、若狭にカニを食べに行く旅行のタイトル

「カニカニカーニバル」

最初は何気なく広告を飛ばして次のページに行こうと思ったけれど、カニカニカーニバルという文字を何度も見ているうちに、あまりのしょうもなさにおかしさがこみ上げてきた。(so that構文とは違うけど、まあいいか)

数日前、コンビニにこんなポスターが貼ってあるのを見つけた

「でらうま商品登場 オールスタードッグ」

どんな商品かと言うと、ホットドッグのパンに、ソースのついたコロッケ、メンチカツ、ポテトサラダ、焼きそば、といった4種類の具材がはさんである。なんだか健康に悪そう、、、。

それでオールスターバーガー でらうま

オールスターの具材ということか。

でらうま と言うのは 名古屋や岐阜の方言
どえりゃー うみゃー =すごくおいしい とデラックスのデラをかけているものと思われる。

これも見た瞬間笑えると言うよりは しばらく眺めていると、あまりのしょうもなさに笑えてしまうという種類だ。

大阪で、こんな冗長なギャグをかましていたら言い終わる前に、周りからツッコミ倒されてしまうけれど、基本的に名古屋や岐阜には突っ込むという文化はないので、こういう冗長なギャグが流行るとは思う。

子供の頃ラジオで流れたいたカレーのコマーシャルの最後の文句は「ハヤシもあるでよー」だった。

カレーだけでなくハヤシもあるからよろしくという意味だけれど。

まあ、いろいろと、よみがえってくる思い出や感覚もあるなあと思う。

それはともかく いちにち いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。





言わないでくれっ!(泣)

2021年11月04日 | 日記
今日の中日新聞に、長嶋茂雄さんに文化勲章を手渡す天皇陛下の写真が載っている。

陛下のお顔がどことなく嬉しそう。

それで、思い出したのだけれど、僕が小学生の頃、母が持っていた皇室アルバムのような写真集におそらくは学習院初等科時代の陛下の野球ユニフォーム姿の写真が出ていて、その背番号が3だった。


まあね、あの時代の少年が背番号3をつけていたら、大概は長嶋さんのファンだし、、。

ましてや陛下は東京育ちだから、、、。

そう言えば、長嶋さんが引退した年、ジャイアンツの十連覇を阻止する形で中日ドラゴンズが優勝した。

翌日、岐阜の柳ヶ瀬に行ったら、飲食店の前に酒樽が出ていて、「今日はお酒無料です」という張り紙がしてあった。

引退試合後の挨拶で、長嶋さんが「体力の限界を感じ、ここに引退を決意しました」と言った瞬間に「言わないでくれっ!(泣)」と泣き声で叫んだスタンドのファンの声を偶然マイクロフォンが拾っていた。

次の日、学校で「『言わないでくれっ』って叫んだやつおったよなあ」と指摘した子がいて、複数の友達の間で「うん、おった、おった」と話が盛り上がった。

あのシーンは何度も再放送されたので、あの「言わないでくれっ!(泣)」と叫んだファンの声もけっこう耳に焼き付いている。

今どき、あそこまで全身全霊で、応援する人っているだろうか。まあいるとは思うけれど、数は減っているような気がする。

懐かしくなって長嶋さんの引退試合の映像をネットで検索してみると、ジャイアンツの相手チームは、すでに優勝を決めた中日ドラゴンズで、スコアボードを見るとなんと中日の4番は大島康徳さんになっている。

忘れもしない、当時の中日の4番は外国人のマーチンだから、大島康徳さんは引退試合のために特別に4番になった可能性が高いと思った。

それでよく見てみると、その引退試合で、大島康徳さんが長嶋さんに花束を渡した写真も出ている。

その大島康徳さんは、もうこの世にいない。

でも、あのやさしそうだった大島康徳さんの風貌を偲ぶと、やはり、そういうところで花束を渡す役の回ってくる人なんだなと思う。

本当に長嶋さんに「おつかれさま」の気持ちをこめて歩み寄るような大島康徳さんの姿が写真に残っている。

それはともかく いちにち いちにち 無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。


男は立ちつくすだけ

2021年11月03日 | 日記
何日か前に、コンビニの店員の女の子の手がたまたま僕のお尻に当たってしまって、その子は「手がお尻に当たってしましまいました。ごめんなさい」と僕に言った。

あの子、感じのいい子やなあと僕、その時、思った。

そのことを思い出して、あの子のいるコンビニに行くかと思って、コンビニに行って、ヨーグルトドリンクを買った。

こんばんは と僕はその子に言ってお勘定を済ませた。

コンビニの外でマスクを外して、そのドリンクを飲んでいると「すみません」と声がした。

横を向くと、その店員さんが「よく見たら一円余分にありました」と言って僕に一円玉を差し出した。

「あっ ほんま?」と言って僕はその一円玉を受け取った。

やっぱりあの子、感じええわ と思ってニヤけながらドリンクの残りを飲んだ。

残りを飲み終わって正面を見ると、そこに軽自動車が止まっていて、運転席に、女の子が乗っていて、“”このおっさん何をニヤけてるんや“”という感じの顔で僕の方を見ていた。

多分、一部終始を見ていたのだと思う。

しまった。ニヤけるのは一瞬でやめるべきだったと後悔した。

年をとると顔の筋肉が緩んできて一回ニヤけると止まらなくなってしまう。

おじさんが鼻の下を伸ばすというのはあるいはそういうことを言うのかもしれない。

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今日の新聞にこんな川柳が載っている。

“”陣痛に右往左往の若亭主“”

まあね、男はいざというときに案外弱い。

井上陽水さんの「夕立」という歌の歌詞にこんな一節がある

“”洗濯物が濡れるからと 女は引きつった顔で わめきまわる 転げ回る
男は どうしたことかと 立ちつくすだけ“”

夕立が来て、洗濯物を片付けなければと機敏に動くのは女性でこういうとき男は頼りにならない。

ただ、どうしたことかと たちつくすだけだ。

陣痛のときと基本的には同じパターンだ。

そういう様を、しっかりと捉えて歌詞にするところが天才か。

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数年前に、大相撲の確か敦賀での巡業であいさつした市長が倒れて、女性の看護師が心臓マッサージをして助かったことがあった。

あのとき大相撲の呼び出しの方が、「女性は土俵から降りてください」と言って物議を醸した。

そのときの映像を、当時ユーチューブで見た。

確かに看護師と思しき女性が二人ほど心臓マッサージをしている。

そして、その周りを数人の体格のいい男性が立って囲んでいる。

まさに立ちつくしているだけと言っても過言ではない。女性が心臓マサージをしているのに、男は何にもしていない。

井上陽水さんの歌詞そのまんまという感じ。

ただし、ユーチューブの映像をよく見ると、呼び出しの方が、「女性は土俵から降りてください」とアナウンスしたのは、心臓マッサージが一段落して、土俵の周りにいた他の女性たちが、私らも行って手伝わないとまずいとばかりに土俵に殺到しそうになったタイミングだ。

看護師の方が二人で心臓マッサージをしているときは呼び出しはなにも言わなかった。

「土俵から降りてください」と呼び出しが言ったことだけが独り歩きしていて、どのタイミングで言ったのかまでは議論になっていなかった。

そう言えば、女性は一人が発言すると、私も発言しなければ と思うから、女性が入ると会議が長くなる、という主旨の発言をして、女性蔑視で、オリンピック委員会を首になった、元総理大臣がいたっけ。

失言の多いことで有名な人だけれど、それでいて、どこか憎めないところのある人だなと個人的には思う。

それはともかく いちにち いちにち 無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。





ひたむきならば

2021年11月03日 | 日記
カレーのお店で松任谷由実さんの「ルージュの伝言」が器楽の演奏のみのバージョンで流れていた。

松任谷由実さんの代表的なヒット曲は、僕が大阪にいるころ、市民交流センターの資料閲覧コーナーでいつもやはり器楽による演奏のバージョンが流れていた。

リズムやメロディが器楽曲に編曲しやすいのだと思う。

ルージュの伝言って、歌詞を読むと状況的に、“”あの人“”のバスルームにルージュで伝言を書いて立ち去る という内容の歌だということはわかる。

でも、どんな伝言なのかは少なくとも僕にはわからない。

ひょっとしたら、察しのいい人にはわかるようになっているのかもしれない。

ただ、歌詞の中にある

「あの人はもう気づく頃よ」
「あの人はあわててる頃よ」というフレーズがいたずらっぽいと言うか、本気っぽいと言うか、魅力的だなと思う。

コンビニに入ると今度はやはり松任谷由実さんの「アニバーサリー」が流れていた。

この歌、割と単調で、僕はややもすればすぐに飽きてしまう。

ただ、歌詞の中の

“”今はわかるの 苦い日々の意味が ひたむきならば やさしい昨日になる“”

という言葉が僕にとっては魅力的で、時々、聴きたくなることがある。

できることなら、結果に関わらず、ひたむきでいられればとは思う。

それは ともかく いちにち いちにち 無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。

今にもあなたが白い息を吐き

2021年11月01日 | 日記
一昨日、空のかなり高いところにオリオン座を見つけた。

オリオン座を眺めるって都会にいたころはしばらく忘れていた感覚だなと思う。

今日から11月。ショッピングモールに行くと、山下達郎のクリスマスイブ、それにナット・キング・コールのザ・クリスマス・ソングが楽器のみによる演奏で流れていた。

昨日がハロウィンだから、商業施設でクリスマスソングは流さないはず。

きっと今日からクリスマスソングが流れ始めたんだなと思う。

大体、立冬から、冬至、つまりはクリスマスの頃までがクリスマスソングが流れる季節というイメージがある。

最初はひかえめに、そしてクリスマスが近づくにつれて、これでもかというくらいクリスマスソングが流れるのが例年のパターンだけれど今年はどうだろう。

きっと同じようなパターンになるとは思う。

僕が知る限り聖書にイエスがいつ生まれたかという記述はなかった。

なので、クリスマスは冬至に合わせているのではないかと思う。

それでいつも違和感をおぼえるのは南半球のオーストラリアではクリスマスが夏になってしまう。

いつか中学生用の英語の読み物を読んでいたら南半球では水道の排水口に流れ込む水が渦巻く方向も北半球とは逆というような記述があった。

本当のことなのか、テキストの中のジョークなのかいまだに真偽を確認できずにいる。

そういう話はあえて真偽を確認しないほうがよかったりして、、、。

オーストラリアを初めて訪れたイギリス人がカンガルーを見て、「この国のバッタはイギリスのバッタよりも少し大きい」と言ったとかいう小話もなにかのテキストに入っていたな。

あるテキストの挿絵にはオーストラリアの海岸をサーフボードを抱えて歩くサンタクロースが描かれていた。

オーストラリアネタはいろいろと面白いなと思う。

松任谷由実さんの「12月の雨」という歌の一節にこんなフレーズがある。

“”今にもあなたが 白い息を吐き 通りを渡って この部屋に来る気がして“”

本当に冬の情景が心に浮かんでくるような歌詞だなと思う。

それはともかく いちにち いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。