英語の構文でso that構文というのがある。
例えばso A that B なら基本的には、「とてもAなのでBである」と訳すのが定石だ。
具体的には
My dog is so cute that I can’t stop looking at him.
という文章なら。
「私の犬はとても可愛いので私は彼をみることがやめられない」となる。
ちょっと注をつけると
so cute =とてもかわいい。
I can't stop looking at him =私は彼を見ることをやめられない
となる。ちなみに彼とは犬のことだ。
このso that 構文を使ったもう少し長い文で日本語に訳すと
彼の冗談はとてもつまらなかったので、人々は彼の冗談を笑うというよりは
むしろ彼自身のことを笑いました。
という文章に学生の頃、出会った。
ちょっと記憶に自信がないけれど、トーマス・モアの ユートピアという書物の中に出てきたような気がする。(記憶違いだったらごめんさい)
親父のギャグは、とてもしょうもなかったので、みんなは親父のギャグを笑うというよりはむしろ親父自身のことを笑った
などと置き換えて考えると状況がよく分かると思う。
まあ、そういうギャグに遭遇することも最近は多くなった。
今日の中日新聞の旅行の広告にこんなのがある。
名古屋から日本海、若狭にカニを食べに行く旅行のタイトル
「カニカニカーニバル」
最初は何気なく広告を飛ばして次のページに行こうと思ったけれど、カニカニカーニバルという文字を何度も見ているうちに、あまりのしょうもなさにおかしさがこみ上げてきた。(so that構文とは違うけど、まあいいか)
数日前、コンビニにこんなポスターが貼ってあるのを見つけた
「でらうま商品登場 オールスタードッグ」
どんな商品かと言うと、ホットドッグのパンに、ソースのついたコロッケ、メンチカツ、ポテトサラダ、焼きそば、といった4種類の具材がはさんである。なんだか健康に悪そう、、、。
それでオールスターバーガー でらうま
オールスターの具材ということか。
でらうま と言うのは 名古屋や岐阜の方言
どえりゃー うみゃー =すごくおいしい とデラックスのデラをかけているものと思われる。
これも見た瞬間笑えると言うよりは しばらく眺めていると、あまりのしょうもなさに笑えてしまうという種類だ。
大阪で、こんな冗長なギャグをかましていたら言い終わる前に、周りからツッコミ倒されてしまうけれど、基本的に名古屋や岐阜には突っ込むという文化はないので、こういう冗長なギャグが流行るとは思う。
子供の頃ラジオで流れたいたカレーのコマーシャルの最後の文句は「ハヤシもあるでよー」だった。
カレーだけでなくハヤシもあるからよろしくという意味だけれど。
まあ、いろいろと、よみがえってくる思い出や感覚もあるなあと思う。
それはともかく いちにち いちにち無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。