ケンのブログ

日々の雑感や日記

秋風の季節

2019年09月24日 | 日記
朝、ラジオを聴いていたら
なぜかマスカラの宣伝になった。
「私もこのマスカラつけてみたいです」とアシスタントが言った。
「ええ。あんたもっと綺麗になりたいんかいな。
厚かましい」とパーソナリティは言った。
アシスタントはちょっと嬉しそうに笑っている。
本当にラジオのパーソナリティは微妙な言い回しが
得意だなと思う。
ひょっとしたらそういう技が長続きの秘訣かもしれない。
ラジオでは関東地方の家に誰かが侵入して
一家の人に殺害するなどの危害を加えたけれど
長女のかたは寝ていて物音でやっと目が覚めた
というようなことを言っていた。
そうか、そんな緊迫した場面でも
人間寝ていることはあるんだなと思った。
寝ていたのが幸いかどうか
長い目で見ないとわからないかもしれないけれど
なんかその場で怖い目に会わずにすんだというのは
不幸中の幸いでもあるように思う。
といっても家族がそのような事件に巻き込まれてしまうのは
想像にあまりあるほど怖いことではあるのだけれど。
新聞を見るとジャイアンツの阿部選手が引退の意向と出ている。
本当に自分よりもはるかに年下の人が
一時代を築いた上で野球を引退する年齢に
なったのかと思うと年月のたつのは
早いなとしみじみと思う。

秋分の日 大相撲秋場所も終わって

2019年09月23日 | 日記
新聞に秋分の日と書いてあって
ああ、もうそんなになるかと思った。
台風も来ているようだけれど僕のすんでいるところは
そんなに風も雨もひどくはならなかった。
うまくそれてくれたのだと思う。
暑さ寒さも彼岸までとよく言うけれど
本当にその通りずいぶん涼しくなったなと思う。
台風が来て涼しくなるというのもこの時期に
しばしば見られる天候のパターンだなと思う。
新聞を見ると読売ジャイアンツが優勝して
原監督が胴上げされている写真が出ている。
近年プロ野球に対する興味をかなり
失ってしまったのでそうかもう優勝が
決まったのかと今さらのように思う。
リーグで優勝してもクライマックスで負けたら
日本シリーズにいけない制度になってから
リーグ優勝に対する僕の興味が
だんだん薄くなってきたようにも思う。
リーグ優勝で喜ぶと
クライマックスで負けたらがっかりするから
と思っているうちに、、、。
でも高橋監督でなかなか優勝できなくて
原監督になるとまた優勝って
やはり監督によってチームのパフォーマンスが
変わってくるものなのだろうかと思う。
中日も落合監督の時そんなに
補強したというイメージはなかったのに
けっこう優勝していたし。
僕は動くとすぐに暑くなる体質なので
この時期も歩くときはまだTシャツ
一枚だけれど冷房のきついところに入ったり
夕方になったりあるいは自分の動きが止まってからだが
冷えてくるとすぐ寒さを感じるので
鞄のなかに一枚上着をいれて
いくようになった。
なにかと鞄がかさばる季節になるなとは思う。

大相撲は御嶽海が優勝した。
千秋楽の相撲は本割り決定戦とも
本当によく気合いが乗っていたと思う。
貴景勝も本割り気合いが乗っていたけれど
決定戦はなんか御嶽海の方がより気合いが
充実していたように見えた。
貴景勝が決定戦で胸を痛めたと出ていた。
なんか素人なりに考えてみると
貴景勝ってフェイントぎみにちょっと力をためて
そのためた力をぐっと出すタイプたから
ひょっとしたらそういうときに負担がかかるのだろうか
とふっと思った。
フェイントをかける瞬間と
一気にパワーを炸裂させる瞬間を
交互に出すような取り口って
変則的といえば変則的な取り口のようにも素人には見える。
いつか白鵬も貴景勝に対してちょっとフェイントをかけるように
したら両者の動きが土俵の上で離れたまま止まってしまって
そこから貴景勝が突っ込んだら白鵬は
ぶつかり稽古で相手を転がすように貴景勝を
ころがしたことがあった。
なんかおまえがフェイントかけてくるなら
俺もフェイントで対抗するよというような
白鵬の取り口であったような気がする。
白鵬があんな相撲をあえてとったのも
ある意味、貴景勝のフェイントに対する
防御さくであったようにも今にして思う。
この9月場所では豪栄道が貴景勝が
フェイントぎみに立ってきた瞬間に
手をおおきく伸ばして肩越しに上手をとって
見事にころがした。
あのとき北の富士さんは
「豪栄道、大勝負に出ましたねえ」と言って
豪栄道のこと誉めていたけれど
いかにも北の富士さんらしい粋な褒め方で
聞いてて気持ちがいいなと思った。
あの日は豪栄道が勝って気持ちがよく
北の富士さんの誉め言葉をきいてまた気分がよく
二度いいめを見させてもらったなと思った。
しかし、貴景勝も怪我を直して
また大関として活躍してくれることを願っている。


京都市交響楽団第638回定期演奏会

2019年09月22日 | 音楽
昨日は京都コンサートホールに京都市交響楽団第638回
定期演奏会を聴きに行った。
指揮は下野竜也さん。
最初に演奏されたのは
ブルックナー スクロバチェフスキー編曲
弦楽五重奏曲ヘ長調WAB112からアダージョ
下野さんが指揮棒を柔らかい曲線を描くように
動かしておられてそれに連動して演奏もふわっとやわらかい
感じだった。
僕ブルックナーの曲のメロディあんまり覚えてないから
大雑把な印象だけれど
聴いていて交響曲第七番 八番くらいのアダージョとにているシーンも
あるなと思っていた。
ただ、もとが弦楽五重奏曲なので交響曲のアダージョよりも
浄化された音楽というイメージだった。
あと下野さんは音楽のもつ推進力もけっこう重視した
演奏をしておられておかげて眠くなりがちの
アダージョもちゃんと覚醒した状態で聴くことができてよかった。

次に演奏されたのが
モーツァルトピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ピアノ独奏はヤン シリエツキ

第一楽章
下野さんがプレトークでベートーベンのピアノ協奏曲第3番ハ短調
とこの曲が同じ調性であることに触れたおられた。
そういえば冒頭の入りかたはベートーベンの3番とにているようにも思える。
短調の曲だとぐっとえぐるような弦の響きを期待してしまうところが
僕にはあるけれど、なんか弦楽器はさーっといくような感じだった。
もう少し踏み込んで弾いてほしいと思うシーンもあった。
木管はとても美しくやはりモーツァルトの短調の曲は
ひと味違うなと思う場面もいくつかあった。
第二楽章
ピアノがテーマを奏でて、そのままのテンションでオーケストラの
演奏も出てきた。
ピアノが最初の演奏の雰囲気を形作りそれに
オーケストラが乗っかってくるという感じだった。
楽章後半で演奏が明るい雰囲気を醸し出したときは
本当にほんわかとして
ほっとした気持ちになった。
下野さんこういう表現とてもうまいなと思った。
第三楽章
この楽章もいい感じだと思って聴いていた。
途中で演奏がふっと明るい
雰囲気になるところがあって
なんだかそのときは幸せな気持ちになった。
本当に下野さんこういうところの表現うまいなと思った。

曲全体を通じてオーケストラをあちこち見ていたので
ピアノに集中するのがちょっとおろそかになってしまった。
なんか、ちょっと印象派の音楽っぽく聴こえる演奏だなと思った。

アンコールにシューマンのトロイメライ
中間部はけっこうテンポを速くする演奏だった。

カーテンコールの時ピアノのシリエツキさんと下野さんの
身長差がかなりあってちょっとユーモラスに見えた。

20分の休憩をはさんで次に演奏されたのは
ベートーヴェン 交響曲第6番 田園 ヘ長調 作品68

この曲は家でCDで頻繁に聴く曲なので
なまで聴くとここはこの楽器からこんな風に音が
出とるんか という感じであちらの楽器こちらの楽器に
きょろきょろ目移りがして演奏が終わってみると
どんな演奏だったかあまり覚えていないという状況に
なってしまった。

プログラム前半 モーツァルトのピアノ協奏曲の第一楽章で
なんか弦楽器がさーっといってしまう感じに僕には聴こえて
田園もあんなんだったらどうしようかとちょっと心配だった。
結果は第一楽章からコントラバスをはじめとして
弦楽器からしかるべきひっかかりのある音が出ていたので
安堵した。

かなりの熱演であったと思う。

第一楽章で下野さんがほとんど指揮棒をうごかさずに
腰を中心とした身体でリズムをとるだけて
オーケストラが演奏を進めていく場面があった。
なんか、なんかみんな気合いが入っているなと思った。

第二楽章の鳥のさえずりは
下野さんがプレトークでトントトンとオーボエがうずらの鳴き声をだして
それからクラリネットでカッコウと言いますと
くわしい解説をしてくださった。
そうだったのか、知っているようで知らなかったと思って
その場面はステージにとても注目しながら聴いた。
オーボエがトントトンと奏でるとクラリネットがすばやく
カッコウと奏でてその残響がホールにけっこう
神々しく聴こえた。
クラリネットの素早さとそのあとの残響は
耳に心地よかった。
こんなところもベートーヴェンはやはりすごいなと
今さらのように感心してしまった。
ちなみに下野さんのプレトークによると
このトントトンの音形は交響曲第7番の第一楽章の
主題 交響曲第9番の第二楽章の主題にも出てくるとの
ことだった。※第9とおっしゃったかどうかはちょっと
一瞬聞きそびれてしまったけれどそのあと下野さんが
歌ったメロディが第9の第二楽章の冒頭の
モチーフだったのできっと間違いないと思う。

言われてみればその通り、気づかなかったなあと思った。
なんかプレトークでいいこと聞いたなという気分になった。

第三楽章
田舎の楽しい気分がよく出ていた。
本当に下野さん楽しい気分をかもしだすのが得意だなと思った。

第四楽章
下野さんがプレトークでベートーベン以上に嵐をうまく
表現した作曲家はいません。
リヒャルトシュトラウスもロッシーニも
ベートーヴェンには負けますと言っていた。
演奏をきいて本当にその通りと思った。
ティンパニーの雷のような鋭い一撃が
心地よかった。

第五楽章
フワッとした柔らかさがあってよかった。

とてもいい演奏だった。
ただ、第五楽章や第一楽章で
曲想が壮大になるところで
ブルックナーじゃないんだから
そこまで風呂敷広げなくてもと思った場面があった。
でもそういうのは個人的な好みの問題なので。
久しぶりに田園をいい生演奏で聴けてよかった。

最後に広上淳一さんがでてきて
下野さんに花束を渡していた。
そして、下野さんはこれから日本の指揮界を背負っていく人なので
健康には気をつけてという意味の檄を飛ばしておられた。
これからも下野さんになるべく関西に来てほしいものだと思う。




平穏な世の中に

2019年09月21日 | 日記
台風の進路予想はいまのところ僕がすんでいるところは
ちょっと外れそうになっている。
昨日、ちょっと薬局の店員のかたに挨拶したときに
台風が来ていますよと言われて台風の接近を知った。
テレビをほとんど見ないのでこういう情報が遅れがちになってしまう。
埼玉の方で義理のお父さんが小学生の息子を
殺害してしまったという容疑で逮捕されたというニュースが出ている。
容疑者の供述として義理の息子に注意したところ
本当のお父さんじゃないのにと言われて頭にきてしまったというようなことが
報道で出ている。
するともうネットには
本当のお父さんじゃないと言われてくらいでというコメントが
たくさん出ている。
それはその通りだと思う。
捜査段階の供述にあれこれいうのも不適切かもしれない。
しかし、もし容疑者のかたが言っている通り
義理の息子に本当のお父さんじゃないのにと自分が
言われたらどうだろうと考えてみた。
子供のいる女性と自分が再婚する
その女性の子供に注意して
本当のお父さんじゃないのにと言われたとしたら。
ぼくだったら「本当のお父さんじゃないのに
注意してごめんなさい。僕が悪かったよ」とはとても
9才の男の子に言えないと思う。
やはり「生意気なこというな」とどなりあげるか
あるいは平手でほっぺたを打つくらいするかもしれないと思う。
殺すことはまずないとおもうけれど
少なくともまったく怒りの感情が自分には
わかないだろうという自信はない。
八王源先生が口癖のようにおっしゃってたことがある。
殺人はもちろん殺す方は悪い。
でも殺される方もそれだけ相手がカーッとなってまうようなことを
言ったりしたりしたんやからね。
そういう事件を見て人がカーッとなるようなことを
言ったりしたりしないように気をつけんとあかんよ。と。
まだ捜査の段階で事件にあれこれいうのは
事件の関係者のかたに失礼かもしれないけれど
こんなこと機会に八王源先生のことを思い出した。

新聞の社会面を見ると
大学 短大の無償化の対象になる学校が
全体の97パーセントにも上ると出ていた。
僕の親は戦前の生まれなので
よく親から あの人は頭がよかったけれど家が貧乏やったから
学校へやってもらえなかった という話を聞かされた。
僕が学校へ進学する頃にはもうそんな言い回しは
かなり死語のような言い回しになっていた。
そして一定所得以下の人には大学 短大の無償化ということに
なってくるとますます家が貧乏で学校へ行けないという
ケースは減ってくるのかなと思う。
ただそれと引き換えに進学率の上昇により高等教育がそれほど
高等教育でなくなってしまう可能性も高くなってくるように思う。
一部、高等教育を受けた人がそれに誇りと責任をもって
社会の指導的立場についていくという世の中と
みんなが高等教育を受け
あとは世の中に出ていっせいに競争していく
という世の中とどちらがいいのだろうと最近思うことが多くなった。
まあ、それは答えのない問いではあるのだけれど。

九月二十日

2019年09月20日 | 日記
朝、ラジオを聞いていたら今日開幕するラグビーのワールドカップに
ちなんで
ラグビーファンはサッカーファンの6倍ビールを飲むという
話になった。
ぼくもそれって一体どんな統計なのだろうと思って話を聞いていた。
「足でボールを蹴るサッカーと手でボールを持ってもいい
ラグビーのファンでビールの消費量にそんなに差があるなんて
どういうことでしょう。口でボールをくわえるスポーツやったら見ているうちに
ついビールが飲みたくなるかも知らんけど」とパーソナリティが言った。
そのあまりのしょうもなさにアシスタントの人は
大喜びで吹き出した。
まああれはほんとにしょうもなくて面白かったなぼくも思う。
「私も北は北海道から南は沖縄まで
女学校にスチュワーデスになりませんかと
説得して歩いたことがあります。でも全然効果がなかった。
ところが堀ちえみちゃんがスチュワーデス物語を
ドラマでやるともう断りきれんほど
スチュワーデスの応募が殺到した。
ほんまにわしは何をやってたのかと思います」とパーソナリティが言った。
「いやHさんのその努力があったからこそ
テレビドラマで花が開いたんですよ」とアシスタントが言った。
「まあ、そんな風に言うてくれるのは
あなただけでっせ」とパーソナリティが言った。
まあ、ほんとうにパーソナリティとアシスタントの息が
よく合うことと思った。
秋分が近づいてほんとうに涼しくってきたなと思う。