僕が読んでいる全国紙(読売新聞)に岸田総理大臣が英国を訪問されたことにちなんで、英国ジョンソン首相へのインタビュー記事が載っている。
読んでいて さすがは英国の首相だなと思った部分がいくつかあるので引用する。
Qが記者の質問でAがジョンソン英国首相の回答です。
Q 長期的にロシアのウクライナ侵攻は英国のインド太平洋戦略に影響するか。
Aプーチン大統領をウクライナで成功させてはならない。そうでなければ、他の権威主義国家に侵略の免許証を与えることになってしまう。 (以下略)
(僕の感想)さすがはジョンソン首相。すごい回答だと思う。
ジョンソン首相は「ロシアををウクライナで成功させると他の権威主義国家に侵略の免許証を与えることになってしまう」と言っている。
これは 言い換えれば プーチン大統領がウクライナで成功したという前例を作ってはならないということだ。
身近な例で考えてみれば、ジョンソン首相のこの考えの意図が分かると思う。
例えば 僕の家でもお年始の準備の時などに、どうしたらいいかわからなくなった時などに 昨年はどのようにしただろう などと 前例をもとに考えることもある。
物事を判断するときに 前例を基準にするというのは人間の思考方法としてよくあるパターンだと思う。
誰でも 自分のことを振り返ってみれば どうしようか迷ったときに 以前はどうしたかという過去の前例を参考にしたり、 あるいは周りはどうしているかという周りの例を参考にすることが多いと思う。
学校を選ぶときにもその学校は過去にどんな人材が出ているかなどと 過去の例を見て選ぶ場合も多いと思う。
人は過去の例を参考にして行動することが多い。
だから、プーチンがウクライナで成功した という過去の前例を作ってはならない。
その前例を見てまねする権威主義国家がでてくるからプーチンをウクライナで成功させてはならない。とジョンソン首相は言いたいのだと思う。
本当に 人間の思考パターンに着目した ジョンソン首相の見事な回答だと思う。
戦争はいけない と感情に訴えるのも もちろんいいけれど、ジョンソン首相のように人間の知性に着目した回答をみると やっぱり違うなと思ってしまう。
ちなみに 僕が(以下略)とした部分では 英国のインド太平洋戦略のいわば各論に言及している。 最初に重要な総括を言っておいてそれから各論に行くというのも 論理的な思考方法が身についてしまっている証だと思う。
そしてジョンソン首相の各論はおそまつ というか戦時だから言葉をぼやかしてしまっているのだけれど 最初の前振りが見事だから 各論がぼやけていることはそれほど気にならなくなってしまう。
Q ロシアによる核兵器使用の可能性について。
Aそうした議論に惑わされないようにすることが大切だ。(以下略)
(僕の感想)「ロシアによる核兵器の使用について」 と問われ 「そうした議論に惑わされないことが大切」とは見事な回答ではないだろうか。
ロシアは核を使ってくるだろうか どうだろうか と可能性のことばかり考えていると それに心がおびえてしまって、ロシアが核を使う前に 言葉による核の脅威に混乱してしまうことになる。
ロシアの行動に冷静に対処するために そうした核兵器使用の可能性の議論に惑わされてはならない と語ることはやはり冷静で知的な判断ではないだろうか。
僕はそのように思う。
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岐阜県の県庁所在地の街を歩いていた。
鳥のお肉の料理をふるまう店があった。そこの入り口のガラスにこんな文句がぷりんとしてあった。
「毎月29日(にじゅうくにち)は肉29(にく)を食べて福29(ふく)を呼ぼう」
大阪と違って誰も突っ込む人がいないから(少しはいるけど、、)何ともボケーっとしたキャッチだなと思ってしまう。
こういうのどかなキャッチというのは、もはや 東海地方の風物かもしれないと思う。
■大阪LOVER
ドリームズカムトゥルーの「大阪LOVER」をカラオケDAMの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音したものをアップロードします。
聴いていただければ幸いです。
歌詞は 軽妙な男女のやり取りの中に 遠距離恋愛 あるある がうまくユーモラスにちりばめられています。
すごいなと思います。
歌ってみると とても力強いリズムの歌だとわかります。
カラオケのテンポが僕には遅く感じられました。
かといってキーコンでテンポを変更する操作がわからなくて、、、
力強いリズムの歌を遅いテンポで歌うと息が切れそうになるんだなと思います。
吉田美和さんは この歌を コンサートの盛り上げに使うのですから、並大抵の体力ではないかもしれません。
↓ドリームズカムトゥルーの「大阪LOVER」をカラオケDAMの音源で歌いました。