ケンのブログ

日々の雑感や日記

いろいろと思うこと

2017年10月26日 | 日記
最近出掛けるときにポータブルCDプレーヤーを持っていって
音楽を聴くことが多い。
ここ3日連続でベートーベンの弦楽四重奏曲を
1番から8番まで聴いた。
ベートーベンの弦楽四重奏曲は
1番から6番までは作品18の1から6になっている。
そして7番から9番までは作品番号が急に飛んで
作品59になる。
昨日、一昨日と作品18の6曲を聴いて
今日は作品59の2曲を聴いた。
もちろんベートーベンは初期の頃から
素晴らしい作品ばかりだけれど作品番号が18から
急に59まで飛ぶとやはりおや、と思うことがある。
作品18はみずみずしさが漂っているけれど
作品59になるとそれに加えて気力がとても
充実しているように感じられる。
ベートーベンの作品59に近い作品番号の曲を見てみると
交響曲第3番英雄が作品55、ピアノソナタ第21番
ワルトシュタインが作品53 ピアノソナタ第23番熱情が
作品57、交響曲第5番 運命が作品67となっている。
つまり、作品59の付近にはベートーベンの名を不滅のものにした
有名な作品、いわゆる傑作がいっばい並んでいる。
それはそのころに書かれた弦楽四重奏曲なら
気力も充実して聴こえるだろうなと思う。
ロマンロランはベートーベンのこの時代のことを
傑作の森と呼んだと僕は記憶している。
ベートーベンもすごいなと思うけれど
傑作の森というネーミングもすごいなと思う。
同じ弦楽四重奏曲を聴いてもアットランダムに
聴くのと1番から順番に聴くのではちょっと
感じかたが違うなと思う。
今日午後7時頃空を見ると三日月から半月に向かう月が出ていた。
昨日の月に比べると膨らみを増して満月に
近づいていっていることに気づく。
順番に並べてみることでわかることっていろいろとあると思う。