「カラスは飼えるか」松原始
著者は、東京大学総合研究博物館・特任准教授。
専門は動物行動学で、研究テーマはカラスの行動と進化。
本書の内容は、カラスだけでなく、鳥類全般を対象としたエッセイ、コラム、といったところ。
P35
若いカラスの群れにははっきりした順位があり、上位のオスはよくモテるし、上位のオスを巡ってメス同士にも争いがあることが知られている。彼らは集団で社会を作っているからこそ、メンバーの力量をよく知っている。だから、一見さん相手に第一印象を競う必要がない。問題は中身と順位なのだ。
P152
そもそもカラスを飼うのは大ごとだ。第一に、カラスのように飛び回る鳥を閉じ込めておくのが大変だ。それにカラスはペア単位で縄張りをつくるから、集団で繁殖させるのが難しい。オスメス関係なくしょっちゅう喧嘩もする。(つまり、基本、飼えない、と)
P218
もしイギリスに行くことがあれば、ぜひロンドン塔を訪ねてほしい。6羽のワタリガラスが飼われている。「ロンドン塔からカラスが去る時、王家に災いがふりかかる」という占星術師のお告げにより、国王チャールズ2世(在位1660ー1685)が法令を定めたからである。
【ネット上の紹介】
鷹の速さやフクロウの平たい顔の秘密、恐竜との関係や天候不順にどう対応しているかなど、身近な鳥の秘密に迫りつつ、案外とヘタレで弱気なのに悪賢いと思われがちなカラスの生態やポイントを、あますところなく「カラス先生」が伝えます。カラスって、やっぱりおもしろい!カラス好き、鳥好きに贈る、愉快な一冊。
脳内がカラスなもので
1章 フィールド武者修行
2章 カラスは食えるか
3章 人気の鳥の取扱説明書
4章 そこにいる鳥、いない鳥
5章 やっぱりカラスでしょ!
付録―カラス情報
1章 フィールド武者修行
2章 カラスは食えるか
3章 人気の鳥の取扱説明書
4章 そこにいる鳥、いない鳥
5章 やっぱりカラスでしょ!
付録―カラス情報