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「57歳で婚活したらすごかった」石神賢介

2021年09月24日 08時49分51秒 | 読書(風俗/社会/貧困)
「57歳で婚活したらすごかった」石神賢介

他人の婚活体験記を読むのって、下世話なのぞき趣味・・・でも、おもしろい!

P16
女は男に「経済力」を、男は女に「容姿」を求める

P22
女性会員に関しては、20代後半から30代が多いと感じた。50代もふつうにいる。女性のプロフィールを見る限り、60代も70代もいる。

P40
婚活アプリで複数の男性会員にアプローチされている女性の多くは強気になっている。(リッツ・カールトン、パークハイアットの高額レストランを指定して食事させたり)

P54
世の中に「独身証明書」なるものが存在するとはずっと知らなかった。

P70
世の中の妻は夫が浮気するとすぐに気づくらしい。しかし、妻の浮気に夫は気づかない。

P79
「私どもの相談所に登録している女性の多くは、経済力のある男性を見つけて、無理をせずに人生を歩いていきたいと考えています。積極的で人生を自分の力で切り拓いていくタイプの女性は、すでにふさわしいパートナーを見つけています」

【感想】1
風俗店で働く女性は、自己肯定感も自己評価も低い、と聞いている。
逆に、婚活するタカビーな女性は、自己評価が高いのだろう。
両者は同じ・・・正確な自己評価が出来ない、自己認識がズレている、即ち、認識不足。

自戒を込めて言うと、自分を正しく評価する、ってのは難しい。
誤差、ズレを少なくするよう努力したい、と思う。
読んでいて、そんなことを考えた。

【感想】2・・・「魂萌え!」(夫が亡くなった後どう生きるか、といった内容)
独りでいるということは、穏やかで平らかな気持ちが長く続くことなのだ。人に期待せず、従って煩わされず、自分の気持ちだけに向き合って過ぎていく日常。そういう日々を暮らすのは、思いの外、快適かもしれない。(婚活は、麻薬やギャンブルの要素が大きい。独りで生きるか、パートナーと人生を共有するか・・・考え方は、人それぞれ。解答はないから)

「魂萌え!」桐野夏生

【関連図書】・・・10年以上前に読んだ本

「ドット・コム・ラヴァーズ」吉原真里
(アメリカでは、日本のマッチング・アプリ業界の10年先をいっていたのが分かる)

【ネット上の紹介】
やっぱり結婚したい。57歳で強くそう思った著者は、婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーを駆使した怒涛の婚活ライフに突入する。その目の前に現れたのは個性豊かな女性たちだった。「クソ老人」と罵倒してくる女性、セクシーな写真を次々送りつける女性、衝撃的な量の食事を奢らせる女性等々。リアルかつコミカルに中高年の婚活を徹底レポートする。切実な人のための超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル付!
序章 57歳で一人、がつくづく嫌になる
第1章 41歳女性に「クソ老人!」とののしられる
第2章 予期せず本気の恋をして打ちひしがれる
第3章 婚活相手の愛犬に尻をなめられる
第4章 イベント系婚活は人柄がわかる
第5章 コロナ禍で追い詰められる婚活者たち
終章 誰かと生きるのではなく、誰かのために生きる
付録 超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル