蘊蓄cafe

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「ロッキー・ザ・ファイナル」

2007年10月21日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 「ロッキー」の続続続続続編(←文字化けではない)、ロッキー6になる。最初の「ロッキー」が公開されたのが1976年と30年前、前作の「ロッキー5」は1990年と16年前になる。「ロッキー」では29歳頃だったシルベスター・スタローンも59歳頃である。ロッキー6が出ると聞いて冗談かと思い、ほとんど呆れた。また、実際にこれまでの続編は出来が悪かったのである。

 ところが、この「ロッキー・ザ・ファイナル」 を見てみると意外に出来が良いのである。「ロッキー」のテーマは「やればできる」だったと思う。第一作は良かった。しかし、その後は、成功したシルベス ター・スタローンが第二~五作までの「やれば出来る」映画を作っても何となくヌルかった。しかし、この「ロッキー・ザ・ファイナル」では、「やればでき る」に「歳をとっても」が加わっている。これがシルベスター・スタローンがこの映画を今になって作りたくなった理由だろう。彼も今や60歳である。貧困生 活の中から「ロッキー」を生み出したように「老い」を切実に感じながらこの作品を作ったのだろう。だから良いのだ。映画の中でマリーに、ロッキー対して 「心まで歳をとらないでほしい」と言わせている。かつて「ロッキー」を熱い想いで観た(年代の)人達にお勧めしたい。

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監督:シルベスター・スタローン
出演者:シルベスター・スタローン、バート・ヤング、ジェラルディン・ヒューズ、マイロ・ヴィンティミリア、トニー・バートン
Story:
シルベスター・スタローン主演の人気シリーズ最終章。妻に先立たれ、息子ともうまくいかないロッキーは、孤独感を拭うためボクシングを再開。やがて大観衆が詰め掛けたラスベガスのリングで、ヘビー級チャンピオンに挑む。(ロッキー・ザ・ファイナル)

「ロッキー」

2007年10月21日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★★:何度でも見てみたい!]
 この映画が公開されたのは、1976年、今から30年程も前のことである。当時無名だったシルベスター・スタローン自身の境遇も重なってか、もの凄い映画の力を感じたものだ。なお、この作品の後、シルベスター・スタローン自身が監督して何本もの続編を作成したが、第一作に遠く及ばなかった。

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監督:ジョン・G・アビルドセン
出演者:シルベスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、カール・ウェザース、バージェス・メレディス
Story:
無名俳優だったスタローンをスターに伸し上げた出世作。借金の取り立てで日銭を稼いでいた4回戦ボクサーに、世界チャンピオンのチャンスが巡ってきた。リアルなトレーニングシーンやチャンピオンとの死闘は見ごたえ十分。テーマソングも大ヒットした。(ロッキー)

「アメリ」

2007年10月21日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
 とても変わった雰囲気のある映画で ある。生い立ちから他人とのコミュニケーションが苦手になった22歳の女性アメリを暖かく見守り応援している。最初から、さすがフランス映画と感心させら れるセンスの良さ、ユーモアはすばらしく、地味なテーマにもかかわらず最初から最後まで観客を離さない。アメリ役を演じたオドレイ・トトゥは、本作品で英 国アカデミー賞主演女優賞を受賞。5年後に「ダ・ヴィンチ・コード」の主役を演じている(同じ人だと言わなければ分からない)。

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監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演者:オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ、ドミニク・ピノン、イザベル・ナンティ
Story:
子供の頃から空想好きだったアメリは、一風変わった女の子。まわりの誰かを幸せにすることを生き甲斐にし始めたアメリは、“幸せの悪戯”を続けていた。そんなある日不思議な青年ニノに出会い、ひそかに恋をする。単館から拡大公開に至った大ヒット作。(アメリ)

「尼僧物語」

2007年10月21日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 オードリーの29歳頃の作品で、2時間半の大作。しかし、笑顔のシーンはほとんどなく、重すぎて見ていて息苦しい。

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監督:フレッド・ジンネマン
出演者:オードリー・ヘプバーン、ピーター・フィンチ、エディス・エヴァンス、ペギー・アシュクロフト
Story:
フレッド・ジンネマン監督がオードリー・ヘプバーンを主演に迎えて手掛けるドラマ。コンゴでの医療活動を切望、看護尼になるために修道院へ入り尼僧を目指す女性・ガブリエルの姿を描く。(尼僧物語)

「ティファニーで朝食を」

2007年10月20日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 オードリーの31歳頃の作品。「猫?のお面の場面」、「雨の中猫を探す場面」は名シーンとして記憶に残る。またオードリーをイメージして作られた主題歌「ムーン・リバー」は、切なさと暖かさがこもった歴史に残る名曲である(1961年アカデミー歌曲賞受賞)。作曲したヘンリー・マンシーニは後の「シャレード」「暗くなるまで待って」でも音楽を担当している。
  ただ、この映画についてはオードリー自身も不本意だったとのことだが、彼女の良さがうまく生かされておらず、作品全体がモタツイタ感じがする。また、変な 日本人と思われるキャラクターが登場するなど、ユーモアのセンスが著しく悪く(はっきり言うと下品)出来はよくない。これは監督が「ピンクパンサー」のブレイク・エドワーズだったためか。せっかくの「ムーン・リバー」が泣いている。

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監督:ブレイク・エドワーズ
出演者:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、パトリシア・ニール、バディ・イブセン
Story:
名曲「ムーンリバー」のヒットでも知られる、ヘプバーン主演の都会的センス溢れるラブストーリー。猫と二人暮らしのホリーはティファニーのショーウィンドウを眺めながらクロワッサンを食べるのが日課。隣に越してきた青年はそんな彼女の虜となる。(ティファニーで朝食を)

「ツォツィ」

2007年10月18日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 南アフリカのスラム街で暮らすツォツィ(不良)と呼ばれる男の話。人によって好き嫌いが分かれそうである。南ア映画(イギリスとの共同製作」)とは珍しい。DVDの特典映像には、本編とは異なる2つの幻のエンディングが収録されている。ただ終わり方としては本編がよい。

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監督:ギャヴィン・フッド
出演者:プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・ペート、ケネス・ンコースィ、モツスィ・マッハーノ
Story:
2006年アカデミー賞外国語映画賞ほか数々の賞を受賞した感動作。人種差別の意識が根強く残る南アフリカのスラム街を舞台に、ツォツィ(=不良)と呼ばれるギャングの少年が、ある出来事をきっかけにどん底から生きる希望を見出していく姿を描く。(ツォツィ)

「ルワンダの涙」

2007年10月17日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 ルワンダで1994年に発生したフツ族によるツチ族の大量虐殺を描いた映画で ある。話が淡々と進行するが、史実から作成された映画であるだけに恐ろしい。撮影は実際の現地で行われたもののようである。良いだの悪いだの言うことがで きない、何かそういったものを超越したあまりにも重い映画である。技術学校での虐殺で生き残った人達がこの映画のスタッフとして参加している。なお、少女 マリー役を演じたクレア=ホープ・アシティはルワンダ人ではなく1987年生まれのイギリス人である。この大量虐殺を描いた映画には他に「ホテル・ルワンダ」がある。

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監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演者:ジョン・ハート、ヒュー・ダンシー、ドミニク・ホロウィッツ、クレア=ホープ・アシティ
Story:
94年にルワンダ共和国で起きた大虐殺の模様を、現地で取材したBBC記者の実体験をベースに映画化。フツ族によるツチ族虐殺事件が勃発し、学校は一夜にして難民の避難所に。国連軍が諦めて手を引いた時、英国人教師と神父は大きな選択を迫られる。(ルワンダの涙)

「藤城清治影絵集 2008年カレンダー 遠い日の風景から」

2007年10月15日 | 書籍レビュー
[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
「藤城清治 2008年カレンダー」
 来年のカレンダーがあちこちで売られているのを見かけるようになった。で、以前買ったことがあるのだが、来年は藤城清治氏の影絵のカレンダーにしてみた。どの月も落ち着いた雰囲気で、かつオシャレですばらしい! 色が綺麗でメルヘンすなぁ。大判と中判の2種類があるようだ。日にちもちゃんと大きく入っているのが嬉しい。1980年の作品だ。

「幸福の黄色いハンカチ」

2007年10月13日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 山田洋次監督の1977年の作品で、 高倉健が新境地に挑戦した映画である。高倉健は「出所後食堂で旨そうに食べるというシーン」の撮影に2日食事を抜いて臨んだという。映画は、やや「黄色いハンカチ」のアイディアに惚れて気持ちが先行してしまった感じがあり、後の「遥かなる山の呼び声」に比 べるとアラが目に付く。高倉健の黄色いハンカチのシーンが見せ場であるにもかかわらず最初から武田鉄矢が出過ぎているのがバランスを悪くしている原因の一つと思われる。ま た、北海道の観光的な要素も含まているが表面的で、主題に関係のないものが入り込みすぎた感じも否めない。
 なお、山田洋次監督は、この映画の3年後の1980年に、やはり北海道を舞台にして、同じようなキャストで「遥かなる山の呼び声」という作品を作っているが、この映画との筋的な関連はない。「遥かなる山の呼び声」の方が遙かに映画としての完成度は高い。

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監督:山田洋次
出演者:高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり、渥美清
Story:
刑期を終えた男が妻の元へと向かう高倉健主演の人間ドラマ。失恋のショックで仕事を辞め北海道へドライブの旅に出た欣也は、同じ失恋で傷ついた朱美と炭鉱夫を名乗る勇作と知り合い、3人で旅をする。だが、勇作にはある秘密があった。(幸福の黄色いハンカチ)

「善き人のためのソナタ」

2007年10月12日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 自分の日記よりも詳細な盗聴記録が毎日とられていたとしたらどうだろう。この映画は、旧東ドイツの盗聴者責任者のヴィースラーを主人公にしたドイツ映画である。ヴィースラーの気持ちが徐々に変わっていく様子がもう少し細やかに描かれているとさらによかったと惜しまれる。個性的な映画である。第79回アカデミー最優秀外国語映画賞を受賞している。

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監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演者:ウルリッヒ・ミューエ、セバスチャン・コッホ、マルティナ・ゲデック、ウルリッヒ・トゥクール
Story:
2007年アカデミー賞外国語映画賞を受賞したドラマ。84年、東ドイツの国家保安局のヴィースラー大尉は、劇作家・ドライマンとその恋人で舞台女優のクリスタが反体制的であるという証拠を掴むため監視を始めるが、次第に彼らの世界に魅入られ…。(善き人のためのソナタ)

カマキリだぁ

2007年10月12日 | Weblog

 カマキリにとっても大ピンチだったらしく、ピクリとも動かない。お互いに観察である。そのうちしびれが切れたかもじもじしている。「みなしごハッチ」を思い出してしまった。「みつばちハッチ」だったか?不覚にも「ハッチ」が「蜂」から来ているのではと今気が付いた。

驚いたのなんの

2007年10月12日 | Weblog

 夕方、外に出してあった「みつばモコモコ」を部屋に入れようとした際に、風でどこからか飛んできたと思われる葉っぱが鉢の中に入っているのを見つけ、取ろうとしたところ・・・何と!カマキリ!! 危なく摘むところだった_(^^;
 東京の街中なのに、どこからカマキリが「みつばモコモコ」に来たのか不思議である。こんなに近くで見たのは初めてなので、驚いたのなんの!