ひとりごつ

ラヴ・ピース・フリーダム

メルケルさんのことと円高のこと

2009-09-30 13:57:13 | メモ
気になったニュースが二つほど。


一つ目はドイツのメルケル首相が今回の総選挙を機に保守の自由民主党と連立を組むとゆうこと。

今回の政権は中道右派といいますか、とりあえず減税して労働者への保護を緩めていく方向性ですかね。

日本も西欧の国も高齢化とか財政と福祉のバランスとか規制緩和とか、悩んでること似てるのが面白いなと思います。

それにしてもこのメルケルさん、最近はWSJしか目を通してないんであれですけど、米国の新聞が扱う世界の指導者で一番露出度が高いんじゃないかな。

それだけ期待されてるってこんでしょうか。

まぁコロコロしててカワイイおばちゃんですよね。


二つ目が藤井財務相の「円高容認してない」発言。

以前に日記で彼の円高容認発言を取り上げてから為替相場に気を配ってましたがやっぱり円が強くなってましたね。

日本時間の28日には1ドル88.23円まで急進。

そして今回の「円高容認してない」発言のあとに一時は1ドル90円台まで落ちたんですがまた89円台ですか。

円が強くなったら海外からの品物を安く買えて購買力が増す、内需を喚起できるみたいな話を聞きましたが。

昨日のWSJには「このまま円が強くなれば景気の牽引車の輸出産業が停滞、加えてデフレが深刻化して日本経済はヤバいことになる」みたいな記事が載ってましたし。

やっぱ円は弱いほうがいんだろか…。

まぁそれにしてもこのおじいちゃん、発言がいい加減過ぎるみたいです。

東大出て大蔵省ってエリートコースだと思うんですけど、そしてそんなコースを辿る途中の友人がいる手前こんなこと言うのはどうかと思うんですけど、自戒を込めて。

どんなキャリア積んでも、どんなに能力があってもわきが甘かったら人間の大きさ測られちゃいますね。

心構え

2009-09-26 15:36:07 | 学校の話
勉強がすでに死にかけてる話ですが。


同じ専攻の日本人が一人だけいて、偶然に一番死にそうな計量経済学のクラスを取ってまして。

「今やってること理解できず死にそうで教授も教え方が悪いし」ってこぼしたらそりゃ違うぞと。


彼もおれと同じで短大から編入したくちなんですけど。

やっぱそれまで簡単だったから編入した直後とかはスタディグループとか活かす習慣がなかったってんですよね。

まさしく今のおれ。

でもやっぱ一人の力の限界感じて、それでスタディグループとか積極的に参加するようにして。

んで言うのは「甘えたら絶対ダメだぞ」と。

米人学生もちゃんと準備してこないヤツとなんか組みたいと思ってないし、実は米人学生だって必死なんだと言われました。


まぁ相変わらずまとまりの無いことを書き散らしてるんですけど、彼から学んだ今後の心構えみたいのを箇条書きしとこうと思います!

①学校でそれなりの成績を残すには犠牲が必要だ。遊ぶか勉強するか、経済学部生なら限られた資源の使い方を考えろ。

②顔で笑って腹で泣く。絶対困った顔するんじゃない。米人も結構ハッタリで余裕がありそうなだけだったりする。

③悪いのは全部自分。教え方とかなんとかって批判しだしたら終わり。

④死にたいとゆうまえに死ぬほどやる。

⑤頼れるのはオフィスアワー内のTA(ティーチングアシスタント)だけ。TATATATA。


そんな感じで、とにかくなんとか早く卒業できるように頑張ります。

優しさ

2009-09-25 14:30:52 | 学校の話
学校でいっぱいいっぱいだったのとメモっておきたいほどのニュースもなくで更新が滞っておりました…。


ただ今日はちょこっとうれしいことがあったので書いておきます。

計量経済学のクラスの教授がわざわざ電話をくれたんである。

仕事中に知らない番号から電話がきて「なんだよ」とか思って出たらあの優しい声。

結構授業わからなくてクラスでちんぷんかんぷんな顔をしてんだけど、それを知ってか大学の構内ですれ違ったおれに「大丈夫か」と声をかけてくれて。

そしておそらく今回は前の宿題のできが悪かったので電話してくれたんでしょう。


このマクドナルド教授は一度大変な病気やってて、命を取り留めたのも奇跡的だったそう。

それでも手足を動かせないだろう、当然教えることはできないとも言われたそうな。

そんな彼が今も教鞭をふるってるんですね。膝から下の感覚はないとかいいながら。


おれ彼の教え方はどうもわかりにくいな、とか思ってたんですけど。

実際ティーチングアシスタントに質問したらこんな簡単に理解できるのに、なんでこの教授の説明では何をしてるのかすらわからないんだろうとか思ったり。

でもなんか今日不思議な縁を感じたとゆうか、彼がこうして今何かしらの力で生かされてて、そしておれが彼から授業を受けてるんで。

ここ一年くらいの自分は凄く物質主義的とゆうか、全然スピリチュアルなところがなくなっちゃってたんだけど、今日は久々にそうゆう縁とかってものについて考えさせられました。


このクラスは結構大変で、情けないことに今まで「死にたい」とか言ってたんですけど。

でも「死にたい」とか言ってる暇あったら死ぬほど勉強しろよって感じですよね、めっちゃ反省してます。

明日もまた今日あった学校のこと書きたいと思います。

東欧の対ミサイル防衛システムキャンセル

2009-09-20 16:33:49 | メモ
オバマが木曜に東欧のMD計画を破棄するとし、それに対してロシア側も若干の融和的な態度を取っているとWSJが報じています。
http://online.wsj.com/article/SB125327292144122889.html

ちなみに金曜日にトルコが中距離のロケットやなんかを打ち落とせる10億ドルのパトリオット迎撃システムを購入すると発表したと。


ラスムセンNATO事務総長は、ロシアは西側の新しい戦略への意見を聞かせるべき、そしてグルジア戦争後のNATOとロシアの関係を新しくやり直したいと金曜日にスピーチ。

西側とロシアはMDシステムをリンクさせ、NATOとロシアで脅威を見直すべきだと融和へ向けての提案をしました。

ロシアはこれに対してポーランド近くへのミサイルや爆撃機の展開を完遂しないと応じました。

来週ニューヨークで米ロ大統領の会談があるそうですがそこではっきりするんでしょう。

ってかそれ以前にイラク戦争前まで米ロがMD計画で協調していく路線だったことをこの記事を読んで知りました。


さて、ポーランドとチェコの一部新聞では「裏切りだ!」とか「ロシアが勝った…」なんて論調でこのオバマの東欧のMD計画の破棄を扱っています。

大国の意向で振り回される中小国は大変なもんだなぁ。


西側とロシアの融和が進むかと思いきや、結局のところロシアはNATOの拡大は許せず、NATOはこれからも門戸を開いていくとのことで究極の融和はあり得ないだろうと。

まぁNATOの生まれからして当たり前なんですが。

そして米のイランに対する制裁なんかに反対するロシアの態度は今後も変わらないだろうとのこと。

まぁとりあえず来週の会談でどんなことが話し合われるのか、ちょっと期待してみます。


MD計画なんですけど、自分には現代の軍事知識がまったく無いのでとりあえずここから勉強してみてます。

MDから派生していろんな軍事知識を得てるのでとても充実感がある勉強です。

まぁ学校がおろそかにならない程度に頑張ります。

円を下げない

2009-09-16 14:35:31 | メモ
新しく財務相になる藤井裕久が円を下げるような政策を取らない発言をしたとWSJが報じています。また購読者オンリーですけど。
http://online.wsj.com/article/SB125291498559508171.html

最近の和書を読むときに「日本はそこまで外需依存国家ではない」との記述を見かけましたが、この記事によると2000-2007年の日本の経済成長の60%を外需に頼ってたとか。

そこどうなってんのかなぁ。


さてこの藤井さんの主張ですが、「輸出企業の収益は日本経済を循環するとゆう意見もあるが時間がかかる、民主党の掲げる政策のように直に消費者にお金を給付するほうが経済を刺激する」と。

ちなみに彼は90年代前半に金融相(大蔵相?)を務めたそうで、そのときは米ドルが下降するのを引き止めたらしいです。

ただ市場が大きくなってしまった今、一国で大した干渉ができるでもなし、また世界の国々も日本の円高を止める政策に賛成するわけがないと。

通貨を安くして輸出を盛んにしようとする政策は国債市場とインフレの恐れを高めるらしいので。


また藤井さんは小泉政権の為替相場への干渉に対して「日本を外需依存にしてしまった」と批判もしています。

記事によると2004年の3月にかけての15ヶ月間に35兆円をも売り払ったそうですよ。


まぁそんな次期財務相藤井さんのお言葉ですが、単純に文字通り読むなら「円を下げるような政策は取りませんよ」ってことですよね。

この発言が為替相場に影響を及ぼすんかちょっと観察してみましょう。

それとこの為替相場に干渉していかない宣言みたいのが円の立場を米ドルにかわる国際的な通貨の一つに押し上げるかも知れないですよね。まぁすでにそうなのかな、わかりません。

そういや日本の産業の構造にも変化が現れてくるかもですね。

今までは国が一生懸命自動車や電化の産業を助けてきてそれで日本全体が栄えてきたところがあると思うんですけども、これからはさぁどうなるんでしょ。

※藤井さんは財務相だとのご指摘を受けました。16日付けで修正してあります。