ひとりごつ

ラヴ・ピース・フリーダム

ベオグラード

2011-06-11 18:46:51 | 東欧旅行
2週間ぶりの更新となります。

今もまだ普段の生活忙しいけど、時間も作れるようになってきたしね、元気にやってます。

最近は考えさせられることが多くて、まぁボチボチ悩みながら、失敗もしながら試行錯誤していきたいかなって感じです。

そんでいろいろな問いに自分なりの答えを出していきたい。

正直言うとまた旅に出たいし、懐かしい友人達と語らいたい笑


さて、ブカレストを夜行列車で離れてセルビアの首都ベオグラードへと向かいます。

今回は寝台を注文していなかったので一人で普通の客車で座ってた感じ。

コンパートメント、ってかその車両自体に他のお客さんがいなかったので凄く自由に寝たりもしたんだけど。

暖房ってのが調節不可能でイスの下から隙間を通って熱い風が来るんだよね、だからそれが暑くてなかなか眠れず。

朝方にはセルビアの広い農地が見えてきました。


こうゆう何もない風景とか撮るの好きなんだわ~、やっぱこうゆう風景がない日本で生まれ育ったからかな。


朝にベオグラード駅に着いたんだけど、ここではキリル文字に加えてラテン文字も見かけるし、なんとなく他の東欧の諸都市より懐の深さみたいのを感じました。

駅も大きいし、ちゃんと観光案内所があって地図とかくれて。

この街で見たいものってのも特になかったんだけど、とりあえずドナウ川を目指すことにしました。

ドナウ川はオーストリアを流れてることで有名だと思います、がここセルビアにも流れてます。

ってか調べてみるとドイツ南部に発して10カ国を通って黒海に注ぐ国際的な大河なんですね。勉強不足でした。

まぁここで見るドナウ川は別段美しいわけでもない普通の河でした。


ただ岸辺には船上レストランとかあって楽しげです。朝なんでやってませんでしたが。


このすぐ側、ドナウ川とサヴァ川がぶつかるとこにあるのがベオグラード要塞。


ベオグラードは地理的に重要な場所で歴史も古く何度も戦いが繰り広げられたし、規模もバルカン半島有数の街です。

んなわけでこれは一応歴史のある要塞です、多分。

ちなみにここは高台なんで、川の対岸にあって経済の中心として発展してる新市街が見えました。行ってないし写真も撮ってないが。

この城の中には軍事博物館があったので見ました。


これは外側ね、城壁の間に戦車とかが置いてある。

中身でゆうとベオグラードの発展とともに見る軍事史がおもしろかったかな。あとはカメラなくしてギャアギャアわめいてる米国人旅行者。


城を見てから旧市街に戻りました。

んで駅でもらったガイドブックによるとどうもベオグラードはカフェとかクラブとかが有名らしい。

夜過ごすつもりはないからナイトクラブには行けないけれどカフェでまったりしようとカフェ街をあるって見ました。


まだ時間的には昼前で閑散とした感じです。

だけどそれが逆に落ち着いた雰囲気を出しています。

んでまぁ閑散としてるからお店がいっぱいあるのにどれにも入りにくい、正直。

そうゆうわけで「ここのグリルはセルビアの伝統あるグリルだぜよ」と唯一客引きしてくれたおじさんのお店へ。

カフェってかレストランでした。

んで出てきたセルビアングリル。


大食漢のおれですら途中で胃がムカつきだすとゆう脅威のセルビアングリルでした。


ところでベオグラードってゆうと有名なのってNATOに空爆された建物ですよね。

あれを探しつつ街を歩いてたんだけどなかなか見つからないってことで、ネットが繋げたからこのレストランのオヤジさんに写真を見せてどこか聞いてみました。

したらどうも駅のすぐ側らしい。

熱心に場所を説明してくれたのを見ると戦争の爪痕を見てくれってことなのかのう。

とりあえず旧市街をブラブラしながらこのビルへと向かいました。

んでやっとこさ見つけました。


原爆ドーム見たときとも空襲にやられたじい様ばあ様の話を聞いた時とも違う、なんか不思議な気持ちを感じました。

爆弾が降って来てさ、家が焼かれてもしかしたら友達とかも殺されて。

でも圧倒的に無力なんだな。

これを体験した人間が感じるのはなんだ?恐怖か怒りか悲しみか絶望か。

この建物を見て初めて、爆撃を受ける都市の人々が何を思うだろうかってことを真剣に考えてみたりした。

結局行き着く結論は戦争はいかん暴力はいかんってそれだな。

だからこそどうやったら戦争やら紛争を抑止できるのかってことを、現場の人間として考え実践していきたくて今の進路を選んだんだったかな。


まぁ実際ベオグラードはキレイで歴史があって落ち着きがあって、でもどこか活力もあって、おれ的には住んでもいいかなって思うぐらいお気に入りの街になりました。

滞在が実質一日にも満たないのに何言ってんだよって感じだけどさ笑

ちなみに街中には日本の国旗と「日本に贈呈されました」みたいなメッセージが書かれたバスが走ってて、紐付きODAかも知れんけど日本が誰かの役に立ってるってのをこの遠くの国に来て感じれて日本人としてちょこっと嬉しかったかな。



そんな感じで一日歩いてから駅に戻って、近くのバスターミナルからバスで風光明媚とゆうマケドニアのオフリドへ向かうことに。

バスターミナルに待合室がないので駅のホームで時間を潰すことにしたんだけど、そこにバックパッカーのイタリア人の若者と浮浪者みたいのが五人くらいと駅の職員一名。

このイタリア人ってのがニューエイジ思想の持ち主で、予想された通り一生懸命アツく彼の思想を語ってくれました。

んで浮浪者みたいな人たちなんだけど、年寄りはずっと死んだみたいに座って眠ってて。

子供二人が元気にしててたまに話しかけて来たり。

一回電気を消しやがって何してるかと思ったらタバコ吸ってましたわ。

ってか東欧は男女関係なくホント喫煙率高いです。


んで駅の職員ってのが実はイスラム教徒のコソボ人。

英語はほとんどできないけど、それでもやっぱなんとなく話は通じたりする。

セルビアで働いてるのにセルビアやセルビア人の悪口を平気で言ってるのが笑えました。

でもユーゴスラビアは良かったって。

彼はユーゴ軍の兵士としてアルバニアで働いていたらしい。

全員じゃないけど東欧の人たちにはこうゆう昔への一種のノスタルジーみたいのがあるよね。

前後の会話から彼の場合は共産時代を懐かしんでたんじゃなくて、民族や宗教を越えてうまくまわってたユーゴスラビアって時代を懐かしんでたんだろうなって感じがしました。


今の生活並みに短い時間にいろいろ考えさせられたセルビアですが、夜行バスにてマケドニアへと向かいます。

とゆうわけで次はマケドニアのオフリドでのことを書こうと思います。

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2 コメント

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Unknown (カス)
2011-06-19 20:02:58
セルビアングリルめっちゃうまそう。

町の風景の画像からノスタルジー伝わってくるわ。
忙しいとは思うけど、これからも旅日記の更新、待っておりま~す。
マケドニアとかおもろそう。
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Unknown (たけ坊)
2011-06-26 08:10:17
カスさんお久しぶりです。元気ですかね~。
ボチボチ更新できるように頑張っていきます!せめて旅日記は終わらせます。
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