旅行中ながらミクシーで友人とおもしろいやりとりをしまして。
旅日記のかたわらこれについても考えたことをメモっておきます。
友人がミクシーにて「どう考えたらTPPのような糞協定に賛成できるのかわからない」とゆう発言をしていました。
おれは「経済学の貿易理論なんかだと基本的に自由貿易は関係国両者にとって利益となるwin-winなものとゆうのがコンセンサスだからでは」とレス。
結局その後の話はまったく噛み合ないまま逸れてしまったのですが、このやり取りの中で“国益”とゆう言葉が出てきました。
「自由貿易がいいとゆうが各国とも国益を追求しているからいざとなったら保護貿易に走る」とは友人の発言です。
さて、国益とは何なのでしょうか。そして各国は本当に国益を追求していると言えるのでしょうか。
広辞苑にあたれば国益とは「国家の利益」のように書かれています。
これではなんもわからないので、おれはここでは「国家を一つのコミュニティとしたときに“community indifference curve”を右上に維持、シフトさせるもの」と定義して話を進めたいです。
community indifference curveは経済学の貿易理論で使われる概念で、一つのコミュニティの構成者一人一人の効用を合計したもので、同じ程度の効用を得られる財の組み合わせを示したものです。
そもそも経済学をかじってindifference curveがどんなものかを知っている人にしか意味のない定義ではあるんですが。
ただ簡単に言うならそれは「コミュニティのメンバーのハッピー度を足した度合い」ってとこでしょうか。x軸y軸説明してませんが。
だからその曲線が右上にシフトするとゆうことは、コミュニティ全体のハッピー度が前より高くなるとゆうこと。
さて、個人の効用がどうなってるかはcommunity indifference curveからはわかりません。
なので国民全員がトータルでもっとハッピーになったとしても中では不幸になってしまっている人がいるなんてことがあり得ます。
自由貿易について言うなら、「自由貿易自体は経済全体にプラスだが、輸入する製品の国内生産者は職を失うなどの痛みを負う」ことがその一例です。
そのとき政治家は、特に支持団体がそういった国内の生産者である場合、彼らを保護するために貿易に制限を設けたりするようになるわけです。
さて、上に挙げた国は国益を追求していると言えるでしょうか。
もし上でおれが定義したものを国益とするなら、政治家は国益を犠牲にして自分の支持団体のハッピー度を最大化しているわけです。
もっと突っ込めば国益を犠牲にして支持団体を利して再選して自分のハッピー度を最大化するわけなんですが。
こう考えると世界で国益を追求している国家がいくつあるでしょうかね。
民主主義の国は当然支持者に利益を誘導しなきゃなりません。
独裁国家も国益どころでなく、例えば北朝鮮なんかでも国民を餓死させても金王朝を長らえさせるために必死です。
もちろんここでおれがした定義とは別の定義で論じれば結論はまた全然別ですが。
それでも多くの国家で政権にある政治家にとって、“国益”よりも自分を利するとゆうインセンティブが行動の源になっているのは間違いないと思うんですが。
どうでしょう。
旅日記のかたわらこれについても考えたことをメモっておきます。
友人がミクシーにて「どう考えたらTPPのような糞協定に賛成できるのかわからない」とゆう発言をしていました。
おれは「経済学の貿易理論なんかだと基本的に自由貿易は関係国両者にとって利益となるwin-winなものとゆうのがコンセンサスだからでは」とレス。
結局その後の話はまったく噛み合ないまま逸れてしまったのですが、このやり取りの中で“国益”とゆう言葉が出てきました。
「自由貿易がいいとゆうが各国とも国益を追求しているからいざとなったら保護貿易に走る」とは友人の発言です。
さて、国益とは何なのでしょうか。そして各国は本当に国益を追求していると言えるのでしょうか。
広辞苑にあたれば国益とは「国家の利益」のように書かれています。
これではなんもわからないので、おれはここでは「国家を一つのコミュニティとしたときに“community indifference curve”を右上に維持、シフトさせるもの」と定義して話を進めたいです。
community indifference curveは経済学の貿易理論で使われる概念で、一つのコミュニティの構成者一人一人の効用を合計したもので、同じ程度の効用を得られる財の組み合わせを示したものです。
そもそも経済学をかじってindifference curveがどんなものかを知っている人にしか意味のない定義ではあるんですが。
ただ簡単に言うならそれは「コミュニティのメンバーのハッピー度を足した度合い」ってとこでしょうか。x軸y軸説明してませんが。
だからその曲線が右上にシフトするとゆうことは、コミュニティ全体のハッピー度が前より高くなるとゆうこと。
さて、個人の効用がどうなってるかはcommunity indifference curveからはわかりません。
なので国民全員がトータルでもっとハッピーになったとしても中では不幸になってしまっている人がいるなんてことがあり得ます。
自由貿易について言うなら、「自由貿易自体は経済全体にプラスだが、輸入する製品の国内生産者は職を失うなどの痛みを負う」ことがその一例です。
そのとき政治家は、特に支持団体がそういった国内の生産者である場合、彼らを保護するために貿易に制限を設けたりするようになるわけです。
さて、上に挙げた国は国益を追求していると言えるでしょうか。
もし上でおれが定義したものを国益とするなら、政治家は国益を犠牲にして自分の支持団体のハッピー度を最大化しているわけです。
もっと突っ込めば国益を犠牲にして支持団体を利して再選して自分のハッピー度を最大化するわけなんですが。
こう考えると世界で国益を追求している国家がいくつあるでしょうかね。
民主主義の国は当然支持者に利益を誘導しなきゃなりません。
独裁国家も国益どころでなく、例えば北朝鮮なんかでも国民を餓死させても金王朝を長らえさせるために必死です。
もちろんここでおれがした定義とは別の定義で論じれば結論はまた全然別ですが。
それでも多くの国家で政権にある政治家にとって、“国益”よりも自分を利するとゆうインセンティブが行動の源になっているのは間違いないと思うんですが。
どうでしょう。