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☆ 24時間営業はもう無理

2019-04-25 11:08:39 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その987
   ☆ 24時間営業はもう無理

 全国各地どこへ行っても24時間営業のコンビニエンスストア
がある。だから、知らない土地に旅行に行っても普段と同じ生活
ができる。便利な世の中になったものである。

 ところが、問題が明らかになってきた。それは、コンビニ加盟
店の飽和が囁かれだしたことと、深夜営業はなかなか働き手が集
まらなくなったことである。たとえ、集まっても深夜割増がある
ので人件費がかかる。また、シフトが決まっていても、ドタキャ
ンしたり、病気になったりして、オーナーがあわてて店に入ると
いうことも度々起こる。だから、オーナーは、長時間労働による
疲労が蓄積して、いずれ過労死の憂き目に遭うと言う。だから、
コンビニの全国一律の24時間営業は止めて、地域に遭った営業
時間でやりたいと考えるコンビニのオーナーは多い。

 しかし、セブンイレブンを例にとれば、本部は、加盟店の売上
から仕入代を引いた『粗利益』の半分以上を上納金として、本部
が吸い上げている。それには、人件費などは考慮されないため、
本部にとっては販売時間が延びた方が有難い。それに、客の求め
る商品がないという販売機会ロスを防ぐため、オーナーには廃棄
覚悟で発注するよう指導している。その廃棄も、15%しか本部
の負担になっておらず、残りの85%はオーナーの負担となる。
ところが、廃棄するものを見切り販売(消費期限が迫った商品を
値引きする)することは許されず、その分、オーナーの負担にな
っていた。これは、加盟店の売上が増えるほど本部は儲かること
につながるが、加盟店の人件費や廃棄費用は考慮されていない。
それが、24時間営業をやめられない理由の1つになっている。
ところが、このシステムに反発する店舗が出てきた。

 その店舗は、この2月から午前6時〜翌日午前1時までの19
時間営業の独自設定をしている。そして、内容を聞くと、2月と
3月の店舗利益が前年同時期を上回ったと言う。しかし、売上は
減ったものの、時短にともなう人件費の削減に加え、3月から見
切り販売を始めたことで、廃棄額が減った。他に、プラス・マイ
ナスがあるものの、売り上げ減でも利益アップになったと言う。

 でも、24時間をやめたら何でも解決するわけではない。自分
も楽になる、バイトも楽になるけど、売上げが激減したら、生活
が出来なくなる。そうすれば、元も子もない。やはり、お客様の
コンビニ(便利)を考えた店舗づくりが必要と思う。
                    たかし  でした。

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