「ぶらり車イス紀行」 その428<o:p></o:p>
☆ デイサービス利用者の顔が違う<o:p></o:p>
デイサービスの施設に入って驚いた。それは、すでに各地から<o:p></o:p>
集まってきたと言うか、迎えの車で集められてきたと言った方が、<o:p></o:p>
より正確な利用者でごった返していた。その人数は、30人ほど<o:p></o:p>
である。しかし、ごった返していると思ったのは、バイタルチェ<o:p></o:p>
ック(体温、血圧、脈拍)を受けるために、順番を待っているの<o:p></o:p>
であった。そこで、バイタルチェックを受けるために、同じよう<o:p></o:p>
に順番を待つことになった。<o:p></o:p>
待っている間に、施設内を見渡すと、縦20mⅹ横10mほど<o:p></o:p>
の長方形の広さを、大きく2つのブロックに分けていて、一方に<o:p></o:p>
は、大きなテレビ画面と、何に使うか分からない(その時は)テ<o:p></o:p>
ーブルと椅子が、20人分ぐらい置かれている。そして、もう一<o:p></o:p>
方には、ダンス教室のように壁全面に鏡が貼られており、その前<o:p></o:p>
には、鏡に向かって、20脚ほど椅子が並べられている。この2<o:p></o:p>
つの他に、事務スペースや浴室にトイレ、それに、ウォーキング<o:p></o:p>
プールを併設している。しかし、ウォーキングプールは、残念な<o:p></o:p>
がら、ホールから見ることは出来ない。<o:p></o:p>
ところが、驚いたことに、集まってきている人の顔を見ると、<o:p></o:p>
なんと施設におられる人に見られる独特の顔をした人がいない。<o:p></o:p>
独特の顔と言うと、あまりにも抽象的で、主観的で分かり難い。<o:p></o:p>
そこで、どんな顔か大雑把に言うと、目がうつろと言うか、疲れ<o:p></o:p>
ていると言うか、家から追い出されて嫌々来ている、そんな憂鬱<o:p></o:p>
な感じをさせる顔の人が多い。でも、この施設におられる人には、<o:p></o:p>
そんな顔をしている人は一人もいない。全員生き生きとしている。<o:p></o:p>
これには、何か秘密がある。これは、調べてみる価値がある。俄<o:p></o:p>
然、興味が湧いてきた。そこで、どこに秘密が隠されているのか<o:p></o:p>
探るために、しばらく黙って、一連の流れに乗ることにした。<o:p></o:p>
そうこうしている間に、バイタルチェックの順番が来た。腕を<o:p></o:p>
出して、測定してもらうと、体温36.6度、脈拍51と、共に<o:p></o:p>
クリアなのに、長年悩まされてきた血圧が、日頃120台と落ち<o:p></o:p>
着いていたのに、寒さと初めてという緊張が相まって……。<o:p></o:p>
続きは、次回ブログをお楽しみに……。 <o:p></o:p>
たかし でした。
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