「ぶらり車イス紀行」 その233<o:p></o:p>
☆ 今年も介護認定の調査官が来る<o:p></o:p>
2012年4月のある日、市役所から介護認定調査の調査日の<o:p></o:p>
連絡があった。この調査によって、これからの介護度を認定され<o:p></o:p>
る。と、言うことは、要介護・要支援の区分が決定され、月毎の<o:p></o:p>
介護サービスの限度額が決まってくる。綿密に言うと、限度額の<o:p></o:p>
10%が利用者の負担となる。しかし、限度額を超える場合は、<o:p></o:p>
全額利用者負担になる。この介護サービスを必要としている人の<o:p></o:p>
大半は、収入が少なく年金生活者であることを考えると、介護度<o:p></o:p>
によっては死活問題になってくる。だから、面接を受けるとなる<o:p></o:p>
と、誰もが何がしかの緊張をする。<o:p></o:p>
そこで、調査日の前日、ブログで紹介した『望ましい認定調査<o:p></o:p>
の受け方』に目を通した。<o:p></o:p>
『望ましい認定調査の受け方』<o:p></o:p>
① 調査官の氏名を聞いて書く ( )<o:p></o:p>
② 調査官の身分を聞く 市町村の職員か、委託の調査官か<o:p></o:p>
③ 調査官の経験年数を聞く (何 年)<o:p></o:p>
④ 調査官に介護保険制度が出来た背景を聞く<o:p></o:p>
・回答例( 世の中が少子高齢化に向かって進む中、介護を<o:p></o:p>
その家族だけに任せず、介護を必要としている<o:p></o:p>
人が家族にいなくても、社会全体で支えていこ<o:p></o:p>
うとするのが、介護保険制度の趣旨である)<o:p></o:p>
⑤ 事前に、認定調査票を入手して、目を通しておく<o:p></o:p>
・パソコンに登録されているが、予め市町村に言った方が<o:p></o:p>
効果がある。<o:p></o:p>
⑥ 調査の答え方を決めておく<o:p></o:p>
・いつも一人で出来ている場合は、出来る。<o:p></o:p>
・時たま出来る場合は、出来ない。<o:p></o:p>
いつも他人の手助けがいる場合は、出来ない。<o:p></o:p>
・誰が答えても、同じ結果になるような答え方を決めて<o:p></o:p>
おく。<o:p></o:p>
⑦ 調査の途中でも、誘導尋問と感じれば『それは誘導尋問<o:p></o:p>
です』と言う<o:p></o:p>
⑧ 調査官がメモを取る場合、見えるように書いてもらう<o:p></o:p>
⑨ 調査の最後に、答えた内容を一つずつ復唱してもらう<o:p></o:p>
・こちらが話したことも書かれてあるか、確認する。<o:p></o:p>
⑩ 時間は、どれだけ掛かっても構わないので、納得いく調査<o:p></o:p>
をしてもらう <o:p></o:p>
・早く済まそうとするから、後で後悔する。 <o:p></o:p>
調査官は、公平・公正な立場で、要介護者の有りのままの姿を<o:p></o:p>
調査しようと、高い志を持って訪問して来ます。こちらも、それ<o:p></o:p>
に応えてこそ、介護保険制度が成り立つものです。<o:p></o:p>
この『望ましい認定調査の受け方』を参考にして、少しでもお<o:p></o:p>
役に立てれば幸せです。また、より良い介護生活を送られること<o:p></o:p>
をお祈りしております。 以上<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
そこに書かれてあることを、頭にしっかり叩き込んで、翌日の<o:p></o:p>
調査の準備が整った。<o:p></o:p>
そして、調査当日、昨年は一人で受けた面接を、今年は同じ間<o:p></o:p>
違いを起こさないないよう家族二人で面接を受けようと、待って<o:p></o:p>
いると、そこへ、介護認定調査官が訪ねてきた。<o:p></o:p>
この続きは、次回のお楽しみに……。<o:p></o:p>
たかし でした。