「ぶらり車イス紀行」 その507
☆ 元気なお年寄りの秘密は『タンパク質』
テレビを観ていると、マスターズゲーム(高齢者スポーツ大会)
に出場して優勝した人や、若い人も顔負けの何でもこなす元気な
お年寄りを紹介している。(主に、女性)
その時に、何を食べているか気になるのか、必ずと言っていい
ほど食事のメニューを聞いている。それを見ていて驚いた。紹介
された元気なお年寄りは、誰もがこぞって、お肉が好物のように
毎日食べている。普通、歳をとると、お肉を避け、お魚や野菜中
心のあっさりしたものを食べていると思っていた。ところが、お
肉をおかずの主にしている。これはおかしい。なぜなら、お肉は
コレステロールが高いので、コレステロールの低いお魚を選んで、
食べているものと思っていた。それなのに、これでは全く逆であ
る。
この辺りに元気の秘密がありそうである。
そこで、その辺りのことを、順天堂大学大学院教授の白澤卓二
先生の話によると、お肉を食べてメタボ(肥満)に気を付けなけれ
ばいけないのは、食べて太りやすい40代、50代の話であって、
歳をとると、若い時と違ってタンパク質の吸収が悪くなるので、
若い人よりもタンパク質(要するに、お肉)の量を、多く摂る必
要があることが分かってきた。
だが、巷で話されている話を聞くと、一人暮らしになって食が
細くなったと言う人や、お肉やお魚を調理しなくなったと言う人
も現れ、栄養不良に陥る人が出てきたことが心配である。
ところが、タンパク質は、筋肉や血管を作り、それによって、
転倒による骨折や貧血を防ぎ、また、老化を遅らせる働きがある
と言われる大事な栄養素である。この栄養素が足りなくなると、
老化が進むと言われ、老化を遅らせるためにもお肉とお魚を交互
に食べるのが理想と言われています。
だから、お年寄りが、お肉を食べることは、理にかなっていて、
お肉を食べているお年寄りは、大概と言ってよいほど元気である。
しかし、この理が、分かって食べているのと、分からずに食べてい
るのでは、結果に雲泥の差が出てくると言う。
たかし でした。
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