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 ☆ 過労死は睡眠で予防できる

2018-10-28 09:58:25 | 日記
「ぶらり車イス紀行」    その939
    ☆ 過労死は睡眠で予防できる

 11月は『過労死等防止啓発月間』である。でも、それを知って
いるのは関係者だけで、一般人にはあまり知られていない。

 それでも過労死と言うと、長時間労働や職場環境のストレスなど
が原因と言うことぐらいは知っている。なぜなら、長時間労働や職
場環境のストレスなどが『精神障害』になって、自殺に追い詰めら
れるイメージが強い。でも、もう一つの原因として『脳血管・心臓
疾患』が上げられていることはあまり知られていない。

 ところが、過労死は医学用語や正式病名ではなく、社会的に認知
された事象として作られた新しい言葉である。そして、過労死の言
葉が頻繁に使われるようになったのは、高度経済成長時代に、働き
盛りの人が急に亡くなり、その背景を調べたところ、長時間労働や
業務上の強いストレスがあったことが分かってきた。

 それが、今では国の労災補償に認定され、救済する制度が出来て
いる。その労災認定での『過労死等』の定義は3項目あって、
1、業務における過重な負荷による脳血管疾患・心臓疾患を原因と
する死亡である。
2、業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺
による死亡である。
3、死亡には至らないが、これらの脳血管疾患・心臓疾患、精神障
害である。
 最後の項目に『死亡には至らない〜』が含まれているので『過労
死等』と呼ばれている。

 このことから、過労死の基準について、国際医療福祉大学医学部
教授(公衆衛生学)の和田耕治医師は
「過労死の基準となる時間外労働時間(週40時間超の累積)が、
死亡する直前の1カ月が100時間超の場合、あるいは、2〜6カ
月の平均が80時間超の場合としている。それだけ時間外労働をす
れば、平均睡眠時間が1日6時間未満になって死亡リスクが高まる。
だから、逆算して6時間以上の睡眠時間を確保するためには、1日
の労働時間は何時間以内が適当かと言うことになる」
と語る。

 しかし、もう一つの『脳血管・心臓疾患』が原因として、過労死
を発症する場合、過労死等全体では『精神障害』の方が多いが、過
労死だけに限ると『脳血管・心臓疾患』による場合の方が多い。

 厚生労働省の「平成28年版過労死等防止対策白書」によると、
『脳血管・心臓疾患』のなかでも、過労死等の原因として多いのは
脳内出血・くも膜下出血、脳梗塞、心筋梗塞、解離性大動脈瘤など
で、男女別では圧倒的に男性が90%以上を占め、発症・死亡年齢
で多いのは40~50歳代である。女性は『脳血管・心臓疾患』で
過労死にまで至る場合は少ないが、女性はくも膜下出血が多い。

 和田医師は、過労死の現状を踏まえ、働き盛りのうちに『脳血管
・心臓疾患』で命を落とさないために、
「過労死等の予防には、せめて、毎日、6時間以上の睡眠時間を確
保すること。眠る時間もままならないようでは、健診で異常を指摘
されても、高血圧や糖尿病の治療も出来ず、脳血管や心臓の病気の
リスクを高める」

と語る。

 労災の認定では『時間外(残業)や休日の労働時間』が重要視さ
れるが、過労死は蓄積された疲労が、どれだけ解消できたか、その
ために、どれだけ睡眠時間を確保できていたかが大事になっている。
                   たかし  でした。

☆  ユニークな愛称の空港が増えている

2018-10-25 18:26:10 | 日記
「ぶらり車イス紀行」    その938
    ☆  ユニークな愛称の空港が増えている

 2018年9月現在、日本には97の空港があると言う。これは、
1都道府県毎に2ずつ空港がある勘定になる。ところが、1つも空
港がない県が10ある。その一方で、ひとつの県内に複数の空港が
設置されているところもある。これは、沖縄や鹿児島のように離島
の多いところや北海道のように面積の広いところもあるので、これ
を考えると納得がいく。ところが、空港が出来ても、路線の少ない
地方空港やたくさんの空港がひしめく地区では、採算の取れる搭乗
人員の確保が出来ないと、航空会社もいずれは引いてしまう。

 そこで、地元では、より人目を引くために色々知恵を絞っている。
そのひとつが、空港の愛称です。以前は、地名の後ろに『空港』を
つけただけの空港名だったのに、愛称をつける空港が相次いで登場
している。

 一つ目は、マイナーな地名を、周辺や広域の地名を組み合わせた
方が、より分かりやすくなると言うことから、北海道の『オホーツ
ク紋別空港』や島根県の『萩・石見空港』などが該当する。

 二つ目は、地域の名称のあとに、その地域の祭りや観光の名物、
特産品を名前にするものとして『徳島阿波おどり空港』や島根県の
『出雲縁結び空港』などが挙げられる。

 三つ目が、地域になじみの深い動物や花の名前をつける『たんち
ょう釧路空港』『対馬やまねこ空港』『宮崎ブーゲンビリア空港』や
『五島つばき空港」などが挙げられる。この中で、補足すると『五
島つばき空港』は、正式名を『福江空港』といい、長崎県五島列島
の福江島にある空港です。これは、動物や花の名前が入ることで、
かわいらいしいイメージや華やかなイメージがつくのが利点といえ
る。

 その他にも、造語を愛称にしたものがある。それは、中部国際空
港の『セントレア』は、中部を意味する『セントラル』と、空港を
意味する『エアポート』を組み合わせたものです。また、神戸空港
の愛称『マリンエア』も、海の『マリン』と『エアポート』を組み
合わせたものです。

 このように、インパクトの強烈さから、愛称の方がむしろ有名に
なった空港もいくつかある。また、人目を引く空港の愛称は、立地
や地元の名物を広くアピールするだけでなく、降り立った人を旅に
誘うような仕組みを持ったものまである。そして、こうした愛称は、
自治体や利用促進団体、空港ビル管理会社などが協力して、空港の
知名度向上や利用促進などを目的としている。

 しかし、意味が伝わりづらいようなものもある。それは、山形県
には、東根市に『おいしい山形空港』が、酒田市および鶴岡市にま
たがって『おいしい庄内空港』がある。この空港は、言葉は分かり
やすいものの、何か強引な印象を感じる。なぜなら、山形県では、
食だけでなく、祭りや温泉など、山形県の『おいしい=好ましい』
をアピールするために、2014年に2港同じタイミングで名付け
られた。だから、ロゴマークも名称も色が違うだけで、デザインは
ほぼ同じになっている。また、鳥取県内の『鳥取砂丘コナン空港』
と『米子鬼太郎空港』は、マンガのキャラクターの名前が愛称にな
っている。それと、富山県の『富山きときと空港』も、地元の人で
ないと意味が伝わらない。問題の『きときと』とは、富山の方言で
新鮮、活きがいいなどの意味がある。

 これらユニークな愛称を持つ空港が、誰もが知っている空港に早
く成長してほしい。
                   たかし  でした。

☆ 突然、みぞおちに激痛が走ったら…

2018-10-21 09:41:59 | 日記
「ぶらり車イス紀行」    その937
  ☆ 突然、みぞおちに激痛が走ったら…

 日頃から、ストレスなどでよく腹痛になる人がいます。でも、突然
みぞおち(上腹部)に、強い痛みが走った場合は『いつもの腹痛か』
と思わずに、すぐに救急車を呼んだほうがいいケースがある。

 と言うのは、日頃から、ストレスなどでよく腹痛になる人でも、み
ぞおちを中心とした上腹部には、胃、十二指腸などの消化器だけでな
く、心臓、肝臓、膵臓、胆のうなど重要な臓器が納められていて、こ
れらの臓器の異変が上腹部の痛みとなって表れることも多いと、慶應
義塾大学医学部医学教育統轄センター教授の鈴木秀和氏は語る。

 例えば、それまで元気だった人を突然に襲い、死に至らしめる心筋
梗塞は、心臓が血液を送り込む冠動脈(血管)が狭くなり、そこに血
の固まりである血栓が詰まって血流を塞いでしまう病気です。心筋梗
塞を発症すると、胸部の激痛や圧迫感、痛みによる不安感、恐怖感を
訴えることになる。実際にはみぞおちなど上腹部の痛みとして訴える
ことが多い。

 また、心筋梗塞と同様に、働き盛りの人を突然死の原因にさせるの
が大動脈解離(解離性大動脈瘤)である。大動脈解離は、心臓から血
液を全身に送り出す太い血管である大動脈は、外膜、中膜、内膜の3
層構造となっており、大動脈解離は、なんらかの原因で内膜に裂け目
ができ、その外側の中膜との間に血液が入り込んで大動脈が縦に裂け
突然、胸や背中にくいが刺さるような激痛が起こり、病状の進展につ
れて痛みが胸から腹部へ、さらに脚へと移っていく。大動脈解離も、
最初に腹部の激しい痛みを訴えることが多い。

「心筋梗塞も大動脈解離も、発症後いかに早く設備の整った大病院で
治療を受けるかが命を救うカギになる」
と前述の鈴木医師は語る。

 だから、みぞおちを中心とした上腹部には、突然、がまんできない
ほどの激しい痛みを感じたら、できるだけ早く救急車を呼ぶか、病院
に駆け込むか、などの対応が大切である。そこで、
【周知徹底しておくべき#119の判断基準】として、
・突然、上腹部にがまんできないような痛みが30分以上続く。
・背中、胸部など他の部分の痛みを伴う。
・発熱、強い吐き気、額に脂汗、意識障害などを伴う
など、本人のみならず、周りにも徹底しておくことが必要である。
                  たかし  でした。

☆ 風疹(ふうしん)が大流行している

2018-10-18 06:54:20 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その936
   ☆ 風疹(ふうしん)が大流行している

 2018年10月16日、国立感染症研究所(感染研)は、今年に
なって報告された風疹患者数が1103人になったと発表した。これ
は、昨年1年間の風疹患者93人の約12倍と大幅に上回っており、
平成24〜25年の前回の大流行に匹敵する規模へ拡大すると懸念さ
れている。

 感染研によると、10月1〜7日の1週間に新たに報告された患者
数は計135人で、5週連続で100人を超えている。

これを、都道府県別に見ると、東京の45人が最多で、次いで、
神奈川(21人)、千葉(20人)、埼玉(7人)、群馬(6人)、
愛知、兵庫(各5人)と続いている。

 ところが、流行はすでに40都道府県に及んでおり、全患者数の内
訳は、男性が916人、女性は187人に上っている。そして、患者
を年齢別に見ると、特に30〜50代の男性に多く、その内の多く
は、ワクチンの接種歴の『なし』や『不明』が目立っている。

 なぜ、接種歴を覚えていないかと言うと、国は当初、女性だけをワ
クチン接種の対象としており、昭和54年4月1日以前に生まれた男
性には、接種の機会がなかった。だから、ワクチン接種歴が『なし』
や『不明』と答えるのが当然である。こうした考え方は、男性は出産
しないという考えからきていると推測できる。だけど、女性一人では
子供が出来ないことは、考えなくても分かることである。

 風疹は、患者のせきやくしゃみなどを介して感染する。主な症状は
発熱や発疹、リンパ節が腫れるのだが、明確な症状が出ない人も15
〜30%程度はいるとされる。

 問題は、妊娠初期の女性が風疹に感染すると、産まれてくる赤ちゃ
んに難聴や心臓病、白内障などの先天性風疹症候群(CRS)の症状
が出る恐れがある。

 例えば、人間の体内に、異物(抗原=ウイルスや細菌など)が入り
込んだ時、その異物に反応し、体から追い出すためにできる対抗物質
(抗体)が必要になる。その抗体を、ワクチン接種によって作る。

 そして、抗体保有率95%以上が望ましいとされる30代後半〜5
0代男性の抗体保有率が70〜80%だったので、現在では、男女と
もに幼児期に風疹ワクチンの定期接種が行われることになった。

 また、厚生労働省は、妊娠中の妊婦には、ワクチン接種は出来ない
ため、患者数の多い5都県の妊娠を希望する女性や妊婦の家族らに、
抗体検査や予防接種を受けるよう重点的に呼び掛けている。
                     たかし  でした。

☆ 体調の悪い原因はアレルギーか?

2018-10-14 08:07:32 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その935
☆ 体調の悪い原因はアレルギーか?

 アレルギーと聞くと、花粉症の季節に鼻水・鼻づまりによって、
目を真っ赤にしている人を思い浮かべる。ところが、その他にも、
アレルギーにはいろいろな種類があると言う。

 そこで、代表的なものを挙げてみると、
*鼻に関するモノ…慢性的な鼻水や鼻づまり・くしゃみ
*咳に関するモノ…乾いた咳(空咳)・痰の絡む咳
*皮膚に関するモノ…皮膚の乾燥、皮疹(ひしん)、蕁麻疹(じんま
しん)
*食べ物に関するモノ…口腔のイガイガ感、口内炎、唇周辺の荒れ
などが有名です。しかし、近年、大人になってから発症するフード
アレルギーが増えてきていると言う。

 フードアレルギーにも『即時型』と『遅延型』の2つに分かれ、
魚貝類や果物といったある特定の食べ物を食べた後、
*『即時型』は、
□ 口内や喉の辺りがイガイガする・痒い(かゆい)
□ 唇が腫れる
□ 蕁麻疹が出る
*遅延型は、
□ 慢性的な微熱・頭痛
□ 下痢、時に便秘といった胃腸の症状
□ 皮膚の乾燥・皮膚が痒い
□ うつ症状、眠れない
□ 肌荒れ・大人ニキビ
□ 口内炎
など、『即時型』と『遅延型』では出る症状が異なる。

 そして、食べ物を食べてすぐにアレルギー反応が出る『即時型』
は、幼児期から気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー系
の要素を持っている方が比較的多く、また、幼児期に食べる機会が
なく、大人になって初めて食べたときに『蕁麻疹』などのアレルギ
ー反応が出る傾向がある。

 一方の『遅延型』は、今までアレルギーとは縁がなかったという
方に多く、何を食べても、それほど大きな症状も出なかったため、
自分では気がつきにくい、症状が長く続いた後になってから症状に
気付く傾向がある。

 また、フードアレルギーの他に、
□ 普段は平気なのに、夜になって布団に入ると、咳やくしゃみが出
る・止まらない
□ 普段は平気なのに、職場に行くと、咳やくしゃみが出る・止まら
ない
□ 一年中鼻水、鼻づまり(鼻汁・鼻閉)が続く
□ 微熱のような症状、頭痛が続く
□ いつも倦怠感がある、疲れやすい
などがあって、このような症状が長期間にわたって続くと、ひどい
疲れや倦怠感に悩まされるだけでなく、これらが、慢性的に続くと
『気管支喘息』『アトピー性皮膚炎』が『うつ症状』に至ってしま
う方もいると言う。だから、いつかは治るだろうと油断しないで、
早めに医療機関を受診することが必要です。
                  たかし  でした。