goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

☆ 報道の政治的公平性を考える

2016-04-04 06:50:27 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その681
☆ 報道の政治的公平性を考える


 2016年2月8日の国会の衆院予算委員会で、高市早苗総務相が、
「1回の番組で電波停止はありえない。また、私が総務相のときに電
波を停止することはないが、将来にわたって罰則規定を一切適用しな
いことまでは担保できない」
と恐ろしい発言が飛び出した。また、翌日には、
「放送法を所管する立場から必要な対応は行うべきだ」
と再び口にした。
これは、民主党(当時)の玉木雄一郎議員から
「憲法9条改正に反対する内容を相当の時間にわたって放送した場合、
電波停止になる可能性があるか」
との質問に答えたもので、高市総務相は『憲法9条の改正に反対するこ
とは、政治的に公平ではなく放送法に抵触する問題で、電波停止もあり
える』という認識を表明した。

 憲法9条の改正は、この国のあり方を左右する重要な問題である。そ
れをメディア・評論家などが反対の立場から論じることなくして、議論
など深まりようもない。それを所管だと言って、政府の意見に反対すれ
ば、ご意見無用と権力を振りかざして、電波停止するなどと言うことは、
言論弾圧そのものである。これでは、改正の問題点を知ることが出来な
い。なぜなら、私たち日本人は、悲しい過去を過ごした時代がある。そ
れは、報道が、政府の政策を一切批判せずに垂れ流し、戦争に盲目的に
協力した経験がある。この時の反省から『政治的に公平であること』が
定められた。だから、今回の発言は、政治的公平さを欠いている。

 このことから、放送局は、政治的公平性を重視するのではなく、左偏
向か、右偏向か、中道か、を打ち出した偏向報道こそ、自分がその場に
いなくても同じ考えで行動する人がいると、安心出来る結果に繋がる。

 それは、前回のブログで紹介した安全保障関連法が施行された3月2
9日、国会内を静かに吹き抜ける中、女性たちは、それを忘れずに、北
から南まで全国35都市で抗議集会を開いている。それを見ていると、
その場にいなくても、安心や共鳴ができると共に応援もできる。

 これからの報道は、左・中道・右の姿勢を多様に共存している報道こ
そが、もっとも公平と言える。
                  たかし  でした。

最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
公平 (りぼん)
2016-04-05 16:34:53
許認可を下すお代官様的な

発言だなぁとは思いました

報道に限らず大体公平にすること事態が

難しいような…

ただ言えることは過去の様な悲劇を招かない

政治と報道であって欲しです

返信する
Unknown (たかし)
2016-04-05 21:11:38
りぼんさんへ

マスコミは、選挙での政権放送は、与野党関係なく、
時間を割り当てていると、いつも言うが、
それは、機会の平等というもので、当然のことである。
だから、公平と平等とをこんがらがっているようである。
公平であると言うことは、本来は、「両論併記」することでも「公平中立」に報道することでもない。
つまり、政策に問題点があると、政府の意のままに、
コントロールされることのないように、知らせることで
ある。
後は、国民が考え判断を任せることである。
                      たかし  でした。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。