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☆ 一人のリーダーが率いる適正人数は

2015-05-31 07:34:06 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その581
☆ 一人のリーダーが率いる適正人数は


 生死が定かでない、どこに捕らわれているのか分からない、ライ
アン二等兵を救出するため、ドイツ軍が待ち構える戦場へ、8人の
精鋭兵士は出発する。

 だが、なぜ選ばれたのか分からない、その上、作戦の目的に納得
できない7人の兵士は、ミラー大尉の命令にも反発するのであった。
だから、気持ちを引き締めて係らないと自分の命も危うくなると言
うミラー大尉の忠告も耳に入らない。だけど、ライアン二等兵を救
出する命令は絶対であった。だから、渋々ミラー大尉に付いていく。
 それが、度重なる難関を重ねるうちに、さすが選ばれた精鋭兵士
である。数々の難関を乗り越えていくうちに、ミラー大尉の気持ち
が分かってきた。そして、遂に、ライアン二等兵の生死と捕らわれ
ている場所を突き止める。何時しか、8人の間に有ったわだかまり
が無くなっていた。

 そして、遂に、ライアン二等兵の救出が始まる。だけど、救出は、
そう簡単な事ではなかった。なぜなら、そこは、ドイツ軍のまん真
ん中である。ドイツ軍もメンツに賭けて、執拗な抵抗をしてくるの
も当然であった。しかし、そこは選ばれた精鋭部隊である。ミラー
大尉の命令の下、それぞれの特技を生かして、無事にライアン二等
兵を救出する。あとは、帰還するのみであった。ところが、ここで
問題が発生した。

 それは、ライアン二等兵を救出して、メンバーに気のゆるみが出
たことと、8人から9人に増えたことで、ドイツ軍の反撃に、メン
バーが一人減り、二人減りしていく。しかし、最終的に、ライアン
二等兵は無事帰還する。でも、救出に行った兵士が何人帰還できた
のか、残念ながら、映画では伝えていない。いや、数えていないと
言った方が正確と言える。

 これは、前々回と前回のブログで問題提起した一人のリーダーが
率いる人数について、例え、そのリーダーにいくら実績があっても
駄目なことが分かっている。それは、仕事(任務)の内容によって、
一人のリーダーが組織を率いる人数に限度があることが分かってい
る。だから、仕事の内容を考えて、組織の構成人数を決めることが
重要である。そうでないと、組織を成功に導けない。そして、その
時の人数が一人でも増えると、その組織が一気に崩壊することも分
かっている。上記、ライアン二等兵は、その例である。

 参考に、一人のリーダーが率いる適正人数は、
・コンピューターのプログラムなどの創造的な仕事、  4名
・メンバーのスキルを活かし一つの目的を達成する仕事、8名
・マニュアルを生かして進めていく仕事、     15名位
・流れ作業など単純作業の繰り返しを行う仕事、  40名位
                       以 上
たかし  でした。

 ☆ プライベート・ライアン二等兵の話

2015-05-28 08:17:07 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その580
 ☆ プライベート・ライアン二等兵の話


 一人のリーダーが率いる人数については、例え、そのリーダー
に、いくら実績があっても駄目であることが分かっている。その参
考になった事例がある。

 時は、1944年6月6日、連合軍の200万人近い兵隊がドー
バー海峡を渡って、フランス北西部のノルマンディーへ上陸して、
当時、ナチス・ドイツの占領下にあった北西ヨーロッパの奪還作戦
の足がかりとした。ところが、ノルマンディーへ上陸作戦は成功し
たものの、上陸作戦に続くノルマンディー地方の制圧には、ドイツ
軍の必死の抵抗に遭い、2ヶ月以上を要している。この作戦は、史
上最大の作戦として有名である。

 しかし、この作戦の激戦に次ぐ激戦の中で、多くの部下に死傷者
を出しながら生き延びたミラー大尉の下に、落下傘兵を戦場から救
出せよという新たな命令が下された。

 命令は、6月6日未明に、海からの上陸作戦と並行して、空から
の上陸作戦が決行された。しかし、空からの上陸作戦で、落下傘兵
が、輸送機パイロットのミスで、予定の降下地点からかなり離れた
内陸地点に降下してしまった。そこは、悪いことに、ドイツ軍のま
ん真ん中であった。当然、ドイツ軍は落下傘兵を捕虜にする。

 その落下傘兵の名前をプライベート・ライアン二等兵と言い、彼
には3人の兄がいたが、全員を戦死している。だから、兄弟全員を
戦死させる訳にはいけないと考えた軍上層部は、ミラー大尉に戦場
からライアン二等兵を救出せよという命令を下した。命令は、
『選ばれた精鋭兵士8人による、たった1人の若きライアン二等兵
を救出する作戦であった』

 早速、命令を受けたミラー大尉は、中隊から7人の精鋭兵士を選
び出し、生死も定かでないライアン二等兵を救出するために戦場へ
出発する。ところが、1人の二等兵のために、なぜ8人が命を懸け
なければならないのかと、本人もメンバーも葛藤する。  
 それでも、命令は絶対であった。続きは、次回ブログで……。
                  たかし  でした。


 ☆ 『大阪都構想』も離合集散であった 

2015-05-25 06:54:44 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その579
 ☆ 『大阪都構想』も離合集散であった 

 
 組織が存在すると、本来の意味である事業の再構築のはずだった
リストラの名のもとに、退職勧奨、いわゆる、従業員を首にしたり、
部門を縮小したり、他の企業と合併したり、企業を分けて独立させ
たり、いわゆる、離合集散を繰り返してきた。
 
 それは、経営成績が悪化すると、2社以上で同じ部門(例えば、
て1つになれば、その部門の人数が減らせて、無駄が少なくなると
考えて、合併する。ところが、組織が大きくなり過ぎると、まとま
りに欠けたり、指示が正確に伝わらなかったりすることが増えてく
ると、指示・命令が徹底できるように、組織を小さく分割したり、
分社化するなど、あれこれ理由をつけて、悪化から回避する施策が
発表された。企業では、これまでくっ付いたり離れたりの歴史を繰
り返してきた。そして、市町村などの地方自治体も、合併を繰り返
してきたが、分裂は初めての試みであった。

 今回は、大阪府と府内の各市町村の間の無駄の解消を目指して、
大阪府を一つにしようと『大阪都構想』が提案された。この内容を
見てみると、正に大阪府の離合集散であった。しかし、既得権を手
放したくない勢力となぜか変化と言う言葉を嫌う勢力と『大阪都構
想』を提案した勢力が他党と言うだけで、大阪市の野党共闘の反対
にあって、廃案になった。

 しかし、組織の規模は、一つの大きな要因ではあるが、全部では
ない。なぜなら、組織には、リーダーが伴う。でも、組織のリーダ
ーになる人は、いくら実績があるリーダーであっても、すべての組
織で上手くいくとは限らないことが分かっている。それは、一人の
リーダーが、組織に影響を及ぼす力には限度があって、それは、仕
事(任務)の内容によって、組織の構成人数が異なることが分かっ
ている。だから、仕事の内容を考えて、組織の構成人数を決める必
要がある。そうでないと、組織を成功に導けない。そして、その時
の人数が一人でも増えると、その組織が一気に崩壊することも分か
っている。その崩壊について、参考になる事例があった。
                    たかし  でした。

☆ 浪花のことは夢のまた夢

2015-05-22 09:42:42 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その578
☆ 浪花のことは夢のまた夢


 『大阪都構想』の是非を問うた住民投票が2015年5月17日
に行われた。結果は、10741票差で反対が賛成を上回り『大阪
都構想』は廃案となった。廃案になったとは言え、大阪市は、政令
指定市として元通り存続する。

 この『大阪都構想』の当初案は、大阪府内の全市町村を一旦無く
し、各市町村と大阪府の二重行政の無駄を解消し、一つの大阪都を
目指して、無駄のない行政づくりを提案した。ところが、2014
年の秋、大阪府の南部に位置する堺市の市長に『大阪都構想』に反
対する市長が当選し、大阪府全体の『大阪都構想』案は無くなった。
そこで、今回は、大阪市だけを対象にして、現在の大阪市を無くし、
市の仕事を新設する五つの特別区と大阪府に分けて、大阪市と大阪
府の二重行政の無駄の解消を提案した。これに対し、反対派は、政
令指定市が持っていた権限や財源を大阪府に吸い上げられ、大阪市
の住民サービスが低下すると批判した。

 今回の住民投票は否決されたが、メリットとデメリットが十分話
しあわれたのか残念ながら疑問が残るだけでなく、もったいないの
一言に尽きる。なぜなら、こんな改革機会は二度と巡ってこない。
これまで自治体の首長は、雲の上の人と言われていたが、五つの
特別区の区長は住民によって選ばれ、住民から顔が見える区長とな
り、住民の顔が見える区長が選出されることが予想された。例えば、
大阪市の人口が270万人として、単純に5で割ると1区54万人
になる。これだけでも、顔が見えると言うか、要望が聞き入れても
らいやすくなる。と言うことは、地域に密着した行政が期待できる。
これが、顔が見える政治である。

 しかし、今回の『大阪都構想』は不発に終わったが、大阪府民、
大阪市民に大きな波紋を起こしたことに違いない。これによって、
住民の目が行政に向き、首長も住民を向いた行政運営を行い、大阪
府全体が良くなることが期待できる。結果として良いものが残った。
昔、大阪を舞台に天下に号令した豊臣秀吉の辞世が思い出される。
   露と消え  露と消えにし  わが身かな
          浪速のことは  夢のまた夢
                 たかし  でした。

☆ イスラム教の『ハラルフード』

2015-05-19 11:31:36 | 日記
「ぶらり車イス紀行」  その577
☆ イスラム教の『ハラルフード』


 イスラム教と聞いだけで、残虐な印象を持つ『イスラム国』が、
すぐに頭に浮かぶ。しかし、残虐な行動をしているのは、異端児的
なイスラム教徒もどきの人で、純粋にイスラム教を信仰している人
には、迷惑と思っているに違いない。

 ところが、今やイスラム教を信仰する人は、全世界で3割近くを
占め、2050年には、現在、全世界の1位に君臨するキリスト教
を信仰する人を抜いて、1位になると言われています。だから、イ
スラム教徒の食習慣を知っておく必要が出てきた。なぜなら、日本
への観光客の3割以上がイスラム教徒になることが予想され、彼ら
の食習慣に則った食べ物を出すことが必要になってきた。

 そこで、まず、最初に知っておくべき言葉が、『ハラル』である。
その『ハラル』とは、イスラム教で、許されたとか、合法とかを意
味しており、ミルクや魚、野菜や穀類のほか、イスラム教の作法に
従って、処理された牛肉や鶏肉などが『ハラルフード』に当たる。
それ以外の方法で処理された肉や豚肉、アルコールは『ハラムフー
ド』として、食べることを禁じられている。

 それに、イスラム教徒の『ハラルフード』へのこだわりは徹底し
ていて、豚肉入りの料理で豚肉を取り除くだけでは十分ではなく、
見た目には分からないスープやブイヨンなどに豚肉が使用されてい
る場合やトンカツをあげた同じ油で野菜や魚をあげることも駄目で
ある。また、フランス料理で使われるワインや日本料理・中華料理
で使われる料理酒は、使用する食材が『ハラルフード』であっても、
料理酒(アルコール)を入れることで『ハラムフード』になる。

 元々『ハラルフード』は、神が良いとしているものだけを食べ、
それ以外のものを食べる行為は、神への背信行為になりかねないと
考え、神に身を委ねるイスラム教徒にとって『ハラルフード』でな
いものを口にすることは神を冒涜するものと考えている。だから、
イスラム教徒の信仰の根源である神への信仰心から、神の懲罰を恐
れて『ハラルフード』でないものを口にすることはない。

 今や『ハラルフード』を提供する店や加工食品には『ハラルマー
ク』が表示されていて、イスラム法の下で食べられるものであるこ
とを証明している。
                    たかし  でした。