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 ☆ 『古墳ガール』が現れた

2019-07-28 12:06:05 | 日記
「ぶらり車イス紀行」   その1013
     ☆ 『古墳ガール』が現れた

 ガールと言えば、2009年頃から、テレビや雑誌やインタ
ーネットで『山ガール』という言葉をよく見かけるようになっ
た。そして、この言葉も登山ブームと相まって、富士山や各地
の山で多くの『山ガール』が見られるようになった。

 ところが、登山に来た女性を見ると、登山に適さない服装・
装備で入山する女性が多く、当初は大きな社会問題になってい
たが、最近ではランニングスカートのような重ね履きの山スカ
ートが見られるようになり、登山もファッショナブルになって
きている。

 そんな中、2019年7月6日、仁徳天皇陵として有名な大
山(だいせん)古墳などを含む【百舌鳥・古市(もず・ふるい
ち)古墳群】が世界遺産に決定された。

*古墳とは、3世紀後半から7世紀末にかけてつくられた皇族
や地域の豪族たちの墓である。

 そうなると、また、考古学者のおじさんが登場して、歴史や
その当時の政治体制や勢力図など小難しい説明を延々と聞かさ
れる羽目になると、覚悟をしていた。ところが、今度は事情が
大きく違っていて、古墳愛を持つ『古墳ガール』の出現である。

 でも、『山ガール』同様に、なんでもかんでも『ガール』を
付ければ済むというものでもない。そこで、話を聞くと、これ
までにも古墳に夢中になる隠れ『古墳ガール』が全国にいたと
言う。それが、世界遺産登録を機に一気に表舞台に躍り出たと
言う。
 彼女たちの話を聞くと、
「古墳がかわいくて仕方ない」
「前方後円墳のくびれ部分や曲線美は、見れば見るほど魅力的」
「岩がむき出しになっているイケメン古墳もある」

とシンプルに答える。なんとも女性らしい感じ方である。男性
ではとてもこうはいかない。

 また、ある女性は、古墳愛に目覚めたのは小学生のときに、
祖父と一緒に地元の古墳を見に行き、いつの間にかその大きさ
や形に魅せられた。そして、近くに古墳がある高校を選び、大
学では地域創生を学び、古墳をテーマに論文を書いた。自宅は
古墳グッズであふれ、クッション、文房具、食器など、休日は
墳活(ふんかつ)と呼ぶ古墳巡りに出る。巡った古墳は300
基近くに上り、古墳と一緒に写真を撮ってインスタグラムに上
げるのが楽しみと言う。

 古墳は全国に約16万基あり、この数はコンビニの3倍近く
になり、私たちの生活圏内近くにも古墳の存在ある。その古墳
が、1500年もの間、壊される機会があったはずなのに、今
も残っているのは、その時代時代に思いを寄せる人たちがいて
守ってきたから、それが、今、そのバトンが私たちに回ってき
ていると言う。だから、古墳を知ることが古墳を守ることにつ
ながると言う。
                  たかし  でした。

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