「ぶらり車イス紀行」 その956
☆ 2019年・初詣を考える
今から30年前の1990年頃、あるテレビのクイズ番組で
『3日間で毎年8000万人集めるイベントは何』
と言う問題が出題されたことを思い出しました。もちろん、答えは
『初詣』です。
それ以来、1月4日の朝刊を楽しみに見ていると、毎年8000
万人台と発表しています。それに、この数字は、当時の日本の人口
が1億2000万人程でしたから『日本人のほとんどの人が初詣に
行くんだなぁ』と何かしら感慨深いものを感じました。
それに、この数字は1974年以降、警察庁が参拝者数を調査し、
統計をまとめて発表しているので尚更でした。その後、初詣の参拝
者数も年々増え、2008年には過去最高となる9818万人を記
録し、その翌年の2009年には前年を上回る9939万人を記録
しました。
ところが、集計方法の統一の難しさや、1993年以降の参拝者
数がほぼ横ばいで推移したことに加え、調査の必要性が薄れたこと
などから、警察庁は2009年の発表を最後に、初詣の人出調査の
発表を取り止めると発表した。だから、1億人と言う大台を見るこ
となく、また、警察庁の記録においては、2009年の参拝者が過
去最多の人出記録として残っている。それに、警察庁だけでなく、
全国約8万社を束ねる神社本庁も、半世紀にわたり続けてきた初詣
の参拝者数の調査を2015年を最後に取り止めた。
だから、余程のことがない限り、初詣の参拝者数を問われたとし
ても、8000~9000万人台と答えておくしかない。しかし、
毎年公表されないとなると、1月4日の朝刊を見る楽しみを取り上
げられたような、一抹の寂しさを感じる。
そこで、初詣の本来を考えると、日ごろお世話になっている神様
・仏様に、今年も無事に新年を迎えられたことに感謝をして、参拝
するのが目的とされてきました。だから、神社であっても寺院であ
っても、普段から参拝に行く場所と考えておくことが重要である。
ところが、普段は神様・仏様を蔑ろにして、苦しい時の神頼みと
ばかりに参拝をしている。これは、あまりにも厚かましいかぎりで
ある。でも、神様・仏様も、これに慣れておられるのでしょうか、
それとも、呆れかえっておられるのでしょうか、結局は、諦めてお
られるとしか思えない。
しかし、面白い現象もある。それは、全国的には神社への初詣が
主流になっているのに、関東では寺院へ初詣に行く人も多い。それ
を物語るのは、成田山新勝寺や川崎大師平間寺に浅草寺などが初詣
人出トップ10に名前を連ねていることでも分かる。
ちなみに、初詣人出トップ10をご紹介すると、
第1位 東京 明治神宮 約318万人
第2位 千葉 成田山新勝寺 約311万人
第3位 神奈川 川崎大師平間寺 約308万人
第4位 東京 浅草寺 約293万人
第5位 京都 伏見稲荷大社 約250万人
神奈川 鶴岡八幡宮 約250万人
第7位 大阪 住吉大社 約234万人
第8位 愛知 熱田神宮 約230万人
第9位 埼玉 武蔵一宮氷川神社 約210万人
第10位 福岡 太宰府天満宮 約200万人
(2019年1月4日)
となります。でも、各社寺の合計をすれば、参拝者数が分かる筈
だが、集計方法の統一がよほど難しいのであろう。だから、今や参
拝者数の公表を取り止めている。
だけど、参拝者で賑わう初詣を見ていると、個人毎には小さな
不安や愚痴を抱えていても、大きな安心、いわゆる、二度と戦争
が起こらずに、平和な世が続くようにと願っているのだろう。
たかし でした。
☆ 2019年・初詣を考える
今から30年前の1990年頃、あるテレビのクイズ番組で
『3日間で毎年8000万人集めるイベントは何』
と言う問題が出題されたことを思い出しました。もちろん、答えは
『初詣』です。
それ以来、1月4日の朝刊を楽しみに見ていると、毎年8000
万人台と発表しています。それに、この数字は、当時の日本の人口
が1億2000万人程でしたから『日本人のほとんどの人が初詣に
行くんだなぁ』と何かしら感慨深いものを感じました。
それに、この数字は1974年以降、警察庁が参拝者数を調査し、
統計をまとめて発表しているので尚更でした。その後、初詣の参拝
者数も年々増え、2008年には過去最高となる9818万人を記
録し、その翌年の2009年には前年を上回る9939万人を記録
しました。
ところが、集計方法の統一の難しさや、1993年以降の参拝者
数がほぼ横ばいで推移したことに加え、調査の必要性が薄れたこと
などから、警察庁は2009年の発表を最後に、初詣の人出調査の
発表を取り止めると発表した。だから、1億人と言う大台を見るこ
となく、また、警察庁の記録においては、2009年の参拝者が過
去最多の人出記録として残っている。それに、警察庁だけでなく、
全国約8万社を束ねる神社本庁も、半世紀にわたり続けてきた初詣
の参拝者数の調査を2015年を最後に取り止めた。
だから、余程のことがない限り、初詣の参拝者数を問われたとし
ても、8000~9000万人台と答えておくしかない。しかし、
毎年公表されないとなると、1月4日の朝刊を見る楽しみを取り上
げられたような、一抹の寂しさを感じる。
そこで、初詣の本来を考えると、日ごろお世話になっている神様
・仏様に、今年も無事に新年を迎えられたことに感謝をして、参拝
するのが目的とされてきました。だから、神社であっても寺院であ
っても、普段から参拝に行く場所と考えておくことが重要である。
ところが、普段は神様・仏様を蔑ろにして、苦しい時の神頼みと
ばかりに参拝をしている。これは、あまりにも厚かましいかぎりで
ある。でも、神様・仏様も、これに慣れておられるのでしょうか、
それとも、呆れかえっておられるのでしょうか、結局は、諦めてお
られるとしか思えない。
しかし、面白い現象もある。それは、全国的には神社への初詣が
主流になっているのに、関東では寺院へ初詣に行く人も多い。それ
を物語るのは、成田山新勝寺や川崎大師平間寺に浅草寺などが初詣
人出トップ10に名前を連ねていることでも分かる。
ちなみに、初詣人出トップ10をご紹介すると、
第1位 東京 明治神宮 約318万人
第2位 千葉 成田山新勝寺 約311万人
第3位 神奈川 川崎大師平間寺 約308万人
第4位 東京 浅草寺 約293万人
第5位 京都 伏見稲荷大社 約250万人
神奈川 鶴岡八幡宮 約250万人
第7位 大阪 住吉大社 約234万人
第8位 愛知 熱田神宮 約230万人
第9位 埼玉 武蔵一宮氷川神社 約210万人
第10位 福岡 太宰府天満宮 約200万人
(2019年1月4日)
となります。でも、各社寺の合計をすれば、参拝者数が分かる筈
だが、集計方法の統一がよほど難しいのであろう。だから、今や参
拝者数の公表を取り止めている。
だけど、参拝者で賑わう初詣を見ていると、個人毎には小さな
不安や愚痴を抱えていても、大きな安心、いわゆる、二度と戦争
が起こらずに、平和な世が続くようにと願っているのだろう。
たかし でした。
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