茨城県那珂市で27日朝、焼け跡から3人の遺体が見つかった住宅火災で、この家族が数日前から電気を止められ、明かりにロウソクを使っていたものの、市や近所の人が生活の変化に気づくことはなかった。県警はロウソクが火元になったとみて調べている。

 県警は29日、司法解剖の結果、3人の死因について一酸化炭素中毒と発表した。県警によると、火災があった那珂市戸崎、無職叶野(かのう)善信さん(82)方は5人暮らし。足が不自由だった叶野さん、妻美津子さん(80)、特別支援学校高等部1年の孫娘の美希さん(15)と連絡が取れていない。

 働き手は会社員の18歳の孫娘だけ。電気料金の支払いが滞り、電気が止められた。叶野さんの長女(48)は調べに「明かりとしてロウソクを使っていた」と話したという。

 東京電力茨城総支社(水戸市)によると、料金を滞納すると、基本的に検針日から55日後をめどに電気を止める。利用者から訴えがなければ、自治体に連絡することはないという。

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いつまで犠牲になるは常に弱者という社会構造が続くのだろうか。

人類が存続する限り、こうした弱肉強食の構図は変わらないと思う。

 

所詮人間も動物なのだ、これが自然の摂理と考えた方が、むしろ自然なのかもしれない。