正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

セイコーの婦人物とスイス製の手巻きを修理しました

2011年04月20日 | 時計修理
昨日も今日もちょっと肌寒い感じがします。
4月も終わりに近づいているのにね。
被災されている方のところには暖房器具や灯油は十分なのか心配になります。

 昨日の修理です。
Y様からのお預かりの修理が2点。
セイコーユニバース 21Jです。
婦人用の時計で21石なんてちょっと当時は良いお値段だったんでしょうね。
穴石に受け石がついていました。油の保持もよさそうです。
18Aキャリバーでケースは14金のホワイトゴールでした。
分解掃除、タイミング調整で出来上がりました。



もう一つの時計はスイス製のUNITYというマークが入っていました。
この時計も当時の婦人用では珍しく3針の時計です。出車がついて秒針を動かせるようになっています。
分解掃除、風防の磨き(出来たら交換したいのですが、今日在庫を探してみます)、バンド交換を依頼されました。
ケースは18金のケースでセイコーの時計と同様で当時は良いお値段だったと思います。


出車が少しゆがんでいるのが気になりましたが、秒カナとのかみ合わせに問題が無いので少しだけ修正して使っています。

私の想像ですが、ご主人様が時計好きで奥様にプレゼントしたんでしょうね。

今日は昔のゼニスの自動巻きを修理予定です。
本当は今日は修理残業の予定でしたが家の用事があり、家に帰らないと駄目になってしまいました。
明日変わりに修理残業の予定です。