高校卒業式2

2024年03月01日 | 日記
 今日の卒業式が終了してから9名の卒業生に花束とマネージャーが作成した動画を送りました。卒業生からは花束と色紙をいただきました。その際、卒業生が送ってくれた色紙に「僕たちの代はおそらく先生が思っていたようなハンド部ではなく笑顔が多くて緩い部活になりました。でもそんなハンド部が好きで楽しかったです」と書いてありました。率直に「それでいいんじゃない。おもしろい」と思いました。監督は私であり、考え方が反映されます。ただ、その代の選手たちがチームを染めます。どの世代が強いかは大会の結果が全てです。ただ、良いチームはと言われたら順序付けはできません。基準もありません。私自身は挨拶すること、誰に対しても感謝の気持ちを持つこと、練習のメリハリをつけることは最低限守ってほしいと思っています。でも一番は、その代のチームがキャプテンを中心にまとまること、卒業してもお互いに信頼して仲間でいてくれればそれでいいです。この9人はこれからも良き友人でいてくれそうです。

 最後になりましたが、保護者の皆様、改めてご子息・ご令嬢のご卒業おめでとうございます。コロナ禍で高校の部活動はどうなんだろうと期待より不安が大きかったと思います。なかなか勝てない、怪我も多いと気がかりなことが多かったと思います。それでも、試合会場に足を運んでくださり、選手やスタッフを支えてくださいました。今日も多くのお言葉をかけていただきありがとうございました。国内外問わず経済社会を取り巻く環境は日々刻々と変化しています。最近のニュースを見ていると「日本の先行きが不安」と感じる話題が多いですが、この3年間で学んだことを活かして未来を切り開いてくれると信じています。最後まで粘り強く戦うこと、お互いに信頼できる人間であること、困った人がいれば助けることはこれからも必要であり、また、実践してくれると信じています。

「先生、3年間ありがとうございました」と言われますが、こちらこそ、ありがとうございました。子供たちや保護者の方から学ぶことで一人の人間として教師として考える機会をいただいてます。本当にありがとうございます。

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高校卒業式1

2024年03月01日 | 日記
 こんにちは。今日から3月。3月1日は多くの高校で卒業式が執り行われます。本校も今日が卒業式です。この代は、1つ上の代がおらず、入部してすぐに3年生が引退して1年生だけでスタートしました。しかも、経験者はほぼ0。さらに中3に入ってすぐにコロナ禍で休校、各種大会が中止に追い込まれ、完全燃焼することなく入学した世代です。ボールの握り方、パス、フェイントなど基礎基本からでした。夏の選手権も散々たる試合でした。ただ、妥協することなく練習や練習試合に臨みました。少しずつ結果が出始める、ただ、緊急事態宣言などで活動中止と伸びきれない状況を何度も繰り返しました。また、指導が行き届かず部を去る者もおり、「このままどうなるんだろう」と顧問の私が思うことが多々ありました。公式戦も練習試合も1年生では1回勝ったかなという感じです。

 2年生に入り、同じ学年で試合を行う中で少しずつ勝ち始めました。公式戦初勝利は鮮明に覚えています。(私事ですが結婚記念日とかぶっていましたからね)夏以降は、新人戦に向けて練習です。そして、迎えた新人戦予選。シード校に勝ち、2日目、3日目へ進みました。まさかここまで進むとは思いませんでした。お世話になっている先生にも「よく勝ち上がれましたね」と驚かれていました。選手の笑顔も素敵でした。それ以降、けが人が続出して苦しい時期もありました。3年生最後の総体予選は地区予選で負けて夢の県大会には出場できませんでした。ただ、その後もけがをして我慢強くリハビリを続けたキャプテンと一緒に試合に出場してくれるメンバーもいました。今の1・2年生が人数少ないためけが人や病人が出た際は助けてくれています。

 選手だけではありません。マネージャーもチームを支えてくれました。選手たちに優しく、厳しくお互いに支えあっていました。自チームであろうが他チームであろうが怪我人が出ればすぐに氷や応急処置セットを持って走る気配りもできていました。会場校を担当した際も臨機応変に動き、大会の円滑な運営を支えていました。

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