せいかつ創庫

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中日球団に選手会が抗議!!と、その後

2007年05月02日 | 大須ボールパーク(野球コラム)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20070427-00000052-kyodo_sp-spo.html

心配していたことが現実化した感じ。

ノリの時に思ったんです。
中日は、支配下登録が69人とギリギリのくせに、育成選手が多すぎる。

で、実際に中村ノリが支配下に入ったために枠が無くなり、こうした事態に。
シーズン中に行うってところが大きな問題ですよね。
魂胆が見え見えなわけだし。


結局
金本問題、コミッショナーがウエ-バー取り下げへ
となったみたいですね。
コミッショナーも弱いなぁ。。。
中日球団はコミッショナーを提訴するそうですね。

ボクは、中村ノリの経緯については異論は唱えませんし、むしろ良い方法であったと思う。
角が立たないと言うか…中村ノリをテストする意味でも、ノリ自身の力量を問う意味でも。

だから、ノリだの育成枠だのって物議を問われている間に、ボクは今いる育成選手の心配が真っ先に思い当たりました。

育成選手についても異論は唱えません。
こちらもむしろ推進派ではあります。

アマチュアも実業団の強豪チームが運営難で縮小の方向。良い選手があふれていますし、
逆にクラブチームが立ち上がっているけど、環境的にはよりハイリスクになるため、レベルの低下は否めない。

四国や北信越リーグの実現と同じように、育成選手についても”プロ意識”を持ってプレーできる環境で、若い選手を育てることは良いと思っている。
傘下チームを立ち上げてマイナーリーグを作る…てことは財政的にも現実的じゃないけど、
ゆくゆくは育成選手だけでチームができて、四国や北信越の独立リーグ、アマチュアの大会などに参加するとか、そうやって育成枠が円熟することを期待したい。

実際、イースタンでは今年から混合チームを立ち上げて試合に参加させるというプランがあるそうだし。

育成選手制度はこれからもっと環境的、制度的に円熟して、本当に若い選手が野球をできる環境が整ってくると思うから、いま育成枠で戦っている選手は、”草分け”であるだけに発展途上の環境下で辛いとは思う。
金本選手についても、ファームの試合でもアマチュアとの交流戦くらいでしか出場できていない、非常に厳しい状況ではあると思う。

ただ、いま現在の育成選手がもう少し”志”を持って切磋琢磨できるような措置は取ってあげることが、育成選手を抱える球団としては当然だと思う。
仮にも、同じユニフォームを着ている選手なのだから、誇りを持ってプレーしてほしいので。


選手会には中日球団に抗議をするだけではなく、育成選手救済の措置を訴えてほしい。
そして、コミッショナーはいい加減もっと権限降って毅然としろよ!!
ってか、毅然とした態度を取れる人に代われよ(怒)!!いいかげんさぁ。。。

シビアな競争社会には間違いないプロ野球界。
金本選手には、頑張れ!としか言えないけど。。。


ちなみに、オチアイ監督がこの件について(聞かれた)談話が載っていましたね。

「コミッショナーと球団とのやりとりについては現場の立場では返答の仕様がない」
というのは仕方ないことでしょうけど。。。

枠がどうのこうのじゃない、監督ということ抜きに、一野球人としては、ある意味野球界に入ってくる人間が減ると思う。受け皿が無くなる。そのために育成を作ったんじゃないの?

たとえば育成選手を集めて四国リーグに入れるという動きもあるようだけど、契約上は問題ないのか?
あくまでプロ野球界の中でやっている競技なんだ。阪神や広島が行っても、オレはNOと言うよ。
そんな余分な戦力はないもの。
(日刊ドラゴンズ(爆)より一部抜粋)

う~ん、
オチアイ節だな(苦笑)。
まぁ、選手に対して「プロであれ」と言いたいところもあるだろうし。

しかし、
ウエスタンリーグがただでさえチームが減って試合も少なくなったんだから、四国リーグや社会人との公式戦は、環境的には必要だと思う。手段として。

ボクは、いっそ”育成”って言い方をやめて、メジャーリーグみたいに”メジャー”と”マイナー”で契約方法を変えて、1軍の40人枠を”メジャー”(トップチーム)として、残りのマイナー選手の人数や間口を広げて、リーグを拡張するとか、こうした独立リーグとの交流を深めるとかした方がいいんじゃない?

受け皿を持つのなら、チャンスも与えなきゃ。
もちろん、受け皿を広げるなら、チャンスも広げてあげなきゃ。