せいかつ創庫

野球・音楽・アート・街の風景など、自分自身のネタ創庫。
野球の楽しみ方、考えてます。自作イラストの展示も。

326と個性

2007年04月26日 | アート
326(ナカムラミツル)がラジオに出てました。
自由なカンジが好きなんです。

326は、子供の頃から絵が好きだったんだけど、決して絵が上手かったわけじゃなかったんだそうです。

美術の通知表も5段階の2とか…。
専門学校でもビリに近い成績だったんだそう。。。

でも、自分は絵を描くことが大好きということは誰よりも一番!という自信はなぜか持っていたので、自分ができる一番のものを描こうと気持ちを切り替えたんだそう。

それが”個性”として続いている。


野茂のトルネード投法にもすごく励みになったんだって。

野茂だって、あのフォームをバカにされたと思う。
直せ!とも言われたと思う。

でも、あのフォームで一番!といえる投球ができているから、継続している。
また、成果が見えるとカッコよくも見えてくるもの。


コンプレックス<個性


いいこと言うよね。


ボクも、絵に上手い下手はないと思う。
ボク自身だって、絵の腕は決して上手いとは思っていない。

一番上手い絵ってのは、自分が一生懸命描いたものが、一番上手い。

大事なのは、”伝わる絵”を描いているか。
これが大事なんだと思う。

書き手が見る人に訴えるもの。
見る人が何かを感じる絵が描けること。

そして、絵が好きなんだなぁ。
(被写体が)好きなんだなぁ。
って、言われるような絵が描きたい。

それに、自分にしかできない精一杯のものを求めて、それを評価してもらえると嬉しい。


ボクは、野球選手のイラストで、一般のイラストレーターが描く野球選手のイラストよりも、自分なりに自信を持っているところがある。

”ディフォルメしながらも、自分が見つけたフォームや仕草、使っている道具の色や形状はできるだけ忠実に再現すること”

プレーをしている目線で、選手がじつは道具やフォームにすごくこだわりを持っていることを表現したいから、こう描くようになりました。
被写体の個性を伺えるひとつの手段だと思っているからこだわる、自分の個性でありテーマです。

それは、被写体になる選手たちへの自分なりのリスペクト(敬意)のあらわれかもしれない。
また、作品に力を与えていれば、何よりだよね。


カッコ良くは描けないけど、ボクの絵はカワイイらしい。
カワイイと思って喜んでもらえるなら、それで自信だし自信だし。

そんな個性とか主張とかが結果として作品の中にカタチとして表れて、見ている人に評価してもらえればね。


ちょっと売りたい目線の話になるけど、自分の個性(能力)を逆に今度はどんな人が求めてくれるかを考える。
それがターゲットになって、ターゲットの求めるものは何なんだろう?

想像力も含めて考えてみる。

目的と合致した作品を作るにはどうすればいいかを考えて描いてみる。

これは、経済学的にはマーケティングということになるんじゃないかな?



自分に対する言い聞かせのような文章になってしまったけど、、、

勝ち負けってことも大事だけど、自分が胸を張れる気持ち。
自分が個性や能力を受け止めて自信にする気持ち、そして努力。

これができることが、ほんとうに一番つよい人なんだと思う。