せいかつ創庫

野球・音楽・アート・街の風景など、自分自身のネタ創庫。
野球の楽しみ方、考えてます。自作イラストの展示も。

ユニフォーム論(メジャーと日本)

2006年06月06日 | 野球
”メジャーはユニフォームにメッシュ素材を使わない”
先日書きました。

今回はその経緯をご紹介。
メジャーでは、”野球は紳士のスポーツである”
サッカーとかでもよく言われることがあるけど、、、

だからユニフォームは正装。
穴の開いたユニフォームは正装とは言えない。
と、いうのが俗説ながら存在する。

また、メジャーでは試合のモチベーションと、練習時のメリハリをつけるために、練習着としてのユニフォームが存在する。
日本でも練習用のウエアーはあるけれど、いわゆるTシャツ感覚でラフに着られるものであって、ゲーム用のユニフォームとは全く別物になる。
メジャーの場合は、試合でも十分に着用できるようなユニフォームを練習用としてもう一着持っている。

その練習着にメッシュ素材のユニフォームを用いられている(いまは若干変わったけど)。
なので、メジャーでは基本的にゲーム用ユニフォームといえば、自動的にニット地のものとなる。
日本は空気の乾いたアメリカの気候とは違って温暖湿潤な気候だから、夏の蒸し暑さが比べ物にならない。
機能性を重視して、軽く、通気性のあるメッシュ素材もゲーム用ユニフォームとして用いられているのでしょう。

また、最近では日本でもよく見かけるようになったが、メジャーでは試合によって”オルタネイト”といわれる3番目のユニフォームがある。
これは阪神の交流戦用のユニや、巨人の日曜日用などと発想は一緒で、特別な試合や、何か法則を作って着分けられる。

いまはアンダーシャツの襟がどうの、ズボンのスソがどうのと何かと物議をかもしているけど、

グラウンドでのユニフォーム=正装

選手はグラウンドで魅了してお金とステイタスを稼いでいることには変わらない。

なので、派手にパフォーマンスをすることが出来るのも、プロだからこそ出来ることでもあるし、逆にそれが行き過ぎてしまったり常識を超えた表現になって問題にならないよう着こなすこともプロとして大事ではあると思う。

あれが駄目、これが駄目というのはそれぞれモノサシが違うから、僕が口出すつもりはないけど、新庄がパフォーマンスで訴えてることは、襟がどうのってレベルのことじゃない、プロ野球の意識改革の話。
お互い少しは柔軟になってもいいと思うんだけどねぇ。

ちなみに、ズボンのスソは短いのが好きです(しつこいけど)。
イチローもやりだしたんで、ムーブメントにならないかなぁと思ってるけど、ラッパ全盛となりつつあるからねぇ。

でも、あのストッキングを見せるスタイル。
ストライクゾーンの判別(ひざの部分の基準)が目印となって審判には嬉しいらしい。

写っ
オーセンティック(試合用)と、バッティングジャージ(練習用)。
ちなみに、価格的には試合用は3万円程度、練習着は1万円程度と、日本球団のプロモデルとさほど変わらない(背番号が付いてるともう少し高くはなるが)。
ほかにレプリカのものが1万円前後からある。

とくに購入の際に気をつけてほしいのは、人気選手のモデルは背番号やネームの入ったものが売られているが、量産用に実際のチーム指定の書体ではない汎用的な書体で刺繍されているケースが圧倒的なので、気になる人はよく吟味してください。
これが試合用の高価なものでもそうだからちょっと困る。
正規の書体で作られたものが欲しければ、飯田橋の某店とか、なんでも鑑定団でおなじみのあのおじさんのお店とか、マニアックかつ信頼性の高いお店での購入をお勧めします。

アメリカまで行くと、直営店舗でオプションとしてちゃんと指定の書体で刺繍してもらえたりしますよ。

ひさしぶりに長~い文章で突っ走りましたね(汗)。
お付き合いいただき、ありがとうございました(^^;)。