季節性インフル、なぜ潜んだの?
毎年12月ともなれば、Aソ連型かA香港型インフルエンザの流行期に入るのですが、10月頃にA香港型が1件報告されたきり、それ以降現在まで、どちらの型もゼロ。そこに同じA型の豚インフルエンザが大流行したわけですが、世界的にも、日本と同じ状況だそうです。
まったく新たなインフルエンザウイルスが現れたことによって、とって代わった現象は過去に何度も繰り返されてきました。
1918年のスペイン風邪が永年続いたのが、1957年のアジア風邪の流行で新しいウイルスに置き換えられたように、しかも、これも1968年のA香港型が淘汰され、代わり1977年以降は、Aソ連型が加わった、このメカニズム、いまだに分かっていないようです。
しかし、「淘汰説をとるのは、まだ早い」、とする専門家もいます。
いずれにしても、毎年春には次期ワクチンの構成を決めて製造に取り掛かる時期が迫っていますが、どの様な構成にするのでしょうか、悩ましい問題のようです。
各分科会に分かれて、ヒヤリングなど行っている最中ですので、引き続きアンテナを高くして、各方面からの情報の収集に努力します。
今のところ、そんな状況です。(末端技師は、困ります)
新型インフルエンザも峠を越え、一段落した感があります。新学期が始まりぶり返しが気になりますが…。
そして今気掛かりなのが、22年度診療報酬改定。
しかしながら、検査に関しては、あまり情報が聞こえてこない印象があります。
化石さん、この件に関して何か新しい情報は御座いませんか?
これからも、益々のご活躍お祈りしております。