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戦争を語り継ぐ ⑬

2014-09-07 15:19:11 | 日記・エッセイ・コラム

        69年前の夏の記憶 ⑬

         神風特攻隊のこと

 神風特攻隊の自爆攻撃作戦を企画立案した人、出撃命令を下した人、命令に従った隊員、その隊員の多くは20歳代が最多でした。

 8月15日、終戦の数日後、友人の兄(30歳)が、前日の14日に出撃して戦死したと、知らせがとどきました。

 多くの特攻隊員を送り出して「最後の1機で必ず出撃する」と云った陸軍第6航空軍司令官S中将は、戦後96歳まで生き残りました。多くの回想録や回顧録がでましたが、終戦が決まった翌日、自決した司令官や、早々と台湾に逃亡した上官もいたことを、あとで知りました。

 5年ほど前に知覧特攻平和会館を訪れました。439名の遺書や遺品、若き隊員の写真など見つめ、喉が押し潰れるような衝撃を受けました。

 とき、あたかも集団的自衛権行使の閣議決定を、国会審議もなく強行されました。最近では、米艦や米航空機が攻撃されたら、自衛隊が防衛行動に出るなどの見解が明らかになってきました。

 戦争を知る戦前生まれの国会議員、衆議院では僅かに41名(9%) 参議院は28人(12%)

 作家の半藤一利氏は「日本人は戦争の悲惨さ、残酷さを知らなくなったと、つくづく思う」と。 


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