昨年厚労省が全国1600ヶ所近い全国の医療機関の立ち入り調査をした結果が公表されました。
その結果、実に81%に労働基準法などの違反行為のあることがわかり、文書指導していました。
全業種の全国平均67%を大きく上回っています。
労基法違反802件、不払残業559件、就業規則不整備484件、労働条件不明示違反334件。
ほんの、氷山の一角であるばかりか、ブランチ検査室や、そこに働くパートや臨時雇用の検査技師の多くは、見落とされています。なかには、立ち入り調査に必要な資料つくりまで、させられたブランチ技師までいました。
こんなの、調査の陰に隠れて、改善指導の役に立たないばかりか、偽装や違法の温床です。
指摘や指導を受けても、立ち入り調査が終れば「これでしばらくは大丈夫?」と公言して、もとの木阿弥。
「なにも変わりません」と、相談者からメールが届きました。
おりしも、就業規則を、そのまま労働契約にしてしまおうとする、労働2法の改定が衆議院で可決されました。
就業規則が病院労働組合と、病院側の力関係で、どうにでもされる危険性があり、泣き寝入りの温床になりかねません。
今日も、「ブランチラボ」「請負契約」「出向」「就業規則」「労働協約」等の解説CD-Rを、3人の相談者に郵送しました。
つたないブログへのアクセスが、ようやく1万件になりましたが、少しは現場の役に立っているのでしょうか。
ウオーキングの途中でお寺の桜が咲いていました。狂い咲き?それとも、温暖化の影響?
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