新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

検査の外注、10%減少!

2007-11-17 09:43:46 | 医学検査の下請け問題

          自主運営検査室スタート!(10)

  ときに、嬉しいメールが飛び込んでくるものです。

 日赤関係の検査技師勉強会で講演したご縁があって、H日赤病院検査部の技師から、「12月から新しい体制で、自主運営の検査部がスタートします」と、自信と誇らしさの感じ取れるメールをいただきました。

 講演で、ブランチやFMSに代わる、いくつかのツールを紹介したなかの1つ「PRT(Pay Per Reportable Test)検査実績課金方式」で、新たなスタートを切る、というメールでした。

 ?検査部が主導性を発揮し、構想を提案した通りの検査機器更新がなり、システムの一新が実現したこと。

 ?病院側、とくに経理事務担当係が、「課金制度」を理解し応援してくれたこと。

 ?検査部が業者との交渉権を発揮し、自主性と主体性を保つことができたこと。

       検体検査の外注、10%減少

 さて、その一方で、厚労省の情報によると、検査センターへの検体検査外注が、なんと10%も激減しているとのこと。

 これは一体どうしたことでしょうか。

 なにが起こっているのでしょうか。

 この数字、病院自前の検体検査室が増えたにしては、余りにも実態とかけ離れています。

 病院が検体検査を手控えたにしても、合理性のある説明にはなりません。

 どうやら、病院の整理統合によるものと推測していますが、10%もの減少は異常な事態ではあります。