自主運営検査室スタート!(10)
ときに、嬉しいメールが飛び込んでくるものです。
日赤関係の検査技師勉強会で講演したご縁があって、H日赤病院検査部の技師から、「12月から新しい体制で、自主運営の検査部がスタートします」と、自信と誇らしさの感じ取れるメールをいただきました。
講演で、ブランチやFMSに代わる、いくつかのツールを紹介したなかの1つ「PRT(Pay Per Reportable Test)検査実績課金方式」で、新たなスタートを切る、というメールでした。
?検査部が主導性を発揮し、構想を提案した通りの検査機器更新がなり、システムの一新が実現したこと。
?病院側、とくに経理事務担当係が、「課金制度」を理解し応援してくれたこと。
?検査部が業者との交渉権を発揮し、自主性と主体性を保つことができたこと。
検体検査の外注、10%減少
さて、その一方で、厚労省の情報によると、検査センターへの検体検査外注が、なんと10%も激減しているとのこと。
これは一体どうしたことでしょうか。
なにが起こっているのでしょうか。
この数字、病院自前の検体検査室が増えたにしては、余りにも実態とかけ離れています。
病院が検体検査を手控えたにしても、合理性のある説明にはなりません。
どうやら、病院の整理統合によるものと推測していますが、10%もの減少は異常な事態ではあります。