ふらつき・つまづきの原因?
「ふらつき」「つまずき」などを主訴としての外来診察で、最初に取り組んだのは、聴力検査。
純音聴力と骨導聴力検査。
いずれも、高齢者特有の高音域聴力の低下あり。
聴力は、左>右、という結果もでました。
続いて、平衡感覚を調べる重心動揺検査。
重心動揺計に直立して30秒間、最初は開眼でのテスト。
次に閉眼で、「ふらつきの比・(Ronberg率)」のテスト、末梢性伝導障害や深部知覚障害の検査に入る。
閉眼で明らかに、重心のふらつきが激しいことを自覚。
桂 前治師匠?いや、中島英雄先生の検査結果の説明で、どうやら「三半規管の老化」が、「ふらつき」の原因かも知れないとのこと。
老化とは、困ったことです。
続いて、脳のCT、さらに運良くMRAのキャンセルがあったので、「脳血管撮影」へ。
最近のMRAの進歩は素晴らしい。
とくに超電導型MRAは一度に4本の脳動脈血管を立体的に描写できる優れもの。
そしてなにしろ、検査が終わって、すぐに結果が主治医の元へ電送されて、大きな画面で直ちに説明してくれるので、大納得!
結果は、多少の萎縮は認められるが、梗塞像も、動脈瘤も認められないとのことで、少し安心しました。
MRAでは、狭小部位はあるけれど、先天的なもので、別の動脈が代償機能を担っているから問題なしとのこと。
そのあと、脳の血流を調べるMRIを予約して、今日の検査は終了。
ところが、このMRIで、ショッキングな画像を、まざまざと見せつけられることになりました。