明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。 明日が佳き日になりますように。

相国寺承天閣美術館 「伊藤若冲と琳派の世界」

2015年09月14日 16時25分50秒 | つれづれ
京都相国寺承天閣美術館

「伊藤若冲と琳派の世界-京都が生んだ異才若冲と華麗なる琳派の絵師達」





今年は伊藤若冲(1716~1800)生誕(数え)300年、そして琳派の創始者とされる本阿弥光悦が洛北鷹峯に芸術村を築いて(1615)今年で満400年。

展示室1では伊藤若冲筆の重要文化財『鹿苑寺大書院旧障壁画 床貼付』「葡萄小禽図」「月夜芭蕉図」他。

「葡萄小禽図床貼付」、最も格式の高い一之間を飾る葡萄は旺盛な生命力を示すものとのこと。

それより、違い棚の側面の小鳥と部屋の対角線上になる東側の襖絵のもう一羽の小鳥が対をなすという空間を跨いだ構図に驚く。

「葡萄小禽図襖絵」では、うち一枚の襖にはたった一羽の鳥が飛ぶだけ。その空間がいい。

「菊鶏小禽図襖絵」 若冲と言えば鶏だが鶏の表情がいい。

「群鶏疏菜押絵貼屏風」 筆が生き生きとしている。

展示室2では、本阿弥光悦造「赤楽茶碗 加賀(重要文化財)」・尾形光琳筆「朱衣達磨図」等琳派ゆかりの作品が展示。


本来若冲が大好きで訪れた。
勿論若冲はいいんだけれども、俵屋宗達の「蔦の細道図屏風」が素晴らしい。左右の屏風を入れ替えても絵柄がピタリとつながる仕掛けも面白いが、そもそも現代アートを思わせる作品。素晴らしい!





若冲は京都錦の青物問屋「枡源」の跡取り。光悦は刀剣の鑑定、研ぎを生業。同じく琳派の尾形光琳・乾山は京の呉服商「雁金屋」の子息。
若冲も琳派の画家達も皆富裕な町衆の出身と言える。

それでも若冲は、23歳で家業を継ぐものの40歳で弟に家業を譲り、4年後には「鹿苑寺大書院旧障壁画 」を書き上げる。自由に絵筆を振るえる日を待ちに待っていたのか?


この美術館は月曜日も開館なのがいい。






優等生 定期の健康度チェック

2015年09月14日 11時18分48秒 | つれづれ
優等生!

定期の血液検査での健康度チェック。
糖質、肝臓他問題なく優等生。

「何をしたんだ?」だと先生が。
「いや、真面目に暮らしてるだけですよ」
「素晴らしい!」

実は直近は飲酒を我慢していた。
さあ、また飲む!