慶喜

心意気
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家のなかの不思議4(大晦日、火を絶やさない)

2019年11月18日 | 生活
家のなかの不思議

 ☆家の火を絶やしてはいけない~昔話「大歳の火」1
 *不浄の死体が黄金になる
 ☆穢れの逆転~昔話「大歳の火」2
 *穢れが逆転してカミになる
 ☆大晦日に夜更かしをする習慣
 *眠ってしまうと白髪になって皺が増える

家の火を絶やしてはいけない~昔話「大歳の火」1
 ☆昔、大晦日の晩には火を絶やしてはいけないといわれていた
 ☆「大歳の火」という興味深い昔話
 *火の番をお嫁さんがしていたが、途中寝てしまい火が消えしまった
 *火がなくなると、明日のお正月が台無しになってしまう
 *お嫁さんは村内で火を借りようと動き回る
 *死体を焼いていた火を借りたが、火を借りるには条件があった
 (焼いてない一体の遺体の棺桶もいっしょに持っていくこと)
 *お嫁さんは、火を借り棺桶を持って帰る
 *お嫁さんは棺桶を土間に置き、急いで囲炉裏の火をつけた
 ☆お嫁さんが持ち込んだ棺桶を主人に見つけられてしまった
 *お嫁さんは覚悟を決めて棺桶を開けると、大判小判がざくざく出てきた
穢れの逆転~昔話「大歳の火」2
 ☆「大歳の火」昔話から、二つのことが読み取れる
 ☆代替わりが行なわれたということ
 *火は女性が取り仕切る家事を象徴している
 *家の火を守る役割が、お姑さんからお嫁さんへと替わる
 *世代交替が示されている
 ☆穢れが逆転してカミになる
 *お嫁さんが持ち帰ってきた火は死体を焼くための火
 *その新しい火が家に灯されたこと
 *古い火(死体)が完全に浄化されたことになる
 ☆持ってきた棺桶のなかの死体
 *家事を取り仕切る役割を終えたお姑さんを象徴している
 *棺桶の死体は、家に新しい火がつけられ浄化され、黄金に変わった
 ☆死体が黄金になる、穢れがカミになるという逆転構造
大晦日に夜更かしをする習慣
 ☆大晦日は、1年の境目で、夜更かしをするのは、火を継ぐため
 ☆年は変わりますが、すべてを次の年へ引き継がなければならない
 ☆火は根源的にそのことを象徴している
 ☆家の火を絶やすこと
 *家が絶えることを意味しており、大変不吉なこと
 *そのために大晦日には、火の番をしなければならない
 ☆眠りは、いつたん通常の生の世界から離れるということ
 *一時死ぬわけで、眠ることと死ぬことは近い関係です
 *人が亡くなったことを「永眠された」という表現がある
 ☆大晦日の夜も眠ってしまうと白髪になる等の話がある
 *眠ってしまうと老化する=死に近づくという意味です
 ☆大晦日に夜更かしをする、
 *一年と一年の境目のような不安定な時間帯
 *不吉なものを家に入れないための対処方法です
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『なるほど!民俗学』






家のなかの不思議4(大晦日、火を絶やさない)
(『なるほど!民俗学』記事より画像引用)





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