慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
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『中有(バルドゥ・中陰)』『生と死の境界』『体は魂の乗り物』

2024年08月21日 | 医療
🌸生と死が重なる時3

 ☆読むの面倒な内容ですが、『なるほど!』と思わせる内容です
 ☆現代医療に欠如している「魂」の概念

「中有」という仏教の知恵
 ☆心と身体が離れる時
 *存在本来の姿が光と色彩に満ちで現出するが、恐れてはならない
 ☆意識は雷鳴のような雷鳴や光明と色彩を経験する
 *既に死んでいるので音響や色彩で死ぬことはない
 *恐れるべきではなく3日半かかり「バルドゥ」が始まる
 ☆バルドゥ1日目から14日目まで
 *日々出会うだろう神々や神聖なお王(閻魔大王)の裁きを経て
 *恐れず惑わずいれば、次に転生を欲望し
 *次なる生としてふたたび地上に生まれ戻る
 ☆仏教では、亡くなってから次の命に生まれ変わるまでを「中有」と呼ぶ
 *チベット語ではこの中有がバルドゥである
 *中有、日本では「中陰」と呼ばれ、中陰供養とは49日忌を指す
 *「魂」を実証主義的に検証することは今後も不可能だと思う
 ☆2ヶ月間、故人を偲ぶ側の体調に動揺があるとすれば
 *故人の「魂」が生者に話しかけては失望したり
 *おののいたり、姿を見せてくれてもいいと思った.りすることである
 ☆故人がそうした惑いに苦しまないよう
 *生者はそれぞれの祈りを捧げて静かに過ごす時間設定として
 *バルドゥは実に適切な対応だと思われる

ヒトの生と死は重複している
 ☆「魂」は、現代医学ではその存在が想定されていない
 *医学が真正面から取り扱っている「生死」
 *生も死も存在することは確かだ
 *確固たる存在なのに、生死の境においては
 *どちらであるかを明示できるような明白さは持っていない
 ☆心肺機能補助医療の発展で
 *死を規定するものが「心臓の停止」一つだった時代が終わり
 *脳機能の停止の場合もあるなど多様化してきている
 ☆人生の最終段階で生と死
 *条件の違いによって同時に存在することになった
 ☆「魂」があるかないか分からないとしても
 *死がこんなにあいまいなものでよいのか
 ☆魂の始まりはいつからなのか、いつから私は私であったのだろうか
 *生死の中で「ヒトの生命の始まり」は
 *死の定義以前からもとよりあいまいなものである

胎児をヒトの生命の始まりとする場合の違い
 ☆ヒトの生命の始まり、宗教や政治、国家で異なる
 ☆日本では、妊娠22週日以降に胎児が亡くなった場合「死産届」提出
 *戸籍への登録や相続の権利は「出生」以降に初めて成立する
 *一人の人となるのは出生後
 ☆キリスト教、特にカトリック、受精卵から一人の魂を有する
 *人間としての権利を持つと考えられている
 ☆日本でも、胎児をどう受け止めるかは状況によって異なる
 *授かりたくとも流産となった妊娠と
 *母体保護法に基づいて経済的理由などから中絶された妊娠
 *胎児を生命の始まりと捉えるか異なる
 ☆日本では受精卵でも
 *不妊治療で子宮に着床されるのを待つ受精卵と
 *疾患の治療開発のために受精卵から作ったES細胞とでは
 *ヒトの生命の始まりと捉えられているかどうかは異なる.
 ☆現在iPS細胞からヒトを生み出そうとしてはいけない
 *受精卵と同等の能力を持つ細胞がiPS細胞から偶然にできた場合
 *一人の人間に発生させることは禁じられている
 *そのような細胞は廃棄される
 ☆人間一個人の生命の始まりはいつなのか
 *あらゆる状況や立場をひっくるめていずれか一つ
 *唯一無二の正解にまとめ束ねることはできない
 ☆死の場合の境界線もまた同じで、生と死は重複している
 *定義はケースごとに異なり、明確な線引きはできない
 *今後、医療技術が進んでも、正解は複数であり続けるだろう
 ☆生命として維持されたかもしれない可能性
 *喪失させる対極には、「生かす別の生命」の存在が想定されている
 *医学的な操作は、誰かを生かすためにのみ許されるものである
 *医療倫理はこのように規定されている

⛳現代医療に欠如している「魂」の概念
 ☆私たち人間は、物体から始まり、いつの間にか自我を持つのか
 *いつ生命になりいつ死んだのかは恣意的で
 *いつの間にか物体に帰るのか、身体は仮の入れ物で
 *本体は魂だという感覚は、世界中に普遍的に存在する
 ☆魂は古来、心臓に宿ると考えられていた
 *その後、脳室に宿ると言われたこともある
 ☆現代の医療倫理や方法論、魂の存在は想定されていない
 *臓器移植の可否の場や妊娠継続の選択の場で
 *魂がどこにあるのかは問いかけてはいけない問いである
 ☆我々の本体が魂だとして
 *それはあるかないか分からない
 *そんなつかみどころのないものでよいのだろうか
 ☆臓器移植や妊娠継続の場はもちろん、医療全体に存在する
 *「生」「死」、始まりと終わりでとでもグレーである
 ☆どこに魂を位置付ければよいか分からな医療
 *「魂」の概念が明確に欠けている
 ☆将来的にはアドバンス・ケア・プランニング等で
 *死の後、看取りの後のケアも
 *提供できる環境や思想を整備することが望まれる
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『死の医学』






『中有(バルドゥ・中陰)』『生と死の境界』『体は魂の乗り物』
(ネットより画像引用)

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