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「出雲大社高層神殿」「国譲りの経緯」「出雲族・海人族」「須佐之男命」

2024年06月29日 | 歴史
🌸出雲大社の示すもの2

実在した高層神殿
 ☆平成12年新聞各紙、出雲大社の境内から巨木3本
 *金輪で束ねた直径3mの巨大な柱出土したニュースを報道した
 ☆縄文の巨木遺跡から弥生、古墳の高層建物への流れを伏線とし
 *大和朝廷の支配下で『高さ』の巨大神殿が造られたと思われる
 ☆境内から、巨大神殿を支えていた中心の「心御柱」が発掘された
 *心御柱は、信仰の対象である最も重要な柱
 ☆福山敏男博士の推断は、鮮やかに的の中心を射貫いていた

最も原初的な神たち
 ☆『古事記』が述べる「国譲り」の経緯
 *大国主神は、高天原に葦原中国を譲る条件として
 *使者である建御雷神につぎの要求を出した
 ☆大国主神は、服従の条件として
 *自分に立派な宮殿を建ててくれ、と望んだのではない
 *国は献上するけれども、自分たちの神を祀る神殿だけは
 *ちゃんと立派に守り通させてもらいたい、と望んだのだ
 *その証拠は、いまも出雲大社の御本殿に、はっきり残されている
 ☆御祭神大国主大神の御神座の横に、御客座の五柱が祀られている
 *出雲大社は、天照大御神が出現する遥か以前から
 *最も原初的な神神への侵攻をこの国に伝えている社なのだ
 ☆漁掛で暮らす出雲族
 *出雲族は、稲作を基盤とする高天原のように
 *中央集権的で組織的な体制を持たず 
 *共通の信仰で結ばれた多くの部族の連合体であった
 ☆高天原の使者に望んで、大国主神が建てた御舎
 *おなじ信仰に連なる各部族(百八十神)にとり、メッカであった
 ☆出雲部族は、恐るべき知能と技能の集合体であった
 *それは、完成された大神殿の威容から明らかである
 *極めて高度の信仰と文化を持っていたものと想定される

巨大な宇豆柱(うずはしら)
 ☆島根県立古代出雲歴史博物館の中央ロビーに展示されているのが
 *「出雲大社境内遺跡出上の宇豆柱」
 *一本の直径が1,35mのスギの大丸太を三本一組にした
 *巨大な柱の基部が、3箇所で発見された 
 *古くは、宇豆柱と呼ばれ、鎌倉時代の造営の柱と推定された
 ☆島根県立古代出雲歴史博物館、見学コースの前半の山場
 *現代を代表する五人の建築学者が
 *推定復元した、縮尺50分の1の本殿模型

海人族の信仰の社
 ☆古代の出雲大社本殿、16丈もの高さを必要とした理由
 *出雲族が海人族だったから
 *日本海沿岸のたくさんの部族が、メッカにあたる神殿に詣でるため
 *はるばる舟でやって来ると、遠くの海上からすでに
 *神殿の威容が目に映って、その神威の群を抜く高さのほどが
 *すこぶる直哉に伝わってくるおもいがしたに相違ない
 ☆信仰心の敬虔さと、活力に浴れていた日常の暮しぶりが
 *眼前に思い描ける気がする
 ☆本殿だけにとどまらず、境内に祀られた摂社
 *御向社の正式の名は、大神大后神社
  (御祭神は大国主大神の嫡后須勢理毘売)
 *天前社は、神魂伊能知比売神社
  (御祭神は蟷員比売命、蛤貝比売命)
  (大国主神に薬を塗った二柱の女神)
 *筑紫社は、神魂御子神社
  (御祭神は多紀理比売命)
  (須佐之男命の物実から生まれた三柱の女子の長女)
  (大国主神が娶った多くの妻の1人)
 ☆出雲大社を信奉する海人族、筑紫の宗像神社を信奉する海人族
 *相当の交通や関連や共通性があったことを示めしている

須佐之男命誕生の秘密
 ☆大国主神の先祖とされる須佐之男命
 *本社瑞垣の外、荒垣の内に位置する素鵞社に祀られている
 *豪壮な本殿とはまるで比較にならないくらい
 *陽の当たらない場所に置かれたささやかな社
 ☆須佐之男命、記紀神話の荒ぶる巨神とはつながらない
 *原大和朝廷にたいする多くの反抗者の、数えきれないほどの悪行
 *「須佐」の一語に集約され、巨大な荒ぶる神須佐之男命が形成された
 *前半の悪行が後半の善行に転化されることによって
 *破壊者にして創造者、悪戯者にして文化英雄
 *世界的なトリックスターが誕生するに至った
                        (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『「古事記」の真実』





「出雲大社高層神殿」「国譲りの経緯」「出雲族・海人族」
「須佐之男命」
『「古事記」の真実』記事より画像引用)

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