慶喜

心意気
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日本国民を守ってくれる組織はあるの?

2016年12月01日 | 日本国内問題
緊急時、日本の制度の中では、国民は座して死を待つ法律、状態

自衛隊の「防衛出動」を法律や申請が阻む
映画『シン・ゴジラ』では「超法規的措置」とされたわが国の危機管理や意思決定
国家の緊急時に政府が機能しないような状況では、法的根拠に窮する
対応措置を容認する法的根拠が、整備されなければならない
映画のゴジラは、それを告げに来てくれたのだろうか???
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典、「THEMIS」11月号記事(毎月1日発売)詳細確認ください












自衛隊の「防衛出動」(ネットより画像引用)

『シン・ゴジラ』が示唆する日本の危機管理
映画では、内閣官房副長官が色々な障壁を乗り越えて解決に導いている
通常なら硬直した制度の中で、座して死を待つ状態
映画のゴジラはそれを告げに来てくれたのだろうか???

『シン・ゴジラ』は、有事法制への問題提起にもなった
ゴジラへの自衛隊出動の法的根拠が「防衛出動」でした
ゴジラへの「防衛出動」は、「わが国に対する急迫不正の武力攻撃」適用に合致していない
現実であれば、害獣駆除と災害派遣を適用するのが妥当だとの指摘が多い
自衛隊はかつて3度「災害派遣」の名目でトドの駆除に出動したことがあります

対ゴジラ出動の法的根拠
ゴジラが出現したらどのような法律を緊急に整備しなければならないかについての調査・研究です
有事法制に関する数々の論文や防衛白書など膨大な資料を読んで整理している
 ☆「私有財産制度の観点から、住宅を壊して陣地を作ってはいけない」?
 ☆「多摩川で作戦をやる場合、部隊の移動や陣地の構築次第では河川法や道路交通法などを調整する必要が出る」?
自衛隊内でもここまで詳しい人はそういない

災害派遣の現場では、法的制約に人命救助や捜索の邪魔をされている現実がある
津波で流された車は、私有財産なので自衛隊が勝手に移動させられない
ご遺体を発見し運び出そうとしたら警官に諫められ「逮捕する」といわれた
一刻も早く救助活動をしようと駆けつけた米軍艦船の入港が許可されなかった
北海道の部隊が、フェリーを使おうとしたが、航路等の変更には国交省ヘの申請が必要で障害になった
災害派遣をした自衛隊に糧食を送りたくても統制がかかっていたため調達がでな

世の中には簡単に「自衛隊の協力を得たい」などという輩がいる
映画『シン・ゴジラ』での、国の意思決定のプロセスなどが「現実とほとんど同じ」だという評価が続出
自衛隊の高級幹部でも「あれは防衛出動なのかどうか」が省内の会議でも話題になったと聞く
世の中には「自衛隊の協力を得たい」などという輩がいるが『シン・ゴジラ』を観て頭を冷やしてほしい

映画『シン・ゴジラ』作成でのリサーチ力が半端ではない
装備や指揮所、無線のやりとりなどを様々な部隊で調査し自衛隊側にも見て貰っている
3・11のときの膨大な資料を読み込んで、組織が出来る活動を詳細に調べている
他の映画では、実際はペーパーの棒読みだったりするところを、この映画の「リアリティ」です






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