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アメリカの弱体化がロシアのウクライナ侵攻を生んだ

2023年12月05日 | 宗教
🌸 イスラム世界とウクライナ戦争1

「要旨」
 ☆アメリカとNATOがアフガニスタンから撤退
 *その弱体化から、ロシアがウクライナを侵略した
 ☆イスラム圏では、ウクライナ戦争は西欧の争いにすぎないと思っている
 *しかし、トルコだけは一貫してロシアの侵略を認めていない
 ☆イスラム圏の国々が、アメリカに依存するようになった理由
 *①チュニジアで始まったアラブ諸国の民主化運動
 *➁シーア派のイランに対抗するため

アフガニスタンにおけるアメリカ・NATOの敗北
 ☆アフガニスタンのタリバンの誕生
 *アフガニスタンは、ソ連(今のロシア)に侵略された
 *ソ連に、ムジャーヒディーン勢力が果敢に抵抗を続けた
 *結果、ソ連軍を撤退に追い込んだ
 ☆今のタリバンの基をつくった人たち、抵抗運動に加わっていた
 *その後、いくつもの部族や軍閥が激しい覇権争いを続けた
 *タリバンがイスラムに従った統治で、住民の信頼を得て政権を取る
 *荒廃した社会を厳格なイスラムのルールで立て直そうとした
 *過酷な支配に国民の心は離れ、欧米諸国は、タリバンを認めなかった
 ☆5年ほどして、9・11同時多発テロがアメリカを襲う
 *アメリカは、タリバンがアルカイダ他を匿った理由で
 *アメリカとNATO軍がアフガニスタンに侵攻した
 ☆アメリカは、20年間、アフガニスタンをつくり替えようとした
 *タソバンは頑強に抵抗を続け、首都カブールは陥落し
 ☆アメリカとNATOは撤退に追い込まれた
 *アメリカはタリバンに敗北した
 *アメリカは、アフガニスタンの国外資産を凍結し、国際承認もしなかった
 ☆ロシアからすれば、アメリカの撤退
 *アメリカとNATOの弱体化を示すもの
 *かってのソ連自身がそうだったわけですから
 ☆アメリカとNATOがアフガニスタンから撤退したら
 *今度はロシアがウクライナを侵略した
 *この流れで世界を見ると、日本の報道とは違う構図が見えてくる

ウクライナ戦争は西欧の争いにすぎない
 ☆イスラム世界では
 *ウクライナ戦争を西欧世界の内部の争いと見ている
 ☆ウクライナ戦争でも
 *アメリカは自由と民主主義の価値を前面に押し出して
 *ロシアを「悪」として非難し、ウクライナに軍事支援を行っている
 *タリバンに対する姿勢と同じです
 ☆国連は侵攻が始まってすぐ、総会でロシア非難決議を採る
 *イスラム圏の国もほとんどが賛成している
 *国連総会は ロシアを国連人権理事会から追放する決議案を諮る
 *2回ともロシア非難に賛成したイスラム圏の国、トルコだけ
 (シリアは、賛成したが内戦状態の国家)
 ☆トルコだけは一貫してロシアの侵略を認めていない
 *又アラブ産油国の動向も注目すべきだ

アメリカヘの依存を強めてきたアラブ産油国
 ☆イスラム主義というのは
 *ムスリムの国ならイスラムの法体系や価値観に基づいた
 *政治をするべきだという考え
 ☆彼らにとって、イスラムの聖地があるアラビア半島に
 *アメリカが基地をもつことは
 *イスラムの拠点がアメリカに支配されるも同然でした
 ☆母国サウジアラビアがアメリカに擦う寄ったことは
 *ビン・ラディンが、アルカイダを組織して
 *「欧米の十字軍との戦い」を宣言するきっかけになった
 ☆彼が主張した「逆十字軍」は、欧米諸国に好都合でした
 *ムスリムはキリスト教徒を敵視しているに違いないという
 *欧米側の主張を裏付けることになった
 ☆イスラム圏の国々が、さらにアメリカに依存するようになった理由
 ①チュニジアで始まったアラブ諸国の民主化運動
 *多くの国では、民主化勢力は政権側に弾圧され内戦に陥る
 *アラブ産油国は、民主化運動が自国に飛び火することを恐れた
 *アラブ産油国は、民主主義どころか、王家の持ち物のような国ばかり
 *民主化の波が押し寄せるのは恐怖だったでしょう
 *こぞってアメリカ軍への依存を強めた
 ➁ペルシャ湾の対岸にあるシーア派のイランに対抗するため
 *アメリカ軍が必要だった
 *アメリカはイランをテロ支援国に指定しています
 ☆最近まで、湾岸の産油国は、アメリカになびいていた
 *ここへ来て、風向きが変わってしまった
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『分断を乗り越えるためのイスラム教入門』



アメリカの弱体化がロシアのウクライナ侵攻の要因
(ネットより画像引用)

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