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内閣人事局・日朝交渉・G7合意

2023年03月19日 | 安倍晋三
🌸官邸一強3

⛳安倍晋三内閣人事局発足を語る
 ☆内閣法を改正し国家公務員幹部職員の人事
 *一元的に管理する内閣人事局を設置し、長期政権の基礎となった
 ☆安倍氏の政治主導への思いは強かった
 *政治主導とは選挙で政策を公約し
 *国民から多数の支持をいただいて政権を取り
 *約束したことを実行していくこと
 *政治家は、公約を実現することが大事
 *内閣が政策を実行しようとしているのに
 *官僚が自分たちの役所の利益にならないと、妨害するのは許されない
 ☆民主党も政治主導を目指したけど、彼らはその意味を分かってなかった
 *政策の細部まで、政治家が口を出すことが
 *政治主導だとはき違えていた
 ☆政治家が多角的に戦略を考え、最終的な決断を下すのだが
 *一方で、官僚のプロもいるので、彼らの知恵を借りて戦略を練る
 *その上で、政治家が決めたことには従ってもらわなければいけない
 *そのためには、内閣が人事権を持っているか否かがカギになる
 ☆官僚が官邸首脳に忖度の文化をつくってしまった批判は可笑しい
 *我々議員は選挙を経ているのだから
 *決めた方針に従ってもらうのは当然
 *公約を実現したかどうか、選挙で我々は洗礼を受けるわけだから
 *有権者が間違ていると判断したら政権交代させろとなる
 ☆官僚の中には政治家の言うことを聞かない人もいるが
 *役人は不可侵だ、みたいな考え方は大きな間違い
 ☆内閣人事局があって初めて政治主導が実現する
 *人事権はしょっちゅう行使すべきものではない
 *でも、いざといぅ時に行使できるという体制を整えた

安倍晋三日朝交渉を語る
 ☆期待外れのストックホルム合意の履行
 *北朝鮮が「拉致問題は解決済み」という従来の姿勢を改め
 *拉致被害者らの調査を包括的かつ全面的に行うことで合意した
 *直前には、モンゴルで横田めぐみさんの両親の夫妻と
 *孫のキム・ヘギョンさん一家との面会が実現している
 *拉致問題の前進を誰もが期待しましたがその後は進展せず
 *北朝鮮が核実験と弾道ミサイルを発射
 ☆日本が独自制裁を復活させたことで、関係が再び悪化した
 ☆ストックホルム合意当時の北朝鮮の姿勢はまやかしだった
 *北朝鮮、日本の要求をかわすことができると考えていたのか
 *あるいは途中で方針が変わったのか不明ですが
 ☆北朝鮮は米国から強いプレツシャーがかからないと動かない
 ☆米大統領が、イラク、イラン、北朝鮮の3国
 *「悪の枢軸」と位置づけ最も脅威となる国家として非難した
 *北朝鮮はブッシュ大統領に怯えていた
 ☆実際イラクは攻撃も受けたわけで、北朝鮮は日本にすがりつこうとした
 *金正日は、拉致を認めた会談で、文書を読むのですけど
 *読みながら、小泉さんを上目遣いでちらちらと見てくる
 ☆北朝鮮は、とにかく米国が怖かったから日本に近づいてきた
 ☆米国が脅威にならないと、拉致問題も進展しないと言える
 ☆オバマ政権が対北朝鮮政策で掲げた「戦略的忍耐」
 *戦略的忍耐なんて、考えられた言葉のようだけれど、実際は先送り
 ☆外務省には、拉致問題の解決よりも
 *日朝の国交正常化を優先させたいという官僚も多かった
 *極めて危なかった
 ☆拉致被害者5人の帰国が実現した直後、
 *5人を北朝鮮に戻すかどうかを巡って
 *外務省は「とにかく北朝鮮に戻してくれ」と言っていた
 *何らかの約束を北朝鮮側にしていたからに違いないと思う
 ☆小泉訪朝が終わり、平壌から帰国する政府専用機内
 *北朝鮮への援助内容をどうしようか、という議論が始まった
 *私は「援助なんてできるはずがないだろ」と猛反対した
 *結局、援助は時期尚早となりましたが
 *外務省に任せていたら、どうなっていたことか分かりません

G7ロシアのクリミア併合 制裁巡り不協和音
 ☆ベルギーでの先進国会議(G7)
 *ウクライナでの政変で、親露派政権が失脚した混乱に乗じ
 *ロシアがウクライナの領土であるクリミア半島に軍事介入した
 *これに反発した欧米の主要国が、ロシアのソチから場所を変更し
 *サミットからロシアを排除して開催した
 ☆G7首脳会議では、ロシアを巡って米国と欧州がもめた
 ☆ロシアに対して厳しかったオバマ大統領
 *対ロシア制裁を何項目か考えて、制裁一覧の資料を自ら配った
 *通常は事前にシェルパ(首脳の補佐役)が調整するものですが
 *突然、米大統領がペーパーを出してきたので、みんな驚いた
 ☆一方、欧州はそれぞれロシアと経済で結び付いているので
 *制裁には慎重だった
 ☆メルケル独首相が私に
 *「日本はロシアヘの制裁、どうするの」と聞いてきた
 *私は、ロシアとは領土交渉を抱えているから、制裁は無理と答えた
 *でも力による現状変更への批判という形で
 *文書をまとめればと話し、結局その方向でやろうという話になった
 ☆仏大統領らがオバマの提案に慎重な考えを述べた
 *メルケルが私に発言を促すので、
 ☆私は、G7が決裂したら終わりだ
 *相違点を議論するのはやめよう
 *ロシアを非難する声明を出して
 *制裁の議論は今後、各国の事務レベルに任せたらいいと言った
 *結局、制裁は見送られ、非難の首脳宣言を採択した

 ☆その後、オバマは私をハグしてきたので
 *落としどころはこの辺りだ、と思ったのでしょう
 ☆オバマ大統領と欧州の首脳は激しくやり合った
 *オバマとオランドはそれぞれ意思が強かった
 ☆冷戦時代ならば、 ソ連は敵だから、西側は結束しやすかった
 *現状は異なり、問題解決にはプーチン抜きには困難でしょう
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『安倍晋三回顧録』




内閣人事局・日朝交渉・G7合意
(ネットより画像引用)

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