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腎臓患者さんの食事療法

2023年04月20日 | 医療
🌸腎臓の食事療法
 
 ☆腎臓病の食事療法として抑えておくべき基礎知識
 ☆「塩分」「野菜・果物」「タンパク質」
     
塩分の調整
 ☆腎臓の食事療法で一番大切なのは、塩分を減らすこと
 ☆塩分を減らすことで効果が期待できる効果
 *血圧を下げる
 *腎臓の障害を抑える
 ☆塩分摂取は6g/日以下を目指す
 *6g/日は日本人の平均的な塩分摂取の半分くらいの量
 ☆塩分を減らす工夫をする方法
 *酢の物を食べる
 *ダシや香辛料を積極的に使う
 *具を増やす など

野菜・果物の調整
 ☆ミネラル「カリウム」が野菜・果物に含まれている
 *腎臓病の患者さんで問題になることがある
 ☆腎機能が低下すると腎臓からのカリウムの排泄が少なくなる
 *野菜・果物を摂取すると「高カリウム血症」になる
 ☆腎臓病の患者さんでは野菜・果物を控えるように言われている
 *果物(バナナ、アボガド、メロン、なつみかん、もも等)
 *野菜(いも類全般、かぼちゃ、白菜、キャベツ、なす等)
 ☆近年この野菜・果物の制限
 *腎臓病の患者さんの健康にとって望ましくないとの意見もある
 ☆筆者の私見も入るが、野菜・果物はしっかり食べてもらっている
 *腎機能低下が重症ではない患者さん(eGFR30以上の方)
 *高齢者の患者さん
 *カリウムの値が高くない患者さん に対しては
 ☆野菜・果物に含まれる食物繊維やビタミンが多い

⛳タンパク質の調整
 ☆タンパク質、体に吸収され代謝を受けて尿素窒素(BUN)になる
 ☆BUNが以下のメカニズムで腎臓に影響を及ぼす
 *腎臓の糸球体への負荷
 *代謝性アシドーシス(血液が酸性になる)
 *ミネラルの異常 など
 ☆腎機能低下があるときはタンパク制限が推奨される
 *eGFR45以上:0.8-1.0g/kg/日
 *eGFR45以下:0.6-0.8g/kg/日
 ☆タンパク質は、動物性、植物性タンパクがある
 *動物性タンパクはアミノ酸を効率的に体に取り入れる
 *植物性タンパクはビタミン、食物繊維も同時に取り入れる
 ☆タンパク制限には以下のようなリスクがある
 *身体機能への影響
 *食事量の低下
 *他の栄養素でのカロリーの補正の難易度が高い等
 ☆筆者の私見になるが
 *タンパク制限はリスクが高い割に
 *腎機能低下を抑える効果は根拠として限定的と思う
 *当院でもタンパク制限は積極的に行っていない
 *患者さんには、塩分の調整に集中してもらっている
 ☆高齢の患者さんが過度なタンパク制限を行った結果
 *寝たきりに近い状態になるような事例が多発している

さいごに
 ☆腎臓の食事療法は「あれもダメ、これもダメ」となりがち
 ☆食事は一生かかわること
 *我慢をするのではなく「これは食べても大丈夫」と
 *食べるものを見つけていくことが大切
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『赤羽もり内科』『東京女子医大腎臓内科』


腎臓患者さんの食事療法
(『東京女子医大腎臓内科』より画像引用)

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