慶喜

心意気
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痛い(学費)ところをつく裁判官

2023年09月07日 | 司法
🌸裁判長のなけちゃうお説教21



学費をつくろうと、ひったくりに及ぶ
 ☆裁判官から職業を尋ねられ、22歳の被告人は答えた
 *大学院生でしたが、いまは無職です
 *九州大学の理系大学院生がひったくりを繰り返していた
 *事件発覚後、この男は大学院を退学処分となっている
 ☆犯行動機について男は述べた
 *大学院に納めなければならない学費がたりなかった
 *研究漬けの毎日だったので、アルバイトをする暇もなかった
 ☆今後は博士課程に進むつもりなので、更に学費が高くなる
 *そのことに悩んでいた、とも供述した


⛳歪んだエリート意識
 ☆盗みで、ひったくりという手口はとくに卑劣
 *被害者のうち80~90%が女性と、極端な偏りがある
 *女性がターゲットとして狙われている背景がある
 ☆元大学院生は、20代の女性を集中的に狙っていた
 *男が他人を見下していて、自分の理想のために
 *他人を犠牲にしても構わないという歪んだ意識を感じた
 ☆「俺は博士号を取るべき人間だ」という自意識が強いからこそ
 *それ以外の人々を巻き込んで犠牲にしても
 *罪悪感が乏しかったのでしょう 
 ☆男は、大学院は退学処分となり、それまでの努力は水の泡と消えた
 *また、人生を立て直さなければなりません
 ☆男は、自業自得とはいえ、一定の社会的な罰を受けているので
 *刑を軽くすべきだと弁護人は主張した

さりげなく痛いところを突く裁判官
 ☆裁判官は、懲役2年6か月の刑、保護観察で3年間の執行猶予とした
 *執行猶予ですから、裁判が終わったら釈放されます
 ☆執行猶予はけっして甘い処 分ではない
 *3年の間にまた犯罪を犯せば、執行猶予は取り消され
 *懲役2年6か月の刑の執行が有効となる
 ☆裁判官は、執行猶予がついている3年間
 *「保護司」と定期的に会うことを義務づけた
 ☆被告人は、自分だけでは立ち直れるかどうか不安要素が残ると考えて
 *保護司による継続的なサポートが必要と判断したのでしょう
 ☆大橋裁判官は述べて
 *学費の悩み、将来の悩みを、犯罪の言いわけにしないでください
 *同じ境遇で悩んでいる人は世の中にたくさんいます
 *だからといって、罪を犯すわけではないでしょう
 ☆裁判官は閉廷の直前に、こうつけくわえました。
 *執行猶予の期間中には、なぜ自分が窃盗なんてしてしまったのか
 *自分自身を見つめ直してほしい
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』

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