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ギリシャ神話(2)

2013年01月21日 | 散歩
ギリシャ神話散策
日本の『古事記』『日本書紀』との『ギリシャ神話』との共通点
キリスト教ノアの箱舟に似たような話
マーメードも神様
名家・神官等神の子孫と結びつける思想、『日本書紀』しかり


オリンポスの山(引用)
オリュンポス山(神々の住む山)
神々は、オリュンポスの高山の宮殿で、饗宴で日々を過ごしている
神々は、不死で、神食を食べ、神酒を飲んでいます

十二の神々
ゼウスの王権で、オリュンポスの神々は、「十二の神」として人々に認識されていました
二つの世代からなり、クロノス・レアーの第一世代神々、ゼウスの息子・娘の第二世代の神々です
主要な十二の神
 1)ゼウス、2)ヘーラー女神、3)ポセイドーン、4)デーメーテール女神、5)ヘスティアー女神6)アポローン、
 7)アレース、8)ヘルメース、9)ヘーパイストス、10)アテーナー女神、11)アプロディーテー女神12)アルテミス女神
アテーナイのパルテノン神殿小壁には、十二の神の彫像が刻まれています

オリュンポスの神々

ゼウス&妻(引用)

神々の父ゼウスとテティス
神々の父ゼウスは、真偽を知る智慧の女神メーティスを最初の妻としました
ゼウスはメーティスが妊娠しゼウスの第一の娘アテーナーが生まれました
ゼウスの正妻ヘーラーとのあいだには、アレース、ヘーパイストス、ヘーベー、エイレイテュイアが生ました
ゼウスは、大地の大女神デーメーテールとの間に、冥府の女王ペルセポネーをもうけました
ゼウスは更に、ティーターンの女神と交わり、運命や美や季節、芸術の神々をもうけました

十二神の息子と娘
有翼のエロース (ゼウスの子)
ポントスとその息子の海の老人ネーレウス、
 *ネーレイデス(海の娘たち)となり、ニュンペーの女神として活躍します

ニュンベー(引用)
ニュンペー(女神の精霊)
ティーターノマキアーの勝利の後、ゼウス、ハーデース、ポセイドーンの兄弟それぞれの支配領域を決めました
地上には陸地と海洋があり、河川、湖沼、森林、草花が有り共同で担当した
地上は、人間・動物・草木が暮らす場所で、様々な精霊が存在し、精霊は女性でした
彼女たちはニュンペーと呼ばれ、若く美しい娘の姿でした
ニュンペーは、人間の寿命を超える長い寿命を持っており、不死のニュンペーも存在しました
神々や精霊、人間と交わって子を生み、母となり妻になり、多くの英雄がニュンペーを母として誕生しました


ケイロン(引用)
山野の精霊と河神
山野の精霊
*地上の世界には男性の精霊が存在し、上半身は人間の姿に近いが、下半身は、馬や山羊でした
ケイローンは医術に長け、また不死でした
シーレーノスとサテュロス、前者は馬に似て、後者は山羊に似て、好色で、ニュンペーたちと戯れたました


異型の神(引用)
異形の神・怪物
ゴルゴーン三姉妹
*神のなかには、異形の姿を持ち、オリュンポスの神々や人間に畏怖を与え「怪物」と形容された
*三姉妹は、神であるが、その姿の異様さから怪物として受け取られました
*三姉妹は、頭部の髪が蛇で、姉妹のグライアイは生まれながらに老婆の姿で不死でした
ペーガソス
*ポセイドーンとデーメーテールが馬の姿となって交わってもうけたのが、名馬アレイオーンです
*ポセイドーンはメドゥーサとのあいだに有翼の天馬ペーガソスや、クリューサーオールをもうけました

人間の起源

神々と人間の違い
人間の起源は、古代ギリシア人は、神々と存在と同様人間の祖先は存在していたと思っていた
「人は土より生まれた」の考えを持ち、神が人間を創造したのではなく、人間は元々大地に生きていた
オリュンポスの神々も、それ以前の支配者ティーターンも、元々は「大地(ガイア)の子」でした
人間もガイアを母とし、神々と異なるところは、神々は不死にして人間に比べ卓越した力を持つと考えた

金の族・銀の族・銅の族(へーシオドスより)
これらの種族は神々が創造した人間の族で、金の種族はクロノスが王権を掌握していた時代に生まれたものです
金の種族は、神々にも似て無上の幸福があり、平和があり、長い寿命でした
銀の種族、銅の種族と神々が新しい種族を造ると、後から造られた者はすべて劣っていました
銅の時代の人間の種族には争いが絶えず、ゼウスはこの種族を再度滅ぼしました

『仕事と日々』
「青銅の時代」となり、人の寿命は短く、労働は厳しく、地は農夫に恵みを余り与えなかった
若者は老人を敬わず、智慧を尊重しない……これが、我々がいま生きている時代・世界です
世には、名家があり、貴族がおり、富者がおり、世のなかには矛盾が有ります
神は善なる者で、人は勤勉に労働し、神々を敬い、人間に与えられた分を誠実に生きるのが最善です
庶民の生活は厳しく、人間としていかに生きるか、ヘーシオドスは神話に託している

英雄の誕生
英雄とは、危険を犯して人々に恩恵を授ける力を獲得した者です
「英雄崇拝」が、ギリシアの暗黒時代を通じて、ホメーロスの頃に出現しました
英雄は半神で、神と人間のあいだに生まれた息子で、半分は死すべき人、半分は不死なる神です
英雄は、子孫を守護し、敵対する者の子孫に呪いをかけた、又その死後に強い力を発揮します

ゼウスの息子・姉妹
英雄は、祭儀や都市の創立者であり名祖であるが、その多くはゼウスの息子でした
ヘーラクレースはゼウスと人間アルクメーネーのあいだに生まれました
ゼウスは、白鳥の姿になってレーダーと交わり、ヘレネー及びディオスクーロイの兄弟をもうけた
ゼウスは、ダナエーの元へは黄金の雨に変身して近寄りペルセウスをもうけた
ゼウスは、白い牡牛となって近寄り、ミーノースを、またラダマンテュス等をもうける
ゼウスからは、アルカディア王家の祖アルカスが生まれた
ゼウスの子イーオーは、エジプトで、人の姿に戻り、エジプト王となるエパポスを生んだ

他の神々の息子

アポロン(引用)

アポローンの子孫
彼の子とされる英雄は、まずムーサ・ウーラニアーとのあいだにもうけた名高いオルペウスです
死者をも生き返らせた名医にして医神アスクレーピオス、予言者モプソスをもうけました
都市の名祖ミーレートス、ヘルメースとのあいだには、クレータ島のキュドーンをもうけました
ポセイドーンは、アテーナイ王アイゲウスの妃アイトラーとのあいだにテーセウスをもうけました
リュカーオーンは、アルカデイア王の娘メリボイア、またはニュンペーのキューレーネーの子とされてます

トロイア戦争の英雄アキレウスは、ペーレウスと海の女神テティスのあいだの息子です

英雄崇拝とその栄光

ヘーラクレース神殿跡(引用)
ヘーラクレース神殿跡
ヘーラクレースは神と同じ扱いを受け、彼を祭祀する神殿あるいは祭礼は全ギリシア中に存在した
古代ギリシアの名家は、「ヘーラクレイダイ(ヘーラクレースの後裔)」表明していました

アキレウス
彼は「神々の愛した者は若くして死ぬ」とのエピグラムの生涯を終えました
神々に愛された半神として、栄誉のなか、人間としての定業にあって、英雄としての生涯を終えた

英雄の神話
「英雄・半神」それらは、ホメーロスが遠い昔の伝承、祖先たちの勲の物語としてうたったものです
英雄たちの時代の始まりとしては、プロメーテウスの神話の延長上「大洪水」伝説が起点です

大洪水とデウカリオーン
プロメーテウスの息子デウカリオーンは、ピュラーを妻にしました
大洪水は、このときに起こり、洪水を生き延びたデウカリオーンは、多くの息子・娘の父親となりました
息子ヘレーンが生まれたが、彼は自分の名を取って、古代ギリシア人をヘレーンと呼びました
息子・孫には、ドーロス、アイオロス、アカイオス、イオーンがいました
ドーリス人、アイオリス人、アカイア人、イオーニア人の名祖になりました

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