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『聖なる世界』『共観福音書』『キリスト教=多神教』『迫害=殉教者』

2024年07月24日 | 宗教
🌸一神教と多神教は対立するか4

⛳聖なる世界だけを律する
 ☆キリスト教がユダヤ教の枠を脱したのは
 *イエスの死後、伝道者のパウロの業績による
 *パウロの布教活動で、キリスト教はローマ帝国に広まっていく
 *キリスト教はユダヤ人のみを対象とする民族宗教の枠を脱して
 *世界宗教へと発展していく
 ☆ローマ帝国が求めたのは
 *聖なる世界と俗なる世界とを分離した上で
 *聖なる世界のみを律する宗教
 *その条件にキリスト教は合致した
 *その為、キリスト教に国境を超えて広がる
 ☆近代に誕生した宗教研究
 *世界観を背景に成立しキリスト教を基準に
 *他の宗教をとらえ、その価値を判断する傾向が強い

イエスの教えを知らなかったパウロ
 ☆福音書以外に、イエスの生涯を語る歴史的な史料は存在しない
 *共観福音書は、イエスが殺されてから、数十年後に書かれる
 *パウロの書簡はそのあいだの時期に執筆されている
 *イエスの死、パウロの書簡の執筆、共観福音書の成立の順番
 *パウロの書簡では、イエスの言動紹介されていない
 *十字架にかけられて殺されたイエスが復活したと述べられている
 ☆「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」の隣人愛の教え
 *イエスに独自なものだと考えられているが
 *旧約聖書でも述べられているおり、ユダヤ教にもある
 *キリスト教独自の教えとは言えない
 ☆パウロの書簡を読んだかぎりでは
 *イエスが具体的に何をし何を説いたのか、必ずしも明確ではない
 ☆パウロなどの力で復活信仰が広まっていくと
 *イエスの生涯を美化しようとする動きが生まれ
 *神聖な存在としてのイエスの伝承が創作されていった
 *最初、信者間に、口頭で伝えられていただけだったが
 *福音書にまとめられるようになる
 ☆3つの共観福音書が存在するのも
 *いくつもの伝承があって、1つに整理できなかったから
 ☆キリスト教はイエスの説いた教えで形成された宗教ではない
 *三位一体論は、本来一神教であるはずのキリスト教に
 *多神教的な側面をもちこむことになった

⛳キリスト教は、多神教への変質した
 ☆キリスト教はローマ帝国によって公認される
 *そこから世界宗教への道を歩むことになる
 ☆キリスト教、それ以前の段階ではくり返し迫害を受けた
 *その際には、多くの「殉教者」を生んでいる
 *パウロも処刑されたとされている
 *迫害は、キリスト教がローマ帝国の宗教を否定し
 *皇帝崇拝などを拒否したから
 ☆迫害によって殉教者が多く出たことは
 *キリスト教のあり方に大きな影響を与えた
 *殉教者が「聖人」として信仰の対象となっていった
 ☆教会や聖堂では特定の聖人の聖遺物を祀る
 *中世のヨーロツパでは、聖遺物に売買や略奪さえ起こった
 *キリスト教に多神教の信仰とともに偶像崇拝をもちこむ
 *聖人「守護聖人」としてキリスト教徒を守護する役割を担う
 ☆熱心な宣教師は布教活動を実践するなかで
 *現地の異なる宗教と衝突し、迫害を受けることを望むようになる
 ☆厳格な一神教を志向するイスラム教徒の目からすると
 *キリスト教は父なる神、母なる神、子なる神を信仰する多神教に見える
 ☆キリスト教は、多神教において見られる偶像崇拝と同一
 *キリスト教がその勢力を拡大していく上では
 *多神教的な側面を取り入れたことが役立った
 *それが、地域における土着の信仰を取り込んでいくことを可能にした
                        (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』

                       (聖人)
                        (聖なる世界)
『聖なる世界』『共観福音書』『キリスト教=多神教』『迫害=殉教者』
(ネットより画像引用)

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