慶喜

心意気
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「米朝首脳会談」「北朝鮮との折衝」「戦略的互恵関係」

2023年04月14日 | 安倍晋三
🌸揺れる外交3

安倍晋三史上初の米朝首脳会談を語る
 ☆日米首脳は電話会談を繰り返し
 *ワシントンで再び直接会談し頻繁に連絡を取り合った
 ☆トランプが安易に妥協して
 *北朝鮮と関係を改善することを危惧したから
 ☆日米が北朝鮮への圧力を主導する政策
 *何とかトランプに取ってもらいたかった
 ☆私は、金正恩が最も恐れていることをトランプに伝えた
 *トマホークを撃ち込まれて、自分の命、 一族の命が失われること
 *武力行使のプレッシャーをかけられるのは
 *米国だけだとトランプに言い続けた
 ☆トランプの国際社会での評価は
 *軍事行使をするタイプと警戒されていると思うが、全く逆です
 *彼は、根がビジネスマンですから、お金がかかることには慎重
 *お金の勘定で外交・安全保障を考える
 ☆「トランプが軍事行動に消極的な人物だ」と金正恩が知たら
 *圧力が利かなくなってしまう
 ☆私だけでなく、米国の安全保障チームも
 *トランプの本性を隠しておこうと必死だった
 ☆米朝首脳会談前に繰り返し対話したのは
 *CVIDを堅持しようとしたため
 *私は、米朝会談の直前、論点を絞ってトランプを説得した
 *CVIDは、世界が共有する基本的な方針
 *トランプヘの要請から外そう
 *日本としては、拉致問題の提起を優先しようと決めた
 ☆私はトランプに伝えた
 *拉致問題を解決できなければ
 *北朝鮮支援の金を出せといわれても、日本は金を出せない
 *トランプは、日本が北朝鮮を支援する話に興味を示した
 *米朝首脳会談では、CVIDが共同声明に盛り込まれませんでした
 *北朝鮮が「完全な非核化」に取り組む代わりに
 *米国は北朝鮮の体制の「安全の保証」を約束した

米朝首脳会談はシンガポールで行われた
 ☆トランプにとり外交は新しい分野
 ☆北朝鮮問題に長年携わってきたわけでもない
 *歴史に名を残すことを考えていたトランプ
 *米国務省、米国安全保障チーム、私も、止められなかった
 ☆トランプは、金正恩との直接会談に意欲を示し始めた
 *トランプの思考は、我々の考えている論理とは違った
 ☆トランプはベトナムで金正恩と会談した
 *その時も拉致問題を取り上げてくれた
 ☆「安倍も所詮、米国頼みか」と言われた
 *しかし、米国は、日本にはできない戦力投射が出来る
 *私が、用心棒役のトランプと良好な関係を築いて
 *「大統領、いざという時は頼みますよ」とお願いすることは
 *北朝鮮にとっては脅威なわけです
 ☆私が北朝鮮に「この野郎、ふざけるな」と言ったって
 *北は、日本が軍事行使できないことを知っているから
 *「お前なんか、どうせ弱いだろう」と、日本の足元を見てくる
 ☆トランプに踏み込んでもらって
 *彼の口から拉致問題に言及してもらうことが大切だった
 *北朝鮮も日本との関係を正常化する意識が強まるでしょう

安倍晋三北朝鮮との交渉に関して語る
 ☆北朝鮮は独裁政権で、その様な国家との折衝
 *外務省の局長や閣僚レベルで協議を重ねて
 *首脳合意につなげていく一般的な外交交渉が通じない
 ☆独裁者1人が判断するのだか
 *独裁者に近い人物に接触し
 *日本側の考えを正確に伝えていくことが重要
 ☆拉致は犯罪なので、基本的に北朝鮮の外務省のテリトリーではない
 *工作員やスパイの情報を扱っている情報部門が交渉相手
 *その中で、金正恩や、妹の金与正に近い人物を探った
 *北朝鮮外務省の中にも、日本との交渉は大事だと考えている人物がいた
 *危ない橋は渡ろうとはしないけれど、交渉をまとめる意欲はあった
 ☆交渉の情報は、私に集約し私が判断する考えで臨んでいた
 *時を経るごとに交渉が難しくなっていくとも感じた
 *拉致に関与した関係者は、いなくなっていく
 ☆発生当時にもう少し政治が適切に対処していれば、と悔やまれます

⛳安倍晋三中国への「一帯一路」「AIIB」の対応を語る

 ☆中国の李克強首相が来日
 *日中韓サミットや日中首脳会談が行われた
 *李氏との会談では、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」について
 *話し合う合同委員会の設置などで合意した
 ☆尖閣諸島の問題などで対立する中
 *日中の融和ムードが醸成されていくことになった
 *背景があったのが、中国側の求めに、我々が応じたこと
 ☆「一帯一路」の構想にどういう態度で臨むかを決める上では
 *アジアインフラ投資銀行(AIIB)への対応を考えた
 *習近平がAIIBの構想を発表した当時は、警戒感が我々にあった
 *米国と覇権争いをするつもりだろうとの見方です
 ☆私は最初「一帯一路」で「意思決定過程が不透明」と牽制していた
 ☆AIIBが設置されると、英国が西側で最初に参加すると表明した
 *フランス、ドイツ、イタリア、韓国などが参加を表明していく
 *米国は反対だが、同盟国は皆、中国の構想になびく
 *英国がAIIBに加わることで中国の言いなりにならなくて済む
 ☆AIIBへの警戒感はだんだんと薄れてきた
 ☆他方、経済界は「一帯一路」をチャンスととらえ
 *海外への投資を増やしたいという思いが強かった
 ☆中国は、大風呂敷を広げているだけで、覇権には至っていない
 ☆日本も、中国に協力することも可能だと判断した
 *中国とパイプがある二階俊博幹事長に訪中してもらい
 *二階さんから習近平に、私の親書を手渡してもらう
 ☆その後、私はベトナム・ダナンで習近平と会談した
 *私は、中国に協力する方針を表明した
 *中国公船の尖閣諸島周辺での活動この年減っていた
 *私の「一帯一路」への協力姿勢の表明や、訪中が背景にあった
 ☆私が「一帯一路」に厳しい姿勢を取り続けていた時期
 *東アジア首脳会議で各国の首脳がみんなで雑談している最中
 *李克強は、日本語の通訳を連れて来ていた
 *首脳会談を予定していないのに。
 *日本語通訳を連れてきましたと言う
 *中国は、「一帯一路」への日本の協力が得られず
 *国際社会で信用がなかなか上がらないことに危機感を抱いていた

中国との関係を、「対立から包摂へ」と舵を切り替えた
 ☆中国の動きを阻止するよりも、日本が関与することで
 *質の高いインフラ整備を実施していけると考えた
 *その方が新興国、日本の経済界にとってもプラスだ
 ☆お互いの関係が利益になるならば、付き合う戦略的互恵関係です
 ☆私と二階幹事長の間柄も、戦略的互恵関係だったと言える
 ☆李克強氏との会談では
 *自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐ
 *「海空連絡メカニズム」の運用開始でも合意した
 ☆今の尖閣諸島周辺
 *戦争寸前の状態にならないとは限りません
 *必ず踏みとどまるようにするには
 *こうした仕組みが不可欠です
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『安倍晋三回顧録』







「米朝首脳会談」「北朝鮮との折衝」「戦略的互恵関係」
(ネットより画像引用)

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