ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

フレンズ

2009年01月27日 | 昭和諳心




フレンズ / レベッカ


口づけを交わした日は
ママの顔さえも見れなかった
ポケットのコイン集めて
ひとつずつ夢をかぞえたね
ほら、あれはふたりの隠れ家
秘密のメモリー oh

どこで壊れたの oh フレンズ
うつむく日は見つめ合って
指をつないだら oh フレンズ
時が止まる気がした

ねえ君は覚えている
夕映えによく似合うあの曲
黙り込む君がいつも
悲しくて口遊んだのに
今、時は流れてセピアに
染まるメロディー oh

二度と戻れない oh フレンズ
他人よりも遠く見えて
いつも走ってた oh フレンズ
あの瞳が愛しい

どこで壊れたの oh フレンズ
うつむく日は見つめ合って
指をつないだら oh フレンズ
時が止まる気がした

二度と戻れない oh フレンズ
他人よりも遠く見えて
いつも走ってた oh フレンズ
あの瞳が愛しい


作詞 / NOKKO
作曲 / 土橋安騎夫

1985





■ 昭和譜心 ■

街で
NOKKO似の
女の娘に出逢った
1984年冬のことだったろうか
普段おとなしく影のある女の娘だった
ただ、踊りに行くと、周りの者が振り向くほどの
存在感を放つ不思議な女の娘だった
ある日、忽然と姿を消した
あれから25年 ・・・

第五大成丸


全国有名駅弁とうまいもんまつり

2009年01月25日 | 楽時々益





「全国有名駅弁とうまいもんまつり」

大阪梅田 「阪神百貨店」 の8階催場で開催されています。(~1/27)
先日、「阪急百貨店」 の 「冬の北海道物産大会」 へ行きましたが、実のところ、
客が多い割りに活気に乏しい感が否めませんでした。その点、阪神百貨店は
何故か、客が多くなくても売り場に活気を感じます。

会社の統合により、メインのバイヤーは同じ人、もしくは連携されているはずです。
それなのに、テナント(出展の店舗)内のスタッフの動きもこちらの方が上です。
試食が多いことも要因ですが(阪急はほとんど無し)、それ以上に、両店の違いは、
地下の食料品売り場の雰囲気が、そのまま上階でも違いとして表れているように
感じます。もちろん、お客様の層(好みや雰囲気)の違いもあるのでしょうが ・・・
( 阪急有閑マダムと阪神庶民派おばちゃんの割合なんやろうか ・・・ ? )

今回の目当ては、「有田 焼カレー」 です。
23(金)の午後2時頃です。全体的に客足は多くありませんでした。列の後ろに
並びます。スタッフの方から声が掛かります。 “最後尾はあちらです ・・・”
歩きます。通路を超えて階段の下まで繋がっています。並んでいる人数を数えて
実演販売の場所に戻ります。スタッフの方が 「焼カレー」 を6個ずつ天板に並べて
オーブンに入れています。オーブンが○台、焼き時間のタイマーが○分、1個辺り
の時間を計算します。それに人数を掛けます。 ・・・ で、あきらめます!
( “やっぱ、駅弁はその場所、その地元で食べなアカンやろ!” ・・・ 負け惜しみ? )




[17] 佐賀県 佐世保線 有田駅
  ● 有田 焼カレー (1個) 1,500円

[15] 千葉県 内房線 木更津駅
  ● バーベキュー弁当 (1折) 730円

[04] 広島県 山陽本線 広島駅
  ● 幻霜ポークカツレツ弁当 (1折) 1,100円

[02] 山梨県 中央本線 小淵沢駅
  ● 甲州かつサンド (1折) 650円

[02] 北海道 函館本線 旭川駅
  ● 三大蟹弁当 (1折) 2,100円

[07] 岩手県 山田線 宮古駅
  ● 海の華弁当 (1折) 1,500円

[02] 兵庫県 山陽新幹線 新神戸駅
  ● 神戸のステーキ弁当 (1折) 1,200円

[16] 鹿児島県 九州新幹線 出水駅
  ● 赤ワインステーキ弁当 (1折) 1,050円

[30] 北海道 根室本線 厚岸駅
  ● かきめし (1折) 980円

[12] 福井県 北陸本線 福井駅
  ● 越前海の宝石箱 (1個) 2,000円 <1日限定200個>

[02] 北海道 函館本線 旭川駅
  ● 北海の彩り (1折) 1,690円

[30] 青森県 東北新幹線 八戸駅
  ● 大間のマグロづけ炙り丼 (1折) 1,890円

[30] 三重県 紀勢本線 松阪駅
  ● 匠の技 松阪牛物語 (1折/証明書付き) 3,150円

[12] 福井県 北陸本線 福井駅
  ● 越前ちゅんちゅんかにめし (1個) 1,500円

[12] 北海道 函館本線 小樽駅
  ● 焼たらば弁当 (1個) 1,890円

[30] 静岡県 東海道本線 浜松駅
  ● あつあつ浜の釜飯 (1個) 1,200円

[11] 兵庫県 山陰本線 和田山駅
  ● 地釜炊き釜飯 (1個) 900円

[25] 北海道 根室本線 釧路駅
  ● 炙り秋刀魚といわしのほっかぶり (1折) 1,100円

[07] 岩手県 山田線 宮古駅
  ● いちご弁当 (1折) 1,200円

[16] 愛知県 東海道新幹線 豊橋駅
  ● 稲荷寿し (1折) 480円

[02] 沖縄県 沖縄都市モノレール 壺川駅
  ● 海人がつくる壺川駅前弁当

[11] 愛知県 東海道本線 名古屋駅
  ● 元祖みそかつ物語デラックス (1折) 1,300円

[04] 富山県 氷見線 氷見駅
  ● ぶりかまめし (1折) 950円

[27] 福岡県 鹿児島本線 小倉駅
  ● ふくは福よぶ ふくめし (1個) 1,200円

[30] 広島県 山陽本線 広島駅
  ● しゃもじかきめし (1個) 1,050円






「人気駅弁」

[30] 北海道 釧網本線 摩周駅
   ● 摩周の豚丼 (1折) 1,050円

   北海道 釧網本線 苫小牧駅
   ● 北海道老舗の厳選いくら弁当 (1折) 1,100円

   北海道 釧網本線 釧路駅
   ● たらば寿し (1折) 1,480円

   青森県 東北新幹線 八戸駅
   ● うにといくらのきらきら丼 (1折) 1,200円

   岩手県 東北本線 盛岡駅
   ● 海鮮ふかひれ弁当 (1個) 1,350円

   岩手県 東北本線 盛岡駅
   ● 特製前沢牛弁当 (1折) 1,150円

   宮城県 東北本線 仙台駅
   ● あったか~い 牛たん味くらべ (1個) 1,280円

   秋田県 秋田新幹線 秋田駅
   ● あったけぇきりたんぽ弁当 (1個) 1,200円

   山形県 山形新幹線 米沢駅
   ● 牛べこ (1個) 1,100円

   山形県 山形新幹線 米沢駅
   ● 米澤牛 牛肉辨當 (1折)1,200円

   福島県 東北本線 郡山駅
   ● 会津地鶏 鶏めし (1折) 950円

   栃木県 東武日光線 東武日光駅
   ● 日光鱒寿し (1折) 1,260円

   群馬県 高崎線 高崎駅
   ● だるま弁当 (1個) 900円

   茨城県 常磐線 水戸駅
   ● 印籠弁当 (1個) 1,100円

   埼玉県 京浜東北線 大宮駅
   ● 大宮弁当 (1折) 1,200円

   千葉県 総武線 千葉駅
   ● 沖じめ鰯づくし (1折) 920円

   神奈川県 東海道本線 小田原駅
   ● 桜海老とじゃこの海物語 (1個) 880円

   長野県 篠ノ井線 松本駅
   ● 月見五味めし (1個) 840円

   新潟県 信越本線 新津駅
   ● 雪だるま弁当ちらし (1個) 1,050円

   富山県 北陸本線 富山駅
   ● ますのすし (1折) 1,300円

   石川県 北陸本線 加賀温泉駅
   ● 北陸名物 甘えび寿し (1折) 1,250円

   福井県 北陸本線 敦賀駅
   ● 元祖 鯛鮨 (1折) 1,000円

   福井県 北陸本線 福井駅
   ● ソースカツ丼 (1個) 1,000円

   愛知県 東海道新幹線 名古屋駅
   ● 抹茶ひつまぶし 日本一弁当 (1折) 1,200円

   三重県 紀勢本線 松阪駅
   ● 五街道彩弁当 (1折) 1,050円

   三重県 紀勢本線 松阪駅
   ● 和牛モー太郎弁当 (1個) 1,260円

   滋賀県 東海道本線 草津駅
   ● 近江牛すきやき弁当 (1折) 1,260円

   京都府 山陰本線 園部駅
   ● 栗めし (1折) 900円

   奈良県 和歌山線 吉野口駅
   ● 柿の葉寿し (1折) 880円

   和歌山県 紀勢本線 新宮駅
   ● さんま鮨 (1折) 630円

   兵庫県 山陽本線 西明石駅
   ● ひっぱりだこ飯 (1個) 980円

   兵庫県 山陽本線 姫路駅
   ● あなごめし (1折) 980円

   兵庫県 山陰本線 城崎温泉駅
   ● かにずし (1折) 1,120円

   鳥取県 山陰本線 米子駅
   ● 吾左衛門鮓 鯖 (1折) 1,774円

   鳥取県 山陰本線 鳥取駅
   ● 元祖 かに寿し (1折) 980円

   島根県 山陰本線 松江駅
   ● およぎ牛弁当 (1折) 1,200円

   岡山県 山陽本線 岡山駅
   ● 桃太郎の祭ずし (1個) 1,000円

   広島県 山陽本線 三原駅
   ● 元祖 たこめし (1個) 950円

   山口県 山陽本線 下関駅
   ● デラックス ふく寿司 (1個) 1,150円

   徳島県 高徳線 徳島駅
   ● 阿波地鶏弁当 (1折) 950円

   高知県 土讃線 高知駅
   ● 鯖の姿寿し (1折) 1,260円

   福岡県 鹿児島本線 折尾駅
   ● 大名道中篤籠 (1折/二段) 1,000円

   佐賀県 鹿児島本線 鳥栖駅
   ● あさりめし (1折) 850円

   大分県 日豊本線 大分駅
   ● 銀の太刀魚棒寿司 (1折) 800円

   長崎県 長崎本線 長崎駅
   ● 大村名物 角ずし (1折) 504円

   宮崎県 日豊本線 宮崎駅
   ● 上等椎茸めし (1折/二段) 920円

   熊本県 九州新幹線 新八代駅
   ● 天草大王 (1折) 1,050円


「レディス駅弁」 

[30] 島根県 山陰本線 松江駅
   ● ご婦人お好み幕の内 出雲美人 (1折) 1,200円

   東京都 東京駅
   ● 30品目バランス弁当 (1折) 850円

   愛媛県 予讃線 松山駅
   ● マドンナ辨當 (1折/二段) 870円


「空港弁当」

[30] 北海道 新千歳空港
   ● たらば蟹ちらし寿し (1折)1,150円

   山形県 山形空港
   ● 牛丼弁当 (1折) 1,150円

   北海道 新千歳空港
   ● 長万部かなやの弁当 (1折) 1,050円

   愛知県 中部国際空港
   ● みそかつサンドトーストタイプ (1折) 600円

   愛知県 中部国際空港
   ● 焼鯖寿し (1本) 1,050円

   兵庫県 神戸空港
   ● 神戸エアポートランチ (1個) 945円


「キャラ弁」

[30] 香川県 予讃線 高松駅
   ● アンパンマン弁当 (1個) 1,100円

   兵庫県 山陽新幹線 新神戸駅
   ● きかんしゃトーマスランチ (1個)1,100円


「海鮮弁当」

[15] 北海道 雑魚亭
   ● 海の饗宴 (1折) 1,575円 <1日限定100折>

[27] 北海道 市場亭
   ● 市場弁当 (1折) 1,785円

[07] 宮城県 利久
   ● 牛たん弁当 (1折) 1,365円






[02] 山梨県 中央本線 小淵沢駅 ● 甲州かつサンド

実演販売の綺麗なお姉さんと目が合ってしまいました ・・・ 思わず、
ポークとチキン、1折ずつお買い上げ!です。( まあっ、ええっかァ~! )






[25] 北海道 根室本線 釧路駅 ● いわしのほっかぶり

前回、試食して気に入った上品な味わいのお寿しです。今回も迷わず買いました。
ここのお姐様は、いかにも試食目的の大阪のおばちゃんにも、嫌な顔ひとつせず、
その場で握ったこの 「ほっかぶり」 を提供していました。そして、“これちょうだい!”
と言った後にでも握ってくれます。( もっと人気が出てもええと思うんですけど ・・・ )







★ 甲子園リニューアル特別企画 ★

「猛虎戦士の名物弁当」

[28] ● 鉄腕久保田のメガランチ (1折) 1,200円
   ● 錦を飾る 桧舞台弁当 (1折) 1,200円
   ● ジェフバスケット (1個) 1,200円
   ● 新井の穴子重 (1折) 1,200円
   ● トリの大一番 とりづくし丼 (1個) 1,200円
   ● 金本兄貴のスタミナハラミ丼 (1折) 1,000円

阪神タイガースのグッズショップの前に陣取っています。“素通り” と思いましたが、
やはり、兄貴のコーナーで “寄り道” です ・・・ 「金本兄貴のスタミナハラミ丼」 を
2折お買い上げ!( “兄貴パワー” 戴きました。今年もヨロシク!です。  )



「楽時々益」

駅弁、空弁、全国のうまいもん ・・・
大阪に居ながら日本各地の味が楽しめる
ただし、“今度は現地で!” と思ってほしい
そうでないと、地産地消が広まらないでしょ
地方が元気でないと街も活気づかないはず

第五大成丸


調理師免許

2009年01月22日 | 二升五合




「調理師免許」

飲食業界に携わって25年以上になります。
若い頃は厨房にも入っていました。しかし、今まで調理師免許とは無縁でした。
私には 「自分のお店を持つ」 という夢や目標が無かったからでしょうか。元々、
“人と接する” 仕事がしたいというのが飲食業を選んだ動機でした。その動機は
今でも仕事に向き合う時の根本として存在しています。今回、退職を機に、違う
意味で “人と接する” ため、50歳を前にして 「調理師免許」 を取得しました。

当たり前なのですが、時(歳)と共に周りは昔のようには “接して” はくれません。
人から教えられることや怒られることは見事に減り、自身で考え、自身で行動し、
その結果と向き合わなければなりません。大人扱いされるようになったというより、
子ども扱いされなくなるということです。そのことがいつしか孤独感や疎外感を生み、
“人と接する” ことにアレルギーを感じたり、疑心暗鬼な心まで生じさせたりします。

飲食業界では、中学校出なら25歳、高校出なら28歳、20歳で入れば30歳 ・・・
業界に入って約10年位の時期に、大きな段階(過渡期)があります。もちろん、
人によりますが、10年ピッチで大きな転換期に当たるような気がするのです。
私の場合、業界に入ったのが遅かった(23歳)こともあるかもしれませんが、
同じ年代の者が10年掛かる(掛ける)ことを最初の5年(28歳)で消化しました。

こう書くと、“自慢?” と思う方がいるかもしれませんが、そうではありません。
10年必要な成長要素を短縮してしまうということです。何もせず10年経過してしまう
人は論外ですが、ちゃんと理論や技術含め仕事の習得に時間は掛かる(掛ける)
ものです(特に失敗する時間や叱られる回数も必要不可欠です)。それを短縮する
には努力より要領が必要です。普通にやれば、いくら倍のスピードで走っても
計算上のように半分の時間では到達はできないものです。時間の重みは後で
じんわり効いてきます。

要は、ピンポイントで必須要素を取り込むわけですから、見た目には10年経過した
人間と遜色ない仕事はできたとしても、“10年やった” “5年しかやっていない”
という気持ちがどこかにあり、自身のベースとして不安に感じる部分を常に持って
いたことも事実です。しかし、周囲から次段階への期待が高まり、それに応えよう
と前に進んでしまったのも事実です。もちろん、後悔はありません。不安のみです。

その不安を消すため、自身の強みを磨きます。逆に自身の弱みは隠し他人に
求めたり依存することも増えます。ちょうど10年位の頃に、同年代でも目に見えて
力の差が出てきます。そして、それを周囲もポジションや責任の位置設定の判断
材料とします。業界的には、この段階で独立する者も少なくはありません。組織に
残れば、責任あるポジションに抜擢される時期です。

この時点で、そこから新たな10年の設定およびタイムスケジュールがなければ、
10年後、必ず後悔する結果となります。実際、私がそうです。29歳で転機があり、
それまでの経験を過信して(心の中では常に不安だった)、突っ走った結果、
敵はいなかったのですが、逆に親密な協力者(ブレーン)が少なかったわけです。
常に、“上” として一目置かれる(煙たい)存在になってしまったのかもしれません。

人生は皮肉なもので、自身が一番望んでいなかった(イヤだった)ポジションに
ハマってしまったということです。フリーダムに生きたいからサラリーマンの道を
選ばず、職人や商売人の道を目指したつもりが ・・・ いつの間にか組織の一員
として責任あるポジションに押し上げられていた。しかし、振り返れば、それこそ
サラリーマンになりハマっていたということです。言葉でいくら否定しても現実です。

そこから、また10年の歳月が過ぎ、結果と共に周囲からの期待も薄れ、私の
存在自体が無意味なものになりつつあることに気づいた時、素直に自分自身を
見詰め直すことができた気がします。そこで、ここ数年感じていた “いまさら ・・・”
という言葉を集めてみることにしました。10年前、“今更、こんなことはできない” と
思っていた仕事や行動にもう一度トライしてみようということです。

どこかで取りたいと思っていた 「調理師免許」 もその一つでしかありませんが、
“自分の店を持つ気はないから今更必要ない” と言葉で打ち消していたものを
“調理師を目指す若者と同じ目線で自身の位置確認をしてみたい” に置き換え
て臨みました。23歳で業界に足を踏み入れた時のような気持ちで ・・・





「受験勉強と結果」

過去、「珠算検定」「普通自動車免許」「潜水士免許」「一級小型船舶操縦士免許」
など数種の資格や免許を取っていますが、長く実践(実務)したあとで資格を取る
のは初めてです。ということで、また、どこかに “ちょこっと勉強すればイケルやろ”
というピンポイント攻略可能?な考えが多少あったかもしれません。

「調理師読本」「調理師試験問題と解答」 この2冊は、試験を受けようと決めた
昨年の9月頃に購入したと思いますが、一度も開かず本棚へ ・・・  10月1日に
願書提出した時点でも、まだ開いていませんでした。試験日は、11月16日です。
“ひと月あればイケルやろ” ・・・ また悪いクセです。一応、10月中旬から勉強を
始めることに ・・・ たぶん、10月の15日頃に初めて本を開き、そしてその日、

  【 調理師試験 11/16 】
  1. 食文化概論 ③
  2. 衛生法規 ③
  3. 公衆衛生学 ⑨
  4. 栄養学 ⑨
  5. 食品学 ⑥
  6. 食品衛生学 ⑫
  7. 調理理論 ⑱
   360/600点(60問)

出題科目と問題数(○数字)をメモ用紙に書き込んでボードに貼り付けました。
これでまた、少し勉強したような気になってしまったのです。そして気づけば、もう
11月になってました。“ちょっとヤバいかも・・・” ということで、ちゃんとスケジュール
を立てることにしました。問題数③の科目を1日ペースで時間を割ることにしました。
それで計算(3/60)すると、20日必要です。もうすでに足りません。急がねば ・・・

とりあえず、「食文化概論」 から読み始めます。この日(11/2)、読み終えたのは
10頁ほどです。そして、ほとんど内容が頭に入りません。頭が働くようになるまで
少しリハビリ(時間)が必要かもしれません。凹みました。3日と4日は、小豆島へ
行く予定で宿を予約していましたので、また、2日間は勉強できません。

小豆島から帰ってきたら、とにかく勉強に集中するつもりだったのですが、その
小豆島で見たもののインパクトが強く、どうしてもすぐにこのブログにも打ち込んで
整理しておきたいという衝動に駆られてしまったのです。それが思いのほか時間が
掛かり、その週は結局、勉強をすることができませんでした。言い訳になるかも
しれませんが、調理師の試験は来年も受けれますが、昨日見てきたものを自分の
中に収め、それを膨らませながら将来に結びつける確認作業は、旬な時に行って
おかなければ、きっとあとで後悔するような気がして ・・・

試験まであと一週間になりました。もうスケジュールの組み替えもできません。
得意のピンポイント大作戦を敢行するしかありません。そうは言っても、本を一度は
読まなければ、問題に出そうなところを絞ることさえできません。焦れば焦るほど
集中力を欠きます。また1日、また1日過ぎていきます。残り3日になった日、ここで
諦めました。“今回は下見!その上で興味の持てる項目だけは読んでおこう” と。

残り2日、勉強するとか覚えるとかではなく、(基本的に読みませんが)マンガや
小説を読むように、興味を持って(楽しんで)読むことにした途端、何故か読む
スピードが上がったのです。結局、ラスト2日で 「調理師読本」 は一通りは読み切り
ました。ただ、知識として頭にインプットできたものはほとんどありません。微かに
印象として残っている程度です。試験に向かう2時間ほど前に 「調理師試験問題と
解答」 をペラペラと捲って見ます。やはり無理です。





「試験会場」

試験会場は 「大阪府立大学なかもずキャンパス」 でした。北大阪急行の千里中央
駅から地下鉄御堂筋線で終点のなかもず駅まで向かいます。駅から徒歩で15分
ほどだったと思います。電車の中では、もう一度、問題集を読むつもりでしたが、
どうやら前日がほとんど徹夜だったせいか、爆睡してしまったようです。目が覚めた
時の周囲の視線が気になります。(もしかしたら、イビキをかいていたのかも ・・・)

大学は広いです。帰ってから校内のマップを見直してわかったのですが、試験会場
の建物(工学部)がキャンパスの相当奥の方だと思っていたのですが、そこそこ
手前だったようです。それから、“これだけの人が試験を受けるのか・・・” と思うほど
校舎内には受験者が溢れていました。


「調理師の未来」

  ○ 出願者 1,766名
  ○ 受験者 1.680名
  ○ 合格者  935名
  ○ 合格率  55.7%


今回の試験では、1,680名の業界に何らかの形で携わったり、携わろうとしている
人が受験したわけです。結果として一夜漬けのような勉強の仕方で私は合格した
一方で、745人は不合格になったわけです。しかし、その大半がやはり飲食業や
給食事業などに従事しているわけです。これは全国の話ではなく、大阪府のみの
数字です。しかも年2回あるうちの1回です。

受験した印象としては、一般常識があり、世間情勢(特に食に纏わるニュース)を
見ていれば、専門知識などなくても、問題の半分近くはクリアできます。逆に、
半分以上落としている人は、専門知識ではなく、常識や情勢から外れているとも
見れます。いずれにせよ、免許証にもありますが、「調理師法」 という法律は、
昭和33年に制定(5/10公布、11/9施行)されたものです。

調理師法の目的 : この法律は、調理師の資格などを定めて、調理の業務に従事
する者の資質を向上させることにより、調理技術の合理的な発達をはかり、もって
国民の食生活の向上に資することを目的とする(調理師法第1条)

試験問題は、ここ最近の食品関連のニュースでも頻繁に出てくる食中毒等の
食品衛生であったり、ライフスタイルの変化に対応する公衆衛生や調理のあり方
などが組み込まれいるのですが、いかんせん、調理師法で掲げられている調理師
免許を取得する意味あいが薄れているような気がします。本当に調理師の資質の
向上を考えるのであれば、調理師学校卒業生の試験免除などの再考、職としての
カテゴリー分けや魅力あるレベル(階級)分けなどの工夫も必要だと感じます。

“お腹を満たす為の調理” から “ファッションや文化の担い手” にまで広がっている
業界の資格として、これはどうなのか ・・・ 今一度、根本の見直しが必要な時期に
きているような気がします。いずれにせよ、若い世代が興味を持って取り組める
ような仕組みづくりが求められるような気がします。そうしなければ、一層、常に
人材不足でレベルの低い業界に収まってしまう可能性が大ではないでしょうか ・・・ 。

もう一つ追加で記しておきます。
10月1日に願書提出して、試験が11月16日、合格発表が12月17日、交付申請が
12月25日、免許証の受け取りが1月19日でした。今の世の中のスピードとは程遠い
流れです。役所のアナログさ(会社を退職して各種手続きでも本当に目の当たりに
しました)にも驚きます。役所にも若い世代が就職しています。テレビニュース等の
取材に、平気な顔で “公務員は安定していますから・・・” と答える学生がいます。
安定志向の方は本当に遠慮してほしいものです!


「二升五合」

業界を
直接担う若者がいる
業界に
間接的に関わる若者がいる

どちらにも将来、
その自負は必要となるだろう

無理なら、
早めに方向転換する事の方が
周囲の為だったり ・・・

第五大成丸


16年前の手紙

2009年01月19日 | こんたく堵




「16年前の手紙」

前職場のK女史が会社に残っていた私宛の郵便物を持って来てくれました。
年賀状や暑中見舞に混じって、私の前に事業部長をしていたM氏からの手紙が
ありました。ずっと、家にあるものだと思っていたのですが ・・・ 実はその手紙、
16年前にマレーシアのクランタン州コタ・バルから届いたエアメールでした。


「話せば長いM氏との関係」

前職場(飲食店運営)には、約24年ほど前、一般社員の募集に応募して採用され、
店舗のオープニング厨房スタッフとして勤務したのが最初でした。その頃の私には
飲食業に対して理想の姿があり、その目指していたものと現場にギャップを感じて
1ヶ月余りで早々に退職しました。ただ、その開店時、ヘルプに来られていた業界
A社事業部のM氏と初めて出会いました。

その頃の私は、カラダ一つであちこち飲食店を渡り歩いていたのですが、
その現場を辞めた後に、M氏の事業部が居酒屋をプロデュースするということで、
お話を頂いて立ち上げにも携わりました。その後もお世話になっていたのですが、
丁度その年、実家の仕事が忙しく(人手が足りなく)なり、1年間という期限付きの
約束で、家業を手伝う為に地元へ一時帰ることに ・・・ そして、約束の1年が経過
して家業も落ち着いたので、私はまた大阪に戻ることにしました。

ただ流石に、その時にはもう子どもが二人に増えていましたので、そろそろ腰を
据えて取り組める仕事(職場)を探そうかと ・・・ まず、昔の同僚や友人に声を
掛けました。そこそこの仕事はあったのですが、やはり、1年前に戻るような内容が
多かったので少し悩み(凹み)ました。自分自身、これから何をすべきなのか ・・・
M氏に相談を兼ねて電話をしてみました。

“Mさん、何かええ仕事ないですか?” と私は尋ねました。“ええ仕事があるねん。
こっち(大阪)にまた出ておいでや!” とM氏は言いました。待ち合わせした場所は、
奇しくも私が1ヶ月で辞めた店舗でした。会って事情を聞くと、M氏はA社を退社して、
今はこの会社で事業部長をしているとのことでした。“それで、自分(私)に振って
もらえる仕事ってどこですか?” と聞くと、“ここ!” とM氏はほくそ笑みました。

一度辞めた会社なので、また ・・・ という不安が私にはありました。いきなり家族で
動くことに戸惑いもあり、とりあえず、単身で大阪に戻ることになりました。そして、
M氏(事業部長)に誘われるまま現場への初日 ・・・ 私はM部長に尋ねました。
“(私の仕事は)厨房ですか?” M部長は “店長やってや!” と軽く言うのです。
“店長なんかやったことないですよ!・・・” と私は困惑した表情になっていました。
“イケるよ。やってみて!” と、またM部長はほくそ笑むのです。

“(今までの)店長はどうしたんですか?” と聞くと、“自分(君)が今日から来るから
もう一つの店舗に異動させた” と平然と言い放ちました。私は唖然とするしかあり
ません。その後、私を呼び寄せた理由は、次の展開で惣菜店(デリカテッセン)を
M部長が開店させる計画があり、居酒屋部門(2店舗)の面倒を見れる人材を探して
いたということを知ったわけです。

ただ、何の実績もない私を店長にすることは、やはり無謀です。何せ、マネジメント
云々以前に、それまで、ほとんどの店舗で厨房担当でしたので、まともに接客を
したことがなかったのです。と言いつつ、計画を打ち明けられて期待された以上、
そして、何度もお世話になっているM部長と、以前、1ヶ月で辞めてしまい、結果、
ご迷惑をお掛けした社長や企画室長にも恩がありましたので引き受けました。

ビジネスホテルと店舗を行き来する生活が始まりました。当たり前ですが、全てが
一からです。店長業務をM部長が書き出してくれます。数日はホテルにも帰らず、
店舗で寝泊まりしながら自分なりに業務を消化し、1週間後、ようやく店舗全体と
店長業務の基本的な部分は把握できました。その間、M部長は揚げ場や洗い場に
入りながら、新米店長である私のサポートをしてくれました。

お客様やスタッフとの信頼関係に戸惑いながらも、何とか私の店長職も落ち着き、
もう1店舗の面倒も徐々に見れるようになってきました。そして、いよいよ、M部長が
惣菜屋(デリカテッセン)の立ち上げに着手する段階になったのです。実は、惣菜屋
を開店し、軌道に乗って数店舗を展開できる目途が立てば、採算ベースに達して
いなかった居酒屋部門を閉鎖する予定でした。私の仕事はそれまでの繋ぎであり、
落ち着けば次の職場へまた動くつもりでした。

開店の数日前、明らかにM部長の顔色が悪くなっていました。思ったような人材が
集まらず、全てをひとりで抱え込んで開店準備を進めていました。私と料理長は
その日から居酒屋の閉店後に手伝いに行くようになったのですが、その頃から
居酒屋の方は業績が上向いてきていましたので、惣菜屋の方に十分な支援が
できないまま開店の日を迎えました。M部長の疲労はピークに達していました。
料理長と私は早朝から入り、(居酒屋の仕込等の)時間の許す限り手伝いました。

惣菜屋を甘く見ていたわけではありませんが、予定(予測)と違うことの連続です。
売上の結果より、一つ一つの作業工程や仕込みのボリューム、タイミング、そして
商品やスタッフ管理などなど、今までの 「飲食」 のノウハウでは到底まかなえない
ような事例の連続です。その結果、居酒屋の何倍もの労力が要求される割りに、
収益性は非常に低く、運営状態は日に日に後退していきました。店舗撤退の判断
に時間は掛かりませんでした。ただ、私から提案する訳にはいきませんでした。

M部長は一人、責任をとる形で退社(退職)することを決めていました。私は毎日
のように、M部長と飲みに出掛けていました。そして、今後のことも話したのですが、
“俺のことは心配せんでええから、居酒屋の方とスタッフのこと頼むわ!” と残る
私たちのことばかり心配していました。そして、M部長は惣菜屋が成功した暁の
夢であったはずの海外移住(余生を過ごす)へ少しフライングで出発することに ・・・

数ヶ月後、マレーシアから私宛に手紙が届きました。その内容は、惣菜屋の件で、
私やスタッフに迷惑を掛けたことの謝罪、会社関係の方々にはまだ連絡ができて
いないでいること、そして、今の近況が綴られていました。当時のM氏とほぼ同じ
状態にある今の私が、この16年前に届いた手紙を16年ぶりに読み返しています。

当時には無かった感情が私の中に芽生えています。もちろん、当時も一生懸命に
仕事に打ち込んでおられた方で、確かに結果は出なかったのですが、私はM部長が
一人で責任を負う必要はないと個人的に感じ発言していました。しかし、そのものの
見方や言い方が如何に客観的で他人事だったことか ・・・ 。

そして、“あの時、居酒屋よりもっと惣菜屋に自分自身も真剣に向き合い、もっと力
を注いでいれば、もう少し、M部長をサポートできたのではないのか ・・・ ” という
自責の念が大きくなっています。確かに私の役割は居酒屋の面倒を見ることだった
かもしれませんが、お世話になった方をここ一番で助けることができなかったという
後悔が今になって膨らんでいます。何のために 「人と関わる仕事」 である飲食業を
選んだのかと ・・・ 。

M氏の手紙の文面を一部抜粋させて頂きます。
「ボンヤリした日々を過ごしながら、当地(マレー)の人々と片言で会話をしていると
本当に自分が何の意味もない存在であり、又、意味づけをする為に言葉や理屈を
駆使して自分を支える必要もない事がよくわかります。本当に問われているのは
自身の本質であり、自我や自尊心がすごくシンプルになっていく感があります。」


裏返せば、日本で、仕事で、生きていく為、仕事で認められる為、に意味づけや
理由づけをしてやり過ごしてきた自分自身がいたということだと思います。もちろん、
私もそうだったと感じます。それが何も無くなった時、大した意味を持たないものだ
と気づくものです。特に、自分の存在意義や存在価値が、日本では社会(仕事)
の中において、立場や地位で知らず知らず本人像が勝手に作られているという
ことです。そして、その立場や地位から退いた途端、周りは皆、今までその存在
自体が無かったかのような対応 ・・・ 冷たく薄っぺらい社会なのです。

今、自分は早めに直面していますが、たぶん、普通のサラリーマンの場合には、
「定年退職」 の時、初めて味わうのだと思います。いかに、自分を取り囲んでいた
ものが上辺だったかを ・・・ 。だからと言って、私は仕事中心の日本の社会から
出ようとは思いません。M氏が言うように問われているのは 「自身の本質」 です。
その本質さえあれば、どこでも同じだということだと思います。自ら作られていた
立場や地位から離れ、本当の自分の位置をしっかりと作ってみたいものです。

M氏に何とか連絡を取って話したい ・・・ 空振りに終わるかもしれませんが、
16年前の所在地に手紙を出してみようと思います。まず、私は謝らなければ ・・・
そして、出会ったことを感謝。


「こんたく堵」

この16年という時間で
私が無くしたものは大きい
そして、この16年前の手紙が
私に与えたものはもっと大きい
ありがとうございます!

第五大成丸


我田引水

2009年01月15日 | 街的興趣




パーマかけ眼鏡外し…でも替え玉受験の父、息子になりきれず(読売新聞) - goo ニュース


「我田引水」

人を思う心を持つことは大事である。しかしながら、身内、特に自身の子の場合、
“思うがあまり・・・” 本分を逸脱してしまうケースがままあるような気がします。私も
他人のことを偉そうに言える立場ではありません。少なからず、この親御さんの
行動を理解できる部分もあります。ただ、親が本当に子のこと(将来)を思えば、
“何をすべきか” いや、“何をすべきでないか” は、自ずとわかるのですが ・・・
( “無関心” よりマシ? ・・・ 難しい問題ですが、本当の親子関係って何なのか? )

仕事で先輩として道を付けるにしても、親子(特に世襲)の場合、周りの目もあり、
自身が考えていた以上の厳しい言葉や環境を与えてしまうことで、子どもを挫折
させてしまうケースがあります。逆に、“これは私がやってやるか” が、これも ・・・
あれも ・・・ となって、気づけば周りが引いてしまうほど過保護な親子関係になって
いた、というケースも多いのではないでしょうか。
( 多少、理解できるケースもあるが、行き過ぎの過保護は誰も支持できない! )

私の友人の8割は、実家(親)が事業(商売)をしている家業の2代目3代目です。
皆、後を継いでそれなりに事業(商売)は成り立っているようです。ただ、よく見れば、
もう既に先代を超えた者、まだ追いついていない者、たぶんこの先ずっと ・・・
と様々です。分析をしたわけではないですが、印象として感じるのは、親(先代)が
過保護にする度合いが高いほど、追いつき、追い越すスピードが遅いようです。
( “あいつが?” という驚き ・・・ 親を超えて会社の格を上げているヤツがいる! )

もちろん、本人(子)の元々の資質もありますが、得てして、親が偉過ぎる(先読み
して段取りをしてしまう)と、その後継者が妙に委縮したり、逆に、自分の力だという
変な勘違いをして、最終的に大きな失敗に繋がるケースもあります。また、帝王学
と称して、関連業界の大手企業あるいは老舗店舗へ修行に行く(行かせる)ケース
がありますが、これこそ本末転倒だと私は感じています。
( 特に、親が段取りするのは過保護の極致! )

また、民間の個人事業主だけでなく、政治家など公の職に関わる公人までもが、
世襲による権力の誇示(維持)が最大の目的なのかと疑ってしまうような発言や
振る舞いを平気で繰り返しています。いずれにせよ、帝王学や世襲を行なうのは
“何のため?” なのでしょうか?この記事にある親子のケースとどれだけ違う
のでしょうか ・・・ ?  ( 本気で志を持って、政治家になりたい!その企業に入って
活躍したい!と考えている者が成れない!入れない!現状がある )

“我が子がかわいい” “自身の築いてきた地盤を守るため”  という意味から
すれば、「50歳を超えた親が、20歳になった大人の息子のために、パーマをかけ
眼鏡を外して試験に臨んだ」 この行動は、息子の働く環境の事前整備や嫁いだ娘
の生活支援などをしてしまっている過保護な親 ・・・ という意味に置き換えれば、
今時の殆どの親は、このニュースを笑えないのではないでしょうか。であるならば、
やはり根本的な見直しが必要ではないでしょうか ・・・ 。
( 親の意識改革が必要 ・・・ 子の親離れより親の子離れが優先だ! )



「街的興趣」

知らず 知らずに
 街の風景は変わっている
知らず 知らずに
 街の匂いも変わっている
知らず 知らずに
 子どもは成長している ・・・

第五大成丸


スキー場だより

2009年01月14日 | こんたく堵




「スキー場だより」

冬になると、自分が行かなくても、スキー場の積雪量が気になります。
各スキー場はクリスマス前後から “スキー場開き” を行い、お客様をお迎えする
のですが、特にここ近年、地球温暖化の影響なのでしょうか ・・・ 年が明けても
積雪が無いスキー場もあったりします。昔、鳥取県の大山にある宿(宿坊)で
スキーを楽しむお客様を温かく迎える地元の人々と触れ合った経験があります。
積雪がなければ、その多くの関係者に大きな影響が出ます(死活問題です)ので、
非常に気になります。今シーズンはクリスマス直前から寒くなりましたので、
ほとんどのゲレンデでは大きな影響は出ずに運営されていると思います。が、
ただ、気候やゲレンデ状態が良いのに、昨秋から世界的に起こっている様々な
問題による景気後退(経済恐慌)の寒波 ・・・ なかなかうまくはいかないものですね。

製造業大手企業による生産ライン縮小、休止、そして派遣切り ・・・ 等々、連日、
メディアを賑わせています。また、政治が機能せず景気対策がまったく進まない。
どうなるのか? ・・・ ( どうもならない!なるようにしかならない!)
今、各々にできることは? ・・・ ( 労働する?消費する?それとも悩む ???  )
タイトルから大きく外れていきそうですのでこの辺で ・・・


「こんたく堵」

時間とお金に余裕のある方は、
週末、スキーやスノーボードを
クルマに乗っけてゲレンデへ!

第五大成丸


「昭和懐古」

 【 鳥取大山 ① 】
 【 鳥取大山 ② 】
 【 鳥取大山 ③ 】
 【 鳥取大山 ④ 】
 【 鳥取大山 ⑤ 】


春夏秋冬

2009年01月13日 | 昭和諳心




春夏秋冬 / 泉谷しげる


季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人にあう

人の為に良かれと思い
西から東へ駆けずり回る
やっと見つけたやさしさは
いとも容易くしなびた
春をながめる余裕もなく
夏を乗り切る力もなく
秋の枯葉に身を包み
冬に骨身をさらけ出す

今日ですべてが終るさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ

季節のない街に生まれ
風のない丘に育ち
夢のない家を出て
愛のない人にあう

となりを横目でのぞき
自分の道を確かめる
またひとつズルくなった
当分照れ笑いがつづく

今日ですべてが終るさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてが報われる
今日ですべてが始まるさ


作詞 作曲 / 泉谷しげる

1972






■ 昭和譜心 ■


飯場には
中学校を卒業して
働いている兄ちゃんが大勢いた
自分と5つ6つしか違わない歳の兄ちゃんたちが
大人と同じように働いていた
そして、
子どもと同じように笑っていた
5年もすれば自分も働くのかと子ども心に思った
嫌じゃない、でも将来が見えない
そんな環境で私は
育った


第五大成丸


冬の北海道物産大会

2009年01月12日 | 楽時々益

     


「冬の北海道物産大会」

梅田の阪急百貨店で開催されている物産展に寄ってきました。
不景気というのに、会場は溢れんばかりの 人 ・ 人 ・ 人 ・・・
やはり、“北海道” という括りの人気はまだまだ根強いようですね。





「カシスにハマってます」

ちょうど梅田へ行く用事がありましたので、この北海道物産展に出展されている
「アリスファーム」 の 「コンフィチュール(ジャム)」 を買うため、ちょっとだけ会場に
寄りました。(本当にすごい人でした ・・・ 思うように歩けません)
以前、阪神百貨店で行われていた北海道の物産展で、行列を避けて何となく買った
このコンフィチュール(カシス)が美味しくて、家族全員ハマってしまいました。近い
ところでは近鉄百貨店の催事にも出展されていたのですが、その時には行けません
でしたので、今回は必ず ・・・ ということで、カシス味を3瓶(@1,260)購入しました。
(もちろん、ネットでも買えるのですが、やはり、対面販売で買うのがいいですよね)


「おばちゃんに負けました」

会場をひと回り ・・・ 行列でなければ買いたい商品もあったのですが、やはり
人気の商品ブースは大行列です。あとは、いつものお気に入り 「サザエ食品」 の
「雪おやき」 だけ買って帰るつもりでしたが、下りのエレベーターに向かう途中、
「桃花堂」 というスイートポテトのお店から焼きたての良い匂いが ・・・ お兄さんが
オーブンから出して、箱詰めしている様子をガラス越しに眺めていると、私の横に
おばちゃんがつかつかっと寄って来て一言、“ここのポテト食べたら、ほかのんは
食べられへんでぇー!悪いことは言えへんから1コ買っときや。” と。おばちゃんの
言葉に負けて列に並ぶことにしました。ここの 「特製スイートポテト」 は大きいです。
しかもその大きさはマチマチです。焼き上がった順番に、秤で目方を量って付箋に
手書きで金額を入れてお客様の前に並べてくれます(1本1,000円弱~1,500円強)。
客はその実物を見て “これ!” と指さして選びます。商品も売り方も手造り感満載
です。非常に温かい気持ちに ・・・ 味はおばちゃんの言うとおり!でした。また一つ
ハマる味に出会えたかも ・・・ 。



     


■ 会場でどうぞ ■

[17] こく味噌ラーメン ● らーめん信玄
[28] ソフトクリーム ● とみたメロンハウス
[28] 生キャラメルソフトクリーム ● 花畑牧場
[31] 北海旬にぎり ● 日本橋
[31] 三平汁 ● 日本橋

■ お弁当 ■

[18] 漁師のいかめし ● マーレ旭丸
[18] 北海道ステーキ弁当 ● 中島公園 豊平館
[19] 朝市弁当 ● 函館 谷ふじ
[19] うにめし ● 三美
[20] くしろさんぼう寿し ● 釧路棒鮨本舗
[22] かにづくし弁当 ● 蟹工船
[22] にぎり寿司 ● あじ彩
[23] かに海鮮弁当 ● かに工房
[24] 特大ボタンエビの海鮮弁当 ● 肴や一蓮 蔵
[31] 北海海鮮丼 ● 日本橋

■ 海の幸 ■

[07] 道産昆布コーナー
[11] 干物 ● 濱田商店
[11] 珍味 ● 布目
[12] 生干しししゃも ● カネダイ大野商店
[12] 天然昆布・粒うに瓶づめ ● 礼文食材
[14] 八角一夜干し ● 長谷川商店
[15] タラバガニ ● 札幌蟹販
[15] さしみ鮭 ● 丸亀

■ 里の幸 ■

[03] じゃがいも ● 仁木ファーム
[03] 紫蘇ジュース ● サンユー農産
[03] トマトゼリー ● 燦菜果
[04] ジャム ● 共済農場
[05] 野菜フレーク ● 三葉製菓
[06] スープいももち ● 花畑牧場
[08] 米 ● 西神楽夢民村
[08] みそ ● 澁谷醸造
[10] コンフィチュール(ジャム) ● アリスファーム

■ お菓子 ■

[01] マルセイバターサンド ● 六花亭
[01] うす焼きせん兵衛さん ● 煎菓亭 鈴木製菓
[01] ブランドゥーブル ● ルタオ
[02] 北海道駄菓子コーナー
[06] 生キャラメル ● 花畑牧場
[09] ポテトチップチョコレート ● ロイズコンフェクト
[13] 開拓おかき ● 北菓楼
[16] 余市産りんごのフラン ● フラノデリス
[21] カマンベールチーズケーキ ● 志濃里
[21] 坊ちゃんかぼちゃスイートパンプキン ● 鱗幸食品
[25] スイートポテト ● 桃花堂
[26] ミルクジャムワッフル ● 十勝しんむら牧場
[26] 十勝ミルクドーナッツ ● 十勝しんむら牧場
[28] メロンパン ● とみたメロンハウス
[29] 白いプリン ● 牧家
[29] うしぷりん ● ファームデザインズ
[29] ニセコミルククーヘン ● 高橋牧場
[30] 紅白ぜんざい ● サザエ食品
[30] シュークリーム ● パパラギ

■ チーズ・牛乳 ■

[02] バター ● 北海道どさんこプラザ札幌店
[13] チーズ ● 十勝のチーズ工房
[29] のむヨーグルト ● 高橋牧場

■ ハム・ソーセージ・パン ■

[20] ハム・ソーセージ ● 十勝池田食品
[20] ハム・ベーコン ● 富良野牧場
[27] ベーグル ● 麦輪小樽

■ ラーメン・お惣菜 ■

[01] 三国シェフのレトルトカレー
[10] 北海道ラーメン ● ムラキ
[11] 函館ラーメン ● 丸豆岡田製麺
[21] 坊ちゃんかぼちゃグラタン ● 鱗幸食品
[27] コロッケ ● じゃがいもHOUSE

■ ワイン・ビールコーナー ■

[02] ● 十勝ワイン ● おたるワイン ● はこだてワイン ● サッポロクラシックビール



「楽時々益」

ネットのおかげで、お目当ての品が
いつでもどこでも買える時代になった
その反動?何とも不可思議な話だが
アナログな売り買いが妙に新鮮に感じる
最後は、やっぱ人と人でないとね ・・・

第五大成丸


「十日戎」 えべっさん!

2009年01月11日 | 街的興趣








「十日戎」

“えべっさん” は、毎年の恒例行事です。そして、向かうはいつもの茨木神社です。

「えびす」 は、七福神の一柱で 「商売繁盛」 の神様!として有名ですが、
「夷」 「戎」 「胡」 「蛭子」 「恵比須」 「恵比寿」 「恵美須」 など多くの字が充てられる
ことでも有名です。呼び方も 「えびっさん」 「えべっさん」 「おべっさん」 など幾通りも
あり、特に大阪の商売人をはじめとする庶民にたいへん親しまれている神様です。
また、七福神の中で、唯一の “日本古来の 「福の神」 ” だそうです。そして元々は、
「海神(漁業の神)」 として民俗信仰されてきたようです。


■ 本来の神格は異邦より村に時たま訪れる外来物に対する信仰(神)であり、
 海の向こうからやってくる海神である。日本各地の漁村では近年までイルカや
 クジラ、ジンベイザメなど(これらをまとめて 「いさな」 と呼び、クジラの意味)を
 「えびす」 と呼んで、現在でも漁業神として祀っている地域も多数ある。クジラなど
 の海洋生物をえびすと呼んだ理由としては、それらの生物は餌となる小魚群や
 プランクトン群を追うところ、人間の漁獲対象であるカツオなどの魚もしばしば
 同じ餌を追って行動を共にしている点にあるのではないかと推測される。つまり、
 クジラなどが出現すると漁獲対象魚も一緒に出現する相関関係があるため、
 クジラが豊漁をもたらしてくれると理解されていたのではないかと思われる。
                               『ウィキペディア(Wikipedia)』より

この “えべっさん” の総本山と言えるのが 「西宮神社」 だそうです。
西宮神社と言えば、震災時には本殿の屋根が倒壊した映像が流れてショックを
受けた記憶が残っていますが、最近では、お笑芸人の陣内智則さんと女優の
藤原紀香さんが挙式をした神社として脚光を浴びました。そして、毎年恒例の
「十日戎開門神事福男選び」 です。今年は6,000人もの参加者がいたとか ・・・
午前6時の開門とともに230メートル先の本殿を目指して駆け抜けるわけですが、
3着までに入ると、その年の福男(一番福、二番福、三番福)になれるわけです。
今年は、ゴールでちょっとしたハプニングがあったようですが ・・・ 。
( 来年は走ってみよかなぁ~! ・・・ もちろん冗談です。 )

今日、私は茨木神社へ行きましたが、人出は昨年の半分程度ではないかと思う
ほどの寂しさでした。世の中、お金が回らなければ何事も進まない状況になって
いるのかもしれません。商売人は自分のお店(会社)の客(お金)が減ってることを
嘆く前に、まず、神社へ行って笹を買ってたくさん吉兆を付けてもらいましょう!
( 不景気な時ほど、商売人が先にお金を使うべきではないですか! )


「街的興趣」

他人に無関心になった云われる昨今
自分中心に考える無神経な人が増えている

なのに、他人が笑うと同じように笑いたい
他人が泣くと同じように泣いてもいいのだと
思ったりしている人が意外と多い気がする
無関心や無神経で済ませてよいのか

“自分には関心を持ってほしい症候群” や
“他人の無神経には腹が立つ病” でしょう
このままでは人も街も腐ってしまう ・・・

第五大成丸


私は貝になりたい

2009年01月09日 | 造形憧憬




「私は貝になりたい」

この作品、公開すぐに行くつもりだったのですが、タイミングを逃してしまい
行けないでいました。昨日、遅ればせながら劇場へ観に行ってきました。

元陸軍中尉の加藤哲太郎氏の手記 「狂える戦犯死刑囚」 の遺言部分をもとに
橋本忍氏の脚本で作製された作品で、1958年に東京放送(現TBS)で放送した
テレビドラマがヒットし、1959年に劇場版も公開されています。そして、1994年には
所ジョージさん主演でドラマ(TBS)がリメイクされています。


「登場人物」

 * 清水豊松 (理髪店の主人) ・・・ 中居正広
 * 清水房江 (豊松の妻) ・・・ 仲間由紀恵

 * 敏子 (房江の妹) ・・・ 柴本 幸
 * 根本 (薬屋・町内会長) ・・・ 西村雅彦
 * 三宅 (郵便局長) ・・・ 平田 満
 * 酒井正吉 (豊松の友人) ・・・ マギー
 * 健一 (豊松と房江の長男) ・・・ 加藤 翼
 * 竹内 (町役場職員) ・・・ 武田鉄矢

 * 尾上中佐 (大隊長) ・・・ 伊武雅刀
 * 日高大尉 (中隊長) ・・・ 片岡愛之助
 * 足立少尉 (小隊長) ・・・ 名高達男
 * 木村軍曹 ・・・ 武野功雄
 * 立石上等兵 ・・・ 六平直政
 * 滝田二等兵 ・・・ 荒川良々

 * 俊夫の母 ・・・ 泉ピン子
 * 通訳 (日系二世) ・・・ 浅野和之
 * 背広の男 ・・・ 金田明夫
 * 山口 (元新聞記者) ・・・ 山崎銀之丞
 * 折田俊夫 ・・・ 梶原 善
 * 松田 (お客さん) ・・・ 織本順吉

 * 大西三郎 (死刑囚) ・・・ 草 剛
 * 西沢卓次 (死刑囚) ・・・ 笑福亭鶴瓶

 * 小宮 (牧師) ・・・ 上川隆也
 * 矢野中尉 (中部軍司令官) ・・・ 石坂浩二 





「宝の持ち腐れ?」

今回の作品は、中居正広さんと仲間由紀恵さん、というお茶の間で人気の二人が
主演し、脇を固める俳優陣もそれなりに実績のあるキャストとなっています。が、
私の個人的感想としては、キャストの個性が活かされていない印象は否めず、
多少フラストレーションが溜まりました。その中で、主演のお二人は、中居くんの
“歌” を除けば、精一杯で好感が持てました。そして、友情出演の草くんも
悪くなかったです。一番、額面通りに演技をされていたのは、やはり石坂浩二さん
だったと思います。他の個性派俳優陣は、設定(リメイクであるがゆえの難しさ?)も
あるのでしょうが、単なる脇役で終わってしまったように感じます。(ちょっと残念!)









「意外とあっさり」

重いテーマである戦時中の家族の悲哀、そして戦犯として受ける戦争裁判 ・・・
キャストは別として、全体として伝えたいことは十分すぎるほど理解できるのですが、
映画としての迫力やメリハリに欠ける部分もあり、署名活動とラストシーンを除けば
意外とあっさりした内容に感じてしまいました。(もっと過激さを求めているのか?)
これは今の時代の弊害かもしれませんね ・・・ 。(反省!)





「メッセージ」

戦争は社会悪そのものであり、戦争によって解決できるものなど何もない。という
メッセージ以外に、世の中には理不尽な事柄が罷り通ってきた時代があったこと、
いや、現在でも中東や隣国の独裁国家では ・・・ というメッセージなのでしょうか。
民主主義国家に生まれ変わって半世紀以上経ったわが国でも、昔からの流れが
蔓延る社会の仕組みの中では、未だにハッキリとした自己主張を展開できないこと
も稀ではありません。また、痴漢などの犯罪での冤罪が時々報じられたりもします。
やもすれば、わが国のあの重大事件でも ・・・


「私は○になりたい・・・」

もし、あなたが生まれ変われるとしたら ・・・ どう答えますか?





 ■ 「私は貝になりたい」 ダイジェスト ・・・  草 剛 (ナレーション)
 ■ 「花の匂い」 エンディング挿入歌 ・・・ Mr.children




 ■ 「私は貝になりたい」 1958年 ドラマ映像ダイジェスト


100円という価格と魅力

2009年01月08日 | 二升五合




「渋滞 ・・・ Uターンラッシュ?事故?」

2日の15時半から仕事の嫁さんと三宮へ13時に着きたい娘に合わせて、11時前に
実家を出ました。高速に上がると直ぐに渋滞 ・・・ 大晦日の帰省時(私と末娘)は
楽勝だったのですが、どうも、嫁さんと上の娘が絡むといつも何か起こります ・・・ 。
上の娘が友人と三宮で13時に待ち合わせ ・・・ 十分に間に合う予定が、まったく
着きそうにありません(事故のようです)。仕方なく、土山で降りて一般道を走ります。


「これ何?」

娘をJR明石駅で下ろして、渋滞の高速道に乗り直す為にナビをセットして大蔵谷
ICに向かいます。通常、ナビが選択しないような住宅地の細い道を案内されます。
“間違ってるんちゃうの?” と云いつつ走っていると、前に幹線道路が見えて右折の
指示が ・・・ 前にいる2台の車が軒並み信号直前で左折、幹線道路から入ってくる
車は右折 ・・・ 妙な気分です。左手に目をやると、何かお店のようです。時間がない
のですが、トイレ休憩と軽く昼飯をと思っていたこともあり、私たちも吸い寄せられる
ように左折してそのお店へ ・・・ パン屋(&カフェ)さんでした。


「なおきのぱん工房」

1階がパン工房と販売スペースで、2階がイートインのセルフカフェのようです。
優に30台分はある駐車場にはひっきりなしで車が出入りして活気づいています。
“ど正月気分な” 1月2日です。このとんでもない集客力の要因は何なのでしょう?
全品100円(TAX込み105円)!この安さがポイントだということでしょうか ・・・
とりあえず、トイレを借りたあと、2Fでランチする時間はありませんんで、1Fでパンを
物色します。家族づれや年配の方が多く来店されていて、皆さん、大量にパンを買い
込んでいます。焼き上がったパンが次々陳列棚に並びます。菓子パン中心ですが、
食パンやサンドイッチまで100円で販売されています。“箱代無料” とあります。
“大きな箱で大人買い!” といったところでしょうか ・・・ 。


「味と価格のバランス」

低価格戦略と言ってしまえば、それで終わるのですが、もう少し複雑な流れがある
ような気がします。複雑というより紆余曲折、または試行錯誤がどこかであったと
いう匂いです。逆に、FC対応の切り離しや切り崩しもあったかもしれません。個人
単独店でもなく、100%のFC店でもない、微妙~な空気感のお店です。


「150種類以上のパンが¥100(税込¥105)」

“この味で100円なら納得!” “いくら100円でもこの味じゃ?” という両方の意見
が出るお店だと思います。私は個人的に前者に一票(種類の多さも込み)です。
何よりも、この集客力は感動もので、素直に評価しなければなりません。





「パン香房ぶうらんじぇNAGASAWA」

上記の大蔵谷の店(大蔵SHOP)から持って帰ったチラシをみると、実家の近所にも
支店(中地SHOP)があったようです。そして加古川(東加古川SHOP)と宝塚(宝塚
SHOP)にもあり、昨日、たまたま宝塚へ行く用事がありましたので寄ってみました。
2フロアと1フロアの違いはありますが、大蔵SHOPとほぼ同じ内容であり、客層も
似通っています。夕方の4時半頃だったのですが、やはり、多くのお客様で賑わって
います。焼き上がりのパンも次々と販売スペースに並べられ、常に豊富な品揃いを
キープしています。この時間帯を見る限り、1人5個以上は必ず買っています。
中には20個以上買って帰るセレブ?な奥様も ・・・


「どれが店名?」

大蔵店には 「なおきのぱん工房ぶうらんじぇ」 とありましたが、この宝塚店には
その文字は無かったような気がします。ルーツは 「なおきのぱん工房」 でしょうが、
「NAGASAWA」 という店名?も気になります。直ぐに土山にある大きなドライブイン
を連想してしまいます。セルフのカフェがそのドライブインの匂いがするのです ・・・ 。
まあ、それはどうでもいい(FC?タイアップ?資本提携?)のですが、カフェの仕組み
やスタッフ(それぞれは悪くないです)の対応力整備は必要かもしれません。


「購買意欲をそそる」

大きなスペース、しかもダイレクトに見える工房内でスタッフがパンを焼いている。
そして、焼き上がれば、すぐに客の前にできたてが並べられる。この臨場感や匂い
があるからこそ、客の購買意欲は膨らみます。その余韻も含め、100円という価格
は安く感じられるはずです。“安いから買う” という購買行動は否定しませんが、
今の時代、それだけではありませんよね。誰もが考えているのは、自分が買った
商品で “価値を感じたい” ということだと思います。最悪、妥協の中にも納得感を
得るための努力は惜しまないということです。ですから、近所のスーパーでパンが
特売で100円になっていたとしても、わざわざ車を走らせて自分が欲しいパンを
買いに行く ・・・ という購買行動です。店側から見れば、その購買意欲を掻き立てる
だけのものが自店にあるかないかですが ・・・ 。


「街場では苦戦する!」

どうやら、このお店の系列店が街場にもあるようですが、小スペースで商品だけ
並べていても売れるとは思えません。現に、ネットでの口コミ評価には大きな差が
ありました(ロードサイド店舗の高評価に比べ、街場店舗の味や接客等の評価は
1point以上も低めでした)。街場では価値を見い出すのが難しい気がします。ある
とすれば、“100円の安いパン” という要素になるのでしょうが、街場でのトレンドを
考えれば、ピンポイント(コンテンツ)に魅力と強さが無ければ生き残れません。
単に “安い” だけでは大きな魅力にはなりません。“なぜ安い” という理由や “どう
安いのか” を物語にする必要があります。確かに、街場でも安いパンを求めて
いる方は大勢いるのですが、安いパンを求めている人の購買行動に頼っている
ようでは、それこそ先はありません。逆に、賃料等のコストを考えれば利益が上がら
ない可能性が高く、そのシワ寄せで必要な材料費や人件費を圧迫 ・・・ クオリティー
やサービスの低下 ・・・ という悪い流れになりかねません。(※ これは、あくまでも
例えであり、このお店が悪い流れになっているという意味ではありません )


「物語でメイクコンセプト」

もうコンセプトを立てる時代は終わったという人もいます。私はそうは思いません。
確かに、昔のイメージだけのコンセプトは無意味です。全体や上辺の店舗表現に
こそばい言葉を添えるようなバブリーなコンセプトはもう必要ありません。ただ、
今の時代だからこそ、武器(主軸)となるコンテンツを魅力的に再表現することは
重要です。要は、どれだけ 「中身」 を魅力的に売るか(売ることができるか)です。
例えば、高級焼肉店は 「和牛専門」 「○○牛のみ使用」 という看板を上げていれば
差別化して誘引もできた時代がありました。しかし今や街場では、少しコマシなお店
なら、多くの店舗でその文字がメニュー中たくさん踊っています。より一層、お客様に
伝わるような 「コンテンツ表現」 が求められる時代になってきた気がします。

それぞれの業界で、それぞれオモロくなっていく予感が ・・・


「二升五合」

世の中の二極化が進めば
魅力表現も二極化できるはず
一つでなく二つに増えるということだ
そう思うと不景気も悪くない気がする
ただ、答えを持たず問題を抱えれば
彷徨ってしまうのだろうが ・・・

第五大成丸


人気のフルーツ餅

2009年01月07日 | 造形憧憬




「フルーツ餅」

家の近所にある 「松竹堂」 という創業明治22年の老舗の和菓子屋さんにある
季節のフルーツを射込んだお餅の和菓子です。麒麟の田村裕さんが書いた
「ホームレス中学生」 の中でお兄さんとお姉さんが寝泊まりしていた神社のすぐ
近くにあり、何度も店の前は通っていたのですが、どうもオッサン一人で入って
買うには何となく忍びなく、食べる機会を失っていたのですが、昨日、嫁さんが
“使い物(進物)” にするということで、便乗して一緒に買いに行きました。

お店に行くのが午後3時頃になってしまい、売り切れの商品もありましたので、
使い物を優先し、「6ヶ×2P」 で盛り込んでもらいました(商品さえあれば、1個
ずつでも盛り込みは対応してくれるようです)。商品の残りが少なく、家で食べる
分は、いちご3ヶパイン2ヶの実質的なセレクトとなってしまい、盛り込んだ絵面は
きれいとは言えませんでした。ただ、味は人気のほどが伺える美味しさでした。
( 断面の写真を撮り忘れました ・・・ )

最近、飲食店よりも物販のお店への訪問が増えています。特に、パン屋さんや
ケーキ屋さんなどが増えています。共通しているのは、店舗としてどう生き残ろう
としているのかにポイントを置いてニオイを嗅ぎに行っていることは事実です。
それはこの十数年、余りにも “即飲食” “即現場” という飲食業しか視野に入れて
いなかったというか、そういう目線でしか世間の物事を見ていなかったことに気づき、
これまで踏み込まなかった分野も含め、目を当てているようで当てていなかった
ことに素直に興味を持って開拓してみたい ・・・ という流れかもしれません。

まだ、あまり深くは考えていませんが、around50のオヤジが 「甘いもの」 に対しても
素直に評価した上で、自身が使えるお店をしっかり選ぶ時代になっていくということ
です。「食」 は、一度火が付くと、ファッション以上にブームのスピードが上がるもの
であり、どれだけ先回りしても早くはない気がします。という意味からすれば、確かに
最近、「飲食業界」 も 「健康」 や 「ECO」 というキーワードから年配の方々への提案
が増えてきましたが、果たしてそれだけで、また、そのスピードで本当に間に合うもの
でしょうか?どんどん高齢者が増えてきます。この視点に関して、またしても、他業界
に先を越されて、「飲食業界」 は、ただ製造するだけの役割となるのでしょうか ・・・


「造形憧憬」

“伝統に培われた技がある”
それだけでは今の時代は ・・・
とダメ出しが業界内で起こる
世代の違いが見解の相違を生む
数年後、同じような見解の相違が
親が引退し、親になった子と
新たな子の間で起こっている
何も変わっていなかった、いや、
何もわかっていなかったということ
これも、世の常なのか ・・・

第五大成丸


愛の休日(Holidays)

2009年01月05日 | 昭和諳心




HOLIDAYS / Michel Polnareff



Holidays, oh holidays
C'est l'avion qui descend du ciel
Et sous l'ombre de son aile
Une ville passe
Que la terre est basse
Holidays...

Holidays, oh holidays
Des églises et des H.L.M.
Que fait-il le Dieu qu'ils aiment?
Qui vit dans l'espace
Que la terre est basse
Holidays...

Holidays, oh holidays
De l'avion, l'ombre prend la mer
La mer comme une préface
Avant le désert
Que la mer est basse
Holidays...

Holidays, oh holidays
Tant de ciel et tant de nuages
Tu ne sais pas à ton âge
Toi que la vie lasse
Que la mort est basse
Holidays...

Holidays, oh holidays
C'est l'avion qui habite au ciel
Mais n'oublie pas, toi si belle
Les avions se cassent
Et la terre est basse
Holidays!...

1972






■ 昭和譜心 ■

深夜に
AMラジオを聴き
リクエストしていた時代
歌詞の意味も分からないまま
透明感のあるこの歌声と異端な風貌に
唯々、一票を投じていた丸坊主の若者がいた
歌謡曲とアイドル全盛の時代だからこそ
ちょっとしたアウトローに惹かれる
しかし、大きくは外さない
自分が無くならない
程度で ・・・

第五大成丸


初詣とおみくじ

2009年01月04日 | こんたく堵




「初詣」

毎年、日時は決まっていませんが、この神社へ初詣に家族で出掛けます。
今年は元日の昼頃で、それなりの人出がありました。ただ、人の数ほどの活気は
感じませんでした。参拝しておられる方々のお顔を見る限り、元気でスッキリという
よりも、少し不安げな気持ちで新年を迎えた方が多いかもしれないと感じました。
まあ、私もその一人かもしれませんが ・・・ 。

私自身、人よりも信心深く神頼みするタイプではけっしてありません。ただ、文化的な
風習は大事にしたいと考えるところがあります。神社に参拝するのもその一つで、
結局、自身のルーツを含めた存在確認なのかもしれません。○○何某、という名前
の存在確認は、社会のある地域で暮らしていたり、仕事をしていることで証明できる
のですが、名前を伏せた時の一人の人間としての存在確認は自分で行わなければ
なりません。そんな時、自身の先祖を含め、古に生きていた方々が育んできた生活
や文化の延長線上に自身を置くことが必要になるはずなのです。

また、悪い癖で小難しい話になってしまいましたが、要は、時には身構えず、自身と
正対する時間を持つことが大事だということです。神様の前で拍手を打って目を瞑り
“昨年一年、無事に暮らせて、今年も元気に参拝できました。” という報告をします。





「おみくじ」

これも家族の慣習になっています。毎年、おみくじを引きます。大吉が出ると
持って帰ります。それ以外は境内の木に結んで帰ります。今年、私以外は皆、
「大吉」 でした。私は 「小吉」 です。いつもなら木に結んで帰るのですが、何となく、
この 「小吉」 を持っておきたくなり、財布に納めました。内容は言えませんが、
今の私に必要な戒めの言葉もあり、持っておきたくなったのです。

毎年、「大吉」 ばかりだと有難味がない気もします。かといって、正月そうそう
「凶」 でも出ようものなら、人によってはその神社に行かなくなる可能性もあります。
ここにも商売があるのかもしれませんね ・・・ 。しかし、「小吉」 はちょっと微妙な
気がします。もしかして、微妙な(難しい)一年になるという暗示なのでしょうか ・・・
まあ、今年は身辺に起る事柄全てを素直に受け入れて、しっかり進もうと思います。
大黒さんのように! ・・・ ???


実家で迎える元旦

2009年01月03日 | こんたく堵




「元旦の挨拶と食卓」

今年は家族それぞれの事情(仕事・アルバイト・付き合い)で、皆一緒には
行動できなかったのですが、基本的には、毎年、私の実家で新年を迎えます。
そして、元旦には、親父の挨拶とおふくろが用意してくれるおせちがあります。
毎年変わらぬ実家でのお正月風景です。


「こんぴらさんからの贈り物?」

ここ数年、お屠蘇で飲む酒は金粉入りの清酒が基本です。(親父のお気に入り)
ただ今年は、こんぴらさん(金刀比羅宮)からお神酒(写真右)が届きました!?
(親父は仕事柄、毎年、こんぴらさんに参拝しているので贈って戴けたそうです)
ので、お屠蘇として一杯ずつ盃に注いでもらい、親父の音頭で乾杯を ・・・

“あけましておめでとうございます。今年もみな健康で良い年になりますように!”





「重箱じゃ足りない!?」

年々、おふくろも歳を重ね、作るおせちの品数は減っていますが、一品一品の量は
未だに多い家庭です。昔から、正月にお客さんがある時にはお重(重箱)に詰めて
出てくることもあったのですが、家族だけの時の基本は、やはり大皿(大鉢)です。
自分で好きなだけ取って食べるバイキングスタイル?です。無くなれば、また大皿に
盛り直して出てきます。

ここにも、
いつもと変わらぬ実家のお正月風景(食卓)があり、なぜか私はホッとするのです。
今の時代だからこそ、変わらなくてはならないものがあり、逆に、変わらなくてよい
ものもあるということが、私の中で鮮明になってきたような気がします。

今年、
昨年までの自分自身の考えや勘を信じて進めてきたことを見直してみます。
ただ、その上でより一層、周りに流されることなく、自身の考えと勘を信じて進んで
行くつもりです。自分が自分で在り続けるために ・・・ 。(私の基本は変わらない!)





「こんぴら狗」

江戸時代、庶民は旅行を禁止されていましたが、神仏への参拝の場合はその限り
ではありませんでした。数ある神社仏閣のなかでも、伊勢神宮への参拝の旅は特別
で、庶民にとって一生に一度の夢であり、「お伊勢参り」と言われました。それに並び
「丸金か京六か」と言われ、讃岐の金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)と、京都六条の
東西本願寺への参拝の旅も人生の一大イベントでした。当時、江戸を中心とした
東日本の各地からこれらの社寺への参拝の旅は大変なことで、当人に代わって旅
慣れた人が代理で参拝に行くことがありました。これを「代参」と言いました。旅を
途中で諦めることにした人が、道中で知り合った旅人に旅費と初穂料(お賽銭)を
託し代参してもらうこともあったようです。金毘羅大権現への代参で有名なのが
森石松です。清水次郎長(山本長五郎)の代わりに参拝し、預かった刀を奉納したと
伝えられています。実は、代参をしたのは“人”だけではなかったのです。「こんぴら
参り」と記した袋を首にかけた犬が、飼い主の代参をすることもあったのです。
袋には、飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていました。犬は、
旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、目的地にたどり着いたの
です。金毘羅大権現へたどり着いた犬も、そんなのどかな風習により、立派に務め
を果たしたのでしょう。この「こんぴら参り」の代参をした犬は、特に「こんぴら狗」と
呼ばれたのです。( 「
金刀比羅宮」 HPから抜粋 )


昨年の元旦