ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

何のこっちゃ!?

2007年10月31日 | こんたく堵


 “ やったーッ! 星っ、★pino やぁ!”





 私 : “ 何、大きい声出してるねん!?”

 
娘 : “ 見て!見て! ★pino やで!”

 私 : “ 当たりか?”

 
娘 : “ 初めて当たったねん!やっぱ、何か嬉しーっわ。”

 
私 : “ もう1個 pino もらえんのん?”

 
娘 : “ ハァ~、何でやねん、もうええわ!黙ってッ!”

この前の休日
晩メシが終わり、“映画(DVD)でも見よか?” と言うと同時に、誰かが
“アイス食べたい!” 皆が “賛成!” ・・・ しかし、冷凍庫には在庫なし!
皆の視線が私に ・・・ “アカンアカン!酒飲んだし!行かれへんし!”
・・・ 次の視線は ( “せめてお金出してや!” ) に変わってる感じ ・・・ 。
“お・お金も無いし!” で横を向く私。当然、次は嫁さんへ視線が ・・・ 。
即、近くのコンビニまで走っていく息子と末娘 ・・・ 普段、買い物を
頼んでも動かんクセに ・・・ ほんまに、これってどうなのか ???

いつもはジャンケン大会で勝ったものから好きなアイスの争奪戦が
あるのですが、今日は皆揃っていたので、事前にリクエスト ・・・
和やかな雰囲気(争奪戦の時には誰かが不機嫌)で “いただきます!”
で、上娘が pino を開けてこの一声。という訳です。平和というか ・・・
まあ、★pino があればもう一つもらえるというパターンでないことは
私も知っていましたが、★pino を最初に食べるか最後に食べるかを
考えている上娘を見て私が思うのは、( “御飯を減らしてダイエット
してるヤツが6個も喰うか?その上、何をお願いするねん?” ) です。

 
何のこっちゃー!?

まあ、平和でもあり、理不尽な時代もあり、ですよね ・・・ 。


ラングドックの新進気鋭

2007年10月25日 | 家WINE


「コストパフォーマンスが高い」 と謳うワインが増えました。
デイリーワインでも品質の良いワインが飲める時代になった
ということなのでしょうか。いずれにせよ、嬉しいことです!


  
                   Jean-Claude Mas
                IIIB & Auromon Rouge


このワイン、オーク樽で8ヶ月じっくり熟成されてしっかりとした
ボディ、滑らかなタンニン、ラズベリーやプラムの香りが心地良く
果実味に奥行きがあり素晴らしいワインに仕上がっています。
とインポーター談。(一瞬、濃い感じですが、意外と纏まり有り!)
また、ラベル(エチケット)のデザインは、少年時代、あのピカソ
から絶賛された南仏出身の画家アンリ・バヴィエラ氏の作品。
非常に目を引くデザインでセンスを感じさせてくれます。ホーム
パーティーなどで卓上にあるとアクセントになる1本です。


   

  ■ ワイナリー   : ジャン・クロード・マス
  ■ ワイン名  : IIIB(トワベー)・エ・オウモン 2005

  ■ 原産国 : フランス
  ■ 地   方 : ラングドック&ルーション
  ■ 品   種 : メルロー 80% カベルネ・ソーヴィニヨン 15% シラー 5% 
  ■ 熟  成 : オーク樽熟成 8ヶ月
           (アメリカンオーク60%・新樽比率50%、フレンチオーク40%・新樽は使用せず) 
  ■ その他 : (2004)ジャパン・ワイン・チャレンジ 2005 銀賞
            ドメーヌ最上級のクラスを意味する “IIIB(トワベー)”
            ラズベリーやプラムの香り、タンニンは滑らかで
            果実味に奥ゆきがあります。 



【 Les Domaine Paul Mas 】 というワイナリー
「レ・ドメーヌ・ポール・マス」 を担うマス家四代目は、兄ジャン・クロードと弟ミシェル
の若き兄弟です。1892年に創立したこのドメーヌは、代々ぶどう栽培とワイン造りに
携わってきました。1994年以降のヴィンテージは農学と醸造学の課程の学位を
とったミシェルが醸造責任者としてワイン造りを行っています。ドメーヌ・ポール・マス
は全て恵まれたテロワールを持つ、総面積70ヘクタールの2つの畑 「ヴィーニュ・ド・
ニコル」 と 「ヴィーニュ・ド・カステルセック」 のブドウからつくられています。
才能溢れる若き兄弟の情熱を感じさせる、今後の成長が楽しみなドメーヌ。
(インポーターHPより)


デジャヴな記憶

2007年10月19日 | 昭和懐古


気になっていた映画 「デジャヴ」 を観ました。

但し、映画館でなくレンタルDVD ・・・ どうも、昔から “映画館” が苦手。
小さい頃、夏休みの子供映画祭り?とかに連れて行ってもらった時、
たぶん、すし詰め状態だった映画館の空気にトラウマができてしまった
のだと思います。熱気ムンムン狭い座席で隣の人に気を使いながら暗い
館内で皆がスクリーンに向かって同じ姿勢で1時間以上じっとしている
閉塞感が堪らない ・・・ 。

映画自体は非常に好きです。特に、洋画でサスペンスものを観ることが
多いのですが、最近のシネコンなどではネット予約もできますし、大きな
箱(劇場)ではなく、小さめの箱で座席も比較的ゆったりとしてきましたので
映画館に行く回数も増えました。ただ、わざわざ行くのが億劫で、レンタル
(DVD)で済ますことが多いのは事実ですが ・・・ 。




       『 DEJAVU (デジャヴ) 』

個人的に好きなタイプの俳優デンゼル・ワシントン(ダグ・カーリン役)
主役の映画ですが、ストーリーや映画の出来映えよりも 「デジャヴ」
という現象に興味がありレンタルしました。

「デジャヴ(既視感)」 とは、
実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことの
ように感じることである。と辞書にはあるのですが、私は子供の頃、
よくこの現象を体感していました。“よく” というより “しょっちゅう”、この
場面に見覚えがあるという感覚に襲われ、夢で見たのか?と自問自答
しながらも子供心に、夢ではなく体験しているという変な確信があったのです。
そういう不思議な感覚で過ごしていた時期がありました。

辞書によると、
既視感は統合失調症の発病の初期や、側頭葉癲癇の症状として多く
現れることがあるが、健全な人に多発することも稀ではなく、一般的な
感覚である。とあります。当時、私には思い当たる節があります。

小2の冬、朝、パンを買うために家の前の産業道路を渡っていてバイクに
撥ねられたのです。後で聞いた話では、5mほど飛ばされたらしく、その上、
運の悪いことに、側道に転がっていた大きな石に頭から落ち、その石の
角に左側頭部がめり込み血まみれになって救急車で運ばれたようです。
病院で意識が戻ったのは2日後だったようです。

それから1年間は常に頭がボーッとしていて、人が話している言葉や
内容の理解が全くできず(聞き取れない・頭に入らない)、また時々、
歩いていて平衡感覚を失うこともあり、幼かったこともあるのでしょうが、
不安と恐怖の中で過ごした1年余りだったように思います。そして、普通の
状態にどういう経過を辿っていつ戻っていったのかは憶えていませんが、
ある日、母親から声を掛けられ気づいたのですが ・・・ 私の左耳は完全に
聴力を失っていました。それまでは耳が聞こえないことすら気づかなかった
状態だったということです。

この事故の後、頻繁に 「デジャヴ」 を体感することになるのですが、
特に、“このまま続けるとこうなる” といった予知的な感覚も生まれ、危険
回避という意味では役立ちました。この事故との因果関係は不明ですが、
その交通事故で三半規管がダメージを受けて聴力を失い、脳に障害が
残っても不思議ではなかった。という事実を大人になって理解できた時、
より大きな恐怖心が私を襲ったことも事実です。

私の中で一番の 「デジャヴ」 な記憶は、
冬の朝、道路を渡ってパンを買いに行き、そのパンを食べてから
いつものように友達と学校へ行くというものだったのかもしれません。


ベタがカッコええねん

2007年10月11日 | 街的興趣


最近、街でわりと真剣に探してる ・・・
どこにでもありそうやけど意外にない ・・・
大阪らしいて ベタで シブうて カッコええ店。


   


そこそこの店に予約を入れて足を運ぶのは大人として
悪い気分やない。そやけど、路地に入って暗めの看板に
惹かれて暖簾を潜るのもええもんや。街に出るとそん時の
気分で店を選ぶことがある。偶然入った店がたまたま
その日の気分に合えば、それこそほんまに得した気分。


 大阪の街には色があるねん

 街にそれぞれ色があるねん
 その街の店にもそれぞれ色があるねん
 その店の客人にもそれぞれ色があるねん

 大阪の街色は
 色が混ざり合ってるけど 灰色やない気がするねん
 たぶん “ Osaka Acid Color ”

 それぞれがイメージしてる
 “大阪らしい” 濃いめの色が街にあればええやん

 明日あたり、
 大阪らしいて ベタで シブうて カッコええ店 ・・・ 見つけたろ!


宝物は不良品のビー玉

2007年10月10日 | 昭和懐古


先日、意味なく 「ビー玉」 を買った。
なぜか、懐かしさをお金で買ったという罪悪感に襲われた ・・・





私が友達と遊んだのは、昭和40年代前半から中盤頃だった。
当時、私たちの地域では 「ビーダン」 と呼んでいた。男子しか
しない遊びだったが、今思えば、女子の中にもやってみたいと
羨ましく見ていた子はいたのだろうか?
まあ、そんなことはどうでもいいが、今の子供はこの遊びを
知っているのだろうか ・・・ ?

当時は、
ポケットにビー玉5~6個持って、どこへ行っても土があれば穴を掘り
ゲーム開始!だった。(一応、勝ったらもらえて負けたら渡すルール)
道端でも、家の庭でも、学校の校庭でも、どこでも穴を掘って ・・・
雨が降って泥だらけになっても、雨水で穴に水溜りができても
夢中で遊んでましたね。

私たちより上の世代では、ラムネ瓶をわざわざ割って、
中に入っているビー玉を取り出して遊んでいたとかいないとか ・・・
私たちの時代には、もう色々なパターンのビー玉が売られていました。
グリーンやブルーの透明のものがベースでしたが、中に花びら模様が
入ったリーフ玉、白の飴玉のようなミルク玉などがありました。

今のおもちゃも同じだと思いますが、人気の優劣があり、一番人気は
マーブル模様のミルク玉でした。(但し、綺麗なものほど壊れやすい!) 
今の時代のように皆が何でも買ってもらえる時代ではなく、特に、
おもちゃは簡単に買ってもらえるものではありませんでした。ですから、
ゲームに勝って奪い取る?ことに集中していたのかもしれませんね。
楽しいというより、子供なりに必死だった記憶が ・・・ 。

私のお気に入りは、
濃いグリーン(ほとんど黒)でど真ん中に小さな気泡のあるヤツで
いつもポケットに ・・・ もちろん、これは不良品だったのでしょうね。
まあ、不良品であろうが、誰も持ってないコイツは自慢の宝物です。
それが強ければ尚更です。なぜか、手先を使う遊びは得意だった私。
ビー玉も最高200個くらいになっただろうか ・・・ 一度も買った記憶がない。
大きな箱に入れて隠しておいたが、お袋に見つかり(家が狭かったので)、
“そんなよーさんいらんやろ?捨てて来いよ!” と言われるたびに
“全部いるねん!” と泣きながら抵抗した記憶が ・・・ 。

昭和の遊びを想い出すたびに、当時の情景や友達の顔が鮮明に蘇る。
そして、童心に戻った自分の心が人の温かさを求めていることに気づく。
こんな時代だからこそ ・・・


【 遊び方 「遊び学の遊邑舎」 さんのHPより 】
http://homepage3.nifty.com/yuuyuu-sya/select/ramune/bidama01.htm


ワインは文化です。

2007年10月05日 | 家WINE


今日は珍しく夕食に家族5人全員が揃った。
良いのか悪いのか ・・・ 微妙な間合いが食卓に漂う。
何はともあれ、ワインを飲むことに ・・・ 。





先日、嫁さんのパート先の店長が大阪お初天神の近くでお店を
出店したお祝いに、常連さんと従業員が集うというシーンがあり、
参加者の中にワイン好きで詳しい方がおられるということで、
2本ほどセレクトしてほしいと頼まれました。 

身内だけでワイワイやる飲み会やホームパーティーなら気軽に
相談に乗れたのですが、相手が大事なお客様やお世話になった
年配の方の場合は別です。そのワインに詳しい方のワインに
対する知識や経験も判らず、また、その時のシチュエーションも
予測でしかないケースは、セレクトするのに若干悩みます。
予算も2本で2万円前後(1本1万円位)と微妙です。

私自身、一般の人よりワインには多少詳しいとは思いますが
頼まれた人との関係としては、“他人3親等?” 辺りですので
ごまかしが利くような利かないような ・・・ そんな関係ですよね。
できれば、どんなワイン(国・地域・葡萄品種等)がお好みなのか
だけでも判れば対応できるのですが、それすら判らず、そこそこ
本気で悩みました。

“迷ったら素直に誰かに意見を乞う!”
これも一つの手です ・・・ 居ました!居ました! ワインを知ってて
他人に語れるヤツ(某インポーター) ・・・ 即、電話してヘルプ! 案の定
朝早いにも関わらず、嫌な顔(声)一つせず相談に乗ってくれました。
“面白くはないですが、予算的にあまり考えずセレクトするなら、やはり
フランスワインでボルドーとブルゴーニュでいいんじゃないですか!”
というご意見でした。私の意見も近からず遠からずといった印象 ・・・
で、この2本に決定しました。


                
 

Mis en Bouteille au Chateau
  Poupille Atypique


Domaine Bernard Delagrange
  Volnay 1er Cru


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

↓ 今日飲んだ 「家WINE」 ↓
ピノノワール100%のブルゴーニュ産赤ワインです。
上記の頼まれワインをセレクトした内の1本の下のクラスで
価格は上代4,700円!家WINEとしては破格の1本ですが ・・・ 。

  
       Domaine Bernard Delagrange
          Auxey-Duresses Rouge

  ■ ワイン名  : ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ オークセイ・デュレス
  ■ 原産国 : フランス
  ■ 地   方 : ブルゴーニュ
  ■ 地   区 : コート・ド・ボーヌ
  ■     村   : オークセイ・デュレス
  ■ 呼   称 : A.O.C.オークセイ・デュレス.
  ■ 品   種 : ピノ・ノワール 100% 
  ■ その他 : 岩盤をくりぬいた地下二層にもわたる広大なカーヴ持つ、
            ムルソーのドメーヌ。ややレンガ色がかった艶のある赤色。
            イチゴを思わせる甘美な果実味と熟成香のバランスが
           
心地良いワインです。 

1990年のワインです。
価格は別として、じっくり味わって飲んで欲しいワインです。
いや逆に、じっくり味わいながら飲まなければ、このワインの
良さは見えてきません。と言っておきましょうか。

意外とワインの味は、舌(10%) シチュエーション(20%) 頭?(70%)
位の割合で評価しているのではないかと私は思っています。
いくら高級で業界的に評価の高いワインでも、その情報を全く知らず
何もない真っ暗な部屋で一人で飲んで、“うまい” と思えるものは
皆無に近いのではないでしょうか。逆に、安いワインでも雰囲気の
良い空間で好きな人と飲むと、ワインの実力以上の評価になったり
しますよね。もちろん、嗜好品は全般にそう言えるかもしれませんが ・・・ 。

私はワインは文化だと思っています。特に、欧州ワインには歴史があり
その土地独自の気候や生活があり、造り手の経験や思い入れがあり
仏ワインには仏ワインの良さが、伊ワインには伊ワインの良さがあります。
そして、地域(もちろん、葡萄品種や製造醸造)によって味わいが違いますし
相性の良い料理も違います。文化そのもので何と楽しいお酒なんだろうか!と。

さて、
そういう意味からすると ・・・ “これって美味しいって言ってええのん?”
と横から聞いてくる嫁さんにどう声を掛ければよいのでしょうか ・・・ 。
“まあ、この味(文化)はわからんやろなぁ ・・・ フランス行って来たら!? ”
と言うしかありませんよね。そのあと、お決まりのお返しがやってきます。
“行ってもええのん? ・・・ そんなお金無いしなぁ ・・・ 連れてってや~!”
こうして我が家の食卓は、現実という酔い醒ましと共に幕が下ります。

“はぁ~ぁ、ごちそうさまでした!”