ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

陶器市と桜と散歩

2009年03月30日 | 二升五合




「全国大陶器市」

散歩がてら、万博公園(東の広場西側園路)で開催されている
「全国大陶器市 3/28(土) ~4/8(水)」 を覗いてきました。毎年、飽きもせず
徘徊しておりますが、ここ数年は、ほぼ同じ規模であり、ほぼ同じ内容に終始し、
主催者も出展者もどこかお茶を濁しているかのように見えるのは私だけ ・・・ 。
( いくら温厚な?私でも、そろそろ嫌気がさしますよ。もっと工夫を! )







「直火対応の器」

今回、直火対応の器(陶板)の実演販売をやっているブースが多かったのと、
猫や梟の縁起物の商品が増えていたように思います。個人の飲食店の方が
10枚20枚と皿を買っていく姿がほとんど無くなった為か、どうしても一般の方、
しかも同じ皿や茶碗を5組などではなく、一つ一つ違う形のものを選べる(買える)
ような品揃えになっています。どちらかと言えば、雑貨屋さんに近くなっています。


「掘出し物」

昔は、(骨董品は別として)掘出し物がたくさんあったものです。その掘出し物を
探すことも楽しかったものですが、そうした感覚も無くなってしまいました。判り易く
売れ易いものを並べる ・・・ 惰性とは言いませんが、お互い脈絡のない取引に
なっているような ・・・ 何故、わざわざ陶器市へ行くのか?物を買うだけなら、
街場の食器屋さんやファンシーショップで済むのでは ・・・ 。





「ガレージセール」

お祭り広場では、ガレージセール(フリーマーケット)が開催されていました。
ここ最近の “フリーマーケット事情” は分りかねますが、昔は無料で見て回れて、
いかにも “こんなん家にあったので持ってきました” という和やかな雰囲気でした。
しかし今は、写真にあるように、柵で囲い、入場料(中学生以上350円小学生100円)
を取り、しっかり商売をしています。それもあってか、商品もわざわざ仕入れてきた
物を売っている出展者の方もおられます ・・・ これってどうなんでしょうか? 昔は、
このお祭り広場いっぱに古書が並べられていたこともありました。良いと思って
いたものがどんどん減って、今風の杓子定規な考えで全てが右へ倣えになっている
現状があるような ・・・





「桜はまだちらほら」

「万博桜祭り 3/28(土)~ 4/12(日)」 も開催されていました。青空が広がって
天気が良く暖かい雰囲気はあったのですが、如何せん風が冷たく、夕方には
ほころびかけた桜の蕾がギュッと閉じてしまうような陽気となってしまいました。
まあ、入学式の時期に全く桜が無いのは寂しいものですので、ゆっくり咲いて
くれれば良いと思います。


「頭がちんちらポッポ?」

ここ1ヶ月ほど微熱と頭痛があります。どうも、すっきりした体調に戻りません。
花粉症では?と言われますが、鼻や目はどうもないので違うような気がします。
歩いて汗をかいてみようと思い、昨日も万博公園まで出掛けました。良い天気
でしたので、すぐに汗をかくと思い薄着で出たのが間違いでした。体が温まった
あと、陶器市で歩いていると、いきなり寒気が ・・・ 足早に家路につきました。


■ 二升五合 ■

タンスの肥やしにするくらいなら
安くお分けしようと店先に並べる
思いの外、好評を得て完売になる
店主は二匹目のドジョウを狙って
安く仕入れた粗悪品をも並べる
“お分けする” という気持ちは
今どこに ・・・

第五大成丸


街に溶け込む

2009年03月29日 | 街的興趣




「印象の良し悪し」

夜の幹線道路をクルマで走ると、明るいネオンサインで彩られた店舗ロゴや
洒落た間接照明を施した会社の大きな看板が次々と目に飛び込んでくる。
仕事柄、“これは良い印象を受ける” とか “これはマイナスになっているかも”
という良し悪しだけの両極で判断していたことが多かったと気づく。


「素敵な表情に自信が伺える」

想起しながら道の両サイドを見やると、何気ない素敵な表情に出会うことがある。
派手でも奇抜でもないのに、その表情には色艶があり、存在感があり、自信に
溢れている。もちろん、その表情や存在感を醸すのは新参者には難しいだろう。
自信を滲ませるにはある程度の歳月が必要なのだと感じる。


「本質と表情のギャップ」

飲食店は業態やグレードによって、店舗の表情や醸し方が似通ってしまうもの。
それでも、開店当初はその存在や個性をアピールするために、ややオーバー目に
見せたり、逆に高級感を意識し過ぎて構えてしまったり、気軽さを出しすぎて勘違い
されることがあったりする。しかし、店舗がひと回りする(落ち着く)と、必ず本質が
問われ、その本質と表情にギャップがあれば、他人はアッという間に冷めてしまう。


「街の表情に配慮する心」

何が良いとか悪いとかではなく、やはり、店舗の色合い(目指している方向)を素直
に表現して訴えることが、他人に自身を正しく認識してもらうという意味では最大の
近道だといえる。そして、もう一つあるとすれば、その “街の表情に配慮する心” を
持つということ。「街があるから ・・・ 街に人が集まるから ・・・ 店舗が構えられる」
という根本を大事にするということ。そういう店やスタッフを他人は見ている。いや、
そういう考えて商いをしている店に人が集まらないわけがない。


「街に溶け込む」

“街に溶け込む” とは、その街の色合いやその街で生活している人々の波長や
その街にやって来る人の興味にフィットするということなのだろうと、思いながら
その街を通り過ぎていく私。どうも、お洒落な街には溶け込めそうにない ・・・ 。



■ 街的興趣 ■

味わい深い街がある
街が醸す味わい深さ?
これって深い話なのか?
いや、
味わいのある街の話。
いずれにせよ、
一朝一夕では叶わない ・・・

第五大成丸


WBC侍ジャパンが連覇!

2009年03月25日 | 虎視淡々




「号外」

“ 侍JAPAN連覇 !! ” 
街では昨日、新聞各社がこぞって号外を出し、WBCでの日本チーム優勝の報道が
なされました。第一回の大会を制していた日本は、各国から追われる立場にあった
わけですが、そのプレッシャーを見事に撥ね除け、今回は2次Rで最強のアマチュア
軍団であるキューバを撃破し、準決勝ではベースボールの本場、アメリカチームを
点数以上の差で捩じ伏せて勝利し、アジア対決となった決勝の韓国戦は、5度目の
対戦(過去2勝2敗)となり、原監督の言葉を借りれば、“雌雄を決する戦い” と位置
づけた最終決戦となったわけです。そのゲームはもつれにもつれ、延長戦の末、
日本(侍JAPAN)が 5-3 で制し、WBC2連覇を達成したのです。

侍JAPAN、あめどでとうございます!
そして、選手スタッフの皆さんお疲れさまでした!






 

「第二回WBCを振り返って」

1次R は、韓国に敗れ2位通過となり、2次R では、B組1位のキューバと対戦し、
6-0 で完封しましたが、韓国に敗れたため、再びキューバと対戦しました。結果、
5-0 と2度目の対戦も零封、また、準決勝のアメリカ戦でも 9-4 というスコア以上に
やった感やられた感が両チームにはあったはずです。

パワーだけで勝てるような時代ではなく、また、ファンもそうしたベースボールだけで
満足するものではないということ、そして、“スモールベースボール” が良いとか悪い
とか、必要性・不必要の議論で終わるのではなく、どうすれば野球(ベースボール)が
一層、魅力的で面白いスポーツになるかを考え、発信する時期にきていることを
このWBCを通して感じた関係者も多かったのではないでしょうか。

例えば、対戦相手のデータをほとんど持ち合わせていなかったキューバチームは、
個々の能力に期待するという昔のベースボールスタイルに見えました。選手個々の
技術や身体能力も大事ですし、アピールすることも可能です。ただし、それだけでは
ファンが楽しめない時代になっているということ、そして何より、他のスポーツに比べ
れば、選手個々の役割分担での戦術化が可能なことは顕著であり、その魅力づけも
多岐にわたるものと判断できます。逆に言えば、野球の魅力をまだまだ出し切れて
いない現状があるということです。

どの国が、どこのチームが、勝ったとか負けたではなく、どんな野球(ベースボール)
がワールドベースボールを制するのか、といった視点で第3回大会が迎えられれば
良いと感じます。近年、日本でも野球離れが進んでいましたが、そうした視点に切り
替わることで活性化が起こり、一層ファン拡大もできるでしょうし、“野球選手(ベース
ボールプレイヤー)になること” に憧れる子どもたちも増えるのではないでしょうか。 





「先発陣の頑張り」

決勝の韓国戦は岩隈(楽天イーグルス)が先発しました。当初、私はアメリカで
岩隈がいつも通りの力が出せるかどうかを心配しました(大きなお世話!?)が、
意外と冷静に対応し、登板した全ての試合で安定したピッチングを披露してくれ
ました。アメリカ戦での松坂(ボストンレッドソックス)も同様ですが、先発投手が
ゲームを作れれば日本の野球は機能することが立証された感があります。ただ
意外だったのが、ダルビッシュ(北海道日本ハムファイターズ)がいつもと違って
緊張していたのか冷静さを少し欠いていたようにも見えました。もう少し大きく腕を
振って三振を狙いにいってほしかったですね ・・・ 。


「中継ぎに課題?」

そして今回、中継ぎ投手が少なかったために、先発投手が長いイニングを投げる、
また、中継ぎにまわるというケースが増えていたのですが、その中でも杉内(ソフト
バンクホークス)がロングもワンポイントもこなしてくれたことが大きかったような気が
します。確かに、今の日本の野球でいえば、スターターやクローザーの力が無いから
“中継ぎ” という位置づけがまだまだ大勢です。全ての試合で先発完投という時代
でなくなってもう数十年が経過しています。そろそろ、中継ぎの待遇評価も含めた
抜本的な改善が必要かもしれません。





「最後はイチロー!?」

“強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いんです” と岩村選手(レイズ)
が言っていましたが、そういう意味では、あそこでイチローだから打てたのではなく、
単に、“打ったのがイチローだった” ということだと私は思います。前回大会に続き
“イチロー中心のチーム” という風潮があり、原監督も当初、そうしたニュアンスで
話していましたが、イチローが1次R2次Rと不振だったことで、“チーム全員で!”
という言い回しに変化しました。( 今更ですか?そんなこと当たり前ですよ!ね。 )

しかし、最後はやはりイチロー! ・・・ ?
ただ、私はこのセンター前2点打を打ったことよりも、そのあとバックホームの間に
2塁へ進塁したこと、そして、またすかさず3塁へ盗塁したところにイチローらしさが
あったと思います。こういう野球(スモールベースボール?)こそが日本の得意な
ベースボールだと思いますし、今の少年野球をはじめ中高生には見習ってほしい
部分でもあります。( 先々を考えた段取りや動かしの野球で他国との差別化を! )


「監督の采配と結果」

私は2次R終了時、
まず、原監督が舞い上がらないこと、そして、イチローに期待するのかしないのか
ハッキリすることを提案しました。また、“イチローなら何とかしてくれると思った” 的
に首を傾げる顔つきは絶対にNG!それより、本人にプレッシャーを掛け、そして、
最後まで本人を信頼して任せろ! とコメントしました。決勝ラウンドに入って、
ようやく落ち着いた試合運び(采配)ができたのではないでしょうか。そしてそれが
結果(連覇)を生んだのだろうと感じました。良い選手(たとえばイチロー)だから
任せるのではなく、任せられる選手が良い選手なのです。もちろん、それがイチロー
だけなら今回の結果は無かったはずです。( もっと “侍” を信じろ! )


「解説陣の悲喜交々」

誰とは言いたくはありませんが、ある解説者(元巨人の投手?)も監督同様です。
結果だけを見て、言うことがコロコロ変わる ・・・ じんましんが出そうでした(笑)。
その点、佐々木氏(元マリナーズ)と清原氏(元オリックスブルーウェーブ)は、首尾
一貫した自身の野球観を中心に的確に解説していて心地良いものでした。特に、
清原氏は主張をしながらも、周囲に気を配り、視聴者に解り易く噛み砕いた解説を
していたのが意外で印象的でした。( M氏はポリシーをもっと持ちましょう! )





「MVPは妥当?」

松坂が前回大会に続き、MVPを獲得しました。本人も少し戸惑っていたようですが、
“アメリカに勝利した投手” にアメリカがプライドとして与えたという印象になります。
これってどうなのでしょうか ・・・ 。日本では、岩隈やダルビッシュの力投、杉内や
田中(楽天)のリリーフに賛辞を贈るファンの方も少なくないと思います。また、最後
にキメてくれたイチローに一票を投じたファンも多いでしょうし、青木・中島・小笠原・
稲葉・岩村・内川・川崎・片岡・城島、そして村田という野手の名前を挙げる方々も
おられるでしょう。私は大会を通して、裏方(スコアラー等)の力が大きかったように
感じましたので、裏方さんに一票!です。今の野球は情報戦というより、自他チーム
のデータ分析から具体的な戦略化・戦術化に繋げることが大きなポイントになって
います。その点もアジア2チームが若干リードしていたのかもしれませんね。


「阪神タイガースファンの怒り!」

最後になりましたが、やはり虎ファンとしては、球児の出番が少なかったこと、特に
決勝ラウンドに出なかったのは、調整状態やボールへの対応が不十分であったに
せよ、やはり寂しいものがありました。そして、岩田の使い方にも不満が残ります。
まさか、シーズンを見据えて原監督が ・・・ は無いと思いますが、虎ファンの心中は
穏やかではありませんよ。


「第三回開催決定?」

主催国アメリカは、今回の敗戦でへそを曲げて “もうや~めた!” と言うのかと
思っていましたが、リベンジすると表明(公式か非公式かは不明)したようですね。
ただ、次回の開催決定が現実であれば、ラソーダ氏(元ドジャース監督)の憮然と
した表情や審判の公平性、そして使用球の選択も含め、アメリカの上から目線は
改めてほしいものですよね。

さて、次回はどの 「侍(SAMURAI)」 が活躍してくれるでしょうか ・・・ 。



■ 虎視淡々 ■

WBCに入れ込んでいましたが、選抜高校野球(甲子園)や大相撲春場所(大阪)も
始まっており、関西は春本番を迎えているようです。プロ野球各チームも4月の開幕
ダッシュを目指してピッチを上げていることでしょうね。新聞でしか見ていませんが、
どうもタイガースが心配です。オープン戦の勝敗は気にする必要はないのですが、
問題は内容です。昨年以上の力強い方向性が見えてきません。何となくヤバい気も
します。本当に大丈夫なのでしょうか ・・・ ?

“真弓監督、ほんま頼んまっせ~っ! ガンバレ阪神タイガース!!”

第五大成丸


(Ⅰ) WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)’09
(Ⅱ) WBC第1ラウンド終了
(Ⅲ) WBC第2ラウンド終了
(Ⅳ) WBC侍ジャパンが連覇!


 


WBC第2ラウンド終了

2009年03月21日 | 虎視淡々




「第2ラウンド1位通過」

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の第2ラウンド1組は、
アメリカ カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パーク(PETCO Park)で行われ、
侍ジャパン(日本)は、キューバを破り、韓国を破り、何とか1位で通過しました。


 
 

「ダブルエリミネーション方式」

第2ラウンドの初戦、日本は強豪キューバを 6-0 と完封し、メキシコに勝って
勝ち上がってきた韓国と、このWBC 3度目の対戦となったゲームでは、初回に
3点を献上し、結局、韓国投手陣を打ち込めず 1-4 とまたしてもやられました。
敗者復活(ダブルエリミネーション方式)に余儀なく回った侍ジャパンは、再び
キューバ打線を封じ込めて 5-0 と圧勝し、韓国と4度目の対戦となりました。


「共に決勝ラウンドへ」

キューバに勝った時点で、韓国とともに日本の決勝ラウンド進出は決定しており、
ロサンぜルス(Dodger Stadium )で、2組の 1位(ベネズエラ) 2位(アメリカ)と
準決勝で対戦します。結局、昨日の試合で日本が韓国を 6-2 で下しましたので、
位の日本は2組2位のアメリカとの対戦となります。(韓国は2組1位のベネズエラ)





「今後の戦い方」

第1第2ラウンドと、投手陣の踏ん張りがありました。ただ、準決勝のアメリカ戦
では、松坂をはじめ投手陣がきっちり抑えれるとは思いません。韓国やキューバ
のようにカラーがはっきりしているチームであれば、その傾向と対策が立て易く、
一人抑えれば、同じような方法でその他の打者を抑えることもできるのですが、
アメリカのような個人プレーヤーの集まりでは、なかなかデータ含めた傾向と対策
が功を奏さないことがあります。ある程度、点数を取られることは覚悟した上での
戦略も必要ではないでしょうか。特に、継投がカギになると思いますが、これまで
のような後手後手のベンチワークでは取り返しのつかないことになりかねません。
奇をてらわず的確な選手起用で、無駄な失点を防ぐ、もう1点を確実に取っておく
という手堅いトーナメント戦略が必要かもしれません。まず、原監督が舞い上がら
ないことです。そして、イチローに期待するのかしないのかハッキリすべきです。

“イチローなら何とかしてくれると思った” 的に首を傾げる顔つきは絶対にNG!
それより、本人にプレッシャーを掛け、そして、最後まで本人を信頼して任せろ!





「2勝2敗に決着を!」

普通に戦えれば、アメリカには勝てるはずです。
できれば、韓国との5度目の決戦(決着)を決勝戦で見てみたいものですね。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 

 

 

 

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


(Ⅰ) WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)’09
(Ⅱ) WBC第1ラウンド終了
(Ⅲ) WBC第2ラウンド終了
(Ⅳ) WBC侍ジャパンが連覇!


薄紫色の街

2009年03月20日 | 街的興趣




「何年前だったか」

何年前だったか ・・・
この街の惣菜屋を訪ねたことがある。
オヤジさんの話し方が妙に記憶に残っている。


「カワラナイ。ワカラナイ。ミツカラナイ。」

この街は、カワラナイ。
いや、変化したところが、ワカラナイ。
いくらオヤジさんの店を探しても、ミツカラナイ。


「薄紫色の印象」

この街は薄紫色。
もちろん、私の勝手な印象である。
街の人には何色に見えているのだろう ・・・

第五大成丸


誕生!

2009年03月17日 | こんたく堵



 写真は 2008年の 「ボージョレ・ヌーヴォ」 のボトルです。
 ( 注 : 2009年の新酒案内でも、残り物ワインの安売り案内でもございません。 )



「誕生!」

実は昨夜、このエチケット(ワインラベル)の図柄を考案している K女史(人妻)に、
第一子(男の子)が誕生したと今朝早く連絡が入りました。数年に亘り、K女史には
私の仕事を色々と助けてもらいました。今も税理士の旦那さんを巻き込み?家族
ぐるみでお世話になっています。

そんな御夫婦のことですので常に気になって、予定日に旦那さんにメールで問い
合せをしたあと、数日経っても連絡がないので心配になり、もう一度連絡してみよう
かと思っていた時に、K女史と旦那さんから相次いで誕生しましたというメールが
入り、母子ともに元気だということが確認できて安心しました。

おめでとう!
本当におめでとうございます。 


「孝行息子に感心」

予定日(3/9)からちょうど一週間(3/16誕生)でした。
旦那さんやご家族はヤキモキしたと思いますが、無事に生まれたことでホッとした
のではないでしょうか。それにしても、相当に親孝行な息子かもしれません ・・・ 。
それは、旦那さん(お父さん)は税理士です。個人や商店主相手に一番忙しい
確定申告の追い込みの時期に予定日 ・・・ そこそこ晩婚でできた最初のお子なので、
万全の体制?で立ち会いたい ・・・ といった父親の気持ちを察したのか、仕事が
一段落した後で元気に生まれてくれた ・・・ いきなり、親孝行な息子だと私は感心
させられたわけです。


「大人にしかできない仕事」

今は、K女史も仕事を離れているのですが、このボージョレ・ヌーヴォの仕事だけは
今年も受けるつもりかもしれません。昔、この仕事の依頼があった時、K女史から
相談がありました。“やってみたら!” と私は即座に軽くエールを送りました。

それは、世の中に仕事は色々あるでしょうが、新たに生まれた生命(新酒)に表情
を与え、世の中に送り出すというような大事な仕事はそう多くはありません。そうした
仕事に関われるのであれば、喜んで受けるべきですよという意味でのエールでした。
要は、誕生した生命(新酒)を世の中に送り出すのは、“大人にしかできない仕事”
だということです。ある意味、責任があるということでもあるのです。


「誕生、そして世に出す仕事」

“生まれてきてくれてありがとう!”
今、そういう気持ちではないでしょうか。ただ、遅くても20年後には、その子どもを
世の中に送り出し、一人の大人として認めなければなりません。しかしそれは、
親として子どもと、いや、人として人との最大の関わりになるものだろうと私は思って
います。そして、その関わりこそ、非常に大変ではあるのですが、とても素晴らしい
ことだとも考えています。大きな関わり(仕事?)が始まりましたね。

頑を張らず、気張ってくださいよ!



■ こんたく堵 ■

わが家では昨夜
上娘が独り暮らしを宣言!
世の中に飛び出すことに
親父として反対する理由もなく
しかし、支援する余裕もなく ・・・
母親は戸惑うばかり。。。

第五大成丸


卒業!ホワイトデー!仕事?

2009年03月14日 | こんたく堵




「わが家の掟?」

わが家では、基本的に子どもの進路は本人に決めさせるようにしています。要は、
進路(幼稚園から就職先まで)を本人が考えて責任を持つということです。裏を
返せば、親の目線や勝手な意見は入れないということです。もちろん、本人から
相談があったり、余りにも無謀だと客観的に判断した場合は、親ではなく先輩として
意見しますが ・・・
( 息子は高校卒業時、この “親と先輩の取り違い” があり凹んでしまいました。 )


「卒業したようです。」

昔、長男が通っていた幼稚園への送り迎えに、毎日、母親と一緒に行っていた
上娘は、その幼稚園(特に先生)が気に入ったようで、本人は迷わずその園を
選びました。もうその時から、“幼稚園の先生になりたい” と思っていたようで、
大学(短大)もその目標を外さないセレクトをしていましたので、長男とは違い、
反対はもちろん意見することもありませんでした。そして昨日、その学校をどうやら
卒業したようです。
( 言い方が冷たい?入れたのですから普通にやってれば出れるでしょ! )

父親といえば、父親参観に行くことが精一杯だった時代もありましたが、昨今では
卒業式や入学式は当然で、普通の行事でも参加される方が増えているようです。
わが家の父親(私)は昔の人?で、できる限り参加しない派です。ということで、
昨日も母親(嫁さん)に卒業式へ行ってもらいました。あくまでも主役は本人だと
考えていますので、今では否定されるかもしれませんが、父親という存在は子ども
たちが困った時にだけ活躍すれば良いという考えです。それが学校の進路であれ、
人生の岐路であれ ・・・
( 私が娘なら、卒業式は母親だけでいいと思いますので行きませんでした。)

上娘は、保育園ではなく幼稚園にこだわって就職先も決定しました。
その娘に、父親というより先輩から一言、苦言を呈しておいきたいと思います。
“誰もできない事に取り組むのは難しいものです。しかし、誰にでもできる事は、
やろうと思えばすぐにできるはずです。まず、それを後回しにせず、即行動!”
今、人のことが言える状況に私自身はないのですが、それにしても余りにもヒドイ
娘の生活態度 ・・・ 園児の皆さんにも見せてあげたい(笑)。
( 就職を機に、先生として女性として恥ずかしくない生活行動をしてほしい! )

昨日は言えませんでしたが、
なにわともあれ、“卒業、おめでとう!” 


「卒業式おつかれさん!」

昨日、もう一つ卒業式がありました。末娘の中学校の卒業式です。偶然、上娘と
重なってしまったわけです。末娘は2年生ですので卒業生を送る側なのですが、
その卒業式で、在校生代表で送辞を述べるらしく、その姿も見に行ってやりたい
と、母親(嫁さん)はどちらへ参加しようか随分悩んでいたようですが ・・・
結局、最後の卒業式ということで、上の娘の方を選んだようです。
( “お父さん行ってやって!” と嫁さんに言われましたが、丁重にお断りしました。 )

またまた、なにわともあれ、
お嬢様、大役、ご苦労様でした!


「ホワイトデーに便乗?仕事?」

バレンタインデーに嫁さんと末娘からはチョコをもらっていましたので、外へ出た
ついでに、そのお返しにケーキを買って帰ることにしました。そして、ブーイングが
出るのは覚悟の上で、上の娘の卒業祝い?も、このケーキで ・・・ 。もちろん、
ケーキで済すわけないのですが、ちゃんとしたお祝いは、“そのうち” ということで
お許しを ・・・ 。ということで、ケーキを3つ ・・・ 私も食べたいので4つ ・・・ 息子が
すねると困るので ・・・ 5つ。ちょっと小さめのケーキでしたので、シュークリームと
プリンを追加 ・・・ これまた、いつものわが家の悪いパターンです。
( そりゃ、みんな太るわなぁ~ )


「看板屋のおばちゃん?の親戚のジュンちゃんというオッサン?のお店!?」

ケーキは、大阪市内に1月下旬にオープンした綺麗なお店で買わせて頂きました。
いかにもケーキ屋さんという印象のファサードでした。店内も清潔感があり、開店
したばかりの初々しさがあります。厨房内に見えるオーナーシェフは、頭にタオル?
顔に不精髭?で、そこそこ個性的です。見た目のオッサン体系は私と同系列です。
お世辞にもケーキ屋さんのパティシエらしい風貌とは言い難く ・・・ (笑)

さて、肝心のケーキですが、意外とシンプルな面構え、そして、頑固で融通がきか
ないというほどではありませんが、基本を押さえた “修業先の味” という印象で、
一本筋が通った職人だと感じます。ただ、試食させてもらったロールケーキは、
今風の軽いスポンジに軽いクリームという流れとは違い、また、ホール・カットの
ケーキとも違い、少し異端児な感じがするオリジナルな食感と味のケーキです。
ある意味、本能的に組み立てのできる料理人かもしれません。個人的には興味を
持ちました。( 次回、必ず購入したいと思います。 )

また、追加で買ったプリンやシュークリームもケーキとは色合いが少し違います。
商品の方向性が少し見えにくい気がします。まだ手探りで店の方向性が決まって
いないのかもしれません。私がアドバイスするとすれば、やはり、早目にお店の
方向性(特にターゲット層とウリの商品、そして、その購買シーンの訴求方法等)を
ハッキリさせて、ドンドンお店を打って出る(アピールする)べきだということです。
“生もの” を扱うケーキ屋さんは最初の数ヶ月が勝負!一度ニオイが付くと、
なかなか消せないものですから ・・・ 。



「こんたく堵」

酒屋の大将と話をした
酒屋の今が少しわかった
大将のことも少しわかった
大将は私のことを少しでも
わかったのだろうか?
私が何屋なのか ・・・

第五大成丸


体調に良いのやら悪いのやら

2009年03月11日 | 家WINE




「運動すると ・・・」

ここ数日、
運動不足解消のため、1~2時間ほど歩いています。
汗をかいて爽快感があります。 夜、“酒も肴も旨い!” というものです。

ここ数日、
そのせいでしょうか、体重が 1日1kg のペースで増えています。
* 運動した後の “軽さ” * 酒を飲んだ時の “旨さ” * 体重計を見た時の “重さ”

今日は、徒歩2時間!ワイン2本!
これって、体調に良いのやら ・・・ 悪いのやら ・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


Tamaya Carmenere Reserva
Vina Casa Tamaya タマヤ カルメネール レセルバ 2007
 

 

大量生産とは違う品質重視のチリワイン

自社畑、手摘収穫にこだわるチリ北部リマリヴァレーの生産者です。ベリー系の
ジューシーなアロマとスパイス香が特徴で、ボリューム感とエレガントさを兼ね
備えた一本です。 


  ■ ワイナリー : ビーニャ・サカ・タマヤ
  ■ ワイン 名 : タマヤ カルメネール レセルバ
  ■ 原産国 : チリ
  ■ 地   方 : コキンポ 
  ■ 品   種 : カヌメネール 100%
  ■ 上   代 : 1,500円




【 タマヤ ワイナリー データ 】

 ■ 「タマヤ」の名前の由来

   リマリ・ヴァレーの原住民ディアギタ族(8~15世紀)の言葉で「見晴台」を
   意味し、実際タマヤの畑がある地域の丘から美しい景色が広がる
 ■ 醸造家
   ホセ・パブロ・マーティン氏 ・・・ チリやフランスのトップワイナリーで経験を
   積んだ、チリの若手期待のホープ
 ■ 気候
   ・年間降雨量 : 100mm
   ・夏の平均気温 : 25~26度(30度を超えることは無く、雨の影響も無い為
    ブドウは最適な成熟度まで待ち収穫することが出来る)
   ・年間日照量 : 300日→香り高く複雑かつ洗練された果実味と引き締まった
    酸を形成
 ■ 土壌
   水はけが良く痩せた土壌で
   北 ・・・ 砂や粘土質土壌を含む花崗岩の崩積土壌。痩せた大地
   南 ・・・ 砂利の多い沖積土壌
 ■ 畑
   リマリ・ヴァレーの中でもファインワインの産地とされる沿岸地域に位置(海から
   20km)。有機的ブドウ栽培を実施し、全て手作業によるブドウ栽培・収穫


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


Nero d'Avola 2007 Cantine Colosi
カンティーネ・コローシ ネロ・ダーヴォラ 2007



完熟果実の旨みがギュッと詰まったネロ・ダーヴォラ

ガーネット色をエッジに帯びた濃い紫で、カシスリキュール、ローズの魅力的な
香りに少し燻したニュアンスがあります。滑らかな舌触りで、酸と果実味のバランス
が取れ、ボリューム感がちょうど良いワインです。


  ■ ワイナリー : カンティーネ・コローシ
  ■ ワイン 名 : ネロ・ダーヴォラ
  ■ 原産国 : イタリア
  ■ 地   方 : シチリア
  ■ 地   区 : メッシーナ
  ■ 呼   称 : シチーリア I.G.T.
  ■ 品   種 : ネロ・ダーヴォラ 100%
  ■ 上   代 : 1,900円

【 カンティーネ・コローシ 】    

カンティーネ・コローシは3世代に渡ってワイン業界に関わっており、シチーリアの
メッシーナにワイナリーを構え、現在はオーナーで、栽培・醸造全ての責任者である
ピエロ・コローシ氏の手で運営されています。ピエロのワイン造りの哲学は、正確に
注意深くブドウを選別、近代的な施設で丁寧に醸造し、ラベルやボトル、カプセルに
至るまで注意を払うことです。そして 「品質と価格のバランス」 を大切にしています。
元々、地元では知られたワイナリーでしたが、最近では海外の取引も増え、イタリア
国内外問わず、多くのワイン専門誌で高い評価を得ています。





「家WINE」

高級で高いワインを買う時
ちょっと躊躇するかもしれない
しかし、それに見合う心地良い
余韻が波のように押し寄せる

デーリーで安いワインを買う時
迷うことなく大人買いしたりする
だが、アッという間に飲み干し
空き瓶が山のように押し寄せる

何と対照的なことか ・・・
花より団子?今日も明日も
ひたすらデイリーワイン

第五大成丸


WBC第1ラウンド終了

2009年03月10日 | 虎視淡々




「やられてしまいました。」

本大会が始まる前に、イチローの打順を簡単に触る(変える)ような采配をして
ほしくないと私は思ったのですが、1戦、2戦は何とか勝っていたのですが、昨夜は
まんまと韓国にやられてしまいました ・・・ 。

折角、木曜日(初戦の中国戦)に勝ち、土曜日(韓国戦)は大勝したのに、昨夜は
第1ラウンド(東京ラウンド)1位通過をかけて、再度、韓国と対戦してロースコアの
0-1 で敗れました。確かに、第2ラウンド進出は決定していたのですが、やはり、
アジアの1位を勝ち取る、また、北京オリンピックの雪辱を果たすという意味が
大いにあったのではないかと思いますが ・・・ “やられてしまいました。”

1番 青木、2番 中島、3番 イチロー、4番 稲葉 という、イチロー中心に繋ぐ野球を
目指したと思うのですが、イチローの調子が上がってこないということで、いとも簡単
にイチローを定位置の1番に戻してしまいました。そうなれば、稲葉か青木を3番に
置くオーダーに変えざるを得ません。ただ、稲葉を3番に据えれば、青木の打順が
組めなくなります。青木の2番や5番は魅力がありません。で、結局、青木を3番に
して村田を4番、稲葉5番というジグザグでオーソドックスなオーダーになったのでは
ないかと思います。

と言いながら、中国戦ではイチローに当たりは出なかったものの、2番 中島、3番
青木、そして、4番の村田が大活躍し、結果オーライとなりました。土曜日の韓国戦
でも、この打順が機能しているように見えました。イチローにもヒットが出て ・・・

しかし、昨日の決戦では、初回から覇気がなく、韓国選手との目の色の違いは歴然
でした。特に、先発岩隈のピッチングに強い気持ちが見えず、試合後のインタビュー
でも “いいピッチングができた” といったニュアンスのコメントがありました。昨夜の
試合はオープン戦ではありません。どんな形であれ、けっして、先発投手が先に点を
与えてはいけない試合だったと思います。そして、4回にあった両軍の好機には、
韓国の4番 金泰均(キム・テギュン)が、3塁線を破るタイムリーを放った一方、日本
の4番 村田はファーストファウルフライに倒れました。結果として、4番バッターが
明暗を分けた恰好となりました。


「やってしまいました!」

当然、私が一番危惧していた “采配” にも疑問点が ・・・
4回以降、両軍とも巧みな継投で相手の攻撃を喰い止め凌いでいました。特に、
日本は幾度となく素晴らしい守りで韓国の追加点を防ぎ、徐々に反撃体制へ ・・・
そして8回、それまで無安打だったイチローが1アウトからヒットで1塁に出ました。
ここで原監督の采配は ・・・ 2番中島にまさかのバント。 “やってしまいました!”

この大会初めてといえる攻撃面での采配です。それが 2アウトになっても 2塁に
ランナーを進めるという超々消極的戦法 !? 今時、高校野球でも少なくなった戦法
です。世界一を目指すチーム、しかも、ランナーは足の速いメジャーリーガーの
イチロー、バッターはこの大会、侍ジャパンで一番当たっている中島です。もちろん、
3番の青木も当たっていますので、悪くない戦法なのかもしれませんが ・・・ 。

話をチーム編成に戻します。
元々、ブンブン振り回して三振をするタイプの4番バッターばかり揃えてチームを
作るのではなく、俊足好打の選手を集めて日本らしい闘いを ・・・ という意図だと
私は選ばれた選手(チーム編成)を見ていました。イチローを筆頭に、中島、青木、
岩村、福留、そして、(控えに回っている)川崎や片岡といった選手は、足も使える
“俊足好打” の日本を代表する選手たちです。

ただし、
2番 中島は昨シーズン、犠打(送りバント)が 1本も無かったはすです。ちなみに、
3番の青木は 1本で、川崎(6)も多くはありません。片岡は犠打19、盗塁50でした。
なぜ、イチローに盗塁のサインが出せなかったのか ・・・ なぜ、昨シーズン犠打0の
中島にバントだったのか ・・・ イチローの足が信用できないのなら代走片岡です!
まあ、それはそれで問題になるでしょうが ・・・ 。そしてバントさせるなら、それこそ
片岡や川崎で良かったはず!( 片岡や川崎はいつ使うのか?守備固めかぁ ??? )

付け加えるなら、中継ぎの山口の使い方もそうです。打者一人にフォアボールを
出してすぐに交代でした。確かに、4番5番の右打者の前の3番左バッターへの
ワンポイントリリーフだったかもしれませんが、山口を代表に選んだのが、監督の
所属チームの選手への依怙贔屓や温情でないのなら、一度、コーチをマウンドへ
行かせてから交代させるとか、もう少し大人な扱い方や配慮があってもよかった
はずです。首を傾げる姿が、どうも公私混同(代表監督とジャイアンツの監督)に
見えてしまいました。( その表情、選手やファンは見ていますよ! )


「気分を新たに」

試合後、私服に着替えたイチロー選手が険しい顔で、負けたという結果と自分に
“腹が立つ” と言い残し球場をあとにする姿がスポーツニュースで流れていました。
プロであっても、いや、プロであれば余計に悔しさは必要です。ヘラヘラした選手や
悔しさが伝わってこない選手が多い中で、このイチロー選手の表情は、この大会で
一番良い顔つきだったと私は思います。もう、終わったことをあれこれ言っても仕方
ありませんので、選手には気持ちを切り替えてもらい、アメリカで悔いのないプレー
をしてほしいと思います。




■ 虎視淡々■

いつの間にか、
日本野球と韓国野球が
「永遠のライバル」 と
報道されているようだ

昔のアマチュア中心の
大会なら仕方ないところだろう
しかし、プロが参加している今、
まだまだ差があることを
見せつけなければならない

そのためには、
熱い韓国の選手や国民を
見習うべきかもしれない ・・・

第五大成丸

  
(Ⅰ) WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)’09
(Ⅱ) WBC第1ラウンド終了
(Ⅲ) WBC第2ラウンド終了
(Ⅳ) WBC侍ジャパンが連覇!


映画三昧がDVD3本立てに ・・・

2009年03月09日 | 造形憧憬




「映画三昧? ・・・ DVD3枚!」

先日、
TSUTAYA から “あなたへのラッキープレゼント!「レンタル半額」”  のハガキが
届いていました。期限付きのイベント(約1ヶ月、期間中何度でも有効)のようです。
Tカードは家族全員が持っているのですが、案内は私にだけ来たようです。
( 娘が “誰かさんがお金無いんビデオ屋さん知ってるんちゃう?” ・・・ まさか! )

週末、
娘に言われたことが気になりつつも TSUTAYA へ行き、映画館へ行けなかった
ものの中で、観ておきたい作品を物色しました。あれこれ探しているうちに、どうも
新作が気になりだしました。私は何を勘違いしたのか、新作3本と準新作2本を
手に取りカウンターへ ・・・ 「新作」 は、何と通常料金でレジに打ち込まれている
ではないですか ・・・

“オッと!”
と思わず言ってしまいましたが、その時点でキャンセルするのもカッコ悪いと思い、
そのまま料金を支払って店の外へ ・・・ すぐさま、その割引カードを見直します。
半額対象は 「旧作DVD/ビデオ/CDアルバム」 と、シッカリ表示されていました。
冷静に考えれば ・・・ 当たり前ですよね。( あ~ぁ、ほんま情けない! )

帰宅して
そのことを家族に説明して “ほんまに 「弱り目に祟り目」 や!” と私がわめくと、
またしても娘から、“それって、「自業自得」 の方が近いんちゃうの!” と ・・・ 。
その通りです。私の今の状況(仕事もプライベートも)は、不運が重なっているという
外的な要因ではなく、ほとんどが “自分で蒔いた種” であり、自身の行動結果です。
最近の自分の思考や行動を冷静に振り返ると、確かに、先を考えた行動ができて
おらず、ここ一番の集中力や注意力も低下していることに気づきます。( ヤバい! )

金曜土曜と、
時間がなくてDVD鑑賞ができませんでした。まさかの返却期限の昨日(日曜)、
朝から 「3本立て(昔の映画館みたい)」 で家に “缶詰” でした。自業自得とはいえ、
「映画三昧」 ならぬ 「DVD3本立て」 で、苛酷な Bad Sunday となりました ・・・ 。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■ ウォンテッド(WANTED) ■









 ◇ 監督 : ティルーム・マクマンベトフ
 ◆ 出演 : ジェームス・マカヴォイ
         アンジェリーナ・ジョリー
         モーガン・フリーマン
         テレンス・スタンプ
         トーマス・クレッチマン
         コモン
         マーク・ウォーレン


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■ イーグル・アイ ■





 ◇ 監督 : D・J・カルーソー
 ◆ 出演 : シャイア・ラブーフ
         ミシェル・モナハン
         ロザリオ・ドーソン
         ビリー・ボブ・ソーントン
         イーザン・エンブリー
 ◇ 製作総指揮・原案 : スティーヴン・スピルバーグ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■ Mr.ブルックス ~完璧なる殺人鬼~ ■





 ◇ 監督・脚本 : ブルース・A・エヴァンス
 ◆ 出演 : ケビン・コスナー
         デミ・ムーア
         デイン・クック
         ウィリアム・ハート
         マージ・ヘルゲンバーガー
         ダニエル・バナベイカー
         レイコ・エイルスワース


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「造形憧憬」

映画は
原作があり、監督がいて
俳優の良し悪しが合わさり
秀作になるのかもしれない

また、
少なからず時代を映す
役割も託されているもので
その変遷も見逃せない

ただ、
私は色褪せない作品が好きだ
そんな良き映画に出会いたい

第五大成丸


デジタルの恩恵と弊害

2009年03月06日 | 造形憧憬




「BS・地デジチューナーが ・・・」

今年の初め頃から、BSや地デジの調子(映り)が良くありませんでした。
リモコンのスイッチを入れると一瞬映って直ぐに消えるのです。数秒後、また一瞬
映って消える ・・・ これを2~3回繰り返して何とか映り出します。マンション屋上の
共同アンテナのせいだと思っていました。(風雨の時、映りが悪くなることがある)
しかし、その点いたり消えたりする回数が増し、ついに、先日まったく反応しなく
なってしまったのです。(アナログは何事も無いように映ってましたが ・・・)

同じマンションの方に聞いても、そういう現象はないとのこと ・・・ 結局、購入した
家電店の補償期間も過ぎていましたので、直接メーカーに電話して修理の依頼を
しました。ただ、修理に出して勝手に使える部品を交換されたり、“修理不能で買い
替えが必要” なんて言われるのも面白くないので、出張費はいくらか掛かりますが、
サービスマンに来てもらうことにしました。

サービスマンがやって来ました。
60代前半のオジサンです。まず、私が症状を説明しかけたのですが、その説明が
終わらないうちに “あ~、たぶん基板やと思いますわ” と一言。そして、おもむろに
携帯電話で何か打ち始めました。数分後、“基板を交換して2万5千円ほど掛かり
まっけど宜しいでっか?” と一言。私は “それ以外に方法ありますぅ?” と少々怪訝
な顔をして返したところ、オジサンは、基板の悪いところだけ修理するのは難しく、
余計に費用が掛かるので、今のデジタル部品は交換するのが一番安く済むといった
内容を慣れた口調で語り出しました。

あれこれ言い合っても、私はその筋のプロではないので埒が明きません。
ここはオジサンを信用して任せるしかありません。“お願いしますわ” と私が言い
終わるやいなや、チューナーに付いているラインをすべて外して分解を始めました。
たぶん、10分ほどで基板の交換は終わり、オジサンはすべてのチャンネルを選曲
しながらチェックをし終えたようです。“これでいけると思います。また、同じように
調子が悪うなったら、3ヶ月以内やったら ・・・” と説明を終え、涼しげな顔をして
帰ろうとした時、またもや “プチッ” と音がして映像が途切れ真黒な画面に ・・・ 。

オジサン焦っているかと思いきや、意外と冷静に “ちょっとクルマに行って、すぐ
戻ってきますわ” とわが家を一旦出て行きました。数分後、同型のチューナーを
小脇に抱えて戻ってきました。“今日、これ持って帰りますわ。代替品を置いとき
ます。修理できたらまた連絡しますわ” と言い、修理品を繋いでそそくさと帰って
行きました。私は唖然としました。そして、それから10日以上も過ぎた昨日、ようやく
オジサンから電話があり、“直ってきましたので、今日持って行きますわ” と ・・・ 。
(“直ってきました” ということは、どこかの修理センターに出していたのでしょうね)

結局、プラズマテレビの外付けのチューナー(地上・BS・110度CSデジタル対応)の
 「デジタルの電子回路基板」 が悪かったのですが、サービスマンは、その完成部品
を交換するだけの作業しかできないということです。オジサンが悪い(レベルが低い)
のではなく、そういう構造(仕組み)ですべてが成り立っているということです。今の
家電はほとんどがそうなのでしょうね。極め付きはパソコンかもしれません。システム
上のトラブルを解決したりサポートしてくれる業者はたくさんあるのですが、修理を
行える業者は少ないです。というか、メーカーに出さなければ直らない(触れない)
部分やパーツが多いのかもしれませんね ・・・ 。





「デジタルの恩恵と弊害」

実は、このVAIOも基板(マザーボード)がやられています。昨年末に一度、購入した
PCショップに持って行きました。「パソコンの修理は当店におまかせください!」 と
いう打ち出しを見て、そのショップで購入したのですが ・・・ ここでも、やはり “たぶん
基板やと思いますわ。メーカーに送って修理依頼しますんで、2~3週間、費用は5万
~7万円は掛かると思いますけどいいですか?” と当たり前のように言われました。

“何とかなりません? おたく 「修理OK!」 って大きく書いてますやん ・・・!” と
一応抵抗しましたが、“原因がハッキリしないものはうちで修理できないんですよ”
とアッサリ断られました。“まあ、自分で部品買って修理するのは自由ですよ” と
言いたげな様子でしたが、こちらからすれば、非常に理不尽な気分になったことは
言うまでもありません。

それでも納得できず、少し話のわかりそうなスタッフをつかまえて、事情を説明し
“何かええ方法ないの?” と聞くと、“たぶん、埃が原因で負荷が掛かっていると
思いますから、エアを入れてクリーニングしてみたら、多少、異音だけは収まるかも
しれませんよ” と答えが返ってきました。3,000円で分解してクリーニングしてくれる
というのでお願いしました。(少しマシにはなりましたが、基本的にはアウトです)

しかし、それから3ヶ月が経過しました。今以上悪くなれば修理に ・・・ と思いつつ、
何とか動いてくれています。ただ、大きな異音がする度にPC裏側の吸気口から
エアを注入して、まるで歯痛の痛み止めを飲むような状態で誤魔化していますので、
「エアダスター(ほこり飛ばしクリーナー)」 が手離せなくなりました。毎日、冷や冷や
しながらPCを触っております。巷では、PCが無ければ大変(仕事にならない)という
方も多いはずです。私はそこまではありませんが、それでもいくらかはデジタルの
恩恵を受けていることは間違いありません。

ちなみに、チューナーの修理費は、

 技術料  7,300円
 部品代  15,000円
 出張料  2,200円
 消費税  1,225円  計 25,725円 

でした。家電とPCの部品代の違いは、部品の精密さ?小ささ?複雑さ?それとも、
再利用可能部品の多さ? ・・・ オジサン曰く、“パソコンは知らんけど、家電は
部品サラに付け変えたら、古い(故障)部品は持って帰って、使えるパーツは取って
再利用しまっせ!” とのことです。また、家電で高い修理費を請求すると家電自体が
売れなくなるので、PCに比べれば費用を抑えているとかいないとか ・・・ ???

人は一度、楽(便利を享受)すると元には戻れないものです。すべてがデジタルな
方向に世の中が進んでいるのですが、これって本当に正しいのでしょうか?
何か、大きな間違いを起こしているような気もします。ただやはり、一度享受した
便利さ(楽さ)は捨てられないものですよね。どうしようもないですね人間は ・・・ 。



「造形憧憬」

英知の末の便利さや恩恵を
有りがたく思い感謝する一方で
どこか罪悪感のような気分も
少しは存在しているかもしれない
なぜなら、自身が苦労して得た
便利さや恩恵ではないから ・・・

第五大成丸


ひな祭りと誕生日

2009年03月04日 | こんたく堵




「March 3」

3月3日は、
ひな祭りです。そして、末娘の誕生日でもあります。
毎年、バースデーケーキを注文するか、ひな祭りバージョンのケーキにするか
嫁さんは迷っているようですが、ここ数年は、どうやらひな祭り用のケーキに
バースデープレートのチョコを付けてもらうパターンに収まっているようです。

雛祭は、雛壇に雛人形を飾り、調度品を具え、菱餅・白酒・桃の花などを供えて
娘(女児)の成長や幸福を祈るお祭りですが、わが家では小さな雛人形を数週間
前に押し入れから出してきて、雛あられを飾り、当日はケーキでお祝い ・・・
という程度のお祭りです。まあ、外に出て神輿を担ぐお祭りではありませんので、
形より “成長と幸福を祈る” 気持ちがあれば良いと思っています。

今年、上の娘が成人式を迎えました。“幸福” の有無はまだまだわかりませんが、
ありがたいことに、娘二人とも大きな病気や怪我はなく “成長” してくれています。
それだけで親としては嬉しく思うものです。これからの娘たちの “幸福” を祈りつつ
オヤジはケーキを頬張るのです ・・・ 。( ちょっと痛風再発を気にしながら ・・・ )


「こんたく堵」

“幸せ入荷しました!”
お店で売ってたらみんな買うはず。
でも、幸せがそんな簡単に
見つかるものでも、掴めるものでもない。
そんなこと、誰もが知ってるはず。
でも、人間というヤツは、
幸せになりたい!幸せを掴みたい!
できれば、人よりも幸せになりたい!
懲りない動物なのですよね。
・・・ たら、・・・ れば、
でも ・・・ でも ・・・ ね。

第五大成丸


20世紀少年 -第2章- 最後の希望

2009年03月03日 | 造形憧憬




「20世紀少年」

第2章は劇場へ観に行きました。( たいへん空いておりました )
「おくりびと」 がアカデミー賞(外国語映画賞)を受賞したすぐあとだったことも
あってか、「おくりびと」 は大盛況の様子でしたが、その他の映画は ・・・・

 
 

「- 第2章 - 最後の希望」

 2015年、歴史では、2000年に起った細菌兵器をまき散らす巨大ロボットによる
人類滅亡計画 “血の大みそか” は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が
行ったものとされていた。それを阻止した “ともだち” は、世界の救世主と
崇められていた。“ともだち” は、「まもなく人類は終わりを迎えます。私を信じ、
私とある者だけが救われます」 と予言を広める。


 ケンヂおじちゃんは、絶対に逃げたりしなかった

 ケンヂの姪カンナは高校生に成長。行方不明のケンヂに代わり、ユキジに面倒
を見てもらっている。“血の大みそか” の真相を知っているカンナは、学校で習う
歴史に憤りを覚えている。高校に通いながら新宿・歌舞伎町の中華料理店でバイト
をしているカンナは、ある時、“ともだち” の重要な情報を知ったため命を狙われて
いるニューハーフのブリトニーをかくまうことになる。その捜査で知り合った新米
刑事の蝶野もカンナを信じ、協力を申し出る。

 しかし、“ともだち” 中心の国家に反抗するカンナは、高校では問題児扱いされ、
ついには “ともだちランド” での研修を命じられる。“ともだちランド” とは、社会の
ルールからはみ出した人間を矯正するための施設だ。同級生の小泉響子と共に、
“ともだちランド” に入ったカンナは、成績優秀者だけが行くことのできるボーナス
ステージに進む。そこには、ケンヂたちのこども時代1971年のバーチャル世界が
広がっていた。カンナは小学校の理科室、小泉はその屋上で “ともだち” の真相に
近づいていく。

 一方、“血の大みそか” 以来、散り散りになっている秘密基地のメンバーたちは、
それぞれ密かに闘いを続けていた。海ほたる刑務所に幽閉されていたオッチョは
脱獄をはかり、ヨシツネは集団を率いて潜伏、マルオはある人物の元に身を寄せ、
時を待っていた。そして、モンちゃんは独自の調査で 「しんよげんの書」 の存在を
発見する。

 ヤマネ、サダキヨ ・・・・・、“ともだち” の正体を知る同級生たちが次々現れ、
こどもの頃の記憶を呼び覚ます。いったい誰が “ともだち” なのか ・・・ ?
やがて、世界最大の危険地帯と呼ばれる新宿・歌舞伎町に、“ともだち” が視察に
訪れることになった。折しもカンナは歌舞伎町の教会にいた。

 「しんよげんの書」 には 「2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは、
せいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまう」 と書かれている。
 <救世主> とは誰なのか ・・・ ? そして、世界は ・・・ ?

                                   ( パンフレットより抜粋 )





「気になるキャスト」

第2章メインとも言える、遠藤カンナ役の 「平 愛梨(たいらあいり)」 さんの
キレのある立ち振る舞いや動きが非常に印象的でした。第1章のメインだった
ケンヂ役の 「唐沢寿明」 さんがほとんど登場しない展開で、大きな役割を見事に
果たしたように思います。他のキャストも皆、個性的で素晴らしかったのですが、
彼女以外で私が印象に残った俳優さんを挙げるとすれば、ホクロの巡査役の
「佐藤二朗」 さんでしょうか ・・・ 。 ( なかなかいいです!ハマリ役です。 )






「キャスト」

■ オッチョ (落合長治) : 豊川悦司  澤畠流星(幼少)
■ ユキジ (瀬戸口雪路) : 常盤貴子  松元環季(幼少)
■ 遠藤カンナ : 平 愛梨
■ ヨシツネ (皆本剛) : 香川照之  小倉史也(幼少)
■ サダキヨ (佐田清志) : ユースケ・サンタマリア 藤原 薫(幼少)
■ 蝶野将平 : 藤木直人
■ マルオ (丸尾道浩) : 石塚英彦  安岡壱哉(幼少)
■ モンちゃん (子門真明) : 宇梶剛士  矢野太一(幼少)
■ ヤマネ (山根昭夫) : 小日向文世  安彦統賀(幼少)
■ フクベエ (服部哲也) : 佐々木蔵之介  上原 陸(幼少)
■ 漫画家 角田 : 森山未來
■ 春 波夫 : 古田新太
■ 高須 : 小池栄子
■ 小泉響子 : 木南晴夏
■ 13番(田村マサオ) : ARATA
■ マライア : 前田 健
■ ブリトニー : 荒木宏文
■ 仁谷神父 : 六平直政
■ ホクロの巡査 : 佐藤二朗
■ 敷島ミカ : 片瀬那奈
■ ヤマさん : 光石 研
■ 七龍の店主 : 西村雅彦
■ 斉木刑事 : 西村和彦
■ 漫画家 金子 : 手塚とおる
■ 漫画家 氏木 : 田鍋謙一郎
■ カンナの担任教師 : 甲本雅裕
■ 東野刑事 : 田中要次
■ スクリーン映像の男 : はにわ
■ 円卓会議のメンバー : 設楽 統・日村勇紀(バナナマン)
■ ブラハルツ国連事務総長 : Fred McQueen
■ タイマフィア・チャイボン : Samat Sangsangium
■ 中国マフィア・王 : 陳 昭榮
■ 式典の司会 : 徳光和夫
■ 歌舞伎町警察署長 : 石丸謙二郎
■ 山根邸の隣人 : 佐々木すみ江
■ オデオン座の老人 : 梅津 栄
■ ジジババのババ : 研ナオコ
■ 珍宝楼の店主 珍 : 小松政夫
■ 方丈目胤舟 : 石橋蓮司
■ 神様 : 中村嘉葎雄
■ キリコ (遠藤貴理子) : 黒木 瞳 
■ ケンヂ (遠藤健児) : 唐沢寿明  西山 潤(幼少)
■ アナウンサー : 羽島新一(日テレアナウンサー)
■ リポーター : 小倉 淳
■ ともだちパレードの見物客 : 池谷のぶえ
■ オッチョの妻 : 吉田 羊
■ 小倉のおばちゃん : 山梨ハナ
■ 井川 智 : 平山佑介
■ ともだちランドの研修生 : 遠藤 要
■ 春波夫のPVの中の力士 : 高山謙二
■ チョーさん : 竜 雷太
■ コンチ (今野裕一) : 清水歩輝(幼少)


 



● 原作 : 浦沢直樹
● 監督 : 堤 幸彦


20世紀少年 -第2章- 最後の希望



 


「感想と評価」

第1章と比べると、時間とストーリーが多少マンガチックに展開するのですが、
違和感を覚えるほどではなく、程良いアンリアルワールドといった感じです。ただ、
1作目を見ていないと、登場人物像や時間経過が少し見えにくいかもしれません。
何らかの結果や明確な秀逸さを求める方にはおすすめできないかもしれません。
あるとすれば、1960年前後に生まれ、高度成長期に少年時代を送った人たちの
心の中にあった未来への希望や不安の描写 ・・・ 物語の展開や結末はどうあれ、
評価云々のみで見てほしくない作品です。私世代の持っている人生観を理解して
ほしい気はしますが ・・・ 。

第五大成丸


20世紀少年最終章 「-第3章- ぼくらの旗」 は、この夏(8/29)公開です。



【 最終章 予告編 】





20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり

2009年03月02日 | 造形憧憬

 



「20世紀少年」

観に行けたら ・・・ と思っていた映画だったのですが、3部作ということもあり、
流していました。2作目(第2章 最後の希望)の公開前、テレビCMで頻繁に
紹介されるようになり、気になってネットで少し検索 ・・・ すると、何と主人公たちと
私は同級生ではありませんか。これは観なくては!と思い、まず、2作目の劇場
公開と同時にDVDレンタルが開始された1作目(第1章 終わりの始まり)を鑑賞
することにしました。





「- 第1章 - 終わりの始まり」

“ケンヂくん、遊びましょ”
1969年、人類が初めて月に降り立った。翌年には 大阪万博(EXPO'70) の
開催を控え、日本中が輝く未来に胸を膨らませていた。その夏、小学生の
ケンヂは、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ケロヨン、ドンキー、
フクベエといった同級生たちと原っぱに秘密基地を作った。ケンヂたちは、
基地の中で 「よげんの書」 を書く遊びに夢中になった ・・・





「未来を描く想像力と秘密のマーク」

 世紀の終わりに、悪の組織が世界征服に動きだしました。彼らは最初に、
恐ろしい細菌兵器でサンフランシスコとロンドンを襲いました。次に彼らが
細菌をバラまいたのは、1970年、万博で有名な大阪です。日本中が震え上がり
ました。悪の組織の次の狙いは羽田空港でした。東京は逃げ場のない恐怖を
味わうことになりました。しかし、本当の恐怖はこれからなのです。世界滅亡の
のろしが上がり ・・・
 2000年12月31日、“ズーン!ズーン!” と恐ろしい地鳴りとともに、ついにその
巨大な影は東京に姿を現しました。原子力巨大ロボット!細菌をバラまきながら
破壊の限りを尽くす。果たして21世紀は来るのでしょうか?東京のいや、世界の
運命はいかに ・・・
 そこに9人の戦士が立ち上がったのです。地球の平和のため、彼らはどう
戦うのでしょうか ・・・ ?
( 文面はパンフ抜粋 ⇒ ひらがなが多く
読み難いので漢字に変換しています )

みんなでアイデアを出し合って描いた未来に、秘密基地の仲間たちは心躍らせた。
一緒に作った自分たちだけの秘密のマークは彼らの誇りだった。





「“ともだち” が ・・・」

ある日、小学校の同窓会に出席したケンヂは、
最近、世間を脅かしつつある “ともだち” 率いる謎の教団の予言や
シンボルマークが、原っぱの秘密基地での遊びとソックリだと知る。





「“ともだち” なのか?」

やがて、「よげんの書」 どおりに事件が起こり始めた。
“ともだち” は原っぱで遊んだ仲間のひとりなのか?
“ともだち” は 「よげんの書」 のように世界を滅ぼすつもりなのだろうか?










「大きく揺れ動いた時代」

1969-1970年あたりの設定で、小学生の行動が描写されています。もちろん、
ストーリーが優先ですが、まったく同じ時間に生きていた私としては、懐かしいと
いうより、リアルな想い出がいっぱい甦ってきて胸が熱くなる思いがありました。
アポロ11号の月面着陸や万博開催などの大きなニュースやイベントで世の中が
大きく動いた印象の時代でした。一方、子どもたちは、夏には背中にべったり
汗を掻きながら、冬には青洟を垂らして、しもやけになりそうな手足も気にせず、
陽が暮れるまで外で遊んでいた時代でもありました。


「皆、あだ名があった」

小学校の頃の友達には必ず呼び名(あだ名)があった時代です。私のまわりにも、
ボクゼン、マーキ、カンちゃん、リール、ダッチョ、アリやん、ジュン坊、コンちゃん、
トシミン、カジキ、ヨイヤサ、コークス、ヒロっちゃん ・・・ 思い出せばこんなふうに
呼んでいた友達がたくさん ・・・ 。専門学校や高校時代の友人には今でも会う
機会があるのですが、大阪、しかも仕事柄、地元の同窓会にほとんど行けなかった
こともありますが、小・中学校の友達には全く会っていないことに気づきます。


「秘密基地はあちこちに」

私がこの時代過ごしたのは、荒れて朽ちた小さな港町でしたが、秘密基地だけは
そこらのお金持ちの別荘の数よりたくさん有りました。原っぱはもちろんのこと、
桟橋につないである廃船のブリッジ、漁に使う網や篭の置いている漁師小屋、
港の時計台の下の点検スペース、砂利山にあるダンプの荷台、工場の資材置き場、
飯場の布団部屋、廃レンガ工場の厨房跡 ・・・ まだまだあります。今なら、どこも
絶対に立ち入り禁止です。大人がこどもの想像力(遊び場)を奪っている気がします。


「駄菓子屋と板塀」

駄菓子屋には、ヒーローやアニメキャラクターのシールなどおまけ付きのお菓子、
ラムネや粉ジュース、パッチン(メンコ)やコマなどのおもちゃ、それに当てもんの
くじ引きとオバア(おばあさん)が付きものでした。どこの町にも同じようなお店が
あったのではないでしょうか。私の家の近所は、ほとんど板の塀だったような印象
があります。その塀にチョークやクギで落書きして何度も怒られた記憶が ・・・ 。


「フラッシャー&セミドロップハンドルの自転車」

ケンジたちが乗っている自転車は、70年代に流行ったハイフラシャー付きの
自転車です。ハンドルがセミドロップで一世を風靡しました。私もナショナルの
エレクトボーイを持っていました。当時、3万円以上したと思います。親を説得して
買ってもらったのですが、今の時代なら、大きなバイクや中古のクルマが買える
くらいの価値だったのかもしれません。





「お決まりのポーズ」

当時、遊んでいる時に、皆がやっていた ウルトラマンの “スペシウム光線ポーズ”
です。とにかく、ヒーローものが流行った時代でした。皆に共通のヒーローがいて、
共通のポーズがあり、自然と、そこで人と関わってコミュニケーションが生まれて
いました。何か今、忘れかけていたものがそこにはあったような ・・・ 。


「ストーリーには目もくれず」

シビアに見れば、69年と70年より少し前(約2~3年前)と思える物や表現が
いくつかありました。監督が私たちより4つ5つ年上だからでしょうか ・・・
第1章は、あまりストーリーを追わず、私なりに 「昭和懐古」 として楽しみました。
( この時代を知っている人でなければ感情移入しにくいかもしれませんね )
第2章は劇場へ観に行ったのですが、第1章を見ていなければストーリーが
少し解りづらいかもしれません。ただ、若い人には第2章の方が楽しめる内容だと
思います。ストーリーや展開は別として、これだけ個性的なキャストがたくさん出演
しているのはやはり魅力的です。



「キャスト」

■ ケンヂ (遠藤健児) : 唐沢寿明  田辺修斗(中学)  西山 潤(幼少)
■ オッチョ (落合長治) : 豊川悦司  澤畠流星(幼少)
■ ユキジ (瀬戸口雪路) : 常盤貴子  松元環季(幼少)
■ ヨシツネ (皆本剛) : 香川照之  小倉史也(幼少)
■ マルオ (丸尾道浩) : 石塚英彦  安岡壱哉(幼少)
■ モンちゃん (子門真明) : 宇梶剛士  矢野太一(幼少)
■ ケロヨン (福田啓太郎) : 宮迫博之  森山拓哉(幼少)
■ ドンキー (木戸三郎) : 生瀬勝久  吉井克斗(幼少)
■ ヤマネ (山根昭夫) : 小日向文世  安彦統賀(幼少)
■ フクベエ (服部哲也) : 佐々木蔵之介  上原 陸(幼少)
■ コンチ (今野裕一) : 清水歩輝(幼少)
■ 万丈目胤舟 : 石橋蓮司
■ 神様 : 中村嘉葎雄
■ キリコ (遠藤貴理子) : 黒木 瞳
■ 遠藤カンナ : 平 愛梨  畠山彩奈(幼少)
■ 友民党CMのタレント : 藤井 隆、山田花子
■ 田村マサオ : ARATA
■ 敷島ミカ : 片瀬那奈
■ アルバイト店員のエリカ : 池脇千鶴
■ 敷島ゼミの学生 : 三浦敏和・鈴木崇大(タカアンドトシ)
■ スクーターの若い男 : 中田敦彦・藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
■ 池上正人 : 藤井フミヤ
■ ノブオ : 布川敏和
■ ケンヂの同級生 : 石橋 保・入江雅人
■ ロックバンドのボーカル : 及川光博
■ ロックバンド : ナイトメア
■ ピエール一文字 : 竹中直人
■ 漫画家 角田 : 森山未來
■ 諸星 : 津田寛治
■ コンビニの本部教育員 : 徳井 優
■ 市原節子 : 竹内都子(ピンクの電話)
■ 木戸美津子 : 洞口依子
■ 血まみれの男 : 遠藤憲一
■ ヤマさん : 光石 研
■ ヤン坊・マー坊 : 佐野史郎  山田清貴(幼少)
■ オリコー商会社長 : ベンガル
■ 遠藤チヨ : 石井トミコ
■ ジジババのババ : 研ナオコ
■ チョーさん : 竜 雷太
■ 諸星の母 : 吉行和子
■ チュウさん : 田村泰二郎
■ 浜さん : 横山あきお
■ へーちゃん : 不破万作
■ 自衛隊隊長 : 小西康久
■ SAT隊長 : 岩尾万太郎
■ 通販番組タレントの片方 : ダンディ坂野
■ コメンテーター : デーブ・スペクター、宮崎哲弥、木元教子
■ ジジババのジジ(遺影) : 田中 健
■ フジヤマトラベル(声) : 中村 正
■ 渋谷のギャルの1人 : 木下優樹菜
■ その他 : 滝口順平、阿藤 快






● 原作 : 浦沢直樹
● 監督 : 堤 幸彦






◆ 主題歌 : T・レックス 「20th Century Boy」



20世紀少年 -第1章- 降臨。