パーマかけ眼鏡外し…でも替え玉受験の父、息子になりきれず(読売新聞) - goo ニュース
「我田引水」
人を思う心を持つことは大事である。しかしながら、身内、特に自身の子の場合、
“思うがあまり・・・” 本分を逸脱してしまうケースがままあるような気がします。私も
他人のことを偉そうに言える立場ではありません。少なからず、この親御さんの
行動を理解できる部分もあります。ただ、親が本当に子のこと(将来)を思えば、
“何をすべきか” いや、“何をすべきでないか” は、自ずとわかるのですが ・・・
( “無関心” よりマシ? ・・・ 難しい問題ですが、本当の親子関係って何なのか? )
仕事で先輩として道を付けるにしても、親子(特に世襲)の場合、周りの目もあり、
自身が考えていた以上の厳しい言葉や環境を与えてしまうことで、子どもを挫折
させてしまうケースがあります。逆に、“これは私がやってやるか” が、これも ・・・
あれも ・・・ となって、気づけば周りが引いてしまうほど過保護な親子関係になって
いた、というケースも多いのではないでしょうか。
( 多少、理解できるケースもあるが、行き過ぎの過保護は誰も支持できない! )
私の友人の8割は、実家(親)が事業(商売)をしている家業の2代目3代目です。
皆、後を継いでそれなりに事業(商売)は成り立っているようです。ただ、よく見れば、
もう既に先代を超えた者、まだ追いついていない者、たぶんこの先ずっと ・・・
と様々です。分析をしたわけではないですが、印象として感じるのは、親(先代)が
過保護にする度合いが高いほど、追いつき、追い越すスピードが遅いようです。
( “あいつが?” という驚き ・・・ 親を超えて会社の格を上げているヤツがいる! )
もちろん、本人(子)の元々の資質もありますが、得てして、親が偉過ぎる(先読み
して段取りをしてしまう)と、その後継者が妙に委縮したり、逆に、自分の力だという
変な勘違いをして、最終的に大きな失敗に繋がるケースもあります。また、帝王学
と称して、関連業界の大手企業あるいは老舗店舗へ修行に行く(行かせる)ケース
がありますが、これこそ本末転倒だと私は感じています。
( 特に、親が段取りするのは過保護の極致! )
また、民間の個人事業主だけでなく、政治家など公の職に関わる公人までもが、
世襲による権力の誇示(維持)が最大の目的なのかと疑ってしまうような発言や
振る舞いを平気で繰り返しています。いずれにせよ、帝王学や世襲を行なうのは
“何のため?” なのでしょうか?この記事にある親子のケースとどれだけ違う
のでしょうか ・・・ ? ( 本気で志を持って、政治家になりたい!その企業に入って
活躍したい!と考えている者が成れない!入れない!現状がある )
“我が子がかわいい” “自身の築いてきた地盤を守るため” という意味から
すれば、「50歳を超えた親が、20歳になった大人の息子のために、パーマをかけ
眼鏡を外して試験に臨んだ」 この行動は、息子の働く環境の事前整備や嫁いだ娘
の生活支援などをしてしまっている過保護な親 ・・・ という意味に置き換えれば、
今時の殆どの親は、このニュースを笑えないのではないでしょうか。であるならば、
やはり根本的な見直しが必要ではないでしょうか ・・・ 。
( 親の意識改革が必要 ・・・ 子の親離れより親の子離れが優先だ! )
「街的興趣」
知らず 知らずに
街の風景は変わっている
知らず 知らずに
街の匂いも変わっている
知らず 知らずに
子どもは成長している ・・・
第五大成丸