珍しく
ほんとに珍しく
悪魔のような囁きに
身を任せてみた
甘い香りに包まれ
心がほっこりしたあと
少し寒さが
和らいだ気がした
ラグの詩
夜は定めて月光が射す
月の無い夜は夜ではない
それは闇夜と謂ふ
明い月光を待ち侘び
闇夜が覆うたび涙する
心が傷み罅割れた
女は、彷徨い続け
心尽き果て雪星となった
皮肉なものよな
今宵はスノームーン
ラグの詩
北国の雪解け
いつなんだろう
漠然と
そんな思いが
頭を過ぎる
温暖な地域に
暮らしていると
何もかも
起こってからで
間に合ってしまう
春になれば
夏になれば
そんなワクワクする
思いをもって
暮らさないと ･･･
ラグの詩
貴方への高まる気持ちを
そっとオブラートに包むように
比喩して間接的に伝えてくる
アイツへの激しい憤りを
ぐっと堪えた上で言葉を選び
回りくどく揶揄して伝えてくる
ちょっと怖い
女性から届いたメッセージ
ラグの詩
向上心を持って
仕事と向き合う男がいる
将来を見据えて
人生と向き合う男がいる
熱く、前のめりで
仕事や人生に取り組む
そんな男たちは眩しいもの
その傍で、物事を客観的に
判断してしまう己が存在する
もう、昔のように
熱くなれやしないのか ･･･
もう一度、
もう一度、熱くなりたい
ラグの詩
北海道物産展やら、冷蔵庫にあるもんやら、在庫ワインやら ･･･
今夜は早い時間から、よー飲みました！よー食べました！ご馳走さまでした 😋😋😋
【 北海道物産展 】
★ たまチリ 旨辛
★ コロッケ（キタアカリと百合根／ラクレットチーズ）
★ 開拓おかき（秋鮭）
【 冷蔵庫グルメ】
★ チャプチェ
★ 手羽先旨辛煮
★ チーズ＆クラッカー（写真撮り忘れ）
【 WINE 】
★ 18 シェ･マス白
★ 10 ダリア トスカーナ
もう帰ってこなあかんで
原っぱに母の声がこだまする
シンちゃん、もう帰ろか
電球色のあったかさが
窓枠から路地に漏れていた
シンちゃん、バイバイ
玄関の引き戸を開けて
ただいま！
目を閉じれば思い出す
誰もが知りうる懐かしき灯
ラグの詩
煮込みすぎたら煮詰まる
でも、煮込まんと旨ぁーない
人間も一緒やなぁ
ある程度、考えや行動は
煮詰めなあかんやろうけど
煮詰まってしもたら
辛いだけで、それ以上は
つまらん人間になってまう
程良く煮込まれた
そんなヤツがええな
ラグの詩
一線から身を引き
今は静かな隠居暮し
ただ、その人となりは
人々から慕われ、未だ
周りを包み込んでしまう
存在感のある人にしか
醸せない空気感や緊張感が
人生に艶を与えるのか
ラグの詩