ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

パリ農業コンクール金賞

2007年04月25日 | 家WINE


また また 空瓶での登場です。

抜栓をして少し空気に触れさせている間に写真を撮るつもり
でしたが、カメラを取りに行っている隙に、嫁さんがすでに
ワインをグラスにドボッドボッ ・・・ 。(まあ、ええかぁ~
ということで、≪朝方☆空瓶撮影 in 仕事部屋≫ となりました。



      Talent Cabernet Sauvignon Vin de Pays d'Oc
                  La Compagnie Rhodanienne 

「 タレン カベルネ・ソーヴィニヨン 2005 」

フランス ラングドック&ルーション地方のワインで、
 南フランス特有の果実味たっぷりのカベルネ。
 まろやかな口当たりで、程よい凝縮感があり、
 バランスの取れた赤ワインです ・・・
といったコメントがネット上には載っていました。

また、
「(2005)パリ農業コンクール 2006 金賞」 を受賞という
解説もあります。日本酒でもそうなのですが、たくさんの
コンクールや品評会があるものです。歴史・権威あるものから
イベント性の高いパフォーマンス的なものまで様々です。

この 「パリ農業コンクール」 は、フランス農水省の主催で
130年の歴史があり、フランスワインのコンクールの中では
最も権威のあるコンクールのようです。但し、毎年約1万点の
ワインが出展され、約8%が金賞に選ばれているようです。
(12,000点出展で約900本程度が金賞 ・・・ 多い?少ない?)

コンクールの権威や金賞の希少価値の有無は別として、
“家WINE” としては、価格も含め商品価値は十分でした!
(コストパフォーマンスが高いと私は評価します)
 ※ 個人的趣向としては、このタレンの場合、今日のCS100%のワインより
   メルロー(Talent Merlot Vin de Pays d'Oc)の方が好きですが ・・・ 。 


   


見ての通り、左が抜栓前の男前で、右が空瓶の三枚目です!?
このワイン、カタログや店頭に並ぶ(ワインが入っている)左の状態と
飲み進んで空瓶に近づく時の表情がまったく違うように感じます。

私なりに表現するとすれば、
 田舎から都会へ出てきた男前でナルシストな野郎が、
 時間の経過とともに本来の明るさを発揮して気さくな奴に変身 ・・・
そんな変化です。(たまにはナルシストなCSもええかも ・・・  

ワインの味には、
それぞれのシャトーやワイナリーの歴史が少なからず影響します。
作り手それぞれの熱い思い入れがあり、当然、それぞれ味わいに
同じものはありません。ワインほど味に幅のあるお酒はありません。
だから、飲み手にもそれぞれの楽しみ方があって良いのではないか。

さぁ~て、これからも “家WINE” 楽しむぞ!(結局、飲みたいだけかぃ!

 


売るほどある “うまいもん”

2007年04月17日 | 二升五合


大阪は昔から 「食いだおれの街」 と呼ばれていますが、
近年、お客様が “食い倒れる” ことは、まあ、ありません(笑)!
どちらかといえば、シビアで移り気なお客様に振り回されて
お店が “食えずに倒れる” ことはありますが ・・・ (困)。

大阪にも小奇麗で小洒落たお店が増えてきました。
(“どこが飲食店やねん ?! ” と言いたくなるお店もありますが・・・)
出来ては消え、消えては出来る ・・・ 飲食業界の宿命であり、
代替りすることは仕方ないことですが、大阪の飲食店である限り、
“うまい” “おもろい” などの “大阪らしさ” は必ず発揮してほしいものです。





仕事柄、私はあちこちの飲食店へ出没しているのですが、
最近、お店にもお客さんにも “大阪らしさ” が欠けている
ように感じます。

大阪は昔から、日本の伝統や今流行のトレンドだけでは
説明できない独特の 「空気感」 や 「間合い」 の文化があります。
特に、飲食店はその色合いが強く、お店の個性や使い勝手として
成立している場合が多く、私は大阪の飲食店とお客様の大人の
関係を 『貸し借りの商売』 と言っており、それが “大阪らしさ” だ
と位置づけています。(そういうお店が少ななりました!)

『貸し借りの商売』 とは、決して “お金の貸し借り” ではありません。
「空気感」 や 「間合い」 での人間関係の “機微の貸し借り” です。

例えば、
常連のお客様が扉を開けて入ってきて “空いてる?(いける?)”
その顔つきと声のトーンで店のスタッフ(特に大将やマスター)は、
“空いてるよ!(いけるよ!)” “ごめん!一杯やわ(無理!)” と
間髪入れずに返します。(考えたりいちいち内容は聞きません)
その “空いてる?” の一瞬の顔つきや態度から判断して、今日は
「接待」 「短時間」 「お忍び」 「金欠」 ・・・ などを判断して店側が
対応できるかどうかを即座に答えます。

“空いてるよ!” は “何とかします!” 的なニュアンスで、
“いけるよ!” は “私に任せて!” 的なニュアンスでしょうか。

当然、逆もあります。
席は空いているが、今日のお客様の動機や使い勝手に沿えないような
状況(空席の周りのお客様状態など)や店側の対応体制が薄い場合、
本当に良いお店は “すんません!(ゴメン!)” と返す場合があります。
そうした場面、お店と良い関係を構築して理解できているお客様ほど
“大将(マスター)、また来るわ!” と受け留めててくれます。

最近、
何一つ気づかない(気が回らない)お店の若いスタッフの対応に、
年配のお客様が文句も言えず、あきらめて我慢している様子や
自分の親ほどの大将やマスターに向かって、若いサラリーマンの
お客様が些細なことで傍若無人に罵声を浴びせている姿を見る
ことがあります。私はいい歳の大人として、また、飲食業に携わる
者として、遣る瀬無い気持ちになることがあります。

何が “貸し” で、何が “借り” なのかではなく、もちろん、
権利や義務といった関係ではなく、お店という一つの 「場」 で
起こる(生まれる)人間関係を楽しむ(育む)というのも飲食業でしか
味わえない 「空気感」 や 「間合い」 ではないでしょうか。
私はお客として大阪の飲食店でその感覚をたくさんもらいました。
また逆に、店スタッフとして提供してきたという自負もあります。
そういうお店が少なくなってきたことに寂しさを感じます。

本当に良いお店は長く続いてほしいものですし、店側は良いお店に
していく(継続する)努力が必要です。お客様には本当に良いお店を
見つけてほしいですし、自分が好きになれそうなお店では、本当に
良いお店になるように、“時には温かく、時には厳しく” そのお店や
スタッフを育てる支援をしてやってほしいと思います。





大阪の街には “うまいもん” がぎょーさんあります。
“うまい街舗” を探すも良し! “うまい街舗” に育てるも良し!
大阪の街舗には “うまいもんは売るほどありまっせ!”
・・・ みなさん、大阪を大いに楽しんでくださいな!

 


デパ地下惣菜との相性は ・・・

2007年04月16日 | 家WINE


夕方、嫁さんから電話が入りました。

嫁 : 「用事で難波(なんば)まで出てるから帰るの遅くなるわ。」

私 : (なんやおれへん思たら、どこまで行ってるねん!?)
     「何時頃になるの・・・?」

嫁 : 「わからん!晩ごはん何か買って帰るわ。・・・ 何がいい?」

私 : (そりゃ、“うまいもん” やろ!)
     「何でもええけど ・・・ ちなみに、今、どこにおるの?」

嫁 : 「難波(なんば)の高島屋 ・・・ 」

私 : (さっき、難波に行くのは聞いたし ・・・ ??? )
     「へぇ、“難波の” 高島屋?・・・ 惣菜でも買ってきたら!」

嫁 : 「わかった!買って帰るわ。 」

私 : (どうか、意味のわからん不味いもんだけはお許しを ・・・ )
     「おぅ、待ってるわ!」

夜9時前、嫁さん帰宅。買ってきたのは、
パンとチーズ、魚介のパスタサラダ、海老グラタン、白身魚のトマトソース、
その他諸々 ・・・ (ハッは~ん、ワイン飲もうと思てんなぁ~)
と、いうことで、今日の “家WINE” は ↓『 モリーゼ ロッソ 2003 』 です。



         Molise Rosso 2003 TENUTE DI GIULIO

またしても、“安い(訂正:リーズナブルな)イタリアワイン” の登場です。
魚介や野菜の軽い惣菜、パスタやチーズといった料理の流れで、多店舗
展開しているグリーンがイメージカラーの某イタメシ屋 「サ○○○ヤ」 の
お店のハウスワインが、確かイタリアモリーゼ産だったことを思い出し
セレクトしてみました。
(ほんまは ・・・ 家WINEが残り3本で合いそうなのがこれしかなかった)

嫁さんが惣菜の説明をしていましたが、私はこの写真を撮っていたので
聞いておらず、“これ何?” と聞こうとした時には、すでに下の娘がガッツリ
荒らしたあとで原型を留めておらず、“まぁ、ええか ・・・! ” と独り言も
飛び出します。挙句の果てに、その娘が “早よ食べな無くなるでぇ~” 
(何考えてるねん!いっつものことやけど ・・・ そりゃ、お前太るわ!)


              ★ イタリア共和国 モリーゼ州 ★

ワイン自体に関してのコメントやうんちくは煩わしいので、あまり残したく
ないのですが(ほんまは、好き嫌いで表現が極端に偏るタイプやから)、
過去に同じ作り手が作ったワイン(上欄)を飲んでいたので、そのワインとの
違いや共通点を楽しみたい気持ちで抜栓しました。価格からすれば、
一番安いワインですので、予想は軽くて薄い(この表現が乏しい)でしたが、
思ったほど悪くはありませんでした。まあ、業者さんがネットに出している
コメントほどの印象はありませんが、十分に楽しめるワインでした。
( 何となくラベルが和風テイストなのも好きかも ・・・ )

強いて言えば、
意外とイタメシ系よりおふくろ和食系で濃い目の煮物なんかの方が
相性良かったかも ・・・ ( なにわともあれ、ごちそうさまでした!)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これも飲みました!
アスティで有名なサンテロ社のスパークリングです。
( コルクでなく王冠になってる珍しいヤツ ・・・ “目立ち” か!?)

         

Villa Jolanda Prosecco Crown Vino Frizzante
Santero F.lli & C. S.p.a.
 


金色に光るピンバッチ

2007年04月09日 | 楽時々益


数年前から 「ご当地検定」 ブームですが、
地方や地域を強く打ち出したものからマニアックなもの、また、
簡単に合格するものから、話題になった 「京都・観光文化検定」
の一級合格率4~5%というシビアなものまで色々あるようです。





私は別段、資格や検定マニアではありませんが、
たまたまネットで見た情報から 「明石・タコ検定」 を知りました。
出身地が近いということと、昔、海の仕事(家業)をしていて、
明石には公私ともによく行っていました。そして、それより何より、
「蛸(たこ)」 自体が好きで、小さい頃、寿司屋へ行った時には、
「蛸(たこ)」 しか食べない子でした。私が行くと寿司屋の大将が
私が座るよりも早くたこを握ってくれた記憶(想い出)があります。
(たこに塗ってある甘い煮詰めが好きやったかも・・・)

この検定を見つけたのは、第一回の検定試験が終わった直後だった
ので、第二回の時に受けたのですが、ある程度、マスコミにも露出が
あって、第二回は第一回より受験者が多かったようです。今年も
7月1日(日)に第三回の検定が実施されるようです。
目指せ!おさかな通!!明石・タコ検定 ⇒ http://www.tako-kentei.com/



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
受験料 : 3,000円
内  容 : 明石のお魚に関する生態・産業・食文化・歴史全般
問  題 : 100問60分 公式テキストブックより70%以上出題
               (マークシートによる多肢選択式)
合格基準 : 80%以上の正解をもって合格とします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上記は公式のテキストとガイドブックです。
左の赤い 「テキストブック」 からほとんど出題されるとありましたので、
右の 「ガイドブック」 を買うつもりはなかったのですが、仕事柄(飲食業)、
あとでで使えると思い一緒に購入しました。「テキストブック」 はそこそこ
一生懸命、「ガイドブック」 はパラパラ程度で試験に臨みました。
どちらにも載っていない問題が2~3問ありました。80点以上取らない
といけないので、これには焦りました。
・・・ ということで、確かに大部分は 「テキストブック」 から出題されますが、
「ガイドブック」 に載っている知識もある程度必要です。ナメテいたら
痛い目に遭います!問題を持って帰れましたので、あとで自己採点が
できました。それでも2~3問は正解かどうか判らないものも ・・・
たぶん、82~83点だったと思います。(辛うじて合格!レベルでした。)

試験当日は、しっかりとした説明があり、時間もキッチリしていました。
受験者の中には私と同じく軽い気持ちで来た方も多かったのですが、
中には真剣に臨む方や遠方から来られた検定マニアの方、親子で
受験されている方もいらっしゃいました。言い方は悪いですが、
“エエもん経験させてもらいました!”





合格者には、
「お墨付き認定証(表彰状、プラスティックカード)」 そして
「オリジナルタコキャラクターピンバッチ」 が郵送されてきます。
( 注意 : 「明石のたこ食い放題」 等の特典はございませ~ん! )

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今回の検定は完全に自己満足の世界でしたが、もうこの歳になると、
お金を出せばある程度の欲しい物は買えますし、子供に買ってやる
こともできます。しかし、「何かをしたら何かがもらえる」 という試みは
妙に新鮮で嬉しいと感じるのは私だけでしょうか。元々好きなことや
興味が持てる内容であれば、多少苦労する工程や忍耐が必要な過程が
あった方が楽しいものです。安易・簡単に達成できる時代だからこそ、
ちょっとした工夫や遊び心が私のような世代にはウケる気がします。


意外と足腰にきてます。

2007年04月09日 | こんたく堵


万博記念公園が家から近いので時々遊びに行きます。
昨日は 「花見」 という名目で家族に “強制連行” されました。
歩いて約10分ほどなのですが、日頃、ほとんど車で移動している
私にとって坂の多い道は少々きついものがあります ・・・ 。
(朝から足腰フワフワ・フラフラですわ)





家族4人(嫁さんと娘二人と私)で行くことになりました。
(もうひとり息子がいますが家出中 ・・・ 正確には “家出し中”!)
上の娘がアルバイト先の研修で昼過ぎには公園を出ると
いうことで、数日前から “朝 9:30頃 家を出発!” という通達が
仕事部屋にありました。
(いっつも昼過ぎまで寝てるくせに何で朝からやねん!)

さて、
予定時間通りに家を出て ・・・ 100m位 行ったところで
荷物を積んだハンディーカートのコマ(車輪)のビスが外れたようで、
コマがコロコロ~ッと転がりました。家族大笑い!
“意味ねぇー!” と娘に言われるやら ・・・
(これは980円の安もんをホームセンターで買ってきた私のミス!)

10時前、
ソメイヨシノや枝垂れ桜が見える山桜の木間に荷物を降ろして、
さあ、遊び(バトミントンやらフリスビーやらトスバッティングやら)開始!
で、私はいつものように寝転んで娘たちを見ているというパターンです。
“一緒にやろうや!” と娘から声は掛かりますが、“しんどいやん!”
と返すグータラオヤジ。まあ、これが我が家の正しい有り方です。
(遊びに積極的に付き合うと次回も期待される ・・・ 絶対やらん!)

11時過ぎ、
上の娘の時間を逆算して昼飯タイムを早めることに ・・・
朝早く起きて仕込んだ手造り弁当!? ・・・ 実際は手抜き弁当でした。
確かに、かやく(炊き込み)御飯のおにぎりだけは手造りでしたが ・・・ 。
(さすがに、コンビニのざるそばは醒めるでぇ~。カッコ悪ぅー!)
とりあえず、ビール(発泡酒です!)飲んで、おにぎり食べて、気分は
よくある “お花見” です。まあ、目的は花見より弁当持って運動がてら
“家族でおでかけ” ですから、一応、OK!ということで ・・・ 。 


食べました。飲みました。吸いました。

食事の後、
娘たちは(上の娘が行く)時間までバトミントンをするようです。
私と嫁さんは少し寝っころがっているつもりだったのですが、
周りがにわかにザワザワとしてきました。“なんやねん?” と
思い、目を明けると年配の方がカメラ片手に ・・・ ではなく、
背中にリック、片手に大きな三脚付の一眼レフのカメラ、もう一方の
手でハンディーカートを引きながら本格的な機材を持った団体で、
私たちのシートの横でセッティングを開始しました。“す、すごいなぁ~”
と嫁さんと顔を見合わせました。“ベストポイント!ベストポジション!”
と、年配の女性の方が大きな声で ・・・ 中には30代の女性もいて、
カメラ(写真)が趣味の集まりのようです。が、“他(ほか)で撮ってや!”



(まあ、花や木からしたら、“どっちもどっち” ちゃいますか!)


上の娘も研修に向かいましたので、
“そろそろ移動する?” “そやなぁ” という会話で、一応、花見終了!
ごみを片付け、荷物とシートをまとめて移動しました。
“お祭り広場の方、行ってみる?” “回ってみよか!”
途中、大きな鯉(1m弱!ここのは半端やないですよ!)がいる池や
チューリップが綺麗に植えられた場所で写真を撮りながら、
太陽の塔の裏手にあるお祭り広場へ ・・・ 広場はフリーマーケットで
黒山のような人集り ・・・ 予想以上の 人 ・ 人 ・ 人 ・・・
“陶器市の方まで行く?” “や、やめようや!”
(みんな、ほかに行くとこないのかいなぁー!? あっ、うちもでした。)

朝来た方へ向かってユーターンです。
私は初めて通る “いつもと違うコース” で西出口に向かったのですが、
途中、昆虫館?や無料?の足湯スポットがあり、“こんなん、あるんや!?”
と私が言うと、下の娘が “しらんのん?私、何回も来て知ってるしぃー!”
と返され、いかに、娘の行動情報を知らないかを実感したしだいです。
(まあ、あれもこれも “新発見!” ということで許してや ・・・)

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37年前、この公園で日本万国博覧会(EXPO’70)が開催された時、
私はまだ小学生だったのですが、すごいパビリオンや綺麗な催し物よりも、
一度に色々な国の人を目の前で見たことが印象に残っています。というより、
ショックでした!顔や言葉が違うのは事前に理解できていたのですが、
仕草や目線が違う ・・・ 何をどう考えているのかが読めない ・・・ という
不安を感じてしまったのです。おかしい話ですが、この頃から自分が
MONOより人に興味を持っていることに気づき始めたのかもしれません。

今日もたくさんの人が休日を楽しんでいる姿を観察してしまいました。
そして、その裏方として人を楽しませるために休日に働いている人が
いることも目に焼き付けて帰りました。皆さん、ご苦労さまです!


消えゆく街の灯

2007年04月05日 | 街的興趣


これはオフィス街で一世を風靡したと云えば大げさですが、
大阪船場のビジネス立地にあった 「手造り創作大皿料理」
のお店の中です。“あった” ・・・ そう、今はもうありません。


 


人は、青春時代の自身の輝きや迸るエネルギーのような部分を
どうしても捨てきれず、そっとアルバムや心の中に仕舞っています。
いつかまた輝ける自分を信じて ・・・

ビジネスは、時代の波を受けて盛衰を繰り返します。
その時代に即した姿・形に変化させることで、多少の波は
乗り越えれます。いや、乗り越えなければなりません。

お店は、流行やトレンドを追い掛けるお店であればあるほど、
常にお客様に興味と期待感を持たせなければなりません。
老舗と云われるお店は、常に安心感と信頼できる部分を
醸さなければなりません。

人に個性があるように、企業にカラーがあるように、飲食店にも、
濃い薄いは別として、必ず、お店独自の “空気感” があります。
お客様が好きになったり嫌いになったりするのは、その “匂い” が
フィットするかどうかを意識しなくても本能的に感じている部分が
あるからです。料理の美味い不味いだけの判断ではない部分です。

飲食業界は、バブル以降にバブル時代よりも情報が氾濫し、
目先の設えや企画だけでお客様を集めてしまいました。その結果、
店舗によっては、本意ではない部分が際立ったり、評価されたり ・・・
メディアやお客様だけでなく働いているスタッフまでもが、そのお店の
積み上げてきた空気感や匂いを勘違いして壊してしまうケースさえ
あります。

10年間、お疲れさま!そして、ありがとう!


月が朝日に照らされて ・・・

2007年04月02日 | 家WINE


若い頃は体力勝負な仕事をしていたこともあり、
家でも外でも、ひたすら、「ビール党グビグビ派」 でした。
まあ時々、好きでもない・お金もないのに “ツレ(悪友)” とスナックへ
水割りを飲みに行った時期もありましたが ・・・ 。たぶん、大人の
雰囲気と “女の子目当て” で数ヶ月通い詰めてたかなぁー。
(青い春の青い部分やったかもしれませんね~)

今思えば不可思議な話ですが、
スナックでオールドキープする奴はダサいオッサンで、リザーブ
キープしてると小増な奴 ・・・ 的な雰囲気があった時代です。
最近、こうした類いの回顧が自身の中で多々あり、ひょっとして ・・・
今現在、身の回りにあるMONOへのこだわりや感覚の違いも、
数年経ち振り返れば ・・・ “どれだけ違うねん(代われへんやんけ)!”
ということになる可能性が高い気がします。

今の仕事(飲食業界)に関わってもう早や25年が過ぎました。
趣向も仕事環境に影響されて大きく変わったものもあります。
「酒(アルコール)」 もその一つで、家で飲むベースがビールから
地酒→白ワイン→赤ワイン→本格焼酎→ワインと移ってきました。
(オリジナルの酎ハイや酒蔵が作っている梅酒も飲みますよ)
“家でワイン” と聞けば、少しカッコつけているように取られますが、
全然そうやないです。ふつーにビールに代わってワインです!

自身の年齢とカラダの状態から判断しても、今、ワインが一番
素直に合うし、“気軽に飲めて美味しいデイリーワイン” が増えて
買いやすくなったこともその後押しになっています。
(ワインインポーターさんありがとぅ!そして、もっと頑張ってや!)

昨夜は、「鍋(牛肉と豚肉のしゃぶしゃぶ!?)」 でした。
(どちらかというと肉より魚のほうがエエんですけど ・・・ )
日曜日の夕食は、3回に1回は仕事も含め外食していますが、
家で食べる2回の内の1回は 「鍋料理」 です。鍋が多いのは単に
私が好きやからですが、家族も “また鍋?!” と文句を言いつつ、
よう食べる~よう食べる~ ・・・ 大食漢揃いの恐い怖い家族ですわ。

さて、いつもなら、1杯目のビールから焼酎(芋焼酎ロック)メイン
なんですが、昨夜は体調が悪いこともあり、子供が部屋に来て、
“ご飯できたでー!何飲むの?” と聞いてきたので、“酎ハイで
ええわ!” と答えました。(最近、あまり飲まない日は、甲乙混合の
焼酎にシークヮサー果汁入れた酎ハイか梅酒を飲むことが多いです。
そのオリ酎ハイは子供が作ってくれます。)

酎ハイを飲み干すと、私の体調が悪いことは無視して、嫁さんは
“次、何飲むの?” と聞いてきます。(本人が飲みたい? ・・・ 私より強い!)
私は焼酎と言いかけて、冷蔵庫にスパークリングと白ワインがあった
ことを思い出し、“白ワインにしょうか!” と言い終わる前に、私は冷蔵庫へ
嫁さんはワイングラスとコルクスクリューを取りに動いていましたね。
(この夫婦、酒の時だけ話が合う!そして動きが素早い!)

白ワインはあまり飲まないので家には基本的には置いてない
(家で飲むのは軽めのイタリアの赤ワインが多い)のですが、
たまたま使い物にするワインを買うついでに買っておいたものが
あったので ・・・





LUNA CONTI ZECCA 2005
<Azienda Agricola Conti Zecca>
南イタリアのプーリア州にあって、コストパフォーマンスの高いワイン作りを
している 「コンティ・ゼッカ」 というワイナリーの辛口白ワインです。
飲む前に写真を撮ればよかったのですが、開封前だと、どうしてもワインが
構えて見えてしまうので、朝、空き瓶になった姿を仕事部屋で撮りました。

予想通り、B級の牛・豚混合のしゃぶしゃぶ(おろしポン酢)にも
ちゃんと対応してくれました。(嫁さんにもまあまあウケてました!)
高級な料理であれば、それに見合うワインをセレクトする訳ですが、
家では美味しい料理はありますが、高級な料理はそうは出てきません。
ですから、私の “家WINE” に高級なワインはほとんど登場しません。
(仕事絡みでも名前や値段だけのワインを家で飲むことはありません!)

家では家庭料理を補えるワインがベストです。料理とワインが補い合って、
旨くて楽しい食卓になるようなワインをセレクトすることがポイントです。
家でもできるだけ色々飲むようにしていますが、どうしても、イタリアの
軽めの赤ワインが “家WINE” の主流になっています。また紹介します。