ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

「いちご白書」 をもう一度

2009年11月28日 | 昭和諳心




『 いちご白書 』 をもう一度 / バンバン


いつか君と行った映画がまた来る
授業を抜け出して二人で出かけた
哀しい場面では涙ぐんでた
素直な横顔が今も恋しい
雨に破れかけた街角のポスターに
過ぎ去った昔が鮮やかによみがえる
君もみるだろうか 「いちご白書」 を

二人だけのメモリィー
どこかでもう一度


僕は無精ヒゲと髪をのばして
学生集会へも時々出かけた
就職が決って髪を切ってきた時
もう若くないさと
君に言い訳したね
君もみるだろうか 「いちご白書」 を

二人だけのメモリィー
どこかでもう一度

二人だけのメモリィー
どこかでもう一度


作詞 作曲 / 荒井由実

1975





■ 昭和譜心 ■


淡い
というよりも
少しほろ苦く切ない
青春の1ページを感じうる
私より少し年上世代のサウダージ
歌詞にある “就職のために髪を切って” に
反発していたわけではないけれど
リクルートせずにフリーを
選んだ自分がいた
ことは事実
だった


第五大成丸


半世紀のジャーニー

2009年11月26日 | こんたく堵




「元は、新嘗祭!?」

日本全国津々浦々、古から神々に五穀豊穣を祝う(願う)習慣があるものです。
飛鳥時代(皇極天皇の時代)から始まり、収穫物に感謝する代表のような風習
でもあった 「新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)」 は、1872(明治4)年までは、
旧歴の11月2回目の卯の日に行われていました。しかし、1873年に太陽暦が
導入されたことで新暦の11月に移されました。その年は11月23日だったようで、
以降、新嘗祭はこの日に固定されたということです。

その新嘗祭は、
第二次世界大戦後のGHQの占領及びその政策によって、天皇行事(国事行為)
から切り離されたようです。そして、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民が互いに
感謝しあう」 ことが趣旨の国民の祝日として、1948(昭和23)年に公布・施行された
のが、「勤労感謝の日(11月23日)」 です。


「勤労感謝の日に生れて ・・・」

戸籍上、そんな 「勤労感謝の日」 に生まれた私 ・・・
20代の頃、“自分は勤労(仕事)の為に生れてきたのかも ・・・” とさえ思った
こともありました。今思えば、大きな勘違いだったかもしれませんが ・・・

50年といえば半世紀です。
子供の頃、自分自身が30歳になった姿など想像できなかった。40歳なんて
頭の片隅にも浮かばなかった。50歳 ・・・ ありえない。それを今、現実として
受け入れなければならない。悲しいとか寂しいとかの感情はないのです。しかし、
どこか、なにか、やりきれなさが大きく心を覆うものなのです。


「人への感謝の心を忘れず」

家族に今後の人生の抱負を聞かれました。
しかし、今の私に何かを語る資格などありません。あるとすれば、細く弱くなって
大黒柱としての機能を果たしていない今の私を支えてくれている家族への感謝、
そして、根気強く見守って支援してくださっている諸先輩方への感謝の気持ちです。
只々、今は感謝だけ ・・・ 。



■ こんたく堵 ■

間違いなく進んできた
人より考えて歩んできたと
己に言い聞かせたこの一年

しかし、冷静に振り返れば
長くあてのない旅をしていたかも
「半世紀のジャーニー」 かな・・・

いつも人への感謝の心忘れず
多くの人から感謝される勤労を
これからは成し遂げてみたい


第五大成丸


襟裳岬

2009年11月23日 | 昭和諳心




襟裳岬 / 吉田拓郎


北の街ではもう 悲しみを暖炉で
燃やしはじめてるらしい
理由のわからないことで
悩んでいるうち 老いぼれてしまうから
黙りとおした 歳月を
ひろい集めて 暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です

君は二杯目だよね コーヒーカップに
角砂糖を ひとつだったね
捨てて来てしまった
わずらわしさだけを くるくるかきまわして
通りすぎた 夏の匂い
想い出して 懐かしいね
襟裳の春は 何もない春です

日々の暮しは いやでも やってくるけど
静かに笑ってしまおう
いじけることだけが
生きることだと 飼い馴らしすぎたので
身構えながら 話すなんて
ああ おくびょうなんだよね
襟裳の春は 何もない春です

寒い友だちが 訪ねてきたよ
遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ


作詞 / 岡本おさみ
作曲 / 吉田拓郎

1974






■ 昭和譜心 ■


当時
北海道の
襟裳岬を勝手に
想像して “ええ曲やん!”
歌詞の意味は深く考えず聴いていた
今日、半世紀という大台に乗った私は、ようやく
拓郎の 「今はまだ人生を語らず」 の
一部分がほどけてゆく感覚に
遭遇できた気がする
“何もない春”
こそが
人生の
始まりであって
また、終りでもあるような
結局のところ “人生(人の生)” は
“何もない状態” に自身を置いてみない限り
本当の自分色なんて見つからない
この人生が夏色なのか
秋や冬色なのか
それとも




第五大成丸


ワインレッドの心

2009年11月23日 | 昭和諳心




ワインレッドの心 / 安全地帯


もっと勝手に恋したり
もっとKissを楽しんだり
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば

今以上 それ以上 愛されるのに
あなたは その透き通った瞳のままで
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を持つあなたの願いが かなうのに

もっと何度も抱き合ったり
ずーっと今夜をゆれ合ったり
哀しそうな言葉に
酔って泣いているより
ワインをあけたら

今以上 それ以上 愛されるのに
あなたがただ恥じらうより てだてがなくて
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心をまだもてあましているのさ この夜も

今以上 それ以上 愛されるまで
あなたの その透き通った瞳の中に
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を写しだしてみせてよ ゆれながら

作詞 / 井上陽水
作曲 / 玉置浩二







■ 昭和譜心 ■
第五大成丸


冬が来る前に

2009年11月22日 | 昭和諳心

 

冬が来る前に / 紙ふうせん


坂の細い道を 夏の雨にうたれ
言葉さがし続けて 別れた二人
小麦色に焼けた 肌は色もあせて
黄昏わたし一人 海を見るの

冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい
冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい


秋の風が吹いて 街はコスモス色
あなたからの便り 風に聞くの
落葉つもる道は 夏の想い出道
今日もわたし一人 バスを待つの

冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい
冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい


作詞 / 後藤悦治郎
作曲 / 浦野 直

1977






■ 昭和譜心 ■


夏の
青々とした
葉が紅く色づき始め
秋がやって来るんだと思ったら
いつの間にか落ち葉
冬が来る前に
もう一度




第五大成丸


ワインのある風景

2009年11月20日 | 家WINE




「ボージョレ・ヌーヴォ解禁!」

この日(11月19日)を
待ち焦がれた方も多かったことでしょうね。
なんぜ、新しいもの好きな日本人ですから ・・・

新酒を味わい、
その文化に触れることは素晴らしいことですよね。
フランスやイタリアのワインから ・・・

ただ、残念なのは、
さほど自国のお酒には関心を示さないということです。
日本酒は売れず、日本の文化がまた一つ退廃し ・・・



■ 造形憧憬 ■

ワインが好きである
ワインに惹かれたのは
いつだったろう ・・・

ワインのある風景
ある人ににススメられた
そして、好きになって ・・・

舌よりも頭が欲する
ワインという文化を啜ると
遠い異国の香りが ・・・

一方、

いつも家にあった日本酒
呑んだくれたオヤジたちの
イメージが消えない ・・・

オヤジはオヤジらしく
そろそろ自国の文化にも
理解を深めたいものだ ・・・ 。


第五大成丸


ノヴェッロ トスカーノ

2009年11月18日 | 家WINE




「まもなくヌーヴォ解禁!」

11月の第3木曜日(今年は19日)は、
言わずと知れた 「ボージョレ・ヌーヴォ」 の解禁日ですね。今年は “50年に一度
とかの出来栄え” という噂もありますが、まずは、先日(11月6日)解禁になった
イタリアの新酒 「ノヴェッロ」 を ・・・


「このノヴェッロ旨し!!」

今年は、
このノヴェッロ(NOVELLO ⇒ “生れたばかり” とか “できたての” という意味)も
出来が良いのではないでしょうか。“旨い!” です。口に含むと、柔らかい香りが
広がり、スルスルと流れ落ちてゆきます。新酒独特の物足りなさや角のある味は
ありません。逆に、早熟なのに深く整った味わいすら感じます。“旨し!!”


Castelli del Grevepesa Novello Toscano
カステッリ・デル・グレヴェペーザ ノヴェッロ トスカーノ 2009

 

            
 

イタリアトスカーナ、サンジョヴェーゼ100%の新酒ノヴェッロ!

名門ワイナリー(カステッリ・デル・グレヴェペーザ)は、フィレンツェから南へ
25kmにある、ぶどう栽培農家や生産者が集まって作られた協同組合です。
1965年に設立されて以降、規模を拡大して キャンティ・クラッシコ で最大
規模の生産者となりました。ノヴェッロ用の畑は、海抜200~400mの高所
にある為、日当たりが良好で、キャンティ・クラッシコよりぶどうが早熟で早摘み
できるのが特徴です。鮮やかなルビー色で、フレッシュな赤果実のアロマ、
酸味と程よいタンニンのバランスがとれたワインです。




  ■ ワイナリー : カステッリ・デル・グレヴェペーザ
  ■ ワイン 名 : ノヴェッロ トスカーノ 2009
  ■ 原産国 : イタリア
  ■ 地   方 : トスカーナ
  ■ 品   種 : サンジョヴェーゼ 100%



■ 家WINE ■

閉鎖的かつ結果オーライ
優柔不断で不細工な外交

なのに、
他国の文化や習慣は
いとも簡単に受け入れて
お祭りにさえしてしまう
日本という国がある

クリスマスにハロウィン
バレンタインもあれば
ヌーヴォ、ノヴェッロの
解禁も祝う国 「NIPPON」

“楽しい” “美味しい” は
大いに歓迎すべきだろう

ただ、この先この国は
どこへ向かうのだろう ・・・


第五大成丸


 
 


別れの朝

2009年11月16日 | 昭和諳心




別れの朝 / 世良公則


別れの朝ふたりは
さめた紅茶のみほし
さようならのくちづけ
わらいながら交わした

別れの朝ふたりは
白いドアを開いて
駅につづく小径を
何も言わず歩いた

言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた

言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた


作詞 / なかにし礼
作曲 / Udo Juergers






■ 昭和譜心 ■


愛嬢に
無理強いが
できるほどの自信が
なかったことは言うも愚かだし
遠距離が原因とするのは言い訳になる
かといって、ズルズルいくのは未練がましいもの
来るか来ないか ・・・ 男らしく訊ねてみた
朝、何も言わず駅まで歩いた二人
もう二度と逢うことはないと
互いに感じとれた
「別れの朝」
だった


第五大成丸


究極のどら焼き 「もの字焼」

2009年11月14日 | 楽時々益




「もぐらやのどら焼きとお兄さん」

あれは一週間ぐらい前のこと ・・・
夕方、買物に嫁さんとスーパーに向かっていた途中、私のルミオンの前に一台の
ワンボックスの営業用ワゴンが走っていました。リアのハッチ部分に 「もぐらや」 と
屋号が入っていました。“(ここらで見かけるのは)珍しいなぁ~。あの 「もぐらや」
さんやんなぁ?” と、嫁さんが私に向かってつぶやきます。“ここらに支店(店舗)
あったっけ?営業に来てるんかなぁ~!?” と私もつぶやきます。

その後数分、同じ道を進んでいます。そして、私たちが目指していたスーパーの
駐車場にもぐらやさんのクルマも入って行くではありませんか。“このスーパーに
テナントで入ってんのか?” と私は嫁さんに聞きます。“無いよ!” と即答されます。
“お兄ちゃん、寄り道してる(サボってる)のちゃう?” と嫁さんが言えば、私は
“奥さんに買物を頼まれて寄ったんちゃうか!” と夫婦で勝手な空想を巡らせます。

結果は、“食品売り場にコーナーを作っての売り出し(催事)” ということでした。
さっきのワゴンのお兄さん、サボっていたわけでも、私用で立ち寄ったわけでもなく、
ちゃ~んと仕事をしておりました。山積みの 「どら焼(もの字焼)」 は壮観です。
価格は1個105円。場内アナウンスでも紹介されています。4個買って帰ります。
( 私と嫁さん、長男と末娘の分、それぞれ1個ずつです。)


「大阪庶民的スイーツとその会話」

その夜(夜中)、私は1個食べます。久しぶりに食べましたが、
 “毎日、焼きたて。皮はふわふわでしっとり、あんは、小豆のはらを割らぬよう
 やさしく炊いて柔らか。ありそうでなかった究極の味。”
というお店のコピー通り、皮とあんが絶妙のバランスです。“旨い!” です。
5個くらいは平気で食べれそうです(笑)。最近流行りの1ピース 300~500円する
ケーキ群より、はるかに、コスパ・満足感を感じるのは私の思い込みでしょうか。

次の日の朝、昨夜の4個から2個に減っています。もちろん、1つは私が食べた
わけですが、もう1つは聞くまでもありません。末娘です!「雑食系女子」 です。
昨夜飲み過ぎたのか、嫁さんは食べずにパートに出掛けたようです。長男は
食べそうにありません。と、いうことで長男の分を私が頂きます。1日経ちましたが
“旨い!” です。その夜も、嫁さんは手をつけていません。夜中、それも頂きます。

次の日の朝、嫁さんがわめいています。“私のどら焼は(どこに行った)?” と。
“いらん(食べない)のや思て、(自分が)食べたった!” と嫁さんに言います。
“(お父さん)3個も食べたん?信じられへんわーっ!”呆れたオッサンやといわん
ばかりです。“早よ食べな味落ちるし、早いもん勝ちやん!” “ゆ~っくり食べよ
思てたのに!賞味期限まだあったやろ!あぁ、食べたかったわぁ~!” と ・・・ 。
何と、大阪庶民的(吉本興業的?)な会話の連発なのでしょうか。





「陣中見舞いのついでに ・・・」

昨日、元同僚の飲食店(天下茶屋)に顔を出してきました。
3周年を迎えたようで頑張ってました。元同僚の店主もスタッフもいい顔してます。
なぜか、それだけで安心です。( お客様を大事にあんじょうやってください! )

お店を出た途端、先日の嫁さんの “信じられへんわーっ!” が脳裏に蘇ります。
行ったのは天下茶屋駅の西側です。ついでに、駅を越えた東側の商店街にある
「もぐらや 天下茶屋店」 に寄り道します。どら焼きを5個買って帰ります。
たぶん私、また2個は食べます。( “早いもん勝ち!” ですよ )

夜中に1つ食べました。少し皮が脂っぽい気がします。あんも少し甘味が
強い気もします。先日のスーパーで買ったヤツがあまりに美味しかった為か、
ちょっとギャップを感じます。日によって? 店によって? 味が違うということは
ないとは思いますが ・・・ 



■ 楽時々益 ■

ず~っと
右肩上がりな状態なんか
有りえへん話やし

客商売ってもんは
前より印象が良うなかったら
評価が上がることはないねん

それをわかった上で
日々創意工夫するべきやろなぁ~

ただ、
その日しかできひんことや
その日だけガンバることは
あんまり意味がないと思うわ

毎日、素直に努力することと
その一つ一つの継続こそが
大っきな評価につながるねん

やっぱ、
“素” で勝負! やん。

「素の壱」
ええ名前(屋号)やなー 。


第五大成丸


雨のハイウェイ

2009年11月11日 | 昭和諳心




雨のハイウェイ / 矢沢永吉


果てしなく続く ハイウェイ飛ばせば
なぜか この空しさは
捨てて来た あいつの面影が
いまでも 追いかけてくる

振りきるのさ もう この俺は
振りきるのさ 奴をおもいだすから

気がつけば あいつの好きな歌を
いつか くちずさんでた
理由もなく 笑ってみせる顔が
馬鹿だよ ゆがんでいるぜ

言いたくない もう おもいでは
言いたくない いまさら戻れないぜ

飛ばすぜ ハイウェイ
今は ふり向くな
飛ばすぜ ハイウェイ
この道続くかぎり

どこまでも続く この道この雨
忘れよう あいつの涙
すれちがう ヘッド・ライトが
にじむぜ タバコの煙のせいか

飛ばすぜ ハイウェイ
今は ふり向くな
飛ばすぜ ハイウェイ
この道続くかぎり


作詞 / 相沢行夫
作曲 / 矢沢永吉

1975






■ 昭和譜心 ■


“昔の
あの頃を
振り返れば ・・・”
は、今日の目線でしかない
あの時感じたものではない、ましてや
心の中に仕舞われていた印象の薄い想い出を
今、再び描写しようとすれば、どうしても輝きや懐かしさを
強調してしまうもの、そして、アウトローな域にも
それと同様に誇張したくなるものがある
想い出は自己満足でいいと思う
頭で旅して、心で遊ぶ
そんな次元が
いい。


第五大成丸


秋止符

2009年11月08日 | 昭和諳心



秋止符 / アリス

 
左ききのあなたの手紙
右手でなぞって真似てみる
いくら書いても埋めつくせない
白紙の行が そこにある

友情なんて呼べるほど
綺麗事で済むような
男と女じゃないことなど
うすうす感じていたけれど

あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして

夢を両手に都会に出て
何も掴めず帰るけど
やさしさの扉を開ける鍵は
眠れない夜が そっと教えた

心も体も開きあい
そこから始まるものがある
それを愛とは言わないけれど
それを愛とは言えないけれど

あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして

春の嵐が来る前に
暖かい風が吹く前に

重いコートは脱ぎすてなければ
歩けないような そんな気がして


作詞 / 谷村新司
作曲 / 堀内孝雄

1979






■ 昭和譜心 ■



物悲しく
どこか物憂げな
気持ちにもなるシーズン
過去を引き摺り彷徨っている自分の
弱くて小さな心と少しずつ向き合い断ち切って
未来に向かう準備をする季節でもある
春が来るまでに、重いコートを
脱ぎ捨ててなければ
繰り返される
秋色の



第五大成丸


酒と泪と男と女

2009年11月08日 | 昭和諳心





酒と泪と男と女 / 河島英五


忘れてしまいたいことや
どうしようもない寂しさに
包まれたときに男は
酒を飲むのでしょう
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲みつぶれて眠るまで飲んで
やがて男は静かに眠るのでしょう

忘れてしまいたいことや
どうしようもない悲しさに
包まれたときに女は
泪みせるのでしょう
泣いて泣いてひとり泣いて
泣いて泣きつかれて眠るまで泣いて
やがて女は静かに眠るのでしょう

またひとつ女の方が偉く思えてきた
またひとつ男のずるさが見えてきた
俺は男泣きとおすなんて出来ないよ
今夜も酒をあおって眠ってしまうのさ
俺は男泪はみせられないもの
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲みつぶれて眠るまで飲んで
やがて男は静かに眠るのでしょう


作詞 作曲 / 河島英五

1976






■ 昭和譜心 ■


第五大成丸


たとえば 「神戸」 というブランドの価値

2009年11月06日 | 楽時々益




「真のブランド」

地名や地域の名を冠にしてネーミングを施した企業や団体、そして商品群は
日本中に溢れていますが、真のブランドと言えるものはそう多くはありません。
ましてや、歴史があって根強いファンを長らく集めているような、名実ともに
“本物” と謳えるブランドはごく一部ではないでしょうか。そして、そんな強固な
ブランドであっても、幾度となく浮沈を繰り返しながら進んできたはずです。

そういう意味では、たとえば、今日生まれたブランドが、1年、10年、50年、100年
と続いていくことで、真のブランドにもなり得る可能性はあるはずです。継続する
こと(していること)で、そのブランドが消費者から信用されるということは、多少
なりともあると判断できます。裏を返せば、最初は派手に打ち上げたけれど、
どんどん尻すぼみになって、いつの間にか消えていった ・・・ こういうフローが
一番信用や信頼を失うのです。

そして、そのことがその商品や企業だけでは済まず、同じ冠の他ブランドをも
巻き込んでしまい、冠そのものの信用・信頼低下にも繋がる場合があります。
だからとは言いませんが、地名や特定の地域を冠にする場合、よほどの自信が
無ければ、近所(同じ冠)を巻き込んで滅んでしまう 「三隣亡」 な存在となって
しまいます。同冠ブランドから信用され、消費者から信頼される 「真のブランド」
となるためには、相当の覚悟と継続が必要だということではないでしょうか。





「ブランドの価値」

たとえば、「神戸」 というブランドの価値は、一般的な認知として低くはないと
判断できます(ハッキリいえば高い!)。その価値判断には、様々な視点での
チェック項目は挙げられるのでしょうが、末端消費者の判断は難しいものでは
なくて、メディア発信から受けるイメージであり、友人知人からの口コミであり、
また、自身がそれを手にした時の優越感であったりが、ブランドの価値を一層
高めていたりするものです。

逆に、支流ブランドであっても、悪いイメージが傍流すれば、信用はアッという
間に崩れ去り、本流へも影響を及ぼしかねません。少し前、飲食業界においても
有名な老舗料亭で、顧客の信用を失墜させる出来事がありました。一つの店舗
が起こした失態で、同じのれんを掲げている他店舗(同族別会社)が大きく影響
を受けたことは記憶に新しいところです。また、記者会見での女将と息子(専務?)
の言い訳も見苦しく、ブランド以上の冠である 「老舗料亭」 という枠にまで被害を
与えた可能性すらありました。

ブランドの価値には、顧客の価値判断もありますが、まず、供給側が大きく重い
冠を付けて商売をしているという自意識の下、シッカリとした責任感と覚悟を持ち、
ブランドの信用向上のため、弛まぬ努力が必要だということではないでしょうか。



■ 楽時々益 ■

作り手の息吹
売り手の鼓動

全く
感じないブランドも
あるのだと気づいた

只々
商品が溢れるほど
流通していると気づいた

時々
ブランド頼り躊躇なしで
購入していると気づいた

何を
ブランドに求めるのか ・・・


第五大成丸


雨のリグレット

2009年11月06日 | 昭和諳心





雨のリグレット / 稲垣潤一


凍える淋しさを 片手で支えて
電話ボックスで くちびる噛んでる
乾いた交換の声が優しげに
“使われてません” と告げれば
しのび雨

Why oh why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

“今更そんなこと 死にたくなるわ” と
貴女がライターの 炎の向こうで
涙にふくらんだ 瞳をそらした
盛り場のホテルの窓にも
しのび雨

Why oh why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

雨の街は 暗い海
記憶の船 運んでゆく

Why oh why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

Why !? oh why
孤独は闇の中で 貴女を叫びつづける
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの

Why oh Why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

Why, oh why
時をへだてた今 ・・・


作詞 / 湯川れい子
作曲 / 松尾一彦

1982






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


結婚しようよ

2009年11月06日 | 昭和諳心




結婚しようよ / 吉田拓郎


僕の髪が肩までのびて
君と同じになったら
約束どおり町の教会で
結婚しようよ MMM

古いギターをボロンと鳴らそう
白いチャペルが見えたら
仲間を呼んで花をもらおう
結婚しようよ MMM

もうすぐ春がペンキを肩に
お花畑の中を散歩にくるよ

そしたら君は窓をあけて
エクボを見せる僕のために
僕は君をさらいにくるよ
結婚しようよ MMM

雨が上がって雲のきれ間に
お陽様さんが見えたら
ひざっこぞうをたたいてみるよ
結婚しようよ MMM

二人で買った緑のシャツを
僕のおうちのベランダに
並べて干そう
結婚しようよ僕の髪は
もうすぐ肩までとどくよ


作詞 作曲 / 吉田拓郎

1972






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸