漂い(ただよい)人

田舎暮らしのキャリア・カウンセラーの漂い日記

椿の花の思い出

2007年01月25日 10時37分04秒 | 心の風景

今朝、椿の花を見た

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その瞬間、不意に思い出した人がいる

私が住んでいる地区の古老のNさん

数年前、あまりにも突然に亡くなり、
心の準備も無いまま、慌しく見送った

その方は、いつも穏やかで温かく見守ってくれていた

この時期、よく椿の花を手折って見せてくれた
そして、花のスケッチをするのが常だった
その絵は、毎年高齢者学級の文集で、表紙を飾っていた

いつもそばにいて、未熟な私に色々なことを教えてくれた
 地域の歴史や生きてきた人々のこと
 子ども達に接する態度
 人としての生き方や振舞い方
先生の励ましの言葉が、何よりもうれしかった

その時々は、あまり意識していなかったが、
今になって思うと、私にとってかけがえの無い先生だった

今でも、迷ったときや苦しいとき、
先生のやさしい笑顔を思い出す

もっと色々なことを、たくさん教えてもらいたかった
大切なものを失ってしまった

そのときの想いが、
後悔の念と共に、椿の花を見て、よみがえってきた


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